孤高の英雄は温もりを求め転生する

モモンガ

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13 全ての魔石を喰らった結果

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 ベヒーモスの魔石を喰らうと、口の中で爆発するように…魔力が溢れ出る。

 うおおおお!! うめぇぇぇええ!!

 しかも何だ!? この口の中で弾けるようなシュワシュワは!? こんなの初めてだぞ!?

 「ケフッ」

 ああ…もう無くなっちまった…。

 まぁ、まだ魔石はあるからいいか。

 心の中でため息を吐きながら、肉球を真実の瞳に押し付けると、再び透明な板が表示された。

 **********

 種族:ナイトキャット変異種

 名前:無し

 体力:140

 魔力:80.000(+30.000)

 魔法:空間魔法Lv10

 スキル:隠密(熟練度37.6)夜目(熟練度28.2)鋭爪エイソウ(熟練度19.7)

 称号:『英雄』『変異種』『転生者』『空間魔法を極めし者』『料理猫』NEW

 **********

 なん…だ…と?

 30.000も上がっているだと?

 クックックックックッ…。

 クハハハハ…。

 アーハッハッハッハ!!

 こりゃあ、魔物が強いわけだ。

 それはそれは、重いため息が口から漏れる。

 とりあえず、今ある魔石を全部喰らうか。


 …そして最終的こうなった。

 **********

 種族:ナイトキャット変異種

 名前:無し

 体力:140

 魔力:300.000(+220.000)

 魔法:空間魔法Lv10

 スキル:隠密(熟練度37.6)夜目(熟練度28.2)鋭爪エイソウ(熟練度19.7)

 称号:『英雄』『変異種』『転生者』『空間魔法を極めし者』『料理猫』『大喰らい』NEW

 **********

 今更だが…体力と、魔力量の差が凄いな。

 そして、魔力量が300.000に増えた事で、1秒に回復する魔力も1.500に上がった。

 これなら、魔力支配は常に、3メートルぐらいに広げても問題ないだろう…。

 支配している空間には、俺を傷つける事は不可能だろう。

 近づけば…空間支配で対処可能。

 魔法や、弓矢なども、空間支配で対処可能。

 さらに、毒物なども空間支配で察知可能。

 どうやら、空間支配には、探知よりも、より詳しく分かる効果もあるみたいだ。

 …あれ? 俺を殺せる奴なんていないんじゃね?


 その予想は当たっていた。

 彼こそ、ランクで言えば…終焉に1歩踏み出した魔物である。

 終焉…。

 それは魔物の頂点。

 終焉の魔物が暴れれば、世界は一瞬で滅ぶと言われている。

 それは間違いじゃない。

 だが…彼にはその力は無い。

 もし、彼が大量の魔物を蹴散らし…大量の魔石を喰らえば、いずれ空間支配を広げ、星を真っ二つにする事や、圧縮し、手の平サイズにする事が可能だろう。

 それほど、空間支配は強力な魔法なのだ。



 とりあえず、ステータスも分かった事だし…寝るか。

 教会の中にある、祈りの場に、いくつもベンチが置かれている場所に辿り着くと…俺は、ベンチの下で丸くなった。

 ここ数日、あの少女に抱きつかれて、ろくに眠れなかったし、腹も膨れた。

 今なら直ぐに寝れそうだな。

 こうして、街での初めての寝る場所が教会のベンチの下と決まったのだった。
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