別クラスの召喚に巻き込まれた25人目の私は、帰る為に全力で25の国を攻略します!

まったりー

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2章 進行

49話 残った部隊の役割

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援軍の部隊が来るのはいつなのか、それは分からなかったけど、アタシ、成瀬蓮華は出発するみんなを見て気合を入れたわ。


「さぁて、昼食の前に見回りをしなくちゃね」
「蓮華様、気を付けてくださいなの」
「分かってるわバーパルさん、あなたの方こそ小さいのだから気を付けてね」
「何度も言いますけど、あちしはこれでも20歳なの」


獣人の中でも小さい方らしく、リスの様な大きな尻尾が可愛いバーパルさんは、アタシの前を歩いてくれて、アタシはその尻尾が気になってしまったわ。
夜に触らせてもらってモフモフを堪能しているけど、目の前で誘惑されると今触りたくなってきました。


「バーパルさん、ちょっと尻尾を触らせてほしいなぁ」
「ダメです、蓮華様は時間を忘れてしまうの、今はお仕事が先なの」
「仕方ないわね、じゃあちゃちゃっと済ませてしまいましょう」


夜までは時間がまだまだあるけど、尻尾の誘惑は無くなるから料理を作れるメダルにアタシの班5人で入りました。
5人ともに料理は全然出来ないけど、空からの声を頼りに包丁を使い、お鍋に火をかけていきました。


「【良いですよ~次はお肉を入れてください】」
「炒めるのはお肉からなんだね」
「ちょっと結愛、カレーくらい作ったことあるでしょう」
「うんにゃ、作った事ないよぉ~」


小島結愛は、学校の遠足でも飯盒でご飯を作っていたと答えてきて、包丁も握ったことがないとか言ってきたわ。
猫の手で切るとか空からの細かな説明がなかったら、きっと大惨事になっていただろうとゾッとしたわね。


「蓮華、できたわよ」
「さすが翔子、頼りになるわ」


中川翔子が持ってきたニンジンのぶつ切りを受け取り、そんな期待の言葉はどこかに飛んでいきました。
ニンジンの皮をむかずに切っていて、これではダメと空の声にも言われてしまったわ。


「【仕方ないですね、減点ですけど、そのまま鍋に入れてしまいましょう】」


アタシたちには点数は関係ないけど、美味しくないと捕虜のストレスになるから不安だったわ。
でも、ここの料理に比べればきっと美味しいはずなので、そのままカレーを完成させて外に出たわ。


「たっだいま~」
「結愛、誰に言ってるのよ」
「良いじゃん蓮華ちゃん、気持ちの問題だよ」
「それよりもさ、早くメイドさん達に作った料理を渡さないとだよ」


それもそうだと、小畠那留の言う通りにお鍋を運んでいき、メイドさん5人に料理を配ってもらったわ。
2000人分だから、メダルに入る往復も20回繰り返し、気づけばカレーを作る事が得意になっていました。


「あれだけ危なっかしかったのに、今では空の声も聞こえないわね」


小島結愛は包丁の扱いが良くなったし、翔子もちゃんとニンジンの皮をむいていたわ。
ジャガイモなんて皮をむいたのにとても小さくなっていて、皮の方を入れた方が良いくらいだったんです。


「アトラクションも満点合格をもらえて、点数は1万点とか言われたけど、それは堀口さんの喜ぶ事よね」


堀口さんがいなかったらと思うと怖いけど、本当に頼りになる人で助かったわ。
出来ればみんなでここに滞在してほしかったけど、無理を言う訳にはいかないし、言われた通り何とかなっていました。


「でも数日と言われたけど、いつになったら国の助っ人が来るのかしら?」


あの軍人さんが頑張ってくれるそうだけど、堀口さんに比べると頼りないので心配だったわ。
それでも待つしかないから、夜まで食料を入手して夜はもふもふ尻尾を堪能して待っていたんだけど、もふもふが幸せであっという間に5日が過ぎていましたわ。
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