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34.二人の家に
1034.準備万端です (sideバスター)
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次の日はもう朝イチからシバがバタバタと動き回っている。
年末の大掃除のように、部屋をピカピカにし洗濯物をし、開店したばかるのスーパーへ行き、冷蔵庫をパンパンにする勢いで食材を買ってきて、作り置きを作っている。
「これでよし!食材は一週間はあるし、シーツもタオルも予備もよし!お風呂も部屋もピカピカ、ふっふ~!準備万端です。」
「ははっ…そうだなぁ、これで番休暇中はゆっくり過ごせそうだな…」
私はとりあえずシバの指揮のもと手伝いをしていて、どうやら私は軟禁されるのは抗えないらしい…
まぁ、できることなら気分転換の散歩くらいは行かせて欲しいが、シバの気合が凄過ぎて何も言えない、これは本当にベッドからも降りさせてももらえないかもしれない
「とりあえずやることやったし、お昼を食べたら番届を出して、街をぶらぶらデートして、バスターさんのおすすめのレストランでディナーしましょうね!ふぅ~楽しみです!」
ディナーは早めの時間に予約を入れたから、シバがお昼は軽い温かなお蕎麦を用意してくれて、副菜には作り置きのインゲンの胡麻和えが出てきた。あっさりで大変に美味しい…
食べ終わると、すぐに片付けを取り掛かってくれるシバを置いて衣装室へ行き着替えていく、今日は二人でデートなのだから、やはりカップルに見えるようにしなくては…
着替えて出る準備を終えてリビングへ行けばシバがソワソワとした様子でソファに座っていて、私の姿を見ればぱぁっと花が開いたような満面の笑みを浮かべてくれる。
「バスターさん綺麗だ!
ふふっ…嬉しい!こんな素敵なバスターさんとデートできるなんて、めちゃ嬉しいです!あのっ…俺はどうですか?変じゃない?俺はよくわからなくて、ちゃんとお洒落になってます?
大人な感じになってます?」
「ふふっ…大丈夫だよ、よく似合ってるわ!シバはそれくらいシンプルな方が素敵よ?」
ダークブラウン色のウールのチェスターコートにオフホワイトのハイネックセーター、それにいつもの細身のズボンがシバによく似合う
私もチェスターコートは色違いのライトブラウンにして、オフホワイトのセーターにセットアップの裾口が広いニットパンツだ…一瞬スカートのように見えるのが気に入っている。
髪はショートカットのウィッグにして、お化粧は暖色系の少し軽めにしておいた。やはり役所に行くのにバッチリメイクでは浮きそうだからそれから
「あと、はい!これもね?ふふっ、これですぐにカップルだってわかるでしょ?よく似合うわ…」
「ふわぁ、ありがとうございます。
ふふっ…バスターさんのは俺が巻きますね!お揃いだぁ…」
チャコールグレーの大柄チェックのマフラーをシバに、アッシュグレーの同じ柄のマフラーを私が付ければ隣に歩けばすぐにカップルだとわかるだろう!シバが嬉しそうにパタパタと忙しなくシッポを振っている。よかった。やっぱり喜んでくれた。
マフラーを巻きあって、二人で手をつなぎながら小春日和の温かな日差しの中で、番届を出しに向かった。
年末の大掃除のように、部屋をピカピカにし洗濯物をし、開店したばかるのスーパーへ行き、冷蔵庫をパンパンにする勢いで食材を買ってきて、作り置きを作っている。
「これでよし!食材は一週間はあるし、シーツもタオルも予備もよし!お風呂も部屋もピカピカ、ふっふ~!準備万端です。」
「ははっ…そうだなぁ、これで番休暇中はゆっくり過ごせそうだな…」
私はとりあえずシバの指揮のもと手伝いをしていて、どうやら私は軟禁されるのは抗えないらしい…
まぁ、できることなら気分転換の散歩くらいは行かせて欲しいが、シバの気合が凄過ぎて何も言えない、これは本当にベッドからも降りさせてももらえないかもしれない
「とりあえずやることやったし、お昼を食べたら番届を出して、街をぶらぶらデートして、バスターさんのおすすめのレストランでディナーしましょうね!ふぅ~楽しみです!」
ディナーは早めの時間に予約を入れたから、シバがお昼は軽い温かなお蕎麦を用意してくれて、副菜には作り置きのインゲンの胡麻和えが出てきた。あっさりで大変に美味しい…
食べ終わると、すぐに片付けを取り掛かってくれるシバを置いて衣装室へ行き着替えていく、今日は二人でデートなのだから、やはりカップルに見えるようにしなくては…
着替えて出る準備を終えてリビングへ行けばシバがソワソワとした様子でソファに座っていて、私の姿を見ればぱぁっと花が開いたような満面の笑みを浮かべてくれる。
「バスターさん綺麗だ!
ふふっ…嬉しい!こんな素敵なバスターさんとデートできるなんて、めちゃ嬉しいです!あのっ…俺はどうですか?変じゃない?俺はよくわからなくて、ちゃんとお洒落になってます?
大人な感じになってます?」
「ふふっ…大丈夫だよ、よく似合ってるわ!シバはそれくらいシンプルな方が素敵よ?」
ダークブラウン色のウールのチェスターコートにオフホワイトのハイネックセーター、それにいつもの細身のズボンがシバによく似合う
私もチェスターコートは色違いのライトブラウンにして、オフホワイトのセーターにセットアップの裾口が広いニットパンツだ…一瞬スカートのように見えるのが気に入っている。
髪はショートカットのウィッグにして、お化粧は暖色系の少し軽めにしておいた。やはり役所に行くのにバッチリメイクでは浮きそうだからそれから
「あと、はい!これもね?ふふっ、これですぐにカップルだってわかるでしょ?よく似合うわ…」
「ふわぁ、ありがとうございます。
ふふっ…バスターさんのは俺が巻きますね!お揃いだぁ…」
チャコールグレーの大柄チェックのマフラーをシバに、アッシュグレーの同じ柄のマフラーを私が付ければ隣に歩けばすぐにカップルだとわかるだろう!シバが嬉しそうにパタパタと忙しなくシッポを振っている。よかった。やっぱり喜んでくれた。
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