92 / 160
グリュン大森林
変身するゴブリン
しおりを挟む「 ”憑依”を行う際には形態を指定して頂いた方が宜しいかと思います」
ヨーコが説明する。
「未指定では(顕現していない場合も)第三形態への憑依となります」
( まあそれがデフォだろうけどな )
「今の私の姿か、本来のマスターのお姿か を予め仰って下さい」
「”狐”にはなれないのか?」
「…なりたいのですか?」
ヨーコに訊き返された。
「なりたい訳じゃないけど」
俺は少したじろいで言った。
「どんなものかと思ってな」
「御参考までに申し上げますと 私は馴染むまでに暫く掛かりましたよ?」
( エージェントが練習したんかい! w )
「 できるのか!?」
「可能ですが、初回は地上でのお試しをお勧めします」
「…分かった」
俺はヨーコの進言を容れた。
「ヨーコに憑く時は ”ヨーコフォーム” と云うようにするよ 」
俺は ”変身” 時の合図を決めてヨーコに伝える。
「オリジナルの時は "アキラフォーム" だ 」
「了解しました」
ヨーコが頷く。
「そして、狐 の時は ”フォクシールック” な !」
「…畏まりました」
( ? 何か今 変な "間" が無かったか ? )
「”ヨーコフォーム”、 ”アキラフォーム”、 ”フォクシールック”、ですね」
確認して来るヨーコ。
「その通り! …何か意見はあるか?」
一応アシスタントの意見も聞いておこうじゃないの。
「憑依時の合図を形態別に定めておかれるのは大変結構だと思います。」
( お 褒められた ♪ )
「その時の私の状態に依らず、瞬時に御希望の姿になれますから」
・・・確かに。
『ヨーコ、出て来て。 アキラの恰好になって。 それじゃ"憑依"するよ! 』
・・・なんてまだるこしいものな。
ヨーコに確認したが、彼女が ”収納” 状態でも憑依は可能なのだという。
”顕現” した状態の彼女に憑依するには5メートル以内の近傍にいる必要がある。
また、その場合は俺が彼女に"入"る形になって俺の本体は”収納”されるのだと。
どの状態からでも指示した姿に変われるがヨーコ単独では”明”の姿になれない。
etc, etc
( うむ、やはり色々と応用がありそうだ ♪ )
「ヨーコ、じゃあ試すぞ。 ・・・ ”アキラフォーム” ! 」
.
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる