581 / 1,158
21.進む僕
577.狩りの終わり、そして打ち上げ
しおりを挟む
「僕はともかく、アレに手を出したら、本当に許さないからね?」
いつもの機嫌の良さそうな綺麗な顔で、アキラがカズマさんに耳打ちをした。
そう、僕への牽制の言葉を
僕の顔が熱くなるのを感じていると、ダークさんが笑うのを堪えてる顔をしてるし、おじいちゃんも複雑な顔をしている……
けっこう聞こえてるよ!その耳打ち!!
ダークさんも僕と変わらないくらいの聴覚してるんだなぁ…
「さてと!僕が服着替えたら帰れるかな?
カズマ、いつもながら僕の量が多くてごめんね、お願いね!」
にこやかな笑顔でアキラが宣言したので、各々も帰る準備をして帰路についた
ただあの後、ひたすら黙ったままだったカズマさんが、ひたすら不気味で気持ちが悪かったけど……
「はぁ~い!今日はお疲れ様でした!
無事に狩りも成功したことを祝して、乾杯!!」
夜ご飯はなんだか、ごちゃっとした狭い座敷のお店で打ち上げだった。
僕はこういうの初めてだから、めちゃくちゃ楽しみだけど…何をすればいいの?ご飯食べたらいいの?
「ジョンはおかわりはウーロン茶でいい?
唐揚げ頼もうか?
ダークは次は何飲むの?ペース早いね!
ダークの好きなスピリッツそろってるよ、何にする?」
アキラが今日は幹事とかで、注文聞いたりお皿配ったりしている。
いつものへべれけアキラじゃないみたいだ…
「ジンをロックでお願いします
ほらっアキラも飲みなよ…別に幹事に撤しなくても、もう各自で注文するから大丈夫ですよ!
ほらっこっち来て飲みますよ!はぁぁ幸せです。
アキラとまたこんなに楽しく飲めるなんて……本当にもう諦めてましたから……」
「ははっなんだよ…そうだね
僕もダークともう狩りなんて無理だと思ってたよ
心配してくれて、ありがとう
ダークが変わらないでいてくれて…本当に僕は救われてたんだよ?」
ダークさんがアキラにしがみついて、ポロポロと泣き出した…
アキラも苦笑いしてダークさんの顔をおしぼりで拭っていく。
「ダーク、酔っ払うの早すぎだろ…
ごめんね、ジョン君
ダークは泣き上戸なんだよ、アキラはどちらかというと笑い上戸なんだけどね?二人が揃うと観物だよ?
楽しみにしときなよ」
千代丸さんの言葉は本当で、ダークさんがボロボロ泣きながらアキラに抱きつくと、アキラがゲラゲラ笑ってダークさんをモフるっという不思議な光景が始まった…
もう二人共、酔っ払いきってるから…嫉妬する気すら起きない
僕はチーンという顔で唐揚げをモシモシっと食べて焼き鳥に食らいついて、焼きおにぎりとサイコロステーキを平らげていく
「ははっいい食べっぷりだね?
ダークがごめんね?あいつ本当にアキラのこと心配してたからさ…
ダークは中等部のころからアキラの友達で、あいつの苦労も努力も一番近くで見てきたからさ…
病気でポーション作れなくなっていくアキラの苦悩を、一番わかってたのもあいつでね
だから今回アキラからこの狩りの連絡が来たとき、めちゃくちゃ喜んでたんだよ、本当によかったよ…」
アキラはダークさんの話をするときに、本当にいつもいい奴だって言っている。きっとずっと苦楽を共にした親友なんだろう
ぬいぐるみのときもだけど、そこにはまったく僕の入り込める余地はないけど…きっとそれは僕への思いとは違うベクトルの思いだから
うん、大丈夫だ…ヤキモチを妬かないでいられそうだ
「それにしても、なんであの二人って酒にめっぽう弱いんだろうね?
研究室の中で一番頭がいいやつと一番良識があるやつだったんだよ?
酒が入ると二人共途端にアホになるんだよねぇ……
あっアキラが寝たね…狩りで疲れてたから限界だったかな?
ちょっとダークとアキラ回収に行く?
アキラはジョン君に任せればいいのかな?」
千代丸さんも実はめちゃくちゃ日本酒を飲んでいる。なのに全然態度が変わらない…この人は強いんだなぁ…
「アキラは寝たし、ちょっと俺たちもジョン君に聞きたいことあるからさぁ…」
なんかいやらしい顔で笑われてしまった…なんだろう…ちょっと不安なんだけど…
いつもの機嫌の良さそうな綺麗な顔で、アキラがカズマさんに耳打ちをした。
そう、僕への牽制の言葉を
僕の顔が熱くなるのを感じていると、ダークさんが笑うのを堪えてる顔をしてるし、おじいちゃんも複雑な顔をしている……
けっこう聞こえてるよ!その耳打ち!!
ダークさんも僕と変わらないくらいの聴覚してるんだなぁ…
「さてと!僕が服着替えたら帰れるかな?
カズマ、いつもながら僕の量が多くてごめんね、お願いね!」
にこやかな笑顔でアキラが宣言したので、各々も帰る準備をして帰路についた
ただあの後、ひたすら黙ったままだったカズマさんが、ひたすら不気味で気持ちが悪かったけど……
「はぁ~い!今日はお疲れ様でした!
無事に狩りも成功したことを祝して、乾杯!!」
夜ご飯はなんだか、ごちゃっとした狭い座敷のお店で打ち上げだった。
僕はこういうの初めてだから、めちゃくちゃ楽しみだけど…何をすればいいの?ご飯食べたらいいの?
「ジョンはおかわりはウーロン茶でいい?
唐揚げ頼もうか?
ダークは次は何飲むの?ペース早いね!
ダークの好きなスピリッツそろってるよ、何にする?」
アキラが今日は幹事とかで、注文聞いたりお皿配ったりしている。
いつものへべれけアキラじゃないみたいだ…
「ジンをロックでお願いします
ほらっアキラも飲みなよ…別に幹事に撤しなくても、もう各自で注文するから大丈夫ですよ!
ほらっこっち来て飲みますよ!はぁぁ幸せです。
アキラとまたこんなに楽しく飲めるなんて……本当にもう諦めてましたから……」
「ははっなんだよ…そうだね
僕もダークともう狩りなんて無理だと思ってたよ
心配してくれて、ありがとう
ダークが変わらないでいてくれて…本当に僕は救われてたんだよ?」
ダークさんがアキラにしがみついて、ポロポロと泣き出した…
アキラも苦笑いしてダークさんの顔をおしぼりで拭っていく。
「ダーク、酔っ払うの早すぎだろ…
ごめんね、ジョン君
ダークは泣き上戸なんだよ、アキラはどちらかというと笑い上戸なんだけどね?二人が揃うと観物だよ?
楽しみにしときなよ」
千代丸さんの言葉は本当で、ダークさんがボロボロ泣きながらアキラに抱きつくと、アキラがゲラゲラ笑ってダークさんをモフるっという不思議な光景が始まった…
もう二人共、酔っ払いきってるから…嫉妬する気すら起きない
僕はチーンという顔で唐揚げをモシモシっと食べて焼き鳥に食らいついて、焼きおにぎりとサイコロステーキを平らげていく
「ははっいい食べっぷりだね?
ダークがごめんね?あいつ本当にアキラのこと心配してたからさ…
ダークは中等部のころからアキラの友達で、あいつの苦労も努力も一番近くで見てきたからさ…
病気でポーション作れなくなっていくアキラの苦悩を、一番わかってたのもあいつでね
だから今回アキラからこの狩りの連絡が来たとき、めちゃくちゃ喜んでたんだよ、本当によかったよ…」
アキラはダークさんの話をするときに、本当にいつもいい奴だって言っている。きっとずっと苦楽を共にした親友なんだろう
ぬいぐるみのときもだけど、そこにはまったく僕の入り込める余地はないけど…きっとそれは僕への思いとは違うベクトルの思いだから
うん、大丈夫だ…ヤキモチを妬かないでいられそうだ
「それにしても、なんであの二人って酒にめっぽう弱いんだろうね?
研究室の中で一番頭がいいやつと一番良識があるやつだったんだよ?
酒が入ると二人共途端にアホになるんだよねぇ……
あっアキラが寝たね…狩りで疲れてたから限界だったかな?
ちょっとダークとアキラ回収に行く?
アキラはジョン君に任せればいいのかな?」
千代丸さんも実はめちゃくちゃ日本酒を飲んでいる。なのに全然態度が変わらない…この人は強いんだなぁ…
「アキラは寝たし、ちょっと俺たちもジョン君に聞きたいことあるからさぁ…」
なんかいやらしい顔で笑われてしまった…なんだろう…ちょっと不安なんだけど…
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
344
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる