異世界召喚に巻き込まれたのでダンジョンマスターにしてもらいました

まったりー

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11章決戦

254話 再び査定

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次の日朝食を摂って俺たちはミーネルさんたちと別れて探索に行くことを告げた。

イーレ
「ケイイチ様私たちも連れて行ってください」

ケン
「そうだよケイイチさん、そんな楽しそうなこと僕たちにもさせてよ」


二人を連れて行ってもいいけど、俺たちの査定だから連れて行けないんだよねー。


ケイイチ
「二人にはミーネルさんと一緒にみんなを守っててほしいんだ、襲ってこないとわかっていても恐怖心はあるだろうからね、頼むよ」


そう言ったら二人が嬉しそうに頷いてくれた。


レイブラ
「話は決まりましたね、では行きましょう」


俺たちは早速119階に転移した。


レイブラ
「それにしても便利ねー」

フルーティア
「そうでしょ、でもそれだけじゃないんですよレイブラ、じつは・・・」


何か二人がまた話し始めた小声で聞こえないけど・・・陣形の説明をしていいかな。




ケイイチ
「と陣形はこれでいいですか?」

レイブラ
「うーん・・・まあいいわ、ちょっとは戦闘に参加してもいいんでしょ?」

ケイイチ
「ええ、俺が安全だと思ったら声を掛けますからその時は参加してください」


レイブラさんが納得していなそうな顔をしているね、まあ前のフルーティアと同じ位置だから分かるけど。

安全を確かめたいんだよ、レイブラさんがどれだけ強いかが分かれば変えても良いしね。


ミキ
「ケイイチ、フルーティアに魔力操作のやり方を教えなくていいの?」


そう言えばそうだね、早速教えておこう、ちなみにレイブラにも教えようとしたら断られた。


ケイイチ
「っとこんな感じだけど、分かったかな?」

フルーティア
「ええ、なんとなくわかったわ、後は戦闘で使いこなして見せるわ」


フルーティアが意気込んでいる、これで前よりは戦闘には参加できるだろうしその内慣れるよね。


ケイイチ
「じゃあ行きましょう」



しばらく戦闘をしてフルーティアは戦技を使えるほどに魔力操作を自分の物にしていた、さすがだね。


レイブラ
「な、なんなのこの人たち!?」


レイブラさんが小声で何か言ってるけど、何だろうね飲み物のことかな?




更に先に進み夕食前にボス部屋に着いた。


ケイイチ
「二人とも準備はいいかな?」

レイブラ
「ちょ、ちょっと待って野営はしないの?」


な、何だろうか扉を開けようとしたら止められた、野営って時間的にはまだ余裕なんだけど。

どうして野営をしたいのかな?。


フルーティア
「あのケイイチ、レイブラはテントに入ってみたいのです」

ケイイチ
「ああ!?そういうことか、分かったよじゃあボス戦は明日にしようか」


俺たちはテントを出して中に入ってくつろぎました。


レイブラ
「はぁ~ほんとにすごいわねーこんなテントがあったなんて驚きだわ~」


夕食を皆で食べて、フルーティアとレイブラさんにお風呂を使ってもらった、次がミキとサーニャンで最後が俺だ。

風呂から上がりそれぞれ部屋で寝てもらった、明日の朝からボス戦だからみんな素直に寝てくれた。

俺とサーニャンはドラゴンを狩りに行きました。


ケイイチ
「今日は肝臓だったな」

サーニャン
「そうですね、でも臓物も料理でつかうのですよね?」


プラントドラゴンを狩ったのだが肉ではなかった、でも確かに臓物は下処理さえちゃんとすれば美味しく食べれるはずなのでテントに戻って処理をしていった。



レイブラ
「あら!変わったことをしてるわね、それはどんな料理なのかしら?」


レイブラさんが起きてきて質問してきた、良かった少しズレていたらばれるとこだったよ。


ケイイチ
「これは臓物です、下処理をちゃんとすれば美味しいはずなんです」


臓物と聞いて顔を引きつらせているがすぐに次の質問をしてきた。


レイブラ
「あなた達はどうやってあんなすごい魔力操作を覚えたの?」


その質問か!サーニャンに言われて回答は出ているのですよ。


ケイイチ
「え!うーん魔力を流してたら、こうしたらどうかなって感じで試してたら出来るようになったかな」

レイブラ
「そ、そうなんだ・・・ねえさっきは断ったけど、私にも教えてくれないかな」

ケイイチ
「それは良いですけど、どうしてですか」


ダンジョンに入った時は拒否したのに。


レイブラ
「う、それは・・・フルーティアが正しい事が分かったのよ、あなた達の実力は本物よ!私が敵わないと思ったもの」

ケイイチ
「そうですか、まあ教えるのはかまわないですよ、秘密にしているわけではありませんから」


俺はレイブラさんに教えてあげた、さすがというかすごかった、すぐにコツを掴んで使えるようになったのだ。

まあまだ遠距離戦技は使えないくらいだけど、それでもほんの1時間で使えるようになるなんてね。


レイブラ
「すごいわ!?これほどなのね・・・それにまだ先がある」


さすがだね、フルーティアもまだそこまではいっていないし、遠征に行った者もまだ出来ない遠距離戦技と応用の事だ。

今回俺やミキは応用を常に使っている、それを見ているから分かったのだろうけど、まあ習得には掛かると思うけどね、レイブラさんなら遠距離戦技はすぐに使えるようになるんじゃないかな。


そして次の日、クリスタルドラゴンを倒し、Aランクの査定は合格した。
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