君について

りゅうさん

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こんな日

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まだ少し風が冷たい4月の河川敷をいつものメンバーと歩いていた。

「いやーそれにしても全員で進級できてよかったな!」

俺の右から能天気な声が聞こえてくる。同じクラスの佐藤達也だ。


「逆に進級出来ない方がどうかしてるよ」

左から冷め切った声が聞こえる。こいつもまた同じクラスの鈴木健一だ。


「出来ねえだろ!去年なんか10人も進級出来なくていなくなってんだぞ!」

確かに達也の言う通り、去年はクラスメートが10人ほどいなくなった。


うちの学校のテストが少し他の学校とは違うのが一番の理由だと思う。

まず、授業態度やら素行を評価する平常点と言うのがない。だから寝放題な訳だが、出席しただけで単位が取れるとかそんな優しい措置はもちろんない。

それよりも厳しいのはテストの赤点が60点である事。


はい、今余裕だろって思った人。怒らないから俺の前に出てきなさい。


そんなやりとりは置いといて、このテストシステムが後に起こる俺にとって大きな問題の種になる事を少し覚えててほしい。



「そんなくだらない話してねえでさっさと教室に向かえ」


進級云々の話をしていたら学校に着いたわけで。

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