お嬢さんはある日森の中で熊さんに出会った

agapē【アガペー】

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3、★☆絶望の先



フラムウェルの私室に連れ込まれ、純血を奪われたリシェリア。


「フラム、読んでいたと聞いたが、何用だ・・・なっ・・・これはどういう事だ」

「はぁ、はぁ、兄上、見られて、しまいましたね」

「・・・」


アイスフォードは目の前の光景が信じられない様子で、言葉を失って立ち尽くす。部屋の外に待機していたリアンとアシュトスが、用件を伝えに入ってくる。


「フラムウェル殿下、アイリス様がお見えになっているそうです」

「ちっ・・・わかった」


苛立ちながら、服を整えると部屋を出ていった。フラムウェルが部屋を出て行くと、無言だったアイスフォード口を開く。


「リシェリア、どういう事だ・・・」

「アイスフォード様・・・」


リシェリアは純血を失った事への絶望と、アイスフォードに対してあってはならない事が起きてしまった恐怖から、言葉に詰まってしまった。


「いつからフラムとこんな関係だったんだ!」


アイスフォードの声は怒気を含んでいた。


「違いますわ!フラムウェル殿下に・・・無理矢理・・・」


リシェリアは自分の口から話すことも出来ず、苦しく辛く、涙が流れた。アイスフォードは不貞を疑ったが、リシェリアの涙と、シーツに散った赤みを帯びた液体を見てその考えを改めた。


「君を信じるよ・・・」


アイスフォードはリシェリアに近づき手を伸ばしたが、抱きしめようとして肌に触れようとした寸前、ピタッと止まってしまった。


「・・・アイス・・・フォード様・・・」

「・・・あぁ」


しかしそれ以上は行動に起こせなかった。


「すまない・・・王家の馬車を用意させる」


アイスフォードはそれ以降振り向きもせず部屋を出ていった。


「・・・アイスフォード様・・・」


リシェリアは絶望した。他の男に犯された女など、触れる価値もないと言われているようだった。そう意思表示をされたのだと思った。

アイスフォードが去ったこの部屋には、フラムウェルの側近、リアンとアシュトスが残っていた。


「リシェリア様・・・馬車の準備ができるまで私達がお相手しますね」


リアンが声をかける後ろで、アシュトスが部屋に鍵をかけた音がした。


「相手とはなんです!来ないでください!これ以上近づかないで!!」


リシェリアの叫びも虚しく、二人に取り押さえられ、精が放たれたばかりの蜜壺に熱杭を押し込まれた。


「やめて!抜いてください!!いやぁっ!いやぁぁぁぁ!!!」


ぐちゅぐちゅという水音と、パンパンと腰を打ち付ける音が部屋に響く。


「あぁ、気持ちいいですよ。リシェリア様・・・学園ではじめてあなたを見た時から、こうしたくてたまらなかった。一番じゃないのが残念ですがね」

「俺も、この胸を触りたかったんだよな・・・たまらねぇな」


二人はそれぞれリシェリアに精を注ぎ込むと、ドレスを整え、抱えて王家の馬車に乗せて侯爵邸へ送り届けた。


侯爵邸に着いたリシェリアは、痛む体を抑え、脇目もふらず自室に駆け込んだ。


涙を拭いながら荷物をまとめる。


せめてアイスフォードに拒絶をされていなければ、ここまで心にも体にも傷を負わずに済んだ。


リシェリアは幸せな未来など描けなくなっていた。





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