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2章 進行
47話 力押しの拘束
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砦を出発して1日目、隣の領地で初めての戦闘が今始まろうとしています。
「ちょっとドキドキします」
「風香ちゃん、いつも通りで良いのよ」
「そうだけど、あの数は大変だよ要ちゃん」
あの砦を攻めてきた部隊と同じくらいの数で、四角く固まって隊列を組んでいる人たちが沢山いるから怖くなってきたわ。
1つや2つなら戦った事はあったけど、やっぱり戦争は怖いと改めて感じたんです。
「異様な雰囲気を出してるわよね、分かるわその気持ち」
「要ちゃんはどうして平気なの?あの砦の時も実はワタシ怖かったのよ」
「そうね、あの時は王子を捕らえて終わったけど、もし戦ったのならケガはしたかもしれないわ」
ワタシたちの戦いは、拘束して命を取らないから、抵抗されれば周りの兵に攻撃されてしまいます。
それを防ぐ為、勇者の剣を使って敵を動けなくしたり、グループの仲間のサポートが必要だけど、それもあの数が相手では全てを捌くことは出来ないと思って話しました。
「そうね、難しいかもしれないわ、でも私たちなら出来るわ風香ちゃん」
「どうしてそこまでの自信があるの要ちゃん?」
「それはね、私たちが強いからよ」
何度かの戦いで拘束して来たけど、あの人数を見たら不安で、自分たちがどれだけ力押しをしていたのか知ったんです。
これではダメと言うのが不安と一緒に頭に押し寄せて来て、要ちゃんにどうすれば良いか聞いたんです。
「まずは落ち着きましょう風香ちゃん」
「でも要ちゃん、あの人数の拘束は無理よ」
「最初から諦めていたらダメよ風香ちゃん、私に声を掛けてきた時の事を思い出してみて」
要ちゃんに初めて声をかけた時、高校に合格が決まって有頂天だったから、あの時のワタシはワタシと言って良いのか分からなかったわ。
でも、その時のワタシに救われたみたいで、要ちゃんがすごく褒めてくれたけど、本人であるワタシは覚えてなかったわ。
「あの時って、ワタシ何言ったかな?」
「そうね、普通の言葉だったかもしれない、でも私にはとても響いたのよ」
「そうなの?どんな言葉だったのかな」
何気なく聞いたんだけど、要ちゃんの答えを聞いて恥ずかしくなりました。
ワタシは「辛いのなら前を向かなくてもいいけど、楽しく生きないと損だよ」と言ったそうで、辛いのに楽しいわけないと普通は怒ると要ちゃんがツッコんできましたよ。
「でもね、生きてれば辛い事はあるし、それでも楽しく生きようと思ったのよ」
「そうだったんだね・・・なんだかごめん」
「謝らないでよ、おかげで毎日楽しいのよ私」
だからここでも楽しくしてて、今とっても楽しいと最高の笑顔で言われました。
戦いが楽しいと言うのは良く分かりませんが、緊張していた気分はどこかに飛んでいきました。
「元気出たみたいね風香ちゃん」
「うん、これならいける」
「じゃあ、行きましょう」
気合が入り、みんなの所に戻ってすぐに全速力で走り出しました。
ワタシたちの全力なので、相手は反応できてなくて、最初の集団200人くらいは速攻で拘束できました。
「ななな、なにが起きたんだ」
「ば、ばけものか」
「酷いわね、でも酷いのはあなたたちの隊長さんみたいよ」
最初の集団が倒された事で、その後ろに控えていた部隊から矢が雨の様に飛んできました。
捕まった仲間ごと攻撃するなんて酷過ぎて、ワタシは気を爆発させて矢を吹き飛ばしたんです。
「そ、そなた・・・オレたちを助けてくれたのか?」
「最初からそのつもりなのよ、ワタシたちは勇者なのよ」
「勇者か、そんな者は悪魔の同義だぞ」
「ここではそうみたいだけど、本来は世界を救う人なんだよ」
拘束して地面に寝ている敵兵士がキョトンとしていましたが、ワタシたちはこの世界を救うつもりでいました。
それが済めば元の世界に戻るけど、絶対に成し遂げると矢を放ってきた部隊に突撃したわ。
「ちょっとドキドキします」
「風香ちゃん、いつも通りで良いのよ」
「そうだけど、あの数は大変だよ要ちゃん」
あの砦を攻めてきた部隊と同じくらいの数で、四角く固まって隊列を組んでいる人たちが沢山いるから怖くなってきたわ。
1つや2つなら戦った事はあったけど、やっぱり戦争は怖いと改めて感じたんです。
「異様な雰囲気を出してるわよね、分かるわその気持ち」
「要ちゃんはどうして平気なの?あの砦の時も実はワタシ怖かったのよ」
「そうね、あの時は王子を捕らえて終わったけど、もし戦ったのならケガはしたかもしれないわ」
ワタシたちの戦いは、拘束して命を取らないから、抵抗されれば周りの兵に攻撃されてしまいます。
それを防ぐ為、勇者の剣を使って敵を動けなくしたり、グループの仲間のサポートが必要だけど、それもあの数が相手では全てを捌くことは出来ないと思って話しました。
「そうね、難しいかもしれないわ、でも私たちなら出来るわ風香ちゃん」
「どうしてそこまでの自信があるの要ちゃん?」
「それはね、私たちが強いからよ」
何度かの戦いで拘束して来たけど、あの人数を見たら不安で、自分たちがどれだけ力押しをしていたのか知ったんです。
これではダメと言うのが不安と一緒に頭に押し寄せて来て、要ちゃんにどうすれば良いか聞いたんです。
「まずは落ち着きましょう風香ちゃん」
「でも要ちゃん、あの人数の拘束は無理よ」
「最初から諦めていたらダメよ風香ちゃん、私に声を掛けてきた時の事を思い出してみて」
要ちゃんに初めて声をかけた時、高校に合格が決まって有頂天だったから、あの時のワタシはワタシと言って良いのか分からなかったわ。
でも、その時のワタシに救われたみたいで、要ちゃんがすごく褒めてくれたけど、本人であるワタシは覚えてなかったわ。
「あの時って、ワタシ何言ったかな?」
「そうね、普通の言葉だったかもしれない、でも私にはとても響いたのよ」
「そうなの?どんな言葉だったのかな」
何気なく聞いたんだけど、要ちゃんの答えを聞いて恥ずかしくなりました。
ワタシは「辛いのなら前を向かなくてもいいけど、楽しく生きないと損だよ」と言ったそうで、辛いのに楽しいわけないと普通は怒ると要ちゃんがツッコんできましたよ。
「でもね、生きてれば辛い事はあるし、それでも楽しく生きようと思ったのよ」
「そうだったんだね・・・なんだかごめん」
「謝らないでよ、おかげで毎日楽しいのよ私」
だからここでも楽しくしてて、今とっても楽しいと最高の笑顔で言われました。
戦いが楽しいと言うのは良く分かりませんが、緊張していた気分はどこかに飛んでいきました。
「元気出たみたいね風香ちゃん」
「うん、これならいける」
「じゃあ、行きましょう」
気合が入り、みんなの所に戻ってすぐに全速力で走り出しました。
ワタシたちの全力なので、相手は反応できてなくて、最初の集団200人くらいは速攻で拘束できました。
「ななな、なにが起きたんだ」
「ば、ばけものか」
「酷いわね、でも酷いのはあなたたちの隊長さんみたいよ」
最初の集団が倒された事で、その後ろに控えていた部隊から矢が雨の様に飛んできました。
捕まった仲間ごと攻撃するなんて酷過ぎて、ワタシは気を爆発させて矢を吹き飛ばしたんです。
「そ、そなた・・・オレたちを助けてくれたのか?」
「最初からそのつもりなのよ、ワタシたちは勇者なのよ」
「勇者か、そんな者は悪魔の同義だぞ」
「ここではそうみたいだけど、本来は世界を救う人なんだよ」
拘束して地面に寝ている敵兵士がキョトンとしていましたが、ワタシたちはこの世界を救うつもりでいました。
それが済めば元の世界に戻るけど、絶対に成し遂げると矢を放ってきた部隊に突撃したわ。
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