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3章 戦争
46話 量産終わり
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「ここにゃ!」
あれから1か月が経ち僕たちは今ダンジョンに来て新しい武器である銃の試射をしています、おかげで銃の量産を頼むことも出来て順調です。
「いいねアイミっち、ミリーも負けてられないよ」
ミリーもライフルで遠くの敵を狙って撃っています、61階だからかなり遠くにも撃てて良いんですよ、そして少し変わったことがあったんです、僕の空間魔法の経過時間をいまはこちらと同じに変えています、ちょっと中が大変な状態になってしまったからです。
「どうしたバイト、ボーとして」
「カッツェ・・・いや少し気になることがあるんだ」
今空間魔法の中ではダンジョンカゼが流行っています、年々増加してたんだけどハナが時間をこっちと同じにするくらいまずい状態なんだ、今は神救済コマンドで治療の雨を500万WPで使ったから今年は何とかなりました、でも次はまずいと思うのでしばらくこのままにして、中に入って調整をします。
「もしかして国王来訪の件か?」
「いやそれは僕には関係ないし、僕の空間魔法でちょっとね、もう鎮静化したんだけど気になってるんだ」
カッツェが言ってるのは何年も攻略できなかった80階を攻略したって噂になり、この国の王様が話を聞きたいって事で3日後に来るんだ、僕も一緒に行くけど戦った人たちとは違うからね。
「そうなのか・・・大変なら手伝うぞ」
「ありがとカッツェでも大丈夫、ちょっと薬を作るのが大変なだけ、もう出来ることはしたんだ」
そうなんですもう安心できる段階です、でも僕は違う事で時間を戻したくないんです、僕が薬を作るのに協力した人は数年で大人になり今は僕よりも5歳くらい上です、銃を提案したときもそうです、僕だけが何だか取り残されたような感覚になりました。それが嫌で今はそのままにしてます、それをするとWPの収入が減るし量産も時間が掛かります、でも僕はすごくいやだったんだ、親しくなればなるほどね、だからしばらくはこのままで行こうと思ってます、ちなみにWPは15億あります。
「悩みなら聞くからな、俺たちはバイトの仲間以上に妻なんだぞ」
「う、うんその時はお願いします」
カッツェが言うように僕はみんなと結婚しました、今回国王様が来るからすることになったんです。というのもアンジェたちを国の騎士にしようとしてくるんじゃないかという話なんだ、みんなの容姿がかなり左右しているのもそうなんだけど、今回わざわざ来るのはそれが狙いなんじゃないかって話です、なのでここを離れられない理由を強めたんだ、ダンジョン探索と夫を持っている事、後は切り札にここで僕が研究しているって事にします、新しい武器の製作はきっと国王様も知ってるだろうし、ダンジョンの素材が必要不可欠と知ればきっと分かってくれます。
「何だか面白い話をしてるわねカッツェ」
「アンジェ、いやなバイトがまだ慣れてねぇって感じだからちょっとな」
アンジェがアイミたちが倒したモンスターを引きずってきて僕とカッツェの話に入ってきました、僕の感覚ではみんなとの結婚は形だけのはずなんだ、でもいつかはそうなったと思うから覚悟はしていたよ、でも急すぎるんだよねみんなとのことってさ。
「まぁ急だったしね、でもそろそろ繁殖期だから丁度良かったんじゃないかしらね」
「だな、ティーアとパーエンティはずっとソワソワしてる、あれはもうバイトを狙ってんな」
そうなんですよね、そろそろ繁殖期で有翼人達も同じだったようで、帰るともうソワソワしてるんだよ、だからアンジェたちは僕との親密度を上げておきたかったんだろうね。
「そうね、今日にでも相手をしてあげればバイト」
「サーチネルかもしれないからそこは慎重に話し合うよ、それよりもタケミカヅチの調子はどうかなアンジェ」
アンジェにはついに雷属性の最強剣、神剣タケミカヅチを渡しました、神器よりは劣りますが200万Pですから扱うのに相当苦労してます。
「まだ少し引っ張られる感じだけど、前よりは良いわ」
アンジェは自分の全力が出せる武器を持ててすごく嬉しそうです、本気を出せないって嫌だよね。
「それは良かった、国王様との謁見が終わったら探索を再開しようね」
「もちろんよ、今の私が何処までアースドラゴンに通用するか楽しみだわ」
国王様が来なければクリプルたちと一緒に行く予定だったんだ、クリプルたちも60階のボスを倒したんだよすごいよね。
「じゃあ帰って国王様の謁見用の衣装を取りに行こうか」
国王様の謁見では正装をしなくてはいけません、その為のドレスとかを注文したんです。
「そうね、タキシードを着たバイトをはやく見たいわ」
そう言ってアンジェがアイミたちの方に歩いて行ったよ、僕のタキシード姿なんてそれほどじゃないよ、アンジェたちのドレス姿なんて考えただけでもすごいと思う。
「今日は買うだけだよ、どうしてみんなして店に向かってるの?」
ダンジョンから帰ってきて、拠点に一度帰ってから服屋さんに向かってるんだけど、どうしてかアンジェたちも来てます、拠点でみんなで着替えてお披露目なんです、持ち帰るだけなんですよ。
「良いじゃないデートと思えば、ねぇアイミ」
「そうにゃねぇ、他の服だって選びたいにゃよバイト」
何だか普通にデートになりそうです、そして僕に拒否権はなさそうだよ、みんなの眼がそう言ってるんだ。
「そして長いねやっぱり」
かれこれ1時間服を試着してます、僕はみんなに感想を言わされてます、どれも似合うからそう言うんだけど、分かってくれない時もあるんだよね。
「ちょっと店員!」
僕が少しぐったりしているとお店にお客さんの様です、凄く大きな声が入り口の方から聞こえました。
「これからとても大切な殿方に会いますの、わたくしの洋服を選びなさい!」
店員の声は聞こえないけど、どうやら対応していてお客さんの声が大きいからそれだけが聞こえるんだね、それにしても店員に選んでもらうなんて相当お金持ちかな。
「どうかしらバイト」
「うん似合ってるよアンジェ、白もいいね」
タイミング的にアンジェが更衣室から出てきて感想を言わされたんだけど、僕の返事を聞いた後声のした方を見ています、きっと気になるんだろうね。
「あの子見ない顔ね、バイトはどう思う」
アンジェにそう言われて振り返って見てみましたけど、凄くきれいな子です、確かに見たことないね。
「貴族の子にしては護衛がメイドさんだけだね」
「そうね・・・でもあのメイドたちなかなかの腕よ、雰囲気で分かるわ」
なるほど、戦闘も出来るメイドさんですか、それなら問題ないんだろうね、それにしても貴族の子がこちら側に来るなんて珍しい。
「ちょっとそこのあなた!何か用かしら」
僕とアンジェが見てたらその子が睨んできて怒鳴ってきたよ、まぁ見てたのは悪かったけどさ。
「綺麗な貴族の子がいるなぁって珍しかったんだよ、気に障ったんなら謝るよ」
「そ、そう・・・まぁ良いですわ、あなた丁度いいから答えなさいな」
顔を赤くしたと思ったら突然指を差してきて何か言ってます、こうやって見てると世間知らずってのは分かるね、それにメイドさんたちがすごく警戒してるよ。
「この街に開発王って呼ばれてる人がいますの、何処に行けば会えるか教えなさいですわ」
それを聞いて僕は目を逸らしながら発明王なんだよねぇって思いました、だってそれ僕の事なんだよ、みんながいつの間にか言ってて気付いたらそうなってたんだ。
「お嬢様この方知ってそうですよ」
「そうなのカリーナ、あなた教えなさい」
「それを聞いてどうするのですか?何か開発してほしいとか」
きっとそう言った話だと思う、でもそう聞いたら腕を組んでふんぞり返ったよ。
「もちろんわたくしの物にするのですわよ、当然でしょ」
ふんぞり返ったままで当然って言われちゃったよ、チラッとアンジェを見たけどすごくいやそうな顔をしてる、良かったよカッツェたちがまだ試着中で早く済ませないと出てきちゃうかな。
「その人は商業ギルドに商品を降ろしているって話だからギルドに行くといいよ」
「そうなの、分かったですわ感謝いたしますわ」
それだけ言ってお店を出て行きました、そしてメイドさんの数名が洋服を持ち、さっきカリーナって呼ばれた人が僕たちに頭を下げてくれたよ。
「何だか大変な人が来たね、どうしようか」
「まぁ拠点に来ても断ればいいのよ、あの感じだと全然バイトを欲しいわけじゃないわ」
それから少ししてカッツェたちも満足したのか洋服を数点買って帰りました、そして拠点で本命の試着会です。
あれから1か月が経ち僕たちは今ダンジョンに来て新しい武器である銃の試射をしています、おかげで銃の量産を頼むことも出来て順調です。
「いいねアイミっち、ミリーも負けてられないよ」
ミリーもライフルで遠くの敵を狙って撃っています、61階だからかなり遠くにも撃てて良いんですよ、そして少し変わったことがあったんです、僕の空間魔法の経過時間をいまはこちらと同じに変えています、ちょっと中が大変な状態になってしまったからです。
「どうしたバイト、ボーとして」
「カッツェ・・・いや少し気になることがあるんだ」
今空間魔法の中ではダンジョンカゼが流行っています、年々増加してたんだけどハナが時間をこっちと同じにするくらいまずい状態なんだ、今は神救済コマンドで治療の雨を500万WPで使ったから今年は何とかなりました、でも次はまずいと思うのでしばらくこのままにして、中に入って調整をします。
「もしかして国王来訪の件か?」
「いやそれは僕には関係ないし、僕の空間魔法でちょっとね、もう鎮静化したんだけど気になってるんだ」
カッツェが言ってるのは何年も攻略できなかった80階を攻略したって噂になり、この国の王様が話を聞きたいって事で3日後に来るんだ、僕も一緒に行くけど戦った人たちとは違うからね。
「そうなのか・・・大変なら手伝うぞ」
「ありがとカッツェでも大丈夫、ちょっと薬を作るのが大変なだけ、もう出来ることはしたんだ」
そうなんですもう安心できる段階です、でも僕は違う事で時間を戻したくないんです、僕が薬を作るのに協力した人は数年で大人になり今は僕よりも5歳くらい上です、銃を提案したときもそうです、僕だけが何だか取り残されたような感覚になりました。それが嫌で今はそのままにしてます、それをするとWPの収入が減るし量産も時間が掛かります、でも僕はすごくいやだったんだ、親しくなればなるほどね、だからしばらくはこのままで行こうと思ってます、ちなみにWPは15億あります。
「悩みなら聞くからな、俺たちはバイトの仲間以上に妻なんだぞ」
「う、うんその時はお願いします」
カッツェが言うように僕はみんなと結婚しました、今回国王様が来るからすることになったんです。というのもアンジェたちを国の騎士にしようとしてくるんじゃないかという話なんだ、みんなの容姿がかなり左右しているのもそうなんだけど、今回わざわざ来るのはそれが狙いなんじゃないかって話です、なのでここを離れられない理由を強めたんだ、ダンジョン探索と夫を持っている事、後は切り札にここで僕が研究しているって事にします、新しい武器の製作はきっと国王様も知ってるだろうし、ダンジョンの素材が必要不可欠と知ればきっと分かってくれます。
「何だか面白い話をしてるわねカッツェ」
「アンジェ、いやなバイトがまだ慣れてねぇって感じだからちょっとな」
アンジェがアイミたちが倒したモンスターを引きずってきて僕とカッツェの話に入ってきました、僕の感覚ではみんなとの結婚は形だけのはずなんだ、でもいつかはそうなったと思うから覚悟はしていたよ、でも急すぎるんだよねみんなとのことってさ。
「まぁ急だったしね、でもそろそろ繁殖期だから丁度良かったんじゃないかしらね」
「だな、ティーアとパーエンティはずっとソワソワしてる、あれはもうバイトを狙ってんな」
そうなんですよね、そろそろ繁殖期で有翼人達も同じだったようで、帰るともうソワソワしてるんだよ、だからアンジェたちは僕との親密度を上げておきたかったんだろうね。
「そうね、今日にでも相手をしてあげればバイト」
「サーチネルかもしれないからそこは慎重に話し合うよ、それよりもタケミカヅチの調子はどうかなアンジェ」
アンジェにはついに雷属性の最強剣、神剣タケミカヅチを渡しました、神器よりは劣りますが200万Pですから扱うのに相当苦労してます。
「まだ少し引っ張られる感じだけど、前よりは良いわ」
アンジェは自分の全力が出せる武器を持ててすごく嬉しそうです、本気を出せないって嫌だよね。
「それは良かった、国王様との謁見が終わったら探索を再開しようね」
「もちろんよ、今の私が何処までアースドラゴンに通用するか楽しみだわ」
国王様が来なければクリプルたちと一緒に行く予定だったんだ、クリプルたちも60階のボスを倒したんだよすごいよね。
「じゃあ帰って国王様の謁見用の衣装を取りに行こうか」
国王様の謁見では正装をしなくてはいけません、その為のドレスとかを注文したんです。
「そうね、タキシードを着たバイトをはやく見たいわ」
そう言ってアンジェがアイミたちの方に歩いて行ったよ、僕のタキシード姿なんてそれほどじゃないよ、アンジェたちのドレス姿なんて考えただけでもすごいと思う。
「今日は買うだけだよ、どうしてみんなして店に向かってるの?」
ダンジョンから帰ってきて、拠点に一度帰ってから服屋さんに向かってるんだけど、どうしてかアンジェたちも来てます、拠点でみんなで着替えてお披露目なんです、持ち帰るだけなんですよ。
「良いじゃないデートと思えば、ねぇアイミ」
「そうにゃねぇ、他の服だって選びたいにゃよバイト」
何だか普通にデートになりそうです、そして僕に拒否権はなさそうだよ、みんなの眼がそう言ってるんだ。
「そして長いねやっぱり」
かれこれ1時間服を試着してます、僕はみんなに感想を言わされてます、どれも似合うからそう言うんだけど、分かってくれない時もあるんだよね。
「ちょっと店員!」
僕が少しぐったりしているとお店にお客さんの様です、凄く大きな声が入り口の方から聞こえました。
「これからとても大切な殿方に会いますの、わたくしの洋服を選びなさい!」
店員の声は聞こえないけど、どうやら対応していてお客さんの声が大きいからそれだけが聞こえるんだね、それにしても店員に選んでもらうなんて相当お金持ちかな。
「どうかしらバイト」
「うん似合ってるよアンジェ、白もいいね」
タイミング的にアンジェが更衣室から出てきて感想を言わされたんだけど、僕の返事を聞いた後声のした方を見ています、きっと気になるんだろうね。
「あの子見ない顔ね、バイトはどう思う」
アンジェにそう言われて振り返って見てみましたけど、凄くきれいな子です、確かに見たことないね。
「貴族の子にしては護衛がメイドさんだけだね」
「そうね・・・でもあのメイドたちなかなかの腕よ、雰囲気で分かるわ」
なるほど、戦闘も出来るメイドさんですか、それなら問題ないんだろうね、それにしても貴族の子がこちら側に来るなんて珍しい。
「ちょっとそこのあなた!何か用かしら」
僕とアンジェが見てたらその子が睨んできて怒鳴ってきたよ、まぁ見てたのは悪かったけどさ。
「綺麗な貴族の子がいるなぁって珍しかったんだよ、気に障ったんなら謝るよ」
「そ、そう・・・まぁ良いですわ、あなた丁度いいから答えなさいな」
顔を赤くしたと思ったら突然指を差してきて何か言ってます、こうやって見てると世間知らずってのは分かるね、それにメイドさんたちがすごく警戒してるよ。
「この街に開発王って呼ばれてる人がいますの、何処に行けば会えるか教えなさいですわ」
それを聞いて僕は目を逸らしながら発明王なんだよねぇって思いました、だってそれ僕の事なんだよ、みんながいつの間にか言ってて気付いたらそうなってたんだ。
「お嬢様この方知ってそうですよ」
「そうなのカリーナ、あなた教えなさい」
「それを聞いてどうするのですか?何か開発してほしいとか」
きっとそう言った話だと思う、でもそう聞いたら腕を組んでふんぞり返ったよ。
「もちろんわたくしの物にするのですわよ、当然でしょ」
ふんぞり返ったままで当然って言われちゃったよ、チラッとアンジェを見たけどすごくいやそうな顔をしてる、良かったよカッツェたちがまだ試着中で早く済ませないと出てきちゃうかな。
「その人は商業ギルドに商品を降ろしているって話だからギルドに行くといいよ」
「そうなの、分かったですわ感謝いたしますわ」
それだけ言ってお店を出て行きました、そしてメイドさんの数名が洋服を持ち、さっきカリーナって呼ばれた人が僕たちに頭を下げてくれたよ。
「何だか大変な人が来たね、どうしようか」
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