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幼少期編
前世は突然に。3
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ぱちっ―――
あれ、この天井は自分の部屋?
「お嬢様っ!目が覚めたのですかっ⁉︎」
マリエラが半泣きで私の顔をのぞき込んできた。
いったいどうしたの、そうぞうしい。
「マリエラ、少し静かにして」
頭に響くじゃない。
というか、こうとうぶが痛い。
イタ、ん?やだ、たんこぶができてるわ。
「良かったです、お嬢様!
すぐにお医者様を呼んで参りますねっ、
――――誰かレイブ先生を!お嬢様が目を覚まされましたわ!
―――旦那様っ、奥様!シルヴィア様がっ!」
マリエラのあわてぶりにもまさるスピードで
お父様とお母様、少し遅れてスチュワートがレイブ先生を連れて来た。
しかも、どうして皆んな不安そうな顔なの?
「シルヴィー!良かった、目が覚めたのかい?
お父様だよ、分かるか?」
たいへん、お父様がおかしくなってしまわれたわ。
「お、お父様、どうされましたの?
もちろん分かりますわよ?」
「ああっ、本当に良かった!
急に庭で倒れたと聞いて、私が倒れるかと思ったよ」
庭でたおれた?
私が?
おぼえがないわ……
「…私、いつたおれたの?」
「3時間くらい前よっ、まさかあなた記憶がっ!」
真っ青なお母様をレイブ先生がなだめる。
「奥様、おそらく記憶が混乱しているのでしょう。
――すみません、どなたかお茶を奥様とお嬢様に」
かしこまりましたっ!とマリエラがちゅうぼうへ駆けていく。
どうやら、とても心配させてしまったみたいね。
ん~
たしかお庭でバラを見てたのよね……
あら?でも水やりは今朝したし、
私どうしてお庭なんかに?
うっ、頭が痛い。
「お嬢様、お茶をどうぞ。
奥様もお飲みになって下さいまし」
マリエラがお茶を持って戻ってきた。
良い香り。
「ふぅ、ふぅ。……こくん。
なんだか、落ち着くわ。ありがとう、マリエラ」
「いいえ、お嬢様。
私がご一緒しておけば、お嬢様の体調に気付けたかもしれないのに………申し訳ありません」
しゅん、と、まるで叱られた犬みたいに
落ち込んでる。
「ねぇ、私どうしてお庭に居たのかしら?」
不思議よね~
「覚えていらっしゃらないのですか?
エリオット殿下にお嬢様がバラを選んで差し上げていたんですよ」
ん―――?
エリオット殿下?
まぁ、その方はどこからわいてきたの?
あら?何かしら、急に頭に映像が、、
すごい、美少年………あぁエリオット様ね。
………………………………………………………………………………腹黒?
「お嬢様?」
「エリオット殿下のお名前って、何だったかしら」
「もうっ!何を言ってらっしゃるんですかぁ?
エリオット・ファン・ベーヴェルン様ですよ」
「そうよ………そうだわ!」
思い出した!
氷の第1王子よ!7人の騎士の!
お客様が来るからと、朝からお粧ししたら
エリオットが来たのよ。
ああっ、どうして今まで気付かなかったのかしら!
ココはベーヴェルン王国、
そしてエリオットと私の婚約。
まんま、乙女ゲーム『ベーヴェルン王立学園~光の聖女と7人の騎士~』の世界じゃない‼︎
まさか私が悪役令嬢に転生してたなんてっ。
確か、前世の私が1番最後にプレイしてた乙女ゲームよね?
社会人3年目の実家暮らし、彼氏なし…だったからゲームにガッツリ課金したなぁ。
魅力度upの為に、イベント毎にガチャ回しまくってたし、アバターもすごい拘った気がする。
………っどうして、主人公じゃないのよーーー!
それがダメでもモブならまだ、ヒロインと攻略対象のスチルが楽しめたかもしれないけど、シルヴィアはないわ。
だって悪役令嬢だもの。しかも全ルートで。
7人中5人はバッドエンドでもトゥルーエンドでも殺され、残り2人でもボロ雑巾のように虐げられてポイっだわ。
まずいわ、とにかく現状打破しなきゃ。
いったん、整理が必要ね。
「先生、シルヴィーは大丈夫でしょうか?」
あっ、急に黙り込んだから余計心配させてしまったのね。
「ふむ。様子を見て、もし記憶が――
「先生、お父様。大丈夫ですわ。今ちょうど思い出していたところですの。ご心配をおかけして申し訳ありません」
わぁ、私のお父様イケメン!
艶のある銀髪はキラキラしていて綺麗だし、
アーモンド型の瞳はサファイア色に透き通ってる。
頭の回転も良いし、何よりお母様と娘を大事にしてくれている。
攻略対象達より魅力的だわ!
むしろ何故対象じゃないか不思議よ!
7年も娘やってるから、贔屓目がすごいのかしら?
次にお母様。
丸型の垂れ目でとにかく可愛らしい!
血統書付き小動物のようだわ。
柔らかそうなローズブロンドのウェービーヘアに、
透明感溢れる白肌。
腰もきゅっと締まっていて、……胸はCぐらいかしら?
庇護欲そそられるわ。
まぁ、必要ないんだけどね、、お母様、強いし。…腕っぷしも。
あと私付きのマリエラ。
まだ16歳だったかしら?
日本で言えば高校生くらいなのに、とてもしっかりしている。
私のお茶の好みや、お洋服の好み、体調の変化にだってすぐ気付いてくれるわ。
たまーに、おっちょこちょいなところがあるけど気にならない。
ブリュネットの髪を後ろでお団子にして、リボンで結んでいる。
ふふっ、このリボン、去年私がプレゼントしたの!
そういえば、ゲームにマリエラって出てたかしら?
シルヴィアのお付きは男の子だったような……
まあいいわ。
家令のスチュワートは50代だったっけ。
シルバーグレーが似合う男性って感じ。
いつもピシッとしていて、使用人には勿論、たまにお父様にも厳しい。
作法は厳しいけど、基本私には甘々だわ。
トミー爺と水やりしてると羨ましそうに見てくる事があるから、息抜きにガーデニングしたいのかな?
今度誘ってみようかしら。
「良いんだよ、シルヴィー。
今日はもうゆっくり休みなさい。
――――――あ、明日殿下がお見舞いに来て下さるそうだよ。良かったね」
笑顔が素敵っ、じゃなくて
えーーーっ‼︎
そんな、「あっそういえば」みたいな言い方しないでよっ。
まだ整理も出来てないのに、なんてはた迷惑な。
そもそも倒れた原因は、前世とシルヴィアで混乱したからであって、、これって王子のせいじゃない?
いや、でも待てよ。
そのおかげで思い出せたから、コレはこれで良い…のか?
むしろ感謝すべきだというの?
「じゃあ行くわね。何かあったらすぐ呼ぶのよ?」
「ありがとう、お母様、みんな」
お母様が最後に優しく頭を撫でてマリエラ以外出て行った。
「マリエラ、お茶美味しかったわ。もう一杯お願い出来る?あと、ペンと紙が欲しいの」
「かしこまりました、すぐご用意致しますわ」
ふぅ、今日はシルヴィアにとって間違いなく人生で1番濃い日だったはず。
そもそも前世思い出したって、どこのビックリ人間よ。
ラノベかっ。
―――いやゲームの世界だったわね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[メモ]
シルヴィア覚醒前(賢い7歳):ひらがな多め
シルヴィア覚醒後(中身25歳):口調も若干くだけ気味。
上記のイメージで書いてます。
〈ちょこっとプロフィール〉
シルヴィア・フォン・ヴェルトハイム(7)
→乙女ゲームの世界に転生した公爵令嬢。
前世は社会人3年目の25歳。
アレク・フォン・ヴェルトハイム(32)
→ベーヴェルン王国、ヴェルトハイム領を治める若き公爵。2年前に爵位を継いだ。20歳でクリスティアと政略結婚。
シルヴィア以外に息子がいる。
クリスティア・フォン・ヴェルトハイム(30)
→生家はアストゥリアス伯爵家。18歳でアレクと政略結婚。シルヴィア以外に息子がいる。
あれ、この天井は自分の部屋?
「お嬢様っ!目が覚めたのですかっ⁉︎」
マリエラが半泣きで私の顔をのぞき込んできた。
いったいどうしたの、そうぞうしい。
「マリエラ、少し静かにして」
頭に響くじゃない。
というか、こうとうぶが痛い。
イタ、ん?やだ、たんこぶができてるわ。
「良かったです、お嬢様!
すぐにお医者様を呼んで参りますねっ、
――――誰かレイブ先生を!お嬢様が目を覚まされましたわ!
―――旦那様っ、奥様!シルヴィア様がっ!」
マリエラのあわてぶりにもまさるスピードで
お父様とお母様、少し遅れてスチュワートがレイブ先生を連れて来た。
しかも、どうして皆んな不安そうな顔なの?
「シルヴィー!良かった、目が覚めたのかい?
お父様だよ、分かるか?」
たいへん、お父様がおかしくなってしまわれたわ。
「お、お父様、どうされましたの?
もちろん分かりますわよ?」
「ああっ、本当に良かった!
急に庭で倒れたと聞いて、私が倒れるかと思ったよ」
庭でたおれた?
私が?
おぼえがないわ……
「…私、いつたおれたの?」
「3時間くらい前よっ、まさかあなた記憶がっ!」
真っ青なお母様をレイブ先生がなだめる。
「奥様、おそらく記憶が混乱しているのでしょう。
――すみません、どなたかお茶を奥様とお嬢様に」
かしこまりましたっ!とマリエラがちゅうぼうへ駆けていく。
どうやら、とても心配させてしまったみたいね。
ん~
たしかお庭でバラを見てたのよね……
あら?でも水やりは今朝したし、
私どうしてお庭なんかに?
うっ、頭が痛い。
「お嬢様、お茶をどうぞ。
奥様もお飲みになって下さいまし」
マリエラがお茶を持って戻ってきた。
良い香り。
「ふぅ、ふぅ。……こくん。
なんだか、落ち着くわ。ありがとう、マリエラ」
「いいえ、お嬢様。
私がご一緒しておけば、お嬢様の体調に気付けたかもしれないのに………申し訳ありません」
しゅん、と、まるで叱られた犬みたいに
落ち込んでる。
「ねぇ、私どうしてお庭に居たのかしら?」
不思議よね~
「覚えていらっしゃらないのですか?
エリオット殿下にお嬢様がバラを選んで差し上げていたんですよ」
ん―――?
エリオット殿下?
まぁ、その方はどこからわいてきたの?
あら?何かしら、急に頭に映像が、、
すごい、美少年………あぁエリオット様ね。
………………………………………………………………………………腹黒?
「お嬢様?」
「エリオット殿下のお名前って、何だったかしら」
「もうっ!何を言ってらっしゃるんですかぁ?
エリオット・ファン・ベーヴェルン様ですよ」
「そうよ………そうだわ!」
思い出した!
氷の第1王子よ!7人の騎士の!
お客様が来るからと、朝からお粧ししたら
エリオットが来たのよ。
ああっ、どうして今まで気付かなかったのかしら!
ココはベーヴェルン王国、
そしてエリオットと私の婚約。
まんま、乙女ゲーム『ベーヴェルン王立学園~光の聖女と7人の騎士~』の世界じゃない‼︎
まさか私が悪役令嬢に転生してたなんてっ。
確か、前世の私が1番最後にプレイしてた乙女ゲームよね?
社会人3年目の実家暮らし、彼氏なし…だったからゲームにガッツリ課金したなぁ。
魅力度upの為に、イベント毎にガチャ回しまくってたし、アバターもすごい拘った気がする。
………っどうして、主人公じゃないのよーーー!
それがダメでもモブならまだ、ヒロインと攻略対象のスチルが楽しめたかもしれないけど、シルヴィアはないわ。
だって悪役令嬢だもの。しかも全ルートで。
7人中5人はバッドエンドでもトゥルーエンドでも殺され、残り2人でもボロ雑巾のように虐げられてポイっだわ。
まずいわ、とにかく現状打破しなきゃ。
いったん、整理が必要ね。
「先生、シルヴィーは大丈夫でしょうか?」
あっ、急に黙り込んだから余計心配させてしまったのね。
「ふむ。様子を見て、もし記憶が――
「先生、お父様。大丈夫ですわ。今ちょうど思い出していたところですの。ご心配をおかけして申し訳ありません」
わぁ、私のお父様イケメン!
艶のある銀髪はキラキラしていて綺麗だし、
アーモンド型の瞳はサファイア色に透き通ってる。
頭の回転も良いし、何よりお母様と娘を大事にしてくれている。
攻略対象達より魅力的だわ!
むしろ何故対象じゃないか不思議よ!
7年も娘やってるから、贔屓目がすごいのかしら?
次にお母様。
丸型の垂れ目でとにかく可愛らしい!
血統書付き小動物のようだわ。
柔らかそうなローズブロンドのウェービーヘアに、
透明感溢れる白肌。
腰もきゅっと締まっていて、……胸はCぐらいかしら?
庇護欲そそられるわ。
まぁ、必要ないんだけどね、、お母様、強いし。…腕っぷしも。
あと私付きのマリエラ。
まだ16歳だったかしら?
日本で言えば高校生くらいなのに、とてもしっかりしている。
私のお茶の好みや、お洋服の好み、体調の変化にだってすぐ気付いてくれるわ。
たまーに、おっちょこちょいなところがあるけど気にならない。
ブリュネットの髪を後ろでお団子にして、リボンで結んでいる。
ふふっ、このリボン、去年私がプレゼントしたの!
そういえば、ゲームにマリエラって出てたかしら?
シルヴィアのお付きは男の子だったような……
まあいいわ。
家令のスチュワートは50代だったっけ。
シルバーグレーが似合う男性って感じ。
いつもピシッとしていて、使用人には勿論、たまにお父様にも厳しい。
作法は厳しいけど、基本私には甘々だわ。
トミー爺と水やりしてると羨ましそうに見てくる事があるから、息抜きにガーデニングしたいのかな?
今度誘ってみようかしら。
「良いんだよ、シルヴィー。
今日はもうゆっくり休みなさい。
――――――あ、明日殿下がお見舞いに来て下さるそうだよ。良かったね」
笑顔が素敵っ、じゃなくて
えーーーっ‼︎
そんな、「あっそういえば」みたいな言い方しないでよっ。
まだ整理も出来てないのに、なんてはた迷惑な。
そもそも倒れた原因は、前世とシルヴィアで混乱したからであって、、これって王子のせいじゃない?
いや、でも待てよ。
そのおかげで思い出せたから、コレはこれで良い…のか?
むしろ感謝すべきだというの?
「じゃあ行くわね。何かあったらすぐ呼ぶのよ?」
「ありがとう、お母様、みんな」
お母様が最後に優しく頭を撫でてマリエラ以外出て行った。
「マリエラ、お茶美味しかったわ。もう一杯お願い出来る?あと、ペンと紙が欲しいの」
「かしこまりました、すぐご用意致しますわ」
ふぅ、今日はシルヴィアにとって間違いなく人生で1番濃い日だったはず。
そもそも前世思い出したって、どこのビックリ人間よ。
ラノベかっ。
―――いやゲームの世界だったわね。
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[メモ]
シルヴィア覚醒前(賢い7歳):ひらがな多め
シルヴィア覚醒後(中身25歳):口調も若干くだけ気味。
上記のイメージで書いてます。
〈ちょこっとプロフィール〉
シルヴィア・フォン・ヴェルトハイム(7)
→乙女ゲームの世界に転生した公爵令嬢。
前世は社会人3年目の25歳。
アレク・フォン・ヴェルトハイム(32)
→ベーヴェルン王国、ヴェルトハイム領を治める若き公爵。2年前に爵位を継いだ。20歳でクリスティアと政略結婚。
シルヴィア以外に息子がいる。
クリスティア・フォン・ヴェルトハイム(30)
→生家はアストゥリアス伯爵家。18歳でアレクと政略結婚。シルヴィア以外に息子がいる。
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