異世界召喚に巻き込まれたのでダンジョンマスターにしてもらいました

まったりー

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12章学園大会

292話 退散したら

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大会が始まるまで後4日、俺たちが到着して17日が経った、まだ向こうから何もしかけてこない。


サイガ
「何も仕掛けてこないなつまらん、ケイイチ俺たちも模擬戦をするぞ」


大会までまだ日があるので飛空艇の中でヴェルたちの練習を見ていた、ただ競技に出る子よりも見るメンバーが増え、分担して今は見ていて俺はいま手が空いている。


ケイイチ
「そうだな、じゃあ少し離れたとこでやろう」


俺たちはヴェルたちの邪魔にならないように離れて手合わせをした。


サイガ
「はぁっはぁっはぁっやはりまだ届かんか、レベルを上げたいとこだな」

ケイイチ
「十分強いと思うけどね、じゃあ明日はイーレとケンを連れてダンジョンに行って来るかい?」


俺の提案にサイガは嬉しそうな顔をして笑っていた。


サイガ
「ほんとか、よし行って来るぞ」


その後休憩をして練習を見たのだがその時ヴェルが言ってきた。


ヴェルティナ
「ケイイチあの人は何者ですの、ケイイチと戦っていた時剣が見えなかったですわ」

ケイイチ
「ああ、俺の知り合いで今南の魔王の所にいる者だよ」

ヴェルティナ
「ああ、あの変わり者の魔族で有名な魔王ジェヴァットですか」


魔王って聞いて驚かないんだね、まあローナが前に話してくれた知ってる魔王ってのがそのジェヴァットだったと前に聞いたからヴェルが聞いて驚かないのも分かるけど。


ケイイチ
「そんなに変わり者って言われてるのかい?」

ヴェルティナ
「そうですわね、戦闘を好まず自治領の民たちの事を思っている魔族ってだけですわ、わたくしはそうは思っていませんわ、上に立つ者として当然ですわよ」


なるほどね、昨日もジェヴァットの所に行って報告を聞いたけど民を思っていて良い人だ、新しく出来た村にも移住を開始したらしく、新しく畑を追加した位だからね。


ヴェルティナ
「でも一番驚いたのがそんな彼を軽くあしらっていたケイイチですわ」


ヴェルがそう言うと他のみんなも頷いていた、聞き耳を立てていたのかみんな。


デュレ
「それはそうですよ、クリスタルの鎧を蹴りで壊すほどですよケイイチさんは」

ファレラ
「何それ!デュレ詳しく話しなさいよ」

ネスティ
「お、俺も聞きたい!?クリスタルってあの超固いのですよね」


みんながデュレの方に集まって行った、これは俺のとこにくるのはすぐだろうか?離れよう。


ミキ
「ケイイチも大変ね」

フルーティア
「そうね、でも逃げてるけどどうせ食事中に捕まるわよ、あれ」


遠くでミキとフルーティアが俺の方を見ていた・・・何となく何を話してるのかわかるね、サーニャンとキャンキャイのとこにでも行ってくるかな。

俺はサーニャンとキャンキャイの所に行き進捗状況を聞き退避することに成功した、キャンキャイはすでに村に戻っていて結構加工が進んでいたよ、さすがだね。

軽く加工の改善策を伝えると結構時間が経ったので俺たちは戻ることにした。


さあ、もう俺の話題は終わっているよねっと思い転移したのだが、食堂に入るとすぐに囲まれた。


ファレラ
「ケイイチさん⁉︎私をよ、嫁に貰ってください」

デュレ
「ず、ズルいですよファレラ⁉︎わ、私もおねがいします」

ネスティ
「そんなことより、クリスタルの鎧を持ってるってほんとですか!?見せてください」

ヘキル
「それよりもクリスタルのドラゴンを倒した話をしてください」

ケーラ
「それはさっき聞いたでしょヘキル、ここは魔族の将軍を倒した話よ!姫を守る騎士って感じで素敵!」


質問攻めに合いました、ミキとフルーティアが疲れた顔をしているってことは・・・話したのね、二人も連れて行くべきだったかな。

ファレラとデュレの告白は丁重に断りみんなに冒険の話をし、最後にクリスタルの鎧を出してミスリルの剣で切って見せた、蹴ると飛空艇に損傷を与えてしまうからだ。

みんな凄く驚き喜んでくれた、うん、今までで一番騒いだと確信をもって言えるほどだったね。



D P収入

15日分
2億3870万P


DP使用
ダンジョン村用畑
10万P


残りDP残り7億5733万P

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