別クラスの召喚に巻き込まれた25人目の私は、帰る為に全力で25の国を攻略します!

まったりー

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2章 進行

56話 要ちゃんのいない戦い

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要ちゃんが旅立って2日が経ち、ついに内戦が始まりました。


「本当なら、ワタシたち全員が活躍するはずだったんだけど、これって要ちゃんのアトラクションで一番イージーな展開ね」


目の前では、集まって来たお城の騎士たちが大和先生に殴られて空を舞っていて、それをシェリミアさんが輝いた目で見守っていたわ。
その光景はまさに英雄がお姫様を守る感じで、ワタシたちが参加する必要のないとんでもない勢いだったわ。


「先生、すごいやる気だね」
「それはそうよ薫子、愛する人にカッコいい所を見せないとね」


それもありますが、先生は相手の言動にとても怒っていて、平和にしようと言って歩み寄ったシェリミアさんを拒絶したのが原因だったわ。
ワタシたちもそうなるとは思っていたけど、アトラクションの時とは違い、大和先生はかなり興奮していたわ。


「せっかく要ちゃんが体験させてくれたのに、これじゃあ台無しかもしれないわ」


いつでも止められるようにワタシは準備して、魔力を高めて待ちました。
その瞬間は直ぐに訪れ、先生を止めてワタシは玉座で怯えている男性に警告しました。


「と、投降だと」
「そうです、このままでは命を取るしかありません、ワタシたちはそれでも構いませんが、シェリミアさんが可哀そうです」
「ふん、次期国王になれないからと暗殺を企てた張本人であろうが」
「違います、シェリミアさんは国の為にワタシたちを味方につけたんです、正直王位なんて誰でも良いんですよ」


味方であると分かれば良いと話したけど、今のままでは協力関係ではないのが明白で、そうでないと思える人物がトップにならないといけないと提案しました。
今の国王がいなくなれば、完全ではなくてそういった話を流せると伝え、それが一番大きく出来るのがシェリミアさんの婚約と協力だったんです。


「ですので、どうか退任してください」
「そんな事」
「お父様、お願いします、わたくしは誰も死んでほしくありません」
「シェリミア・・・分かった、王座をそなたに譲ろう、皆武器を収めよ」


話がまとまり、本当にイージーモードであったから、拘束した大和先生を解放してあげました。
大和先生は直ぐにシェリミアさんの傍に走り、ワタシたちの前で抱きしめ合ったんですよ。


「ひゅ~ひゅ~」
「熱いですね先生」


ここに来るまでの間も見せつけられていて、ワタシたちは慣れたんだけど、それを見るとワタシは要ちゃんの顔が浮かんでしまうんです。
大和先生の様に愛しているとは違うけど、会ってぎゅってしたかったんです。


「まだ予定している時間は経っていないし、まだまだ先なのよね」


要ちゃんが帰ってくるのは110日以上も先の話で、ここからが大変とワタシたちは玉座の間を退出したのです。
外でも戦いが起きていて、飯田たちが兵士や騎士を拘束して待っていたわ。


「おう、そっちは終わったんだな」
「そうよ飯田、あとは個別に任務を進めるわよ」
「なんだ、漣はやる気だな」
「当たり前でしょう、ワタシは要ちゃんに任されたの、ここで失敗するわけにはいかないのよ」


準備に2日、ワタシたちは班ごとに各国へ出発するけど、あくまでも戦うのは相手の出方を見てからでした。
でも、アトラクションで起きなかった事はなく、出発して3日以内に動きがあるんです。


「そうなったら、ワタシたちは個々で国と王座を乗っ取るのよ」
「分かってる、これが終われば世界の統一が出来て、俺たちは晴れて元の世界に帰れるんだよな」
「そうよ飯田、要ちゃんは来れないから助けは見込めない」
「分かってるよ、なに簡単さ」


そう言っている飯田だけど、ワタシの班同様に難易度は超ハードモードを想定していて、大国が相手だったのよ。
とはいえ、潜入には時間があり、王都で待機していれば失敗は無いから、ワタシたちは宣言を受ける前に急ぐ必要があったんです。


「じゃあ、みんな頑張ってね」
「「「「「了解」」」」」


みんなの返事を聞き、ワタシたちは個別で移動を始めました。
途中物資を調達するのは事前に貰っていたメダルで、2日を掛けてとても遠くの他国に潜入したんです。
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