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2章 開口
28話 同情の余地なし
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「総勢4万にもなるのだ、どうだ凄いだろう」
それがどうしたと言い返したいが、俺は今すぐにでも衛星からレーザーを撃ち込みたくて仕方なかった。
国の事だから、俺もあまり踏み込まなかったが、裏切り以上に王族の争いと分かれば話は変わる。
「国王様は良い人だ、それなのに引きずり下ろすのか?」
「ふんっ!あのぼんくら国王にも困っていたのに、次の代はあのシュシュ王女なのだぞ」
シュシュも優しい子で、俺としては国は安泰に見えたんだが、どうやらこいつらは違うらしく、自分たちの言いなりになっている第一王子を担ぎ上げたいらしい。
それを聞き、まだ間に合うかもとホッとしたよ。
「では、諦める気はないのか?」
「無論だ、今度こそ刈り取ってやるぞ」
「そうか、そちらの国の騎士もその意見に賛成か?」
あれだけの惨劇を目にして、数を揃えれば勝てると思うのかと言ってやった。
敵国の騎士は、アゲールノと違い即答して来ることはなく、これは取り込めそうだと思ったぞ。
「このままでは、先ほどの力がお前たちの国を飲み込む、それでもほんとに賛成か?」
「そ、それは困る」
「そうだろうな、こちらもいくつかの村と街を壊滅され、正直落としどころが難しい段階だ」
そこで話を止め、アゲールノを見てやると、敵騎士は分かった感じで頷いて来た。
裏切り者は、何処まで行っても裏切り者で、恐らく戦いに勝っていてもアゲールノが支配する国は出来なかっただろう。
「じゃあ分かるな、そいつらを拘束してこちらに引き渡せ」
「了解した」
「なっ!?裏切るのかサバギル」
「アゲールノ、あれは戦いではなかった、どうしてあれを見て勝てると思えるんだ」
そうなんだ、あれはこの世界で言う戦いではなく、虐殺という部類に入る行いだった。
立ち向かった兵士は、何も出来ずに潰され原型を殆ど残していなかったんだ。
それを分からず、勝てると言い切るアゲールノは、誰にも信用されず方法はあるのかと、追及されても答えを口にしなかった。
「策などないだろう?だからワタシたちは引くんだ、あれには勝てない」
「ま、待ってくれ、勝たなくても王都を破壊すれば良い、あの大魔法を使えば良いのだ」
「それはそちらの第一王子の命と引き換えだぞ、それでもやるのか?」
「勿論だ、王子も勝利の為なら喜んで捧げるだろう」
そう言い切ったアゲールノは、誰から見ても狂気の沙汰ではなく、もうおしまいだと敵騎士はため息を付いたよ。
アゲールノはそれを見て、魔法の名を口にして使えば勝てると言って来たが、それはないと俺は断言したよ。
「な、何を言うか貴様」
「いやな、命と引き換えに呼び出すのが悪魔なんだろ?」
「そうだ、大悪魔ゲシュタルトだ」
その悪魔は、大昔に召喚された際、国1つを壊滅したらしく、それは敵騎士も怯える程だった。
しかし、俺の守りは完璧で、国1つ程度では抜けないと断言したんだ。
「な、何を根拠に」
「俺の戦っていた相手は、毎回星1つほどの数や質量の相手だからだ」
「ホシ?」
「そう言えば分からないんだったな・・・こう良い変えよう、俺は毎回世界を相手にしていた、それが国1つ程度の相手なら瞬殺だ」
先ほどの様にと笑って言ってやると、敵騎士は動きだし、アゲールノたちを拘束し始めた。
どうしてだと不思議そうなアゲールノは、悪魔の技を叫び倒せると言って来たよ。
「悪いがなアゲールノ、魔界の炎も届かなければ焼けないし、そんな炎よりも強いレーザーって攻撃は絶えれるのか?」
「な、何を言っている」
「まだ分からないか・・・それなら、俺を神と仮定して見ろ、悪魔は神に勝てるか?」
「そ、それは!?」
やっとわかった様で、言い返すことが無くなり、敵騎士もアゲールノたちを連れて下がったよ。
別にアゲールノを言い負かす必要はなかったんだが、第一王子が犠牲になりそうで気になったんだ。
「これで、悪魔召喚とか言う駄作は打たないよな」
「マルセルは優しいな」
「マリーナ、そんなんじゃないさ、姉弟で殺し合いなんて見たくなかっただけだ」
「イヤ、やっぱり優しいよマルセル」
シュシュは優しいから、勝っても心を崩してしまい、あの笑顔が見れなくなる。
そんな未来は、もう会えないディーナたちだけで充分だと、心の底から言葉が出たよ。
「そうなんだ、俺は既に失ってしまったから、もう見たくないだけだ」
「だがなマルセル、それは見なければ良いだけで、普通は他人事と諦めるモノだ」
「しかし、それでは後味が悪いぞマリーナ」
「その考えが優しいんだ、助けずにはいられないマルセルだから良い」
気になって仕方ないし、出来るから取り除いているだけなんだが、それが凄いと言われてしまった。
前にも言われたんだが、見て見ぬふりは出来ない。
「まぁこれで国も安定するから良いだろう」
「やっと休めるわね」
「うん、凄く疲れた」
皆の視線が俺に集まり、美味いものが食べたいと伝わって来た。
それも良いかと、屋敷の台所を借りて、今日は豪華に行こうと約束したぞ。
「何か食べたい物はあるか?」
「「「「肉っ!!」」」」
「それなら、良い肉を出すぞ」
皆が喜んでくれたが、俺も食いたいから豪勢に行くぞ。
ステーキ丼に寿司と、思いつく限りの肉料理を作ったんだが、どうしてか運んだ食卓にシュシュが座っていたんだ。
「もうっ遅いですわよマルセル様」
「シュシュ、どうしてここにいるんだ?」
「勝利に導いたあなたが退出してしまったからです、どうして行ってしまったんですか」
国王様たちの邪魔はいけないと思ったんだが、どうやらシュシュは同行する予定だったらしく、屋敷についても俺たちがいないから焦ったらしい。
どこに行っていたんだと聞かれたが、敵軍の所とは言えず、買い物をしていたと嘘を言っておいたよ。
「それでこの料理ですか?」
「ああ、俺の故郷の料理で、美味いぞ」
ここで退出は可哀そうだから、一緒に食事を始めると、シュシュもどうやら気に入ってくれたようで、今度城の料理人に指導のお願いをされてしまった。
「悪いんだが、ここで使っている調味料は、あまりないんだ」
「そこを何とか、今後の探求の為にもお願いしますわ」
調味料が作れる様になるのは良い事だが、正直難しいと思っている。
それに、歯の治療の方にも指導をするわけで、気が向いたらという曖昧な返事で説得した。
「仕方ありませんわ、マルセル様は多忙ですからね」
「ここに来れば食べれるから、良ければ来てくれよ」
「それは楽しみですわ」
王都の滞在中は頻繁に来たいようだが、毎日は来れないとしょんぼりしていたな。
それでも、3日に1度は来ると言い残し、シュシュは帰って行き、敵国の件が流れるのはいつだろうと想像した。
「その時は、知らぬ存ぜぬを通すからなみんな」
「当然ね」
「了解」
アシュリーとアンは分かってくれたが、アンソンとマリーナはやはり気に入らないらしく、第一王子は平気なのかと言って来たよ。
第一王子は、今後も利用されそうだから問題で、そこをシュシュが教育すればいいんだ。
「丁度仲良くもなったし、会えたら言っておくよ」
「それで良いのか?」
「そうだぞアンソン、お仕置きはシュシュ様に任せる」
ふたりは、もっと厳しくした方が良いと指摘して来るが、そんなに優しいわけがなく、恐らくかなりの騒動になると予想している。
その時は、俺に謝罪しに来るのが予想され、説得が面倒ではあるが、俺の意見が通しやすいから言葉は交わす予定だ。
それがどうしたと言い返したいが、俺は今すぐにでも衛星からレーザーを撃ち込みたくて仕方なかった。
国の事だから、俺もあまり踏み込まなかったが、裏切り以上に王族の争いと分かれば話は変わる。
「国王様は良い人だ、それなのに引きずり下ろすのか?」
「ふんっ!あのぼんくら国王にも困っていたのに、次の代はあのシュシュ王女なのだぞ」
シュシュも優しい子で、俺としては国は安泰に見えたんだが、どうやらこいつらは違うらしく、自分たちの言いなりになっている第一王子を担ぎ上げたいらしい。
それを聞き、まだ間に合うかもとホッとしたよ。
「では、諦める気はないのか?」
「無論だ、今度こそ刈り取ってやるぞ」
「そうか、そちらの国の騎士もその意見に賛成か?」
あれだけの惨劇を目にして、数を揃えれば勝てると思うのかと言ってやった。
敵国の騎士は、アゲールノと違い即答して来ることはなく、これは取り込めそうだと思ったぞ。
「このままでは、先ほどの力がお前たちの国を飲み込む、それでもほんとに賛成か?」
「そ、それは困る」
「そうだろうな、こちらもいくつかの村と街を壊滅され、正直落としどころが難しい段階だ」
そこで話を止め、アゲールノを見てやると、敵騎士は分かった感じで頷いて来た。
裏切り者は、何処まで行っても裏切り者で、恐らく戦いに勝っていてもアゲールノが支配する国は出来なかっただろう。
「じゃあ分かるな、そいつらを拘束してこちらに引き渡せ」
「了解した」
「なっ!?裏切るのかサバギル」
「アゲールノ、あれは戦いではなかった、どうしてあれを見て勝てると思えるんだ」
そうなんだ、あれはこの世界で言う戦いではなく、虐殺という部類に入る行いだった。
立ち向かった兵士は、何も出来ずに潰され原型を殆ど残していなかったんだ。
それを分からず、勝てると言い切るアゲールノは、誰にも信用されず方法はあるのかと、追及されても答えを口にしなかった。
「策などないだろう?だからワタシたちは引くんだ、あれには勝てない」
「ま、待ってくれ、勝たなくても王都を破壊すれば良い、あの大魔法を使えば良いのだ」
「それはそちらの第一王子の命と引き換えだぞ、それでもやるのか?」
「勿論だ、王子も勝利の為なら喜んで捧げるだろう」
そう言い切ったアゲールノは、誰から見ても狂気の沙汰ではなく、もうおしまいだと敵騎士はため息を付いたよ。
アゲールノはそれを見て、魔法の名を口にして使えば勝てると言って来たが、それはないと俺は断言したよ。
「な、何を言うか貴様」
「いやな、命と引き換えに呼び出すのが悪魔なんだろ?」
「そうだ、大悪魔ゲシュタルトだ」
その悪魔は、大昔に召喚された際、国1つを壊滅したらしく、それは敵騎士も怯える程だった。
しかし、俺の守りは完璧で、国1つ程度では抜けないと断言したんだ。
「な、何を根拠に」
「俺の戦っていた相手は、毎回星1つほどの数や質量の相手だからだ」
「ホシ?」
「そう言えば分からないんだったな・・・こう良い変えよう、俺は毎回世界を相手にしていた、それが国1つ程度の相手なら瞬殺だ」
先ほどの様にと笑って言ってやると、敵騎士は動きだし、アゲールノたちを拘束し始めた。
どうしてだと不思議そうなアゲールノは、悪魔の技を叫び倒せると言って来たよ。
「悪いがなアゲールノ、魔界の炎も届かなければ焼けないし、そんな炎よりも強いレーザーって攻撃は絶えれるのか?」
「な、何を言っている」
「まだ分からないか・・・それなら、俺を神と仮定して見ろ、悪魔は神に勝てるか?」
「そ、それは!?」
やっとわかった様で、言い返すことが無くなり、敵騎士もアゲールノたちを連れて下がったよ。
別にアゲールノを言い負かす必要はなかったんだが、第一王子が犠牲になりそうで気になったんだ。
「これで、悪魔召喚とか言う駄作は打たないよな」
「マルセルは優しいな」
「マリーナ、そんなんじゃないさ、姉弟で殺し合いなんて見たくなかっただけだ」
「イヤ、やっぱり優しいよマルセル」
シュシュは優しいから、勝っても心を崩してしまい、あの笑顔が見れなくなる。
そんな未来は、もう会えないディーナたちだけで充分だと、心の底から言葉が出たよ。
「そうなんだ、俺は既に失ってしまったから、もう見たくないだけだ」
「だがなマルセル、それは見なければ良いだけで、普通は他人事と諦めるモノだ」
「しかし、それでは後味が悪いぞマリーナ」
「その考えが優しいんだ、助けずにはいられないマルセルだから良い」
気になって仕方ないし、出来るから取り除いているだけなんだが、それが凄いと言われてしまった。
前にも言われたんだが、見て見ぬふりは出来ない。
「まぁこれで国も安定するから良いだろう」
「やっと休めるわね」
「うん、凄く疲れた」
皆の視線が俺に集まり、美味いものが食べたいと伝わって来た。
それも良いかと、屋敷の台所を借りて、今日は豪華に行こうと約束したぞ。
「何か食べたい物はあるか?」
「「「「肉っ!!」」」」
「それなら、良い肉を出すぞ」
皆が喜んでくれたが、俺も食いたいから豪勢に行くぞ。
ステーキ丼に寿司と、思いつく限りの肉料理を作ったんだが、どうしてか運んだ食卓にシュシュが座っていたんだ。
「もうっ遅いですわよマルセル様」
「シュシュ、どうしてここにいるんだ?」
「勝利に導いたあなたが退出してしまったからです、どうして行ってしまったんですか」
国王様たちの邪魔はいけないと思ったんだが、どうやらシュシュは同行する予定だったらしく、屋敷についても俺たちがいないから焦ったらしい。
どこに行っていたんだと聞かれたが、敵軍の所とは言えず、買い物をしていたと嘘を言っておいたよ。
「それでこの料理ですか?」
「ああ、俺の故郷の料理で、美味いぞ」
ここで退出は可哀そうだから、一緒に食事を始めると、シュシュもどうやら気に入ってくれたようで、今度城の料理人に指導のお願いをされてしまった。
「悪いんだが、ここで使っている調味料は、あまりないんだ」
「そこを何とか、今後の探求の為にもお願いしますわ」
調味料が作れる様になるのは良い事だが、正直難しいと思っている。
それに、歯の治療の方にも指導をするわけで、気が向いたらという曖昧な返事で説得した。
「仕方ありませんわ、マルセル様は多忙ですからね」
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「それは楽しみですわ」
王都の滞在中は頻繁に来たいようだが、毎日は来れないとしょんぼりしていたな。
それでも、3日に1度は来ると言い残し、シュシュは帰って行き、敵国の件が流れるのはいつだろうと想像した。
「その時は、知らぬ存ぜぬを通すからなみんな」
「当然ね」
「了解」
アシュリーとアンは分かってくれたが、アンソンとマリーナはやはり気に入らないらしく、第一王子は平気なのかと言って来たよ。
第一王子は、今後も利用されそうだから問題で、そこをシュシュが教育すればいいんだ。
「丁度仲良くもなったし、会えたら言っておくよ」
「それで良いのか?」
「そうだぞアンソン、お仕置きはシュシュ様に任せる」
ふたりは、もっと厳しくした方が良いと指摘して来るが、そんなに優しいわけがなく、恐らくかなりの騒動になると予想している。
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