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牡牛座より愛を込めて
5話
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千尋は昔から女の子みたいだと言われてきた。
そのたびに不快感を示したり否定したり、自分は男なのだと言ってきた。
……本当にそうだろうか?
千尋の見た目は中性的だ。決して男らしくはない。
顔の作りは仕方ないにしても、運動部に所属するなりジムにでも行って体は鍛えれば男らしい筋肉がつく。なのにそれをしなかった。
ファッションにしてもそうだ。女装が似合うと言われてそんな格好はしないと言いながら、アースカラーや淡い色を好んで着ていたと思う。
女装ではないが男性的でもない格好ではなかったか。
だから千尋は理解した。
自分の本質は“メス”だったのだ、と――。
「ん、ぁ、んあ……ッ、あ、あぁッ、あ……んッッ、で、でちゃう……おちんぽ、みるく……また出ちゃううぅぅっ」
四つん這いになって舌を垂らし、完全に理性を無くした顔で千尋は情けない声を上げる。
両手と両膝部分にはそれぞれ四角く区切られた雪の台があり、千尋は地上から一メートル弱の高さに雪像のように四つん這いで居た。雪の土台は安定感があり、不思議とその態勢でも不安はない。
その高さによって胡座のホルスタイン半獣人の目の前には、四つん這いになった千尋の膨れきった乳首や乳牛の乳房のように膨らんだ陰茎があった。四つん這いになった股間の真下にあるのは、氷でできた受け皿だ。
受け皿には既に精液が溜まっており、何度もホルスタイン半獣人に搾精されていたのが分かる。
「うむ。濃くて良い色だ。まだまだでるであろ? そうそう萎えぬよう、我の精を分け与えたからな」
言葉の通り千尋は何度も射精を繰り返している。普段ならとっくに精根尽き果てているはずだが、射精しても射精しても体は終わりが見えてこない。
永遠に続きそうな快楽の連続が脳髄を焼き、脳みそはどろどろに溶けた気がする。
ただ乳牛のように精を搾られる、その行為のみに意識は収束してしまう。
連続射精が辛い。苦しい。だがキモチイイ。
出せば出すだけ、もっともっと搾って欲しくなるのだ。
「も、もっと……もっと、みる、く……搾って、ぇ、はぁ、あ……また、またでるうぅぅッッ」
ホルスタイン半獣人が千尋の陰茎を掴み、順番に指を曲げて揉みつつ扱く。
そうされると通常ではあり得ない量の精液が、氷の受け皿にどぷっどぷっと注がれていくのだ。
尻を前後に振り、大きく腫れた乳首からもミルクを垂らしながら千尋は果ての無い射精を繰り返すのみだった。
「牝牛になるは気持ちよかろ?」
乳牛の乳搾りと遜色ない指の動きで精を搾りながら太い唇を享楽に歪め、ホルスタイン半獣人はゆったりと笑う。
「ん、ひ、ッ、ひッッ……ひ、ひゃい……ッッ、めす、うし……の、よろこび……うれしい、です……う、うぁ、ッ、イク……またイく……ッ……おちんぽ、みるく噴き、で……イくうぅッッ!」
「良い良い。好きなだけ達するが良い。その皿にたっぷりミルクを出したら、我の牡チンポでぬしのメス穴にたんと褒美をやろうぞ」
その言葉を聞いた瞬間、千歳の尻がきゅんっと締まった。
今は空っぽの穴の中、そこをあの逞しい牡の象徴で満たされるのだ。それは気が狂いそうな幸福感だった。
満たされる期待に雪の台座で四つん這いになりながら、背を撓らせ限界まで顔を仰け反らせて千尋は射精し続けていた。
そのたびに不快感を示したり否定したり、自分は男なのだと言ってきた。
……本当にそうだろうか?
千尋の見た目は中性的だ。決して男らしくはない。
顔の作りは仕方ないにしても、運動部に所属するなりジムにでも行って体は鍛えれば男らしい筋肉がつく。なのにそれをしなかった。
ファッションにしてもそうだ。女装が似合うと言われてそんな格好はしないと言いながら、アースカラーや淡い色を好んで着ていたと思う。
女装ではないが男性的でもない格好ではなかったか。
だから千尋は理解した。
自分の本質は“メス”だったのだ、と――。
「ん、ぁ、んあ……ッ、あ、あぁッ、あ……んッッ、で、でちゃう……おちんぽ、みるく……また出ちゃううぅぅっ」
四つん這いになって舌を垂らし、完全に理性を無くした顔で千尋は情けない声を上げる。
両手と両膝部分にはそれぞれ四角く区切られた雪の台があり、千尋は地上から一メートル弱の高さに雪像のように四つん這いで居た。雪の土台は安定感があり、不思議とその態勢でも不安はない。
その高さによって胡座のホルスタイン半獣人の目の前には、四つん這いになった千尋の膨れきった乳首や乳牛の乳房のように膨らんだ陰茎があった。四つん這いになった股間の真下にあるのは、氷でできた受け皿だ。
受け皿には既に精液が溜まっており、何度もホルスタイン半獣人に搾精されていたのが分かる。
「うむ。濃くて良い色だ。まだまだでるであろ? そうそう萎えぬよう、我の精を分け与えたからな」
言葉の通り千尋は何度も射精を繰り返している。普段ならとっくに精根尽き果てているはずだが、射精しても射精しても体は終わりが見えてこない。
永遠に続きそうな快楽の連続が脳髄を焼き、脳みそはどろどろに溶けた気がする。
ただ乳牛のように精を搾られる、その行為のみに意識は収束してしまう。
連続射精が辛い。苦しい。だがキモチイイ。
出せば出すだけ、もっともっと搾って欲しくなるのだ。
「も、もっと……もっと、みる、く……搾って、ぇ、はぁ、あ……また、またでるうぅぅッッ」
ホルスタイン半獣人が千尋の陰茎を掴み、順番に指を曲げて揉みつつ扱く。
そうされると通常ではあり得ない量の精液が、氷の受け皿にどぷっどぷっと注がれていくのだ。
尻を前後に振り、大きく腫れた乳首からもミルクを垂らしながら千尋は果ての無い射精を繰り返すのみだった。
「牝牛になるは気持ちよかろ?」
乳牛の乳搾りと遜色ない指の動きで精を搾りながら太い唇を享楽に歪め、ホルスタイン半獣人はゆったりと笑う。
「ん、ひ、ッ、ひッッ……ひ、ひゃい……ッッ、めす、うし……の、よろこび……うれしい、です……う、うぁ、ッ、イク……またイく……ッ……おちんぽ、みるく噴き、で……イくうぅッッ!」
「良い良い。好きなだけ達するが良い。その皿にたっぷりミルクを出したら、我の牡チンポでぬしのメス穴にたんと褒美をやろうぞ」
その言葉を聞いた瞬間、千歳の尻がきゅんっと締まった。
今は空っぽの穴の中、そこをあの逞しい牡の象徴で満たされるのだ。それは気が狂いそうな幸福感だった。
満たされる期待に雪の台座で四つん這いになりながら、背を撓らせ限界まで顔を仰け反らせて千尋は射精し続けていた。
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