ポツンと一軒家の主婦は元賢者〜夫を半殺しにしたら、世界の声が、魔法を駆使して快適スローライフを目指します

モスマンの娘

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つよしの受難

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つよしは寝室に入ると、嫌でも乱れたシーツが目に入る。

「あぁ飲みすぎなければ、ひよりとのお楽しみも覚えてられたのに…」

ひよりは地味に見えるが、プロポーションは脱いだらすこいんです系だ

寝室にもまだ微かに酒と汗の臭いが残っている。(平泳ぎと逆ファブの効果)

「惜しいことをしたかなぁ~」

今更になって、つよしはひよりに未練を感じている。

「まぁ落ち着いて、また人寂しくなったあたりに誘えば、コロッといくよねぇ~」

ゲスな顔でつよしは笑いながら、携帯で彼女に電話をする

「もしもし、俺だよぉ~寂しかった~?
うん、離婚成立しそうだよ、
もちろん大丈夫!ホテルでの結婚式もできるからねぇ」

さっきとはうってかわって、デレデレの声をだす。

ひよりが預貯金を譲ってくれてよかった、彼女はひよりと違って金がかかる女だ

田舎の家は妻に譲ると伝えると、そうなんだぁ、とあまり興味なさそうに言われた。

やっぱりひよりの言うとおり、この家には住む気はなかったらしい。

株式のことを言っても、たぶんあまりわからないだろう

あらかた喋っていると、

「つよし、起きてるかな?
お姉ちゃんがつよしからも、話聞きたいみたいよ」

「わかった、すぐいくよ!
ごめんね、離婚の話、進めてくるからね
アイシテルヨ~」

寝室をでると、ひよりは不敵な笑みを浮かべている。

「いやぁ、えっと寝ようとしたら、仕事の電話がきちゃってさ」

バツが悪くて、つい嘘をつく。

「そう、パソコンのスカイプで繋がっているから、行ってあげて、あらかた話しておいたから」

しおりのことだから、怒るかな
と憂鬱な気持ちでパソコンに向かった、
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