レベルアップは異世界がおすすめ!

まったりー

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4章 制覇

66話 玉座の間

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グランドマスターが騎士たちと戦っているクマが、8つ星での戦闘とは比較にならない惨劇を見ていたクマ。


「今どうやって背後に回ったクマ?」


とても速い動きで騎士たちは何も出来ないまま、腕は後ろ手に結ばれ足は引き裂かれているクマ。
まさに地獄と言っても良いクマが、8つ星の時より数段動きがよくなっていて、レベルアップしてないのに凄いと思ったクマ。


「闘気を有効に使っているクマが、それだけじゃないクマね」


グランドマスターは背後にいる騎士に回し蹴りを当てていたり、見てもいない場所もしっかりと把握していたクマ。
更に疲れる事もなく、玉座の間にいた騎士たち100人は5分で制圧したクマ。


「さて国王様、降参してもらえますか?」
「そ、そうはいかない、ワシは国王として国を支えねばならぬのだ」
「そう思うのなら、今の状況で降参するべきです」


グランドマスターが一番良い取引が出来ると話したクマが、国王はまだ了承しなかったクマ。
包囲していたビーズアニマルたちに貴族の軍が倒された数日前、その時からすでに勝敗は決していたクマ。


「これが最後通告なのはわかると思うクマが、どうして分からないクマ?」


グランドマスターもそう言ってるクマ、それに国王たちも悪い様にはしないとてもとても温厚な事を約束してるのに、国王はそれでも拒否してきたクマ。
貴族の軍と共にいた王子たちの為とか言ってきたクマが、そもそも誰一人として命を取っていないクマ。


「その者たちの為にも、ワシは負けるわけにはいかぬ」
「国王様、何か勘違いをしていませんか?」
「黙らぬか!ワシの国に攻め込んできた蛮族め、これでもくらえっ!」


国王の持っていた杖が光り、そこから火の矢が飛んでグランドマスターの胸に刺さったクマ。
国王は喜びの笑みを浮かべたクマが、その程度で倒されるほどグランドマスターは弱くないクマね。


「次はそこの化け物、お前の番だ」
「悪いクマが、グランドマスターは死んでないクマよ?」
「な、なんだと」


矢は確かに胸に刺さっているクマが、闘気でガードしていて皮膚で止まっていたクマ。
倒れたグランドマスターは起き上がり、胸の矢を抜いて素手で砕いて見せたクマ。


「ひっ!」
「そんなに怯えられるとショックだけど、こんな普通のファイアーアロー程度ならだれでも防げるよ」
「グランドマスターは分かってないクマ、防ぐのと今やった【闘気で止める】事は違うクマ」


次元の違う差を見せつけて、国王は座ったままで失禁していたクマ。
降参するという言葉も貰い、グランドマスターも喜んでいたクマが、拘束した兵士や騎士の処理が大変になったクマ。


「ビーズアニマルたちは包囲したままで動かせないクマ、グランドマスターどうするクマ?」
「このまま放置で良いでしょう」
「しばらく反省させるクマね、了解クマ」


放置されると分かって騎士たちは暴れ出したクマが、グランドマスターは気にしないで王様を拘束していたクマ。
玉座の横に寝かせて放置し、これでここで出来る事は終わったクマ。


「じゃあ、後は予定通りクマックが王様になってね」
「これでグラハム様と一緒に国を変えるクマ」
「そうだね、その為に騎士や王族や貴族を使ってよ」


その為に拘束したままと教えて貰い、どうせ後で使うのだからそのままでも良いのだと納得クマ。
包囲していたビーズアニマルと念話をして、4方向にある門を開けて入る様に指示を出したクマ。


「今からビーズアニマルたちが街に入るクマ」
「うん、そのままお城に直行してくれるかな」
「了解クマ」


本来なら、街の責任者に会って説明をするクマが、今回はそれは省いて隊列を組んで進ませたクマ。
街の人たちは、それを見て負けたのを理解して顔を青くしていたクマよ。


「グラハム様に付いていれば、そんな気持ちはないはずクマが、これがあの人たちが決めた道クマ」


他の街や村の話を聞けただろうと笑ってしまったクマが、石を投げてくる人には困ったクマ。
ビーズアニマルたちに指示を出し、そういった乱暴者は拘束してついでにお城に連行し、グランドマスターに報告したクマ。


「乱暴者はどこにでもいるけど、今さらだね」
「そうクマ、もう戦いは終わっているクマ」
「じゃあ、その人たちには十分反省してもらわないとね」


ニヤリとして見せたグランドマスターとクマックは、魔力を限界まで抜き取る事を考えたクマ。
すごく疲れるし、吐き気や気絶を引き起こすから、それを何度もすれば辛くて根を上げると確信していたクマ。


「でも、この状態でグラハム様が一緒だと、よからぬ事を考える人が増えそうクマね」
「それは説明の仕方だよクマック」


残った王族のグラハム様には、奴隷のように働く事を命令したことにするそうで、ニコニコ笑顔でグラハム様が働けば、それはより民衆に伝わるとニヤリとしていたクマ。
途中で噂を流したりすれば、自分たちの為に犠牲になってくれたと理解し、感謝の気持ちを持ってくれるとクマックは納得クマ。


「あとは他の国だけど、クマック今の所どうなのかな?」
「はいクマ、今はおとなしくしていますクマ」
「ということは、この国が安定する前に動くね」


その予想はクマックもしていて、情報を集めているビーズアニマルたちからの報告もそれだったクマ。
そして、包囲してしばらく経つから、他の国の兵が国境の街に集まっていて、それが進軍するのも時間の問題だったクマ。


「4方向の国が一斉とは思わないけど、まだ戦争は続きそうだね」
「そうクマ、なのでグランドマスターお願いクマ」
「分かったよクマック、ビーズアニマルの量産を急ぐよ」


幸いなことに魔力は十分っと、グランドマスターが拘束している人たちに視線を向け、これまたニヤリとしたクマ。
頑張って働いてもらうと笑っていて、クマックもそれに倣って笑ったんだクマ。


「た、たしゅけて」
「命乞いなんて騎士らしくないよ、もっと潔くして欲しいな」
「そんな」
「大丈夫、死ぬわけじゃない、ちょっと気絶を何千回も繰り返すだけさ」


回復も早くするための施設は用意するとグランドマスターがやる気で、クマックは勝利を確信したんだクマ。
元からクマックたちが戦えば勝てたんだクマ、余裕過ぎて驚きクマ。


「そういえば、この国の勇者は誰だったクマ?」
「ああ、兵士より強かった人が通路の途中でいたじゃないかクマック」
「そうだったクマ?気付かなかったクマ」


玉座の間の少し手前で、装備も少し良い物を着けていたらしいクマが、全然記憶になかったクマ。
ビーズアニマルがここに来る前に調べてもらい、本当にいてビックリクマ。


「子供じゃないかクマ」
「実力もないのに勇者と祭り上げられてしまったんだよ、可哀想にね」
「それでも、他の兵士と同じように拘束したクマね」


グランドマスターの容赦のなさは、あの事件があってからクマが、それで良いとクマックも思ったクマ。
反省してくれる事を願い、グランドマスターは戻って行き、クマックはグラハム様と合流して国を変える為、動き出したんだクマ。
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