荷物持ちだけど最強です、空間魔法でラクラク発明

まったりー

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1章 覚醒

16.1話(ノーム回4) ボスを倒して資源調達

「ポイズンプラントじゃ、収集班は下がるんじゃ」


ワシたちはあれから3か月順調にダンジョンで素材などを集めている、そして今回は15階よりも下に行くんじゃ、PTは前のメンバーじゃよそれに呼び名も変えたんじゃ。


「了解ニイ蔵さん」


ワシは2号から名前を取りニイ蔵と名を変えた、そしてワシの妻になった1075号はイローナじゃ。そうなんじゃ結局ワシは結婚した、そして他のメンバーも全員で今村では結婚する者が多いのう。


「キシャー!」


収集班が下がるタイミングでポイズンプラントが毒の息を吐いてきたんじゃ、もう少し遅ければ危なかったのう、まぁ毒消しポーションは持ってきているから問題はないんじゃが、数には限りがあるからのう。


「ワシの斧で息を飛ばす、その後ハチ助頼むぞい」

「おう!闘気を溜めるぞい」


ハチ助(8号)がワシの攻撃とタイミングを合わせスキルを使う準備をしてくれたぞい、そしてワシは斧を振り回し風圧を起こして毒の息を飛ばしたんじゃ。


「行くぞい『アックススラッシュ』じゃ」


ハチ助の戦技でポイズンプラントが真っ二つじゃ、じゃが今までと違いハチ助の妻のイゼム(1076号)がすぐにハチ助に抱き着いてねぎらっておる、そして他の者もイチャイチャするんじゃ。


「お前たちそろそろ行くぞい、ねぎらうのをやめろとは言わん、じゃがほどほどにのう」


ワシはこの2PTのリーダーじゃ、じゃからお手本を見せんといかん、じゃからイローナよそんな顔するでない。


「イローナ魔石を取って進むぞい」

「はい・・・後で、休憩時ならいいですよね」

「う、うむ」


イローナが嬉しそうな顔して倒したモンスターの所に行ったぞい、そして他の収集メンバーも落ちた魔石の回収を手伝い進んだんじゃが、やはり15階よりも下じゃと敵が多いのう、下に行けばそれだけ多いんじゃ。


「ニイ蔵、スピードバチじゃ」

「これは準備していてよかったのう、イローナ遠距離攻撃じゃ」


敵の数が増え始めているのは分かっておったので、ワシたちは収集班にも戦ってもらうように遠距離から攻撃できる弓という装備を作ったんじゃ、魔法も使えるんじゃがそれはもっと苦戦している時じゃな。


「はいニイ蔵、みんな狙いを定めて行きますよ」

「「「「はい」」」」


イローナが弓を引き5人全員が一斉に矢を放ち2本がモンスターに命中じゃ、そしてワシたちも攻撃を開始したぞい。


「よくやったのうイローナ」

「はいニイ蔵、でももう少し連射が出来るようにしたいですねこれ」


ワシが撫でると嬉しそうに抱き着いてきたぞい、何回かに一度はワシもねぎらわないとイローナが拗ねるからのう、なかなか難しいそしてイローナの意見も最もじゃな、じゃが弓を引き易いように改良するだけで精いっぱいじゃった、次は連射式を開発してほしいのう。


「まぁある物で最善を尽くすんじゃ、進むぞ」


なかなか順調に進んでおる、じゃがワシたちは5日を掛けて往復しておるからそろそろ帰る事になるかのう。


「ニイ蔵、あの扉他と違って大きくて豪華ですね」


イローナが今までよりも大きな扉を見てワシの肩を叩いて聞いてきたんじゃ、ワシも初めて見るが恐らくこれはあれじゃ。


「イローナこれはボスの部屋の扉じゃ、皆今日はここでゆっくり休み明日ボスに挑戦するぞい」


ワシの提案でテントを張り今日はゆっくり休んだんじゃ、ワシたちは夫婦でPTを組んおるからテントも一緒じゃ。


「む、もう起きる時間か」


ワシは予定の時間に目を覚ました、ワシの横にはイローナが眠っておる、その寝顔を見てワシは何故かホッとしたぞい、これを幸せと呼ぶんじゃろうな。


「ん~・・・あおはようニイ蔵、どうしたの?」

「いや・・・愛してるぞいイローナ」


どうしてかそう言わないといけない気がしたんじゃ、そしてイローナを抱きしめたぞい。


「えへへ~あのねニイ蔵、帰ったら報告があるの聞いてくれる?」

「今でもいいんじゃが・・・分かったぞい帰ったら聞くとしよう、朝食の準備をするぞい」


ワシとイローナで準備をしていると匂いにつられて皆が起きてきた、ワシたちは十分に休養を取った、そして武器などの準備も済ませ少し体を温めてボス戦じゃ。


「皆の者行くぞい、相手がどんな奴か分からん、じゃがやることは同じじゃ」


ワシの言葉を皆が聞き頷いたのを確認してワシは扉を開けたんじゃ、中にはトレントがいたぞい、それもかなり大きい、きっと上位種じゃな。


「弓はダメそうじゃな、魔法を使える者は魔法を集中じゃ、ワシたちは前衛で切り付けるぞい」


収集班と戦闘班には2名ずつ魔法が使える者がおる、今回はそれ以外の者たちはみな前衛で戦ったのじゃ、イローナたちは短剣で走り去り際にトレントの根っこを攻撃じゃ、そしてワシたち戦闘班は顔の部分を重点的に攻撃じゃ、大きくとも相手はトレントそこが弱点なんじゃよ。


「おっしゃー『トルネードアックス』」


ハチ助が戦技を使いおったよ、じゃがハチ助に木の枝が攻撃してきているんじゃワシはそれを見てカバーに回ったぞい、さすがにその一撃では倒せんかったな。


「フン!なかなか威力もあるんじゃな」

「グシャー」


木の枝を斧で防いだんじゃが、やはり普通のトレントよりも強かったぞい、これをハチ助が食らっていたらかなりまずかったかもしれん。


「すまんニイ蔵」

「いやカバーするのは当然じゃ、それにもう後衛の魔法が来る離れるぞい」


ワシとハチ助が離れると後衛からの魔法が飛んで来てトレントが燃え出した、これで終いじゃな。


「さて報酬は・・・おお!中魔石じゃ」

「それにトレントの燃えカスというのも出たぞい、これはそのままじゃが灰は色々と使えるからのう、今後は火の魔法は控えてもいいかもしれんぞい」


ハチ助と今後を話し合いながらみなのいる所に歩いて行ったぞい、初戦にしては快勝じゃやはりワシらも強くなっておるのう。


「やりましたねニイ蔵」

「うむイローナ、やったぞい」


イローナを抱きしめ、ハチ助もイゼムを抱きしめていた、なんとも幸せなひと時じゃな。


「さてこの先を調べるか、次のモンスターがどんなか確認せんとな」

「じゃな、さて・・・なんじゃこの部屋は」


ワシたちが次の部屋に行くと台座が部屋の中心に佇んでおった、みなも見て不思議そうじゃな。


「ニイ蔵鑑定をして見てくれ」


ハチ助に言われてワシは鑑定を掛けた、これはなかなか良い物のようじゃよ。


「どうですかニイ蔵」

「イローナこれは転移ポートフィアと言うらしい、ダンジョンの入り口に一瞬で行けるそうじゃ」


イローナ以外もそれを聞き驚いているのう、確かに驚きじゃ今までここには2日を掛けて到達した、それが一瞬で来れるんじゃかなりの短縮になるのう。


「これは20階までの捜索をもっと増やす必要がありそうじゃなニイ蔵」

「そうじゃなハチ助、戦闘の出来る者も増やす様にイチ丸に進言しよう、さて進むぞい」


取り敢えず転移ポートフィアをそのままにワシたちは21階に向かったんじゃ、21階に入ると今までよりも黒っぽい洞窟になっておったよ。


「な、なんじゃろうな、ニイ蔵分かるか?」

「待て待てハチ助、今確認するでな『鑑定』」


ワシが丁度目の前にある採取ポイントで取れた石を鑑定すると内容は火の魔石じゃった。


「どうやら武器に属性を付与できるようじゃな」

「なるほどのう、となるとここにはそう言ったモンスターがいそうじゃな」


ハチ助の意見に賛成じゃ、となるとボスは相当強くなってそうじゃな。


「よし、一度戻るぞい」

「モンスターは確認しないんですかニイ蔵」


イローナの質問にみなも同じ気持ちのようじゃ、じゃが急ぐと碌な事にならんからな。


「属性の石が火じゃった、となるワシたちの武器のほとんどが通用せんかもしれん、そうなれば最悪全滅じゃ、ここは引いて新たに装備を作るのもいいじゃろう」


属性装備は作れんが魔法は水か氷を習得してからでも良かろう、それに大きなトレントの素材ももっと欲しいからのう。


「そうじゃな、ニイ蔵の言う通りじゃ、次に備えるのも大切じゃな、帰るぞい」


ハチ助も賛成してくれてワシたちは転移ポートフィアを使って1階に戻る事が出来た、これはなんとも便利じゃが当分は使わんだろうのう、もっとワシたちの装備を強くしてからじゃ。


「ところでイローナ、話というのはなんじゃったんじゃ?」


村に変える時にイローナに聞いてみたんじゃ、そうしたら顔を赤くして耳打ちしてきてワシは驚いたぞい。


「そうか、ワシもついに父親か」

「うん、きっとニイ蔵に似て強くてハンサムよ」


そうじゃといいが、女の子じゃったらイローナに似て可愛い子じゃろう、そんな事を話しながらワシたちは楽しく帰ったんじゃ。
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