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9.ジョンの暴力
162.会長の決意
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「おじいちゃん、ごめんなさい、買ってもらったおもちゃあんまり使わなかった」
マサトとアキラが会社に行った後にジョンが謝ってきた。
「別にかまわんよ、あの傷といい、今回はあんまり楽しくはなかったのか?」
「うん、僕がいけないんだ。僕がアキラを傷つけちゃったから…
おじいちゃん、僕もうアキラを傷つけたくないんだ。
どうしたらいい?
どうしたら傷つけないですむ?」
ジョンは会長に、真剣に聞いてくる。
…辛そうに
「ん~人を傷つけないのは難しいのう、大事な人ほど深く傷つけてしまうし、傷つきやすいじゃよ。
そうじゃなあぁ、ジョン君が強くなることかな?」
会長はゆっくりわかりやすいように話す。
「ジョン君が強くなれば、アキラ君を守ってあげれるし、余裕もでてくるじゃろう?
そしたら、傷つける前に自分を止められるかもしれん。
こればかりは、大人でも難しいことじゃなからなぁ」
ジョンの頭をなでながら優しく話す。
「僕は強くなれる?
僕はアキラを傷つけたくないんだ、アキラは傷つけても殺されても構わないと言うけど。
僕は嫌だ、アキラを失うなんて耐えられない。」
今にも泣き出しそうに言う。
アキラはまだ自分のコントロールできない、ジョンすら愛している。
側にさえいてくれれば、殴られようが、殺されようがたぶん嬉々として受け入れるだろう。
だがそれは残酷なことだ。
その後のジョンはどうなるんだ?
自分でアキラを殺して、まともに生きていけるとは思えない。
「なれるように頑張るんじゃ!
強くなってアキラを守ってあげなさい
たぶんあやつはすごく弱い人間みたいじゃから。
ワシが鍛えてやるから安心しなさい。心も体もな」
自分の余生はこの子を育てることに費やそうと、会長は心に決めた。
マサトとアキラが会社に行った後にジョンが謝ってきた。
「別にかまわんよ、あの傷といい、今回はあんまり楽しくはなかったのか?」
「うん、僕がいけないんだ。僕がアキラを傷つけちゃったから…
おじいちゃん、僕もうアキラを傷つけたくないんだ。
どうしたらいい?
どうしたら傷つけないですむ?」
ジョンは会長に、真剣に聞いてくる。
…辛そうに
「ん~人を傷つけないのは難しいのう、大事な人ほど深く傷つけてしまうし、傷つきやすいじゃよ。
そうじゃなあぁ、ジョン君が強くなることかな?」
会長はゆっくりわかりやすいように話す。
「ジョン君が強くなれば、アキラ君を守ってあげれるし、余裕もでてくるじゃろう?
そしたら、傷つける前に自分を止められるかもしれん。
こればかりは、大人でも難しいことじゃなからなぁ」
ジョンの頭をなでながら優しく話す。
「僕は強くなれる?
僕はアキラを傷つけたくないんだ、アキラは傷つけても殺されても構わないと言うけど。
僕は嫌だ、アキラを失うなんて耐えられない。」
今にも泣き出しそうに言う。
アキラはまだ自分のコントロールできない、ジョンすら愛している。
側にさえいてくれれば、殴られようが、殺されようがたぶん嬉々として受け入れるだろう。
だがそれは残酷なことだ。
その後のジョンはどうなるんだ?
自分でアキラを殺して、まともに生きていけるとは思えない。
「なれるように頑張るんじゃ!
強くなってアキラを守ってあげなさい
たぶんあやつはすごく弱い人間みたいじゃから。
ワシが鍛えてやるから安心しなさい。心も体もな」
自分の余生はこの子を育てることに費やそうと、会長は心に決めた。
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