デルモニア紀行

富浦伝十郎

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ゲルブ平原

狼狩り

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 移動するまでもなく最初の索敵で狼を見つけることができた。

 西南西の方向に二匹。 距離は300m。 まだ俺に気付いていない。
・・・では始めるとしようか ”狼狩り” を w

 遠距離投石レールガン のレンジ確認をかねて近い方の狼を“撃"った。
こちらに左側面を見せていた狼の頭部が消失した。  残った体がその場に蟠る。
狼より向こう側の地面が爆ぜて土煙が上がっている。
命中だ。

 もう一匹は "何が起きたか分からない" 様子でオロオロしている。  
その狼も“撃"った。
ほぼこちらを向いていた二匹目は吹っ飛んで後ろにあった岩に張り付いた。
これも"命中"。 ・・・二匹とも即死だな。


 300mはレールガン(遠距離投石)のレンジ内だった。
FQに於いては狼などのフィールドにいる敵性生物がプレヤーを認識して襲って来る距離は概ね50mくらい、といったところだ。  後ろ側から(視認されずに)慎重に近づけば至近距離(近接武器の間合)まで接近することもできる。  他のゲームでも大体そんなものだった。
・・・そのくらいでないとゲーム内容がシビアになり過ぎるからだ。
『モンスターをハントする』 というのがプレイの根本であるべきなのに
『モンスターから逃げ回る』 というゲームになってしまう。
( 一部マニアにはウけるかもしれないが通常のプレヤーには不評だろう )


 ・・・其処で300mという有効射程は破格だといえる。
相手に察知されないアウトレンジから一方的に仕留ることができるのだから。
( "隠密行動"の必要性もそれほど高くないかもしれない )


 ダッシュで駆け付け毛皮アイテムを回収する。  
正面から投石を受けた二匹目は損壊が酷かった。  原型を留めていない。
アイテム変換には支障なかったものの完全なオーバーキルになってしまっている。
遠距離投石はLv1でも強力だったのに 今はLv7にアップしてる訳だからな。
( ゴブリンモードも意外とチョロかったかな ! )

・・・いや、天狗になってる場合じゃない。
俺は慢心を振り払って気を引き締める。  まだまだアゲていかないと。 


 "野良でウロつくエリアボス" が目標じゃないからな。




 ステータスを確認してみた。

  ============================
  【 種族 】  ゴブリン
  【レベル】    7
  【ジョブ】    -
  【スキル】  投石[6**] 対獣格闘[1] 疾駆[1]
  【 HP 】   240/240
  【 MP 】    23/23
  【 装備 】    -
  ============================


 レベルは上がってないけども 新しいスキルが付いてる。 『疾駆』 か。
( さっきのゴブリンダッシュwで付いたんだな )
最初のダッシュで付いたのなら80mの全力疾走か。  二回目なら300m。
『投石』も『対獣格闘』もイイけれどこれはもっと重要なスキルかもしれない。
何をするにしても移動は速い方がいいからな。(ヤバい敵から逃げる時とか)
よし。 予定変更だ。 これを上げていこう。


 ・・・走ればいいのか ?


 ワープ地点(ADライフのスタート地点でもある)までダッシュで戻った。
其処から三匹目の躯があった地点までの間(80m)をダッシュで往復するぞ!


 ・・・5往復(10走)した。
確認すると 『疾駆』は 3 に上がっていた ♪
単位認定?距離は5~60mということのようだ。( しかも"纏め取り" 可能 )
上がってなければ四匹目の場所との間を往復する心算だったから正直ほっとした。



 "こういうスキル" はあるんじゃないかとは思っていた。
( だからダッシュした訳だが )
当分の間、移動はダッシュでするように心掛けよう。
そうすればデリドールに着くまでにはかなりのレベルまで行くんじゃまいか。


 FQをプレイしていて(何となく)感じていた事が二つある。

  一つ 「 努力は報われる 」
  一つ 「 道は一つでない 」

 地道にコツコツ励んでいれば、或は頭を絞って工夫を凝らせば"道"は開ける。
そういう風にプレイし(生き)て欲しい。 そういう風にプレイすれば楽しめる。

・・・開発者の意志なのか
・・・運営者の意図なのか


 その印象はADプレヤーになって更に強まった感じがする。




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