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3章 戦争
49話 捕まりました
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「うぅ~」
『マスター起きてください!』
僕の耳元で何か聞こえます、でも僕はまだ意識がはっきりしてません、それに体もあまりうごかないです、でも少しずつ回復してはいるかな。
「ここは?・・・倉庫かな」
『マスター起きましたね、どうやら拉致られましたよマスター』
手足を鉄の鎖で縛られているので確かに僕は攫われたんでしょう、周りを見てもボロボロの倉庫、もしくは小屋かもです。
「誰がこんなことを・・・まさか!」
僕がエンタルを想像していると一つしかない扉のカギが開いた音がして開いたんだ、扉が鋼鉄製だから小屋じゃないかもしれません。
「あらもう起きたのねバイトくん」
「あ、アラナさん!?」
僕は入ってきた人を見て驚きました、僕に優しくしてくれた女性冒険者のアラナさんだったんです。
「覚えててくれたのねうれしいわ、でもあなたが悪いのよ、私の所に来ないのだもの」
「アラナさんの所に行く理由がありませんよ、あの後だってしっかり仕事をしていたんですから」
そう言ったらアラナさんが僕のお腹を蹴ってきました、急だったので僕は力を入れる事が出来なくてすごく痛かった、それに痺れはほとんどなくなったのに体が重く感じます。
「ぐっうぅ」
「それがダメなのよ、バイトくんは弱い子なの、こうして虐められる運命なのよ」
僕の頭を足でグリグリしてきて何か言ってます、もしかして前にタタマさんが言ってたのってこれなのかな。
「さぁこっちに来なさい、存分に愛してあげる」
僕を抱えて部屋を出たんですが、どうやら地下に向かってるみたいで階段を降りてます、そして一つの部屋に入って僕は冷汗が出ました。
「ユージュさん!それに他の人も」
部屋の奥には腕を縛られ吊されている人がいました、その人たちは前に仕事をしたユージュさんたちだったんです、そして傷だらけで意識はなさそうですよ。
「そいつらはね、私の事が好きとか言ってきたのよ、だから虐めて愛してあげたわ、ふふふ嬉しそうでしょ」
そう言いながらアラナさんは魔法の鞭を出してきました、あれはたしかライトニングウィップだったかな、ユージュさんたちは攻撃されたから叫んでる、ひどいよアラナさん。
「さぁあなたもここの仲間入りよバイトくん、私がたっぷり愛してあげる」
「申し訳ないですけど、僕にそう言う趣味は無いです」
僕はアラナさんの腕を振りほどき離れました、もう痺れは取れました、でも体がすごく重いです、それのせいで鎖の拘束は壊せません。
「あら元気ね、でもそこもいいわねぇ」
アラナさんの眼が怖いです、何とかここから逃げないとですね。
「アラナさん止めてください!こんなことしちゃだめです」
「あらどうしてかしら?わたしは好きだからしてるのよ、ユージュたちもこんなに嬉しそうじゃない」
「がぁっ!」
アラナさんが魔法のナイフをだしユージュさんのお腹に突き刺しました、ユージュさんは苦しんでるのにアラナさんは笑顔になってます、アラナさんがこんな人だったなんて信じられないよ。
「止めてくださいアラナさん!その行為が合意のもとで行われているなら僕は何も言いません、でも僕は嫌ですアラナさん」
「ふふふ、あはははは!いけないわねバイトくん、あなたはもっと弱々しくないと『エアーアロー』」
アラナさんから大量の魔力が放出され風の矢が無数に飛んできました、僕はそれを躱したんですがまだ体が思うように動きません、それのせいで少し避けるのが遅れ、足に魔法が当たり足の拘束だけは外れましたよ。
『マスター足は平気ですか』
「ダメージを受けたけど平気だよハナ、それよりもあの人だ、止めてくださいアラナさん!僕はあなたを攻撃したくない」
「あれを避けるなんてほんとに強くなってしまったのねバイト君・・・でも大丈夫、また私が弱いあなたにしてあげる『アイスアロー』」
初級の魔法だから今度はしっかりと避けました、それにさっきよりも体が軽いです、もしかしたらあの鎖は弱体化させる魔道具だったのかもしれません、となると手の鎖が外れれば完全に元に戻るかもです。だけど足のダメージが予想よりもでかいみたいで動くと痛いです、詠唱の短い中級魔法を今撃たれたら大変かも、早くなんとかしないと。
「それにしてもすごいわねバイト君、その手の拘束で弱体化はしてるし体の痺れは取れてないでしょうに、そんなに動けるなんてね」
「こんなことをしても僕はあなたの物にはなりません、止めないなら僕も攻撃をします、お願いですからやめて下さい」
僕はそう言って鎖を外そうとしながら構えました、でもまだ力が足りないのか外せないです、それに足のダメージのせいなのかまたフラフラし始めました、もしかしたら魔法に何か仕掛けていたのかもです、状態異常の耐性を付けないとほんとダメだねこれは。
「そんなに震えた状態でその目をするのね・・・気に入らないわ『エアーアロー』」
僕の最後の忠告を聞いて貰えませんでした、僕はアラナさんの魔法を躱しアラナさんの脇腹を蹴りました、でもアラナさんは腕でガードして少しひるんだだけです。
「くっなかなかやるわね、でももうおしまい『フレイムフィールド』」
「炎で僕を囲って中級を使うつもりですね」
僕は蹴りをガードされたから魔法が来ると思い、直ぐに距離を取ったんですが炎に囲まれました、そしてアラナさんが炎で見えなくなったので、収納から状態異常回復薬とHPポーションを出して飲みました。
「ふふふ、中級何てそんな中途半端なことはしないわバイト君、いまから使うのは上級、だから大怪我しちゃうわね、でも大丈夫私が運んであげるわ、そして遠くで一緒に暮らすのよ」
大怪我をして動けない僕を縛って運ぶつもりなんだね、こんな愛の形があるなんて信じられないけど、アラナさんは真剣だ、これには僕は賛成できないよ。
「アラナさん次の僕の攻撃はあなたの命にかかわります、どうか思い直してください」
「まだ言うのね・・・でももうお終い、その炎と一緒に吹っ飛びなさい『コキュートスブレス』」
アラナさんの上級魔法が上から降り注ぎ僕を襲いました、そして炎が氷の吹雪を蒸発させ僕に向かって爆発したんです。
「ふふふ、これでバイト君はわたしのものね」
アラナさんは魔法でガードしていたのか爆風に巻き込まれてないようです、僕は煙に覆われて見えないんです、でも喋ってるからそう思ったんだ、喋ってくれたおかげで場所は分かる。僕は収納から槍を出しアラナさん目掛けて投げました、その槍はアラナさんのお腹に命中して壁に吹っ飛んだようです。
「な!?なんで」
「アラナさん、僕は収納魔法を覚えたんです」
お腹に槍を刺して身動きの出来ないアラナさんが僕の方を見て驚いています、地下の部屋が吹っ飛びクレーターの様になってますからね、その威力の爆風を食らったのに僕は無傷です驚くのも分かります。
「あなたはほんとに強くなってしまったのね、寂しいわ」
「アラナさん・・・仲間が出来てとても強くなりました、だから止めてほしかったのに、どうしてですか」
「ふふふ、それはね・・・あなたを好きだからよバイト君、愛してるわ」
アラナさんがそう言ったと思ったら意識を無くしました、きっと死んでしまったんでしょうね。
「こんな形で別れるなんて・・・何とかならなかったのかな」
『マスター元気出してください』
ハナが僕の頬に羽を当てて励ましてくれたけど僕は複雑だよ、だってこういった形でなければきっとこんなことにはならなかったんだ、一緒にいる事だって出来たはずなんだよ。
「もっと違う形なら良かったのかな、ここから逃げる事だって出来たかもしれないのに」
体の痺れが無ければそれも出来たかもしれません、腕の鎖をほどくことも出来ないなんてさ、悔しいよ。
『マスターは優し過ぎます、好意と言っても一方的ではだめなのですよ、相手を傷つけるようなら尚更です』
アラナさんの首元で脈を確認しましたがありませんでした、僕は槍を抜きアラナさんを降ろしながらハナに言ったんだ。
「そうなのかな、人を傷つけるのが好きな人じゃしょうがないとは思うけど・・・何とかしたかったんだよ」
そう言いながら穴を掘りアラナさんと魔法の巻き添えを食らってしまったユージュさんたちを埋めました、こんな形で別れるなんてすごく複雑だよ。
僕は爆発で壊れた部屋を出ました、そしてここは街の外でかなり離れていたんです。
「もう夕方だったんだね、これはみんな心配してるかな」
『そうですね、でもマスターその前にまた体が痺れているでしょう、耐性の指輪か薬を飲んだ方が良いですよ』
ハナに言われたので僕は収納から状態異常回復薬をまた飲みました、どうやらあの部屋に状態異常にさせる何かがあったようで回復してもまたなってしまっていたみたいです、状態異常がここまで厄介だとは思わなかったよ、ダンジョンの罠にもあるけど、直ぐに薬を使って直すから分からなかった。
「指輪も装備して鎖も外した・・・帰ろうかハナ」
『はいマスター』
僕はグランパーレスに向かって走りました、アラナさんの愛の形を僕は拒絶したけど、それを受けて僕はみんなの好意から逃げていたのかもしれない、帰ったらティーアたちの相手をしてあげないとって思いました。
『マスター起きてください!』
僕の耳元で何か聞こえます、でも僕はまだ意識がはっきりしてません、それに体もあまりうごかないです、でも少しずつ回復してはいるかな。
「ここは?・・・倉庫かな」
『マスター起きましたね、どうやら拉致られましたよマスター』
手足を鉄の鎖で縛られているので確かに僕は攫われたんでしょう、周りを見てもボロボロの倉庫、もしくは小屋かもです。
「誰がこんなことを・・・まさか!」
僕がエンタルを想像していると一つしかない扉のカギが開いた音がして開いたんだ、扉が鋼鉄製だから小屋じゃないかもしれません。
「あらもう起きたのねバイトくん」
「あ、アラナさん!?」
僕は入ってきた人を見て驚きました、僕に優しくしてくれた女性冒険者のアラナさんだったんです。
「覚えててくれたのねうれしいわ、でもあなたが悪いのよ、私の所に来ないのだもの」
「アラナさんの所に行く理由がありませんよ、あの後だってしっかり仕事をしていたんですから」
そう言ったらアラナさんが僕のお腹を蹴ってきました、急だったので僕は力を入れる事が出来なくてすごく痛かった、それに痺れはほとんどなくなったのに体が重く感じます。
「ぐっうぅ」
「それがダメなのよ、バイトくんは弱い子なの、こうして虐められる運命なのよ」
僕の頭を足でグリグリしてきて何か言ってます、もしかして前にタタマさんが言ってたのってこれなのかな。
「さぁこっちに来なさい、存分に愛してあげる」
僕を抱えて部屋を出たんですが、どうやら地下に向かってるみたいで階段を降りてます、そして一つの部屋に入って僕は冷汗が出ました。
「ユージュさん!それに他の人も」
部屋の奥には腕を縛られ吊されている人がいました、その人たちは前に仕事をしたユージュさんたちだったんです、そして傷だらけで意識はなさそうですよ。
「そいつらはね、私の事が好きとか言ってきたのよ、だから虐めて愛してあげたわ、ふふふ嬉しそうでしょ」
そう言いながらアラナさんは魔法の鞭を出してきました、あれはたしかライトニングウィップだったかな、ユージュさんたちは攻撃されたから叫んでる、ひどいよアラナさん。
「さぁあなたもここの仲間入りよバイトくん、私がたっぷり愛してあげる」
「申し訳ないですけど、僕にそう言う趣味は無いです」
僕はアラナさんの腕を振りほどき離れました、もう痺れは取れました、でも体がすごく重いです、それのせいで鎖の拘束は壊せません。
「あら元気ね、でもそこもいいわねぇ」
アラナさんの眼が怖いです、何とかここから逃げないとですね。
「アラナさん止めてください!こんなことしちゃだめです」
「あらどうしてかしら?わたしは好きだからしてるのよ、ユージュたちもこんなに嬉しそうじゃない」
「がぁっ!」
アラナさんが魔法のナイフをだしユージュさんのお腹に突き刺しました、ユージュさんは苦しんでるのにアラナさんは笑顔になってます、アラナさんがこんな人だったなんて信じられないよ。
「止めてくださいアラナさん!その行為が合意のもとで行われているなら僕は何も言いません、でも僕は嫌ですアラナさん」
「ふふふ、あはははは!いけないわねバイトくん、あなたはもっと弱々しくないと『エアーアロー』」
アラナさんから大量の魔力が放出され風の矢が無数に飛んできました、僕はそれを躱したんですがまだ体が思うように動きません、それのせいで少し避けるのが遅れ、足に魔法が当たり足の拘束だけは外れましたよ。
『マスター足は平気ですか』
「ダメージを受けたけど平気だよハナ、それよりもあの人だ、止めてくださいアラナさん!僕はあなたを攻撃したくない」
「あれを避けるなんてほんとに強くなってしまったのねバイト君・・・でも大丈夫、また私が弱いあなたにしてあげる『アイスアロー』」
初級の魔法だから今度はしっかりと避けました、それにさっきよりも体が軽いです、もしかしたらあの鎖は弱体化させる魔道具だったのかもしれません、となると手の鎖が外れれば完全に元に戻るかもです。だけど足のダメージが予想よりもでかいみたいで動くと痛いです、詠唱の短い中級魔法を今撃たれたら大変かも、早くなんとかしないと。
「それにしてもすごいわねバイト君、その手の拘束で弱体化はしてるし体の痺れは取れてないでしょうに、そんなに動けるなんてね」
「こんなことをしても僕はあなたの物にはなりません、止めないなら僕も攻撃をします、お願いですからやめて下さい」
僕はそう言って鎖を外そうとしながら構えました、でもまだ力が足りないのか外せないです、それに足のダメージのせいなのかまたフラフラし始めました、もしかしたら魔法に何か仕掛けていたのかもです、状態異常の耐性を付けないとほんとダメだねこれは。
「そんなに震えた状態でその目をするのね・・・気に入らないわ『エアーアロー』」
僕の最後の忠告を聞いて貰えませんでした、僕はアラナさんの魔法を躱しアラナさんの脇腹を蹴りました、でもアラナさんは腕でガードして少しひるんだだけです。
「くっなかなかやるわね、でももうおしまい『フレイムフィールド』」
「炎で僕を囲って中級を使うつもりですね」
僕は蹴りをガードされたから魔法が来ると思い、直ぐに距離を取ったんですが炎に囲まれました、そしてアラナさんが炎で見えなくなったので、収納から状態異常回復薬とHPポーションを出して飲みました。
「ふふふ、中級何てそんな中途半端なことはしないわバイト君、いまから使うのは上級、だから大怪我しちゃうわね、でも大丈夫私が運んであげるわ、そして遠くで一緒に暮らすのよ」
大怪我をして動けない僕を縛って運ぶつもりなんだね、こんな愛の形があるなんて信じられないけど、アラナさんは真剣だ、これには僕は賛成できないよ。
「アラナさん次の僕の攻撃はあなたの命にかかわります、どうか思い直してください」
「まだ言うのね・・・でももうお終い、その炎と一緒に吹っ飛びなさい『コキュートスブレス』」
アラナさんの上級魔法が上から降り注ぎ僕を襲いました、そして炎が氷の吹雪を蒸発させ僕に向かって爆発したんです。
「ふふふ、これでバイト君はわたしのものね」
アラナさんは魔法でガードしていたのか爆風に巻き込まれてないようです、僕は煙に覆われて見えないんです、でも喋ってるからそう思ったんだ、喋ってくれたおかげで場所は分かる。僕は収納から槍を出しアラナさん目掛けて投げました、その槍はアラナさんのお腹に命中して壁に吹っ飛んだようです。
「な!?なんで」
「アラナさん、僕は収納魔法を覚えたんです」
お腹に槍を刺して身動きの出来ないアラナさんが僕の方を見て驚いています、地下の部屋が吹っ飛びクレーターの様になってますからね、その威力の爆風を食らったのに僕は無傷です驚くのも分かります。
「あなたはほんとに強くなってしまったのね、寂しいわ」
「アラナさん・・・仲間が出来てとても強くなりました、だから止めてほしかったのに、どうしてですか」
「ふふふ、それはね・・・あなたを好きだからよバイト君、愛してるわ」
アラナさんがそう言ったと思ったら意識を無くしました、きっと死んでしまったんでしょうね。
「こんな形で別れるなんて・・・何とかならなかったのかな」
『マスター元気出してください』
ハナが僕の頬に羽を当てて励ましてくれたけど僕は複雑だよ、だってこういった形でなければきっとこんなことにはならなかったんだ、一緒にいる事だって出来たはずなんだよ。
「もっと違う形なら良かったのかな、ここから逃げる事だって出来たかもしれないのに」
体の痺れが無ければそれも出来たかもしれません、腕の鎖をほどくことも出来ないなんてさ、悔しいよ。
『マスターは優し過ぎます、好意と言っても一方的ではだめなのですよ、相手を傷つけるようなら尚更です』
アラナさんの首元で脈を確認しましたがありませんでした、僕は槍を抜きアラナさんを降ろしながらハナに言ったんだ。
「そうなのかな、人を傷つけるのが好きな人じゃしょうがないとは思うけど・・・何とかしたかったんだよ」
そう言いながら穴を掘りアラナさんと魔法の巻き添えを食らってしまったユージュさんたちを埋めました、こんな形で別れるなんてすごく複雑だよ。
僕は爆発で壊れた部屋を出ました、そしてここは街の外でかなり離れていたんです。
「もう夕方だったんだね、これはみんな心配してるかな」
『そうですね、でもマスターその前にまた体が痺れているでしょう、耐性の指輪か薬を飲んだ方が良いですよ』
ハナに言われたので僕は収納から状態異常回復薬をまた飲みました、どうやらあの部屋に状態異常にさせる何かがあったようで回復してもまたなってしまっていたみたいです、状態異常がここまで厄介だとは思わなかったよ、ダンジョンの罠にもあるけど、直ぐに薬を使って直すから分からなかった。
「指輪も装備して鎖も外した・・・帰ろうかハナ」
『はいマスター』
僕はグランパーレスに向かって走りました、アラナさんの愛の形を僕は拒絶したけど、それを受けて僕はみんなの好意から逃げていたのかもしれない、帰ったらティーアたちの相手をしてあげないとって思いました。
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