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2章 進行
45話 先手必勝
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私達が砦に滞在して10日、シェリミアさんと大和先生の仲も深まり、兵士達も順調に元気になってきたから、そろそろ強く鍛えるメダルを使おうと思っていたんだけど、それを阻止してきた奴が現れたわ。
「あの旗は!」
「バン砦長さん、あの旗を知ってるの?」
「ええホリグチ殿、あれは我が国の王族の旗です」
「って事は、相手はもう決まったわね」
とても悪いタイミングで現れたのは、シェリミアさんを苛めていた張本人であり、私はすっごく腹が立ったわ。
第一王子の部隊なのは明白だったけど、敵が陣を築いている間に馬が走ってきて、それに乗った騎士が壁の下で叫んで確定したわよ。
「あらあら、何か言ってるわよ」
「仕方ないです、ここはホリグチ殿たちに攻められ、敵国と見なしているんでしょう」
「砦から上げてる旗はシェリミアさんのなんだけど、どうしてそうなるのかしらね?」
分かっている事を質問し、バン砦長さんは口実が欲しいのだろうと私が思っていた答えを即答してきたわ。
考える間でもなく、相手はこの砦を落とすつもりでいて、私達がいてもいなくても同じだったのよ。
「自分が負けても、王様に進言してここを攻める事も出来る訳ね」
「そういう事です、姫様が生きていても同じでしょうし、これはやられました」
「まぁ妥当な手ではあるけど、馬鹿な事したわね」
当然ですが、私は60日の繰り返しを更に増やし、ここに来て120日の繰り返しを10回ほどしています。
繰り返しの数が少ないのは、この先がとても分かりやすかったからで、手を打つまでもない展開だったのよ。
「相手から宣戦布告されたから、もう戦っても良いのよね?」
「馬が戻り次第と言った感じですが、攻めるのですか?」
「いいえ、相手が進軍するのを待つわ、じゃないと後ろにいる王子を捉えられないもの」
王子さえ捉えれば、相手が2000人いようと変わらず、勝負は一瞬で決まります。
この戦いは勝負にもならない事で、進軍が始まって私はのんびりと眺めていたわ。
「進軍してきましたよ、まだ準備をしなくて良いのですか」
「問題ないわバン砦長さん、だって矢を放つ前にこの戦いは終わるのよ」
「はい?」
バン砦長さんは分かってませんが、私は気で飯田班の動きを捉えていて、その5つの気が数名に襲い掛かり拘束したのが分かりました。
そして、敵部隊が砦の前に並んだと思ったら、部隊の後ろからざわつき始め、武器を捨てる兵士が続出したのよ。
「ほらね、これでおしまい」
「ど、どうなってるんですか」
「簡単よ、攻めてくる前から後方に隠れてもらっていたの」
「そ、そんな事が・・・いや、今日の朝食時には確か砦にいましたよね」
それが可能なのが私のアトラクション体験で、もう最強と言って良いほどのチートだったわ。
交代制で隠れていたと思ったのか、バン砦長さんがその後に移動したことを知って驚いていたわ。
「どうして攻めてくると分かったのですか」
「それは・・・企業秘密ですね」
「そ、そうですよね・・・凄いとしか言いようがありませんな」
「ですね~」
自分で言ってても思うけど、それがあるから今こうしていて、本当ならこの会話も行わずに私達だけで進軍していました。
その場合、戦っているヒロカル国はなくなり、一緒に先生とも別れる事になっていたんです。
「シェリミアさんと一緒に命を絶つなんて、そんな事絶対にさせないわ」
ボソッと呟いた事は、60日の繰り返しで300回ほど体験して、もう体験したくないと思う悲惨なものでした。
「あの旗は!」
「バン砦長さん、あの旗を知ってるの?」
「ええホリグチ殿、あれは我が国の王族の旗です」
「って事は、相手はもう決まったわね」
とても悪いタイミングで現れたのは、シェリミアさんを苛めていた張本人であり、私はすっごく腹が立ったわ。
第一王子の部隊なのは明白だったけど、敵が陣を築いている間に馬が走ってきて、それに乗った騎士が壁の下で叫んで確定したわよ。
「あらあら、何か言ってるわよ」
「仕方ないです、ここはホリグチ殿たちに攻められ、敵国と見なしているんでしょう」
「砦から上げてる旗はシェリミアさんのなんだけど、どうしてそうなるのかしらね?」
分かっている事を質問し、バン砦長さんは口実が欲しいのだろうと私が思っていた答えを即答してきたわ。
考える間でもなく、相手はこの砦を落とすつもりでいて、私達がいてもいなくても同じだったのよ。
「自分が負けても、王様に進言してここを攻める事も出来る訳ね」
「そういう事です、姫様が生きていても同じでしょうし、これはやられました」
「まぁ妥当な手ではあるけど、馬鹿な事したわね」
当然ですが、私は60日の繰り返しを更に増やし、ここに来て120日の繰り返しを10回ほどしています。
繰り返しの数が少ないのは、この先がとても分かりやすかったからで、手を打つまでもない展開だったのよ。
「相手から宣戦布告されたから、もう戦っても良いのよね?」
「馬が戻り次第と言った感じですが、攻めるのですか?」
「いいえ、相手が進軍するのを待つわ、じゃないと後ろにいる王子を捉えられないもの」
王子さえ捉えれば、相手が2000人いようと変わらず、勝負は一瞬で決まります。
この戦いは勝負にもならない事で、進軍が始まって私はのんびりと眺めていたわ。
「進軍してきましたよ、まだ準備をしなくて良いのですか」
「問題ないわバン砦長さん、だって矢を放つ前にこの戦いは終わるのよ」
「はい?」
バン砦長さんは分かってませんが、私は気で飯田班の動きを捉えていて、その5つの気が数名に襲い掛かり拘束したのが分かりました。
そして、敵部隊が砦の前に並んだと思ったら、部隊の後ろからざわつき始め、武器を捨てる兵士が続出したのよ。
「ほらね、これでおしまい」
「ど、どうなってるんですか」
「簡単よ、攻めてくる前から後方に隠れてもらっていたの」
「そ、そんな事が・・・いや、今日の朝食時には確か砦にいましたよね」
それが可能なのが私のアトラクション体験で、もう最強と言って良いほどのチートだったわ。
交代制で隠れていたと思ったのか、バン砦長さんがその後に移動したことを知って驚いていたわ。
「どうして攻めてくると分かったのですか」
「それは・・・企業秘密ですね」
「そ、そうですよね・・・凄いとしか言いようがありませんな」
「ですね~」
自分で言ってても思うけど、それがあるから今こうしていて、本当ならこの会話も行わずに私達だけで進軍していました。
その場合、戦っているヒロカル国はなくなり、一緒に先生とも別れる事になっていたんです。
「シェリミアさんと一緒に命を絶つなんて、そんな事絶対にさせないわ」
ボソッと呟いた事は、60日の繰り返しで300回ほど体験して、もう体験したくないと思う悲惨なものでした。
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