別クラスの召喚に巻き込まれた25人目の私は、帰る為に全力で25の国を攻略します!

まったりー

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2章 進行

60話 体験してない事態

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大国が相手の俺は、城に乗り込んで降参するよう言ったんだが、戦いすら始まってないから相手は笑ってきた。


「まぁそうだな、俺もそちらの立場だったら、頭がおかしいんじゃないかと思うな」
「誰か、その者をつまみ出せ、二度と余の前に来させるな」


玉座に座る男が兵士に言い渡したが、玉座の間にいた兵士を俺が一瞬で倒して見せたから空気が変わった。
殺したわけじゃなく、鞘に収めたままで剣で殴ったんだが、一瞬の出来事で誰も見えていなかった。


「いったい何が、お前何をした」
「簡単さ、この剣で殴ったんだよ王様」
「そんな馬鹿な!誰か衛兵を呼べ」
「ああ、悪いんだが、ここにいる兵士以外は騎士も一緒に倒して来たぞ」


ここに来るまでに出会ったすべての者は倒していて、玉座の間に来れたのはそれが理由だった。
そんな事も分からないのかと、大国でのほほんとしている奴はダメだと呆れたよ。


「まぁ次代の王なんてそんなものか、力を最初から持っているのはダメだな」
「ふ、ふざけるなよガキ」
「おふざけでこんな事するかよ、早く選択しろ、じゃないと実力でぶち倒すぞ」


アトラクションでも結局そうなる体験しかなく、王はそのまま否定してきたから、王の前に一瞬で近づき剣を抜いて剣先を向けた。
これが最後と宣言し、王座を俺に譲るか死んでから俺が座るか選ぶように伝えた。


「よ、余を殺したら王にはなれないぞ」
「果たしてそうかな、そこの大臣、お前は俺が王になっても良いと思うよな?」
「ひっ!」
「おいどうした、聞いてるんだぞ」


玉座の階段の下にいた大臣に剣先を向け、声を掛けてどうなのか聞き、そいつが答えないから他の大臣に同じようにして聞いた。
4人目にしてやっと頷く大臣が出て来て、質問を返してこなかった大臣もそれに倣って頷いていた。


「そういう事だ、お前がいなくなってもこの国はやっていける、俺はどちらでもいいぞ」
「こ、殺さないでくれ」
「だから、王位を俺に寄こせば殺さねぇよ」
「わ、分かった、お前に譲る」


やっと答えを貰ったんだが、それはなんと時間稼ぎだった。
玉座の間に窓から飛び込んできたのはこの国一番の最強騎士で、赤い鎧を纏った女性は着地と同時に俺を睨んできたよ。


「くくく、これでお前はおしまいだ」
「果たしてそうかな?」
「ふんっ!強がっても終わりだ、お前は我が国最強騎士が倒すのさ」


了承した大臣はその後処刑すると王が笑ってきて、大臣はそれを聞いて逃げて行った。
やれやれと思った俺は、女性に掛かってくるように言ったんだが、俺に降りて来いと命令してきた。


「お前が来いよ、どうせ一撃だ」
「粋がるわね、でもそこでは王を巻き込むのよ」
「ああそう言う事か、随分優しいんだな」


仕方ないから、俺はアトラクションで何度も体験した通り、階段を下りて女性騎士に対峙した。
相手は武技の準備を始め、俺もそれに対する対策として、剣の力を解放した。


「なっ!なんだそれは」
「ああ、これは俺の伝説の剣の能力でな、千本針っていうんだ」
「針だと・・・どう見ても剣じゃないか」


俺が握っていた剣と同じ大きさの剣が俺の後ろにたくさん出現し、これが全てお前を襲う事を忠告として伝えた。
アトラクションでは降参する事はなかったから、このまま千本針で攻撃して瀕死にして終わりと思ったんだが、相手は剣を収め降参を宣言してきた。


「はい?」
「聞こえなかったのかしら、ワタシは降参するわ」
「い、良いのか?」
「ええ・・・それで、お願いなのだけど、ワタシを妻にしてくれないかしら?」


俺に惚れたとか言って近づいてきたから、これは罠と思い身を引いて警戒した。
しかし、女性騎士は剣を捨て鎧を脱ぎ始め、インナー姿で再度降参する事を伝えてきたよ。


「ワタシはね、自分よりも強い男を求めてここまで強くなったのだ、だからあなたを夫としたいのよ」
「まてまて、俺はこの国を乗っ取る為に来たんだぞ」
「それなら、一緒に国を乗っ取るわ」


とんでもない事を言ってきて、こんな事アトラクションで体験してないとその場で大声で否定した。
何を言ってるのか分からないと言いながら、それでも良いから妻にしてくれと言われ、俺は答えを後回しにして王の答えを聞くことにした。
玉座を見るとあっけにとられていて、俺もその気持ちが分かったから同情したよ。


「それで、どうするんだ?」
「もう良い、余はもうどうでも良い」
「そうか、良かったよ」


結果的に作戦は成功したが、女性騎士が俺の腰に手を回してきて、ジェネラと名乗ってこれからよろしくとか言ってきた。
俺は日本に帰るんだが、どうしたものかと悩んでしまい、堀口に聞こうと後回しにしたよ。
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