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28.シバという人
793.マサト現る 3 (sideマサト)
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まさかアキラさんとやりあえるなんて思いもしなかった!模擬刀を持った手が、楽しみすぎて震えてしまってしかたがない!
ここ数年は社長として内勤ばかりだが、しかし俺だって冒険者あがりで、若いときは冒険にあけくれていた。
それでも卒なく内勤をこなして、業務に明け暮れた日々は満足していたし別に不満などなかったが
しかしそんな日々の中で私が自分から欲しいと思った。
強いカリスマ性に確かな知識に実力、何度もアプローチしては断られてを繰り返して、なのにおじいちゃんの誘いにコロリと乗ってきた魅力的で頭脳明晰な若い研究家
そんなずっと欲しかったアキラさんが今、ギラギラとした目で半笑いで、ホールに着くなり
「覚悟してください!あなたには散々いつもいじられてますからね?今日は絶対にけちょんけちょんにしてやりますよ!」
最高ですよ!こんなアキラさんが見れるなんて…
俺が身構えると同時に、アキラさんが指をパチンっと鳴らし、三方向からすごい勢いで黒い鎖の魔法を繰り出してくる。
難なく模擬刀で薙ぎ払いながら、アキラさんに模擬刀を構えて直進していけば、更に二匹の黒い炎の蛇を両手に出して放ってくる。
多方向からの攻撃に、拘束魔法との連携は見事だけど…やはり場数を踏んでいない
攻撃が直線的で、読み易いし自分への防御ががら空きだ
「ははっ!すごいですね、まさかアキラさんがこんな戦い方ができるなんて…
並の冒険者なら敵わなかったでしょうね?」
一匹をなぎ払い、もう一匹は素手で床に叩きつけて直進を止めない、向かう先には目を剥きながら固まっているアキラさんがいて
顔を歪めてさらに指を鳴らし、鎖を何本か出して俺の行く手を阻もうとしているが…
「アキラさん…あなたは俺を舐め過ぎですよ?これくらいで止まるとでも?あと遅いですよ…」
「うわっ…嘘っ!」
そのまま鎖と共にアキラさんごと模擬刀で払い上げれば、アキラさんの軽い体が簡単に宙を舞っていく
そのまま落ちてくるかと思い、受け止めようと見上げれば
アキラさんは空中で炎の蛇に巻きつけられながら、ゆっくりと床に降り立った。
その蛇を左手に纏って何度か深呼吸をするようにすれば
黒い炎は燃え下がり蜷局を巻くようにうねうねとより黒く、激しく燃えていく
「はぁ…駄目ですね、まったくマサトさんに勝てる手が思いつきません…
清姫を素手で対処するとか、どんな体をしてるんですか…
スピードも硬さも判断力も、僕の想定の断然に上を行ってます。
すいません、マサトさんを舐めてました。
あなたは本当に強い…」
「それは、ありがとうございます。
あなたに褒められるのは嬉しいてますが…
その腕の蛇は諦めてはいないってことですよね?」
「えぇ…今の僕が放てる最強の清姫をあなたに放ちます。スピードも命中率も何も考えずにただただ強さだけを重視した清姫を…
これを真正面から受けてはくれませんか?
こうやってお願いするしか、僕には勝てる術が見つからないんですよ…
もしこれが効かなかったら、僕の完全な負けですよ…」
そんな冒険者にとって、最高な提案を受けないわけがないじゃないか!アキラさんの、渾身の一発をこの体で試せるなんて…
これは絶対に俺しか味わえないに違いない…シノダ教授にもジョン君にもなし得ないことだ!
優越感と高揚感が自分の気持ちを高ぶらせて、口元が緩んでしまう。
「そんな冒険者冥利に尽きる提案をされては、受けないわけないじゃないですか?
ははっ…あなたはやはり最高ですよ!!」
「でも、もしも…この清姫であなたを負かせることができたら、シバさんの懲戒をやめてくださいね?あの人はただ勘違いしただけで…責なら僕にもあるでしょう?
あの人がいないと、この施設は成り立ちませんからね?」
アキラさんの言葉に眉間にシワが寄る
最高に気分がいいときに、無粋な話を入れてこないでいただきたい…
今はそんなコトよりも、アキラさんの特別を味わえることへ至福感がヤバいのだから!
「そうですね、もしも俺がその清姫に吹き飛ばされたら、あなたのそのお願いを聞き入れますよ…
ただ俺がそのあなたの最高の技を打ち破れたら、シバさんにしっかりと罰は受けてもらいますよ
勘違いだろうが、状態異常だろうが…あなたに手を出したんだ、許すことなんてできやしませんよ!」
俺の返答には思いの外、苛立ちが含んでいて、自分が思っているよりアキラさんを傷つけられたことに怒りを感じているらしい…
「ありがとうございます。はぁ…舞え、清姫!!」
アキラさんの力の入った透き通るようなソプラノボイスと共に、耳を突き破るような破壊音がホールに響いていった…………
ここ数年は社長として内勤ばかりだが、しかし俺だって冒険者あがりで、若いときは冒険にあけくれていた。
それでも卒なく内勤をこなして、業務に明け暮れた日々は満足していたし別に不満などなかったが
しかしそんな日々の中で私が自分から欲しいと思った。
強いカリスマ性に確かな知識に実力、何度もアプローチしては断られてを繰り返して、なのにおじいちゃんの誘いにコロリと乗ってきた魅力的で頭脳明晰な若い研究家
そんなずっと欲しかったアキラさんが今、ギラギラとした目で半笑いで、ホールに着くなり
「覚悟してください!あなたには散々いつもいじられてますからね?今日は絶対にけちょんけちょんにしてやりますよ!」
最高ですよ!こんなアキラさんが見れるなんて…
俺が身構えると同時に、アキラさんが指をパチンっと鳴らし、三方向からすごい勢いで黒い鎖の魔法を繰り出してくる。
難なく模擬刀で薙ぎ払いながら、アキラさんに模擬刀を構えて直進していけば、更に二匹の黒い炎の蛇を両手に出して放ってくる。
多方向からの攻撃に、拘束魔法との連携は見事だけど…やはり場数を踏んでいない
攻撃が直線的で、読み易いし自分への防御ががら空きだ
「ははっ!すごいですね、まさかアキラさんがこんな戦い方ができるなんて…
並の冒険者なら敵わなかったでしょうね?」
一匹をなぎ払い、もう一匹は素手で床に叩きつけて直進を止めない、向かう先には目を剥きながら固まっているアキラさんがいて
顔を歪めてさらに指を鳴らし、鎖を何本か出して俺の行く手を阻もうとしているが…
「アキラさん…あなたは俺を舐め過ぎですよ?これくらいで止まるとでも?あと遅いですよ…」
「うわっ…嘘っ!」
そのまま鎖と共にアキラさんごと模擬刀で払い上げれば、アキラさんの軽い体が簡単に宙を舞っていく
そのまま落ちてくるかと思い、受け止めようと見上げれば
アキラさんは空中で炎の蛇に巻きつけられながら、ゆっくりと床に降り立った。
その蛇を左手に纏って何度か深呼吸をするようにすれば
黒い炎は燃え下がり蜷局を巻くようにうねうねとより黒く、激しく燃えていく
「はぁ…駄目ですね、まったくマサトさんに勝てる手が思いつきません…
清姫を素手で対処するとか、どんな体をしてるんですか…
スピードも硬さも判断力も、僕の想定の断然に上を行ってます。
すいません、マサトさんを舐めてました。
あなたは本当に強い…」
「それは、ありがとうございます。
あなたに褒められるのは嬉しいてますが…
その腕の蛇は諦めてはいないってことですよね?」
「えぇ…今の僕が放てる最強の清姫をあなたに放ちます。スピードも命中率も何も考えずにただただ強さだけを重視した清姫を…
これを真正面から受けてはくれませんか?
こうやってお願いするしか、僕には勝てる術が見つからないんですよ…
もしこれが効かなかったら、僕の完全な負けですよ…」
そんな冒険者にとって、最高な提案を受けないわけがないじゃないか!アキラさんの、渾身の一発をこの体で試せるなんて…
これは絶対に俺しか味わえないに違いない…シノダ教授にもジョン君にもなし得ないことだ!
優越感と高揚感が自分の気持ちを高ぶらせて、口元が緩んでしまう。
「そんな冒険者冥利に尽きる提案をされては、受けないわけないじゃないですか?
ははっ…あなたはやはり最高ですよ!!」
「でも、もしも…この清姫であなたを負かせることができたら、シバさんの懲戒をやめてくださいね?あの人はただ勘違いしただけで…責なら僕にもあるでしょう?
あの人がいないと、この施設は成り立ちませんからね?」
アキラさんの言葉に眉間にシワが寄る
最高に気分がいいときに、無粋な話を入れてこないでいただきたい…
今はそんなコトよりも、アキラさんの特別を味わえることへ至福感がヤバいのだから!
「そうですね、もしも俺がその清姫に吹き飛ばされたら、あなたのそのお願いを聞き入れますよ…
ただ俺がそのあなたの最高の技を打ち破れたら、シバさんにしっかりと罰は受けてもらいますよ
勘違いだろうが、状態異常だろうが…あなたに手を出したんだ、許すことなんてできやしませんよ!」
俺の返答には思いの外、苛立ちが含んでいて、自分が思っているよりアキラさんを傷つけられたことに怒りを感じているらしい…
「ありがとうございます。はぁ…舞え、清姫!!」
アキラさんの力の入った透き通るようなソプラノボイスと共に、耳を突き破るような破壊音がホールに響いていった…………
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