事故

餡脳(unknow)

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真相編

計画実行

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今日は久しぶりの外食。

ちょうど一年前の今日、私と和馬は結婚した。

その記念だ。

そして今日は、彼の命日になる。

一年間彼と一緒に過ごしてきて、彼のことをたくさん知った。

例えば、彼はアルコールのアレルギーでお酒が飲めなかったり、優しい性格で、人の誘いが断れなかったり。

彼との結婚生活は楽しかった。

でも、別に彼のことは好きでもなんでもない。

そんな彼との生活も今日で終わり。

私は思った。

次の料理は、ワインを大量に使っている。

彼が食べたらアレルギー症状を引き起こし、そのまま死ぬだろう。

彼「おいしいね。」

と言いながら、何も知らない彼は私に笑いかける。

私「そうだね。」

私は笑顔で言った。

彼が料理を食べるのを見て、私は思った。

さようなら、来世ではお幸せに。


店「デザートは...」

なんで?なんで、彼は生きてるの?

彼は平然とデザートを食べている。

計画が違うじゃないの。

私はデザートを食べながら、心の中で怒りを爆発させていた。

?「今日は、お越しいただきありがとうございます。」

女のシェフが挨拶に来た。

?「雅也様は、アルコールアレルギーでしたので、今回のお食事にはアルコールは使いませんでした。」

シェフは言った。

私「な、なんで!?計画が違うじゃないの!」

?「計画?計画って何ですか?」

シェフは私を嘲笑うかのように言った。

そこで気がついた。

この女は、

彼「あれ?ジコちゃん?どうしてこんなところにいるの?」

彼は女の正体に気がつき、尋ねた。

梶「あなたを守るためよ。」

私は急に息苦しさを感じた。

うまく息が吸えない。

梶「そういえば、美穂さん。りんごアレルギーでしたよね。デザートにたくさん入れちゃったのに、食べちゃいましたね。」

と私の耳元でその女は呟いた。

そこで、私の意識は途切れた。
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