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赤土帯
紅白戦 3
しおりを挟む二匹を墜とせたがフェイズ2は一度しか効かなかった。
回避からのバックアタックで相手ユニットの体制を崩して挟撃する事ができない。
ユニットを再編した第二分隊は戦法を変更して来ている。
一度で対応されてしまった。
第一分隊もタピタンを墜とされている。
数の劣勢から攻勢に出ることが出来ないまま磨り潰されてしまうのか。
そうはイカのキン玉だ。
第一分隊がフェイズ3に入った。
ユニットの突撃を横移動で躱していたワムタンが今オーバーパスで躱した。
ユニットはバックアタックを警戒して急制動を掛ける事無く直進して旋回する。
ワムタンは反転してユニットを追撃することなくそのまま逃走。
勿論逃げてばかりでは試合に勝つことはできない。
フリーポジションにいたワムスケと合流する。
そして二匹でもう片方のユニットを目指す。
ワムタンを追っていたユニットは当然この二匹をロックオンして追撃する。
もう片方のユニットに追われるタピローはワムタン達の方へ逃げて来ている。
今にも捕まりそうだ。( 絶妙なペースでユニットを引き付けている )
ワムタンとワムスケを追うユニットは急速に距離を詰めて来ている。
今にもタピローを蹂躙しようとするユニットも最大速度に近いだろう。
この二つのユニットの動線は約160度で交差する。
目前のターゲットの打倒を優先する第二分隊は距離を詰めて来る。
両ユニットの位置関係を調整しようとする第一分隊は距離を詰めさせる。
ドドドドォォン・・・
朝日に照らされた地表が衝撃に震える。
目標を捕えようとしていた二つのユニットが160度の対向角で衝突したのだ。
第二分隊は四匹が横転。 他のワームも脚が止まっている。
俺はワムタンとワムスケを収納した。
タピローは加速してすり抜けたが、二人は対向ユニットに跳ね飛ばされたのだ。
残る第二分隊のワームは四匹。
崩壊したユニットに向けて反転したタピローが突っ込む。
遊撃体制にあったタピスケとワムローも反対方向から突撃して来た。
三対四と数的にはまだ劣勢だが攻守は完全に入れ替わっている。
タピローが体当たりで一匹を弾き飛ばした。
必死で体制を整えようとする第二分隊をタピスケとワムローが挟撃する。
( やったか!?♪ )
これで決まり、かと思われたが変なフラグを立ててしまったようだ。
第二分隊のワームは二匹の突撃をオーバーパスした。
( うわ! )
そりゃそうだよな。
こちらが出来る事は向こうも出来るってことか。
強襲・突撃と回避・奇襲の応酬だった紅白戦は完全にその様相を変えていた。
三対三の同数になったワーム達は組んず解れつの取っ組み合いを展開している。
・・・これはちょっと収拾が付きそうもないな。
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