214 / 242
第一章 始まりの館
Chapter210 コッドとセリオラと角ボア
今日も寒い風の日。
アルシャインはいつもより目覚めよく起きられた。
「んー!スッキリしてる!」
久し振りに髪や体を洗えたからだろう。
着替えてから、下に降りて顔を洗ってまた部屋に戻り、母から貰った化粧品をきちんと付けておく。
「肌がカサついてるな…リップクリームとかもおねだりしちゃおうかな…」
そんな事を鏡に向かって言いながらも部屋を出て、下に降りるともうコーヒーが注がれていた。
「おはようカシアン」
「おはよう、なんか慌ててたけど…」
「ちょっとお肌が心配になったのよ。カサついてるな~って」
「ぷよぷよなのに?」
「ぷよぷよっ…そんなにお肉は付いてないわよ、多分…」
「あ、いや間違えた、スベスベ!しっとりスベスベしてるって!」
「あてにならないわね」
言いながらアルシャインはロッキングチェアに座ってコーヒーを飲む。
そこにノアセルジオが起きてくる。
「おはよう」
「おはようノア」
ノアセルジオは外で顔を洗ってから戻り、コーヒーを淹れながら言う。
「マスター、今日は肌がキレイだね」
「そう?ふふ、ありがとう」
照れて笑いながらアルシャインはコーヒーを飲んでから、生地をテーブルの下に置いて発酵させてから編み物をした。
ノアセルジオは在庫の確認をしながら、野菜などが傷んでいないかをチェックする。
そこにリュカシオンとルベルジュノーとオルランドが出掛ける格好で降りてくる。
「おはよう~」
「おはよう」
挨拶をして3人は顔を洗いに外に出て、そのままカシアンと共に狩りに出掛けた。
「いってらっしゃい、気を付けてね」
アルシャインは外まで見送ってからキッチンに入る。
そこにフィナアリスとクローディアとリナメイシーが降りてくる。
「おはよう」
「おはよう、今日も寒いわね」
そう挨拶を交わして、3人は外で顔を洗ってから中に入ってきて料理の下ごしらえをする。
リナメイシーはテーブルの下の生地を取って発酵を確認して、別の生地の発酵をさせる。
最近はパンの注文が多いので、早くに起きてやらないと間に合わないのだ。
やっと空が明るくなってきた頃にみんなが起きてきて朝のルーティンをこなす。
「今日も早じまい?」
とノアセルジオが聞くと、アルシャインが唸る。
「お風呂に毎日入るなら、やっぱり早く閉めるべきよね…」
「それか、アンヌ達だけ先に入って貰うのもありかも。私達は夜でもいいから…」とクローディア。
「それだと…15歳以下のみんなはランチの後にもうお風呂に入っておいて、15歳以上が夜の9時以降に入るのは?」
フィナアリスが言うと、みんなが考える。
「私はランチの後に森に行くから夜でもいい?」とユスヘルディナ。
「仕事だものね、もちろんいいわよ」
「あたし達はランチの後にお風呂?」
ティナジゼルが聞くとアルシャインが頷く。
「嫌かしら?」
「お風呂って毎日?」とマリアンナ。
「毎日入った方がスッキリしない?」
「スッキリ…するけど、人形作りもあるし…」
「髪の毛乾かすのに時間が掛かるから…」とベアトリス。
いつも濡らしたタオルで拭いていたので、まだ戸惑っているようだ。
「風魔法か…あ、扇風機使うのは?」とルーベンス。
確か貰った扇風機が2台程納屋にしまってある筈だ。
「その扇風機も確か魔石で動くやつだから…お風呂場の脱衣所に置いて動かして、ヒートメタルを風の出る所にかざしたら暖かくなるんじゃないかな?」とレオリアム。
「試してみましょう!」
アルシャインが言い、早速レオリアムとノアセルジオと共に納屋から扇風機を取り出して貰っていた魔石で風を起こしてヒートメタルをかざしてみた。
「あ、あったかい風になったよ!」とベアトリス。
「これなら早く乾くかも」とリナメイシー。
「じゃあ置いてくるね」
とノアセルジオとレオリアムが魔石と共に扇風機を脱衣所に置きに行った。
そこに栗の木ニワトリ園のサンデルがやってきて、トーマスも到着する。
「おはよう~」とサンデル。
「おはようございます」
ノアセルジオとクローディアが卵を受け取り、みんなはトーマスの荷車に駆け寄る。
「今日はいつもの魚と、セリオラだ。カランクスの代わりに持ってきたんだ」
「じゃあカランクスは終わりですか?」
「まだ捕れるが、今日は捕れなくてな。これからはセリオラになるだろうな」
「そうなんですね…メニュー変えないと!」
アルシャインは花ガニを運びながら急いで穀物倉に行き、何も書いてないメニュー板に〝白身魚のミソ煮込み〟と〝白身魚のテリヤキ〟と書こうとして止まる。
「白身魚のテリヤキじゃ味気ないわよね…何か名前無い?」
「季節の、とか?」とマティス。
「旬の、なんてどうだい?魚らしいが」とトーマス。
「それいいですね!」
アルシャインは〝旬の白身魚〟にして書いて乾かしておく。
そして小さな黒板には
カランクスは旬の白身魚に変更になります
と書いておいた。
「ボニートも変わります?」
「そうだな、マグロが一年中捕れるから、そっちの方がいいかもな」
そう言われて、ボニートのメニューも〝赤身魚〟と変更しておいた。
ついでに白エビは〝エビ〟に、赤イカは〝イカ〟にしておく。
「冬のメニューも変わるかしら…」
アルシャインはレシピ本を見て悩む。
「魚は春夏秋冬、旬が変わるからな。旬以外の季節だと旨味が変わるんだよ」
「なるほど…そうなんですね…」
アルシャインは捌かれたコッドを見ながら言う。
「コッドはオススメの調理法はありますか?」
「コッドはムニエルはもちろん、フライもいいし野菜や貝と煮込んだチャウダーもいいな」
「チャウダーですか?じゃあミルクで作ってみますね!」
早速アルシャインは作ってあったスープをコッドや虹色貝入りのミルク仕立てのチャウダーに変える。
それとフライも作る事にした。
サンデルとトーマスの注文はクローディアとフィナアリスとルーベンスとアルベルティーナが担当する。
そこにカシアン達が大きな獲物を荷車に乗せて帰ってきた。
「角ボアだって!」
とオルランドが報告に来る。
「ボアって…イノシシよね…じゃあ唐揚げね!」
どんな味か試さないと分からないので、捌くのを待つ。
サンデルとトーマスがキャンディなども買い込んで出て行く頃に解体された肉が運び込まれてくる。
アルシャインはそれの脂身も乗ってて美味しそうな肉を選んで唐揚げ用に切って下味に漬け込んだ。
朝食はコッドのフライにチャウダー、角ボアの唐揚げとパンだ。
みんなで揃って朝食を食べる。
「このスープ美味しい!」とリナメイシー。
「フライとタルタルソースが合う~」とユスヘルディナ。
「角ボアの唐揚げ美味しいよ」とレオリアム。
「うん、美味しい」
アルシャインも食べてみて美味しかったのでホッとする。
朝食が終わる頃に宿泊客が起きてきたので、注文を聞く。
アルシャインは小さな黒板に
プラス10Gで角ボアに変更可能
と書いてからカシアンに聞く。
「10Gでいい?」
「もちろん」
カシアンはにっこり笑って答える。
「ご機嫌ね」
角ボアが捕れたからきっと機嫌がいいのだろう。
そう思いながらアルシャインはパスタを作った。
アルシャインはいつもより目覚めよく起きられた。
「んー!スッキリしてる!」
久し振りに髪や体を洗えたからだろう。
着替えてから、下に降りて顔を洗ってまた部屋に戻り、母から貰った化粧品をきちんと付けておく。
「肌がカサついてるな…リップクリームとかもおねだりしちゃおうかな…」
そんな事を鏡に向かって言いながらも部屋を出て、下に降りるともうコーヒーが注がれていた。
「おはようカシアン」
「おはよう、なんか慌ててたけど…」
「ちょっとお肌が心配になったのよ。カサついてるな~って」
「ぷよぷよなのに?」
「ぷよぷよっ…そんなにお肉は付いてないわよ、多分…」
「あ、いや間違えた、スベスベ!しっとりスベスベしてるって!」
「あてにならないわね」
言いながらアルシャインはロッキングチェアに座ってコーヒーを飲む。
そこにノアセルジオが起きてくる。
「おはよう」
「おはようノア」
ノアセルジオは外で顔を洗ってから戻り、コーヒーを淹れながら言う。
「マスター、今日は肌がキレイだね」
「そう?ふふ、ありがとう」
照れて笑いながらアルシャインはコーヒーを飲んでから、生地をテーブルの下に置いて発酵させてから編み物をした。
ノアセルジオは在庫の確認をしながら、野菜などが傷んでいないかをチェックする。
そこにリュカシオンとルベルジュノーとオルランドが出掛ける格好で降りてくる。
「おはよう~」
「おはよう」
挨拶をして3人は顔を洗いに外に出て、そのままカシアンと共に狩りに出掛けた。
「いってらっしゃい、気を付けてね」
アルシャインは外まで見送ってからキッチンに入る。
そこにフィナアリスとクローディアとリナメイシーが降りてくる。
「おはよう」
「おはよう、今日も寒いわね」
そう挨拶を交わして、3人は外で顔を洗ってから中に入ってきて料理の下ごしらえをする。
リナメイシーはテーブルの下の生地を取って発酵を確認して、別の生地の発酵をさせる。
最近はパンの注文が多いので、早くに起きてやらないと間に合わないのだ。
やっと空が明るくなってきた頃にみんなが起きてきて朝のルーティンをこなす。
「今日も早じまい?」
とノアセルジオが聞くと、アルシャインが唸る。
「お風呂に毎日入るなら、やっぱり早く閉めるべきよね…」
「それか、アンヌ達だけ先に入って貰うのもありかも。私達は夜でもいいから…」とクローディア。
「それだと…15歳以下のみんなはランチの後にもうお風呂に入っておいて、15歳以上が夜の9時以降に入るのは?」
フィナアリスが言うと、みんなが考える。
「私はランチの後に森に行くから夜でもいい?」とユスヘルディナ。
「仕事だものね、もちろんいいわよ」
「あたし達はランチの後にお風呂?」
ティナジゼルが聞くとアルシャインが頷く。
「嫌かしら?」
「お風呂って毎日?」とマリアンナ。
「毎日入った方がスッキリしない?」
「スッキリ…するけど、人形作りもあるし…」
「髪の毛乾かすのに時間が掛かるから…」とベアトリス。
いつも濡らしたタオルで拭いていたので、まだ戸惑っているようだ。
「風魔法か…あ、扇風機使うのは?」とルーベンス。
確か貰った扇風機が2台程納屋にしまってある筈だ。
「その扇風機も確か魔石で動くやつだから…お風呂場の脱衣所に置いて動かして、ヒートメタルを風の出る所にかざしたら暖かくなるんじゃないかな?」とレオリアム。
「試してみましょう!」
アルシャインが言い、早速レオリアムとノアセルジオと共に納屋から扇風機を取り出して貰っていた魔石で風を起こしてヒートメタルをかざしてみた。
「あ、あったかい風になったよ!」とベアトリス。
「これなら早く乾くかも」とリナメイシー。
「じゃあ置いてくるね」
とノアセルジオとレオリアムが魔石と共に扇風機を脱衣所に置きに行った。
そこに栗の木ニワトリ園のサンデルがやってきて、トーマスも到着する。
「おはよう~」とサンデル。
「おはようございます」
ノアセルジオとクローディアが卵を受け取り、みんなはトーマスの荷車に駆け寄る。
「今日はいつもの魚と、セリオラだ。カランクスの代わりに持ってきたんだ」
「じゃあカランクスは終わりですか?」
「まだ捕れるが、今日は捕れなくてな。これからはセリオラになるだろうな」
「そうなんですね…メニュー変えないと!」
アルシャインは花ガニを運びながら急いで穀物倉に行き、何も書いてないメニュー板に〝白身魚のミソ煮込み〟と〝白身魚のテリヤキ〟と書こうとして止まる。
「白身魚のテリヤキじゃ味気ないわよね…何か名前無い?」
「季節の、とか?」とマティス。
「旬の、なんてどうだい?魚らしいが」とトーマス。
「それいいですね!」
アルシャインは〝旬の白身魚〟にして書いて乾かしておく。
そして小さな黒板には
カランクスは旬の白身魚に変更になります
と書いておいた。
「ボニートも変わります?」
「そうだな、マグロが一年中捕れるから、そっちの方がいいかもな」
そう言われて、ボニートのメニューも〝赤身魚〟と変更しておいた。
ついでに白エビは〝エビ〟に、赤イカは〝イカ〟にしておく。
「冬のメニューも変わるかしら…」
アルシャインはレシピ本を見て悩む。
「魚は春夏秋冬、旬が変わるからな。旬以外の季節だと旨味が変わるんだよ」
「なるほど…そうなんですね…」
アルシャインは捌かれたコッドを見ながら言う。
「コッドはオススメの調理法はありますか?」
「コッドはムニエルはもちろん、フライもいいし野菜や貝と煮込んだチャウダーもいいな」
「チャウダーですか?じゃあミルクで作ってみますね!」
早速アルシャインは作ってあったスープをコッドや虹色貝入りのミルク仕立てのチャウダーに変える。
それとフライも作る事にした。
サンデルとトーマスの注文はクローディアとフィナアリスとルーベンスとアルベルティーナが担当する。
そこにカシアン達が大きな獲物を荷車に乗せて帰ってきた。
「角ボアだって!」
とオルランドが報告に来る。
「ボアって…イノシシよね…じゃあ唐揚げね!」
どんな味か試さないと分からないので、捌くのを待つ。
サンデルとトーマスがキャンディなども買い込んで出て行く頃に解体された肉が運び込まれてくる。
アルシャインはそれの脂身も乗ってて美味しそうな肉を選んで唐揚げ用に切って下味に漬け込んだ。
朝食はコッドのフライにチャウダー、角ボアの唐揚げとパンだ。
みんなで揃って朝食を食べる。
「このスープ美味しい!」とリナメイシー。
「フライとタルタルソースが合う~」とユスヘルディナ。
「角ボアの唐揚げ美味しいよ」とレオリアム。
「うん、美味しい」
アルシャインも食べてみて美味しかったのでホッとする。
朝食が終わる頃に宿泊客が起きてきたので、注文を聞く。
アルシャインは小さな黒板に
プラス10Gで角ボアに変更可能
と書いてからカシアンに聞く。
「10Gでいい?」
「もちろん」
カシアンはにっこり笑って答える。
「ご機嫌ね」
角ボアが捕れたからきっと機嫌がいいのだろう。
そう思いながらアルシャインはパスタを作った。
あなたにおすすめの小説
家族に忘れられていた第五王子は愛され生活を送る
りーさん
ファンタジー
アズール王国の王宮には、多くの王子や王女が住んでいる蒼星宮という宮がある。
その宮にはとある噂が広まっていた。併設されている図書館に子どもの幽霊が現れると。
そんなある日、図書館に出入りしていた第一王子は子どものような人影を見かける。
その時、父である国王にすら忘れられ、存在を知られていなかった第五王子の才覚が露になっていく。
畑の隣にダンジョンが生えたので、農家兼ダンチューバーになることにした件について〜隠れ最強の元エリート、今日も野菜を育てながら配信中〜
グリゴリ
ファンタジー
木嶋蒼、35歳。表向きは田舎で農業を始めて1年目の、どこにでもいる素朴な農家だ。しかし実態は、内閣直轄の超エリート組織・ダンジョン対策庁において「特総(特別総括官)」という非公開の最高職を務める、日本最高峰の実力者である。その事実を知る者は内閣総理大臣を含む極少数のみ。家族でさえ、蒼が対策庁を早々に退庁したと信じて疑わない。
SSSランクのテイムスキルと攻撃スキル、SSランクの支援スキルと農業スキルを18歳時に鑑定され、誰もが「化け物」と称えたその実力を、蒼は今日も畑仕事に注ぎ込んでいる。農作物の品質は驚異的に高く、毎日の収穫が静かな喜びだ。少し抜けているところはあるが、それもご愛嬌——と思っていた矢先、農業開始から1年が経ったある朝、異変が起きた。
祖父母の旧宅に隣接する納屋の床に、漆黒に金の縁取りをしたゲートリングが突如出現したのだ。通常の探索者には認識すらできないそれは、蒼だけが見えるシークレットプライベートダンジョン——後に「蒼天の根」と呼ばれることになる、全100階層の特異空間だった。
恐る恐る潜ったダンジョンの第1層で、蒼は虹色に輝くベビースライム「ソル」と出会い、即座に従魔として契約。さらに探索を進める中でベビードラゴンの「ルナ」、神狼種のベビーシルバーウルフ「クロ」を仲間に加えていく。そしてダンジョン初潜入の最中、蒼の体内に「究極進化システム」が覚醒する。ダンジョン内の素材をエボリューションポイント・ショップポイント・現金へと変換し、自身や従魔、親しい者を際限なく強化・進化させるこのシステムは、ガチャ機能・ショップ機能・タスク機能まで備えた、あまりにもチートじみた代物だった。
蒼は決める。「せっかくだから配信もしよう」と。農家兼ダンチューバーという前代未聞のスタイルで探索者ライセンスを取得し、「農家のダンジョン攻略配信」を開始した彼の動画はじわじわと注目を集め始める。
そんな中、隣のダンジョンの取材にやってきたのが、C級探索者ライセンスを持つ美人記者兼ダンチューバー・藤宮詩織だった。国際探索者協会の超エリート一家に生まれながら自らの道を切り開いてきた彼女は、蒼の「農家なのになぜかとても強い」という矛盾に鋭い鑑定眼を向ける。
隠れ最強の農家配信者と、本質を見抜く美人記者。チート級の従魔たちが賑やかに囲む日常の中で、二人の距離は少しずつ縮まっていく。ダンジョン攻略・農業・配信・ガチャ・そして予期せぬ大事件——波乱と笑いと感動が交錯する、最強農家の新米配信者ライフが、今幕を開ける。
本の虫な転生赤ちゃんは血塗りの宰相の義愛娘~本の世界に入れる『ひみちゅのちから』でピンチの帝国を救ったら、冷酷パパに溺愛されてます
青空あかな
ファンタジー
ブラック企業に勤める本の虫でアラサーOLの星花は、突然水に突き落とされた衝撃を感じる。
藻掻くうちに、自分はなぜか赤ちゃんになっていることを理解する。
溺死寸前の彼女を助けたのは、冷徹な手腕により周囲から「血塗りの宰相」と恐れられるアイザック・リヴィエール公爵だった。
その後、熱に浮かされながら見た夢で前世を思い出し、星花は異世界の赤ちゃんに転生したことを自覚する。
目覚めた彼女は周囲の会話から、赤ちゃんの自分を川に落としたのは実の両親だと知って、強いショックを受けた。
前世の両親もいわゆる毒親であり、今世では「親」に愛されたかったと……。
リヴィエール公爵家の屋敷に連れて行かれると、星花にはとても貴重な聖属性の魔力があるとわかった。
アイザックに星花は「ステラ」と名付けられ彼の屋敷で暮らすようになる。
当のアイザックとはほとんど会わない塩対応だが、屋敷の善良な人たちに温かく育てられる。
そんなある日、精霊と冒険する絵本を読んだステラはその世界に入り込み、実際に精霊と冒険した。
ステラには「本の世界に入り込み、その本の知識や内容を実際に体験したように習得できる特別な力」があったのだ。
彼女はその力を使って、隣国との条約締結に関する通訳不在問題や皇帝陛下の病気を治す薬草探索など、様々な問題を解決する。
やがて、アイザックは最初は煩わしかったはずのステラの活躍と愛らしさを目の当たりにし、彼女を「娘として」大切に思うようになる。
これは赤ちゃんに転生した本好きアラサーの社畜OLが、前世の知識と本好きの力を活かして活躍した結果、冷徹な義父から溺愛される話である。
出戻り勇者は自重しない ~異世界に行ったら帰って来てからが本番だよね~
TB
ファンタジー
中2の夏休み、異世界召喚に巻き込まれた俺は14年の歳月を費やして魔王を倒した。討伐報酬で元の世界に戻った俺は、異世界召喚をされた瞬間に戻れた。28歳の意識と異世界能力で、失われた青春を取り戻すぜ!
東京五輪応援します!
色々な国やスポーツ、競技会など登場しますが、どんなに似てる感じがしても、あくまでも架空の設定でご都合主義の塊です!だってファンタジーですから!!
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
掃除婦に追いやられた私、城のゴミ山から古代兵器を次々と発掘して国中、世界中?がざわつく
タマ マコト
ファンタジー
王立工房の魔導測量師見習いリーナは、誰にも測れない“失われた魔力波長”を感じ取れるせいで奇人扱いされ、派閥争いのスケープゴートにされて掃除婦として城のゴミ置き場に追いやられる。
最底辺の仕事に落ちた彼女は、ゴミ山の中から自分にだけ見える微かな光を見つけ、それを磨き上げた結果、朽ちた金属片が古代兵器アークレールとして完全復活し、世界の均衡を揺るがす存在としての第一歩を踏み出す。
虐げられた前王の子に転生しましたが、マイペースに規格外でいきます!
竜鳴躍
ファンタジー
気が付いたら転生していました。
でも王族なのに、離宮に閉じ込められたまま。学校も行けず、家庭教師もつけてもらえず、世話もされず。社交にも出られず。
何故なら、今の王様は急逝した先代の陛下……僕の父の弟だから。
王様夫婦には王子様がいて、その子が次期王太子として学校も行って、社交もしている。
僕は邪魔なんだよね。分かってる。
先代の王の子を大切に育てたけど、体が弱い出来損ないだからそのまま自分の子が跡を継ぎますってしたいんだよね。
そんなに頑張らなくても僕、王位なんていらないのに~。
だって、いつも誰かに見られていて、自分の好きなことできないんでしょ。
僕は僕の好きなことをやって生きていきたい。
従兄弟の王太子襲名の式典の日に、殺されちゃうことになったから、国を出ることにした僕。
だけど、みんな知らなかったんだ。
僕がいなくなったら困るってこと…。
帰ってきてくれって言われても、今更無理です。
2026.03.30 内容紹介一部修正