夢から覚めるなら殺して〜虐待を受けてきた白狼、天才科学者はなんとか助け出すが、歪んだ性知識と無知な性知識、いつになったら幸せになれるの?

モスマンの娘

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23.逃げる君

615.ダークさん

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自分のしてしまったことをシノダ教授に話していくと…
自分がどれほどアキラを傷つけることをしたのかわかって、どんどんアキラに申し訳無さが募っていく。


なんであのときに何度も感じた違和感を無視したんだろう…
もっと早く気づけていたら、アキラにあんな辛そうな顔もさせなかったのに


「洗脳はね、かかりやすいし自由度も高い闇魔法だけどその分めちゃくちゃ解けやすいんだよ
ちょっとした違和感や衝撃で解けるから、戦闘中にかけられたらウォーターボールでもぶつければいいんだけど

アキラ君クラスの魔法抵抗力ならそれこそ秒で解けちゃうんだ…
だからたぶんジョン君が最後までやっちゃった・・・・・・のがショックだったんだよ

実際は一つにはなってないから、最後まではしてないんだけど、たぶんアキラ君はそう思ってるだろ?

でもジョン君は、しかたないと思うけどな…
たぶん落ち着いた状態になれば、アキラ君ならすぐに許してくれるよ?」


シノダ教授の言葉に苦しくなる。
許してくれても、あの辛そうなアキラはいつもは隠れているアキラで、普段なら欠片も見せず耐えて笑っていたんでしょ?


「アキラは…いつも僕を許してくれるけど
本当はいつも怒って、悲しんで、苦しんで……
今回だって僕がもっとしっかりしてたら、アキラに暴力奮うこともなかったし、あんな犯すような……
ゔゔぅぅ……」


「あぁ……ごめんね、思いつめないで、今は精神的ダメージがかなり入ってるから悲観的になりやすいんだよ
憑依の時にやったことはジョン君に落ち度はまったくないからね!

あのときは、ジョン君は手も足も出ない状態で、自分を守れただけよかったと思うんだよ!
下手すりゃ廃人だったんだからね」


最初は怒る勢いだっシノダ教授が結局は慰めてくれるけど、それでも僕は自分が情けなくて…


ガチャリッ!


おじいちゃんと田中さんがダークさんと千代丸さんを連れてきた。
ダークさんの顔が怖ッ
あの人はアキラの親友だから…すごく怒っている


「あぁ……可哀想に、精神ダメージが入ってますね?
少しお話をしましょうか?ジョン君?」


思いの外、優しい声で話しかけられて怒られるのを待って下を向いていたのに、手を握られて思わず顔を上げてしまった。


「なるほど…憑依をやられましたか。
クソッ、カズマのやつ、本当に酷いことを

魔力抵抗力がほぼゼロだとなすすべなかっらろうに…
可哀想に…辛かったね?

そうですね…もし、ジョン君はアキラに会えた何がしたいでしか?」

優しい声に、温かな手に体の力が抜けていく。


「僕は……謝りたい、僕はアキラをすごくたくさん傷つけたから。
いっぱい殴ったし、無理矢理に犯したし、カズマさんとも……ゔゔぅぅ」


「いいですか?殴ったのと犯したのはカズマですよ?
あなたが謝らないといけないのは、弱かったことです。
カズマと交わってしまったことも、あなたが弱かったからいけないのですよ?
間違えてはいけませんよ?」

ダークさんの言葉がストンっと心に入ってくる。
初めて自分のいけなかったことを指摘されて、やっと納得ができた。
握られた手が温かくてポカポカする…


「アキラに会えたら…弱くってごめんなさいって謝りたい、守ってくれてありがとうって、助けてくれてありがとうって言いたい。
アキラを抱き締めて、いっぱいいっぱいありがとうって
僕はもっと強くなりたい!」


「その言葉が出てくるなら、もうジョン君は大丈夫ですね?
アキラも、きっとそれなら許してくれますよ
さてとっ、あっちが私達待ちみたいですから、いきましょうか?
お千代さん…なんですかその顔は……
あいつの治療なら断りますからね!」


あれっ?さっきまでの優しいダークさんはどこに行ったかな?
ってくらいの豹変ぶりだった。
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