異世界召喚に巻き込まれたのでダンジョンマスターにしてもらいました

まったりー

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11章決戦

269話 襲撃者

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可愛い系美男子だと思っていたジェヴァットが女性だったとはね、うん!断ろう。


ケイイチ
「ご、ごめん俺は向こうでやることがあるしこっちに頻繁には来れない、そうするとジェヴァットは寂しいだろ?」

ジェヴァット
「ムム、確かにそうだな、だが(ぶつぶつ)」


何やら呟きながら考えてるけど、まずいね嫁が増えてしまう。


ケイイチ
「そ、それに俺は友としてジェヴァットに交易を任せたい」


俺がそう言ったらジェヴァットが目を輝かせてきたよ。


ジェヴァット
「そ、そうか友か、いいな友・・・よし砂漠の交易は我たちに任せてくれ」


良かった、分かってくれたようだ、途中考えてたのが気になるけど、まあその時はその時だ。


ケイイチ
「じゃあそれ以外にも特産品になる物を考えようか」


俺はジャガイモから出来る片栗粉の作り方を教え、更にお酢の作り方とお寿司の事を説明し実演して食べてもらった。


ケン
「あぁーおいしい!やっぱり日本人は寿司だよねー」

イーレ
「日本人じゃなくてもいいわよ、うん!美味しい」

サーニャン
「マスター!?孤児院でも作りましょう」


片栗粉は現物がないので出来上がったら料理を作ることになったが、お寿司はどうしてか魔族側のメンバーが無言で食べてるけど、気に入らなかったのかな?


ケファル
「すごい!、他の物を組み合わせたとは言え、毒と言われた緑ツノ[緑ニンジンの通称]と誰も食べなかったコメを使ってこれほどの食べ物を作ってしまうなんて」

ゴルゴンゾ
「美味しいでしょう!?こ、これはダンジョンの罠より美味しいでしょう」

ジェヴァット
「これを我らが作っていいのか?」

ケイイチ
「ああどんどん作ってくれ、他にも」


俺はモーモーとコッコの囲いをできる事を説明し、場所を選定してもらうことになった、更にお寿司に肉を乗せることも言っておいた、まあ実物も出したけどね。


ケン
「はぁ~~やっぱしょうゆは万能だね!肉の寿司にも合うよー」

イーレ
「ほんとねーがんばってくださいね」


二人がジェヴァットとケファルに言っている、目を輝かせて。


ジェヴァット
「では後ほど囲う場所は決めるとして」


ジェヴァットが言い終わる前に扉が勢いよく開かれ羽の生えた老人が入ってきた。


ジェヴァット
「どうしたヴェルデ」

ヴェルデ
「お取込み中失礼します、例の者が城に到達しました、いかがしますか?」

ジェヴァット
「そうか厄介だな、ケファル・ゴルゴンゾ行くぞ、早く殲滅しケイイチ殿との話し合いをもっと進めたい、ケイイチ殿我らは侵入者を討伐してくる、すまないがちょっと待っていてくれ」


3人が外に出て行ってしまった。


ケイイチ
「魔王の城に攻めてくるって相当だよね」

サーニャン
「そうですね」


サーニャンの返事がそっけない・・・この反応は知っている、魔王の情報を聞いた時と同じだ、気になるね。


ケイイチ
「ちょっと見てくるか」

ケン
「やった強そうなやつを見れる、ひょっとしたら戦えるかも」

イーレ
「こらケン違うでしょ!ケイイチ様危険です、ゴルさんたちに任せましょう」

ケイイチ
「でもさジェヴァットは強いかもしれないけど病み上がりだし、城に攻めてきたほどの自信があるんだから何かあるかもしれないだろ」

イーレ
「そ、それはそうですけど」


俺はローナの時のようなミスをしたくない、取り返しがつくのならいいけど、あの時は運が良かっただけだ、もっと強力な技だったらと思うと自分の甘さを痛感する。


ケイイチ
「俺とサーニャンは行くけど二人はどうする?」


二人はすぐについてくると言ってきた。


さてどんな奴が魔王城に攻めて来たのかな。

俺たちは部屋を出て廊下を進んだ、初めは何処に行けばいいかわからなかったが騒がしい方に歩いて行くと魔族の死体や重傷者が転がっていた。


ケイイチ
「皆このポーションを生きてる者に飲ませて」


俺は鞄から特級HPポーションを出しイーレとケンに渡した、サーニャンは自分で出して飲ませている。


ケイイチ
「ポーションだ飲めるかい」

緑色の肌色の魔族
「す、すまんゼヨ(ゴクゴク)!?こ、これは」


特級だ当然驚くよね、エリクサーでも良かったのだが後後面倒だと思ったので特級までに抑えた、まあそれでも十分だけどね、俺は回復した魔族に聞いてみた。


ケイイチ
「どんな奴らが攻めてきたんだい?」

緑色の肌色の魔族
「そ、それが一人の人種ゼヨ」

ケイイチ
「一人!・・・本当かいそれは、見間違いじゃないな」

緑色の肌色の魔族
「あ、ああ間違いないゼヨ、黒髪でクリスタルの鎧を纏い、黒い剣を持っていたゼヨ」


黒髪・・・俺はイーレとケンを見たが顔色が悪い、おそらく俺と同じことを考えてるのかもしれない。


ケイイチ
「分かった君は負傷者にこれを飲ませてやれ」


特級HPポーションをマジックバックに大量に入れて渡した。


ケイイチ
「イーレ、ケン、最悪の事態を考えると君たちは来ない方がいい、どうする?」


俺は武器をミスリルの剣からオリハルコンの物に変えながら言った、しばらく考えた後付いてくると言ってきた、平気だろうか?。


イーレ
「ケイイチ様、もし私たちが思っている人だったら、どうか私たちのように助けてあげてください」

ケイイチ
「ああ、もちろんだ、出来ることはするよ」


返事を返したけど走りながらだったからイーレの声が震えていたね。





DP収入
175万P

DP使用
特級HPポーション20本
(10万P)

残りDP残り4億4532万P
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