74 / 76
夜明けのうたごえ
74
しおりを挟む
「はあっ、もっ、これ以上……っ、がまん、できないぃ……っ、今すぐ、奥までお前のこれ入れて……っ、突かれたぃぃ……っ」
イキ過ぎて震えている媚肉を相手の亀頭に押し付けて、誘おうとするのに……ちょっと擦れただけで、気持ち良過ぎて自分の方が泣きそうになってしまう。
「分かったから、落ち着け……、俺ももう限界だ……」
オルファンは俺の目尻にキスしながら、竿に指を当て、焦ったい程ゆっくりとペニスを押し付けてきた。
「ンン……ッ、あー……入って……」
トロトロの入り口がだらしなく蜜を垂らしながら拡がって、直ぐに赤黒い凶器を呑み込んでゆく。
「これ好き……っ、あっ、奥まで来る……っ、あ、ぁっ」
犯される悦びに満たされたそこは、勝手にびくびくと締まって、身体の上のオルファンが呻いた。
「早く……動いて、突いて、欲しい……っ」
急かすのに、相手はなかなか動かない。
それならと膝を開いて彼の腰に絡め、密着させながら腰を小刻みに前後させた。
「ンッ、気持ちい……っ、おくっ、硬いの当たって気持ちい……っ」
「ちょっ、勝手に動くな……イアン……っ」
「ンア……っ!」
締め付けたペニスがドクッ、ドクッと拍動して、俺の腹の奥に熱いものが溢れ出す。
「ん、……っ、中に、出て……、」
「っだから、言っただろうが……」
よほどプライドに来るのか、汗の浮かんだ怒った顔で視線を逸らされた。
でも、配慮してやれる余裕はこっちにもない。
「……いっぱい、出していいから……っ、ちゃんとしたい……っ」
「分かってるから、そうしがみつくな」
言われて、渋々と両脚を緩めると――その途端、イッたばかりの筈なのに太く硬いままの雄が、俺の奥までズンと強く捩じ込まれた。
「っ! あっ!」
一瞬息が止まって、同時に目も絡むような――子宮で感じる、痛みにも近いような快感が迫り上がる。
「ん、う……!」
無意識に締まる奥をグリグリとこじ開けられて、気がおかしくなってしまいそうな悦びで身悶えた。
「はあっ、あぁ……っ、好き、オルファン、愛してる……っ、はあっ、もっと……っ」
「愛してる……、イアン……っ、」
逞しい腕で抱きしめられながら再び奥まで貫かれて、頭が真っ白になるような、膣の快感の極地に落ちてゆく。
「あ、……っん……っ」
再び深い口づけを交わしながら迸る精を受けて、終わっても快楽にトロトロに溶かされたままの、雌の性に浸った。
「はあっ、……はあっ……っ」
ヒクヒクしている肉びらからずぽんと性器が抜け、ぬらぬらと白い液体を纏った亀頭が跳ね上がる。
同時に、俺のそこからどろりと精が溢れ出して、尻の穴の方に垂れ落ちた。
「……や、抜くなんて……っ、嫌、だ……っ」
首を振って強請ると、オルファンは俺の身体を横に倒して抱き、背中から包み込むような体勢で抱き締めてきた。
「じゃあ、今度は後ろから入れる……」
天井側の片脚の腿を腹側に折られ、拡げられた陰部に、再度挿入されていく。
「う、ん、……」
密着して抱き締められながらのそれは、快楽と一緒に強い安心感も湧いて、フワフワと甘美な心地よさに包まれた。
眠気に襲われながら、ふっと大事なことを言うのを忘れていたのを思い出す。
「オルファン……。そういえば……」
「何だ……?」
普段ならとても恥ずかしくて打ち明けられなかったであろう、それが、つるりと唇を滑った。
「それまでは一度も無かったのに、マウラカに帰ってから……その……時々……」
「うん?」
「血が、出るようになって……」
「どこからだ。怪我でもしたのか」
声色が急に厳しくなり、酷くバツが悪くなった。
「ち、違う……。今、お前の入ってる所……」
後ろを振り向いてふにゃっと笑って見せたが、相手は青くなったり赤くなったりして、最後は怒り出してしまった。
「……イアンお前……っ、そういう大事なことは――早く言え!」
「……っ、悪かった……でも、本当にそういう身体になったのかは、分からないし……」
流石に恥ずかしくなってきて言葉を濁すと、抱き締めた手のひらが滑り、俺の腹に触れた。
「……お前、そんな身体でこんなことしたら……元に戻りたかったんじゃないのか」
頬に口づけながら、穏やかな声に聞かれて、俺は首を振った。
「お前が今の俺でいいなら、もうずっとこのままでいい……」
振り向いたまま口づけされて、舌を絡めながらゆるゆると雄が動き始めた。
「ん、っ……う」
優しく奥を小刻みに突かれて、すぐに硬く逞しいペニスにメロメロにされていく。
「……遠慮なく孕ませちまうぞ……良いのか」
「ん、いぃ……っ、もっと、オルファン……っ」
自分でも腰を後ろに押し付けて貪ると、益々中の怒張が大きくなった。
「んぁ……っ、あっ、凄い、奥まで来る……っ、はぅ……っ」
唇が外れるほど乱れる俺を、オルファンがしっかりと抱いて下半身を固定した。
「……お前の子宮が下がってんだよ……このまま、全部注ぎ込んでやる。孕め、イアン……」
奥まで強く突き込み、ゆっくりと抜き出される、焦ったい程ゆっくりとした抽挿が、水音と共に繰り返される。
精液と膣液でやわやわに崩れた入り口と、受け入れる奥とがその度にキュンと震えて悦び、孕まされる性を植え付けられた事を自覚した。
「はあっ……っ、気持ちい、もっと……早くぅ……っ」
強請っているのに、スローピストンは相変わらずのままだ。
焦れた蜜壺が勝手に細かい収縮を始め、絶頂が近くなり始めると、腹を撫でていた手が下りてきて、痛いほど張り詰めた花芯を柔らかく弄り始めた。
「あぅん……っ! くぅ……っ!」
「なるべくお前の締め付けだけで吸い取れ。……その方が孕みやすいだろ……」
「や、……はっ、……ンン~~ッ……」
直後に、ゆっくりと焦らされ続けた後の、脳が蕩けそうな程激しい絶頂が下半身を襲った。
キュウキュウと激しく締め付けるのに合わせ、オルファンが吐精し、俺の中を種で満たしていく。
暫くの間イくのが止まず、ぐったりと毛布に身体を投げ出していると、オルファンが腕の中に俺を閉じ込めたまま、囁いた。
「……イアン、お前はもう、俺のものだな……」
ふっと笑って、振り向く。
濡れた黒曜石の瞳に、俺は言い返した。
「そうじゃない。オルファンが俺の男になったんだろう……?」
□□□
――数日の後、マウラカは雨季に入った。
家畜が育ち、花の咲く季節だ。
毛皮を敷いた寝床で、静かに目が覚めた。
俺の快適なテントは引き払われ、無くなってしまったけれど、オルファンの腕の中はもっとずっと居心地がいい。
外から、遠く伸びる優しげな歌声が聞こえる。
うつらうつらとしながら、赤銅色の逞しい腕の下を這い出した。
テントの入り口を塞ぐ布をめくりあげると、眩しい朝日が広大な草原を白く焼き始めている。
遠くに腰の折れたジュマリの姿が見えた。
強い風と、光の中を歩きながら、途切れ途切れに歌っている。
……山の神にかいなに抱かれし赤い髪の子
眠れ、安らかに 星はお前のもの……
そのマウラカ語の断片的な単語から、急に気づいた。
……彼女の歌っているのは、子守唄だ。
……きっと、赤ん坊だった頃のオルファンも聞いたに違いない歌だ。
一体、どんな未来が見えているのかは分からない。
でも、坑道の中で初めて出会った彼女には、今の俺とオルファンが見えていたに違いない。
「ジュマリ。……その歌を、俺にも教えてくれ」
声を掛けると、珍しく、彼女はしわくちゃの顔に笑顔を浮かべ、頷いた。
気付くと、オルファンがいつの間に起きたのか、眩しい光に目を細め、背後に立っている。
肩から毛皮のコートを掛けられて、ぎゅっと強く抱き寄せられ、口元が綻んだ。
太陽が昇り、夜の向こうから戻ってきた群青色の空が大地を包む。
草のたなびく音に混じって、さざめくような幼い笑い声が、俺の耳にも聞こえたような気がした。
(終)
イキ過ぎて震えている媚肉を相手の亀頭に押し付けて、誘おうとするのに……ちょっと擦れただけで、気持ち良過ぎて自分の方が泣きそうになってしまう。
「分かったから、落ち着け……、俺ももう限界だ……」
オルファンは俺の目尻にキスしながら、竿に指を当て、焦ったい程ゆっくりとペニスを押し付けてきた。
「ンン……ッ、あー……入って……」
トロトロの入り口がだらしなく蜜を垂らしながら拡がって、直ぐに赤黒い凶器を呑み込んでゆく。
「これ好き……っ、あっ、奥まで来る……っ、あ、ぁっ」
犯される悦びに満たされたそこは、勝手にびくびくと締まって、身体の上のオルファンが呻いた。
「早く……動いて、突いて、欲しい……っ」
急かすのに、相手はなかなか動かない。
それならと膝を開いて彼の腰に絡め、密着させながら腰を小刻みに前後させた。
「ンッ、気持ちい……っ、おくっ、硬いの当たって気持ちい……っ」
「ちょっ、勝手に動くな……イアン……っ」
「ンア……っ!」
締め付けたペニスがドクッ、ドクッと拍動して、俺の腹の奥に熱いものが溢れ出す。
「ん、……っ、中に、出て……、」
「っだから、言っただろうが……」
よほどプライドに来るのか、汗の浮かんだ怒った顔で視線を逸らされた。
でも、配慮してやれる余裕はこっちにもない。
「……いっぱい、出していいから……っ、ちゃんとしたい……っ」
「分かってるから、そうしがみつくな」
言われて、渋々と両脚を緩めると――その途端、イッたばかりの筈なのに太く硬いままの雄が、俺の奥までズンと強く捩じ込まれた。
「っ! あっ!」
一瞬息が止まって、同時に目も絡むような――子宮で感じる、痛みにも近いような快感が迫り上がる。
「ん、う……!」
無意識に締まる奥をグリグリとこじ開けられて、気がおかしくなってしまいそうな悦びで身悶えた。
「はあっ、あぁ……っ、好き、オルファン、愛してる……っ、はあっ、もっと……っ」
「愛してる……、イアン……っ、」
逞しい腕で抱きしめられながら再び奥まで貫かれて、頭が真っ白になるような、膣の快感の極地に落ちてゆく。
「あ、……っん……っ」
再び深い口づけを交わしながら迸る精を受けて、終わっても快楽にトロトロに溶かされたままの、雌の性に浸った。
「はあっ、……はあっ……っ」
ヒクヒクしている肉びらからずぽんと性器が抜け、ぬらぬらと白い液体を纏った亀頭が跳ね上がる。
同時に、俺のそこからどろりと精が溢れ出して、尻の穴の方に垂れ落ちた。
「……や、抜くなんて……っ、嫌、だ……っ」
首を振って強請ると、オルファンは俺の身体を横に倒して抱き、背中から包み込むような体勢で抱き締めてきた。
「じゃあ、今度は後ろから入れる……」
天井側の片脚の腿を腹側に折られ、拡げられた陰部に、再度挿入されていく。
「う、ん、……」
密着して抱き締められながらのそれは、快楽と一緒に強い安心感も湧いて、フワフワと甘美な心地よさに包まれた。
眠気に襲われながら、ふっと大事なことを言うのを忘れていたのを思い出す。
「オルファン……。そういえば……」
「何だ……?」
普段ならとても恥ずかしくて打ち明けられなかったであろう、それが、つるりと唇を滑った。
「それまでは一度も無かったのに、マウラカに帰ってから……その……時々……」
「うん?」
「血が、出るようになって……」
「どこからだ。怪我でもしたのか」
声色が急に厳しくなり、酷くバツが悪くなった。
「ち、違う……。今、お前の入ってる所……」
後ろを振り向いてふにゃっと笑って見せたが、相手は青くなったり赤くなったりして、最後は怒り出してしまった。
「……イアンお前……っ、そういう大事なことは――早く言え!」
「……っ、悪かった……でも、本当にそういう身体になったのかは、分からないし……」
流石に恥ずかしくなってきて言葉を濁すと、抱き締めた手のひらが滑り、俺の腹に触れた。
「……お前、そんな身体でこんなことしたら……元に戻りたかったんじゃないのか」
頬に口づけながら、穏やかな声に聞かれて、俺は首を振った。
「お前が今の俺でいいなら、もうずっとこのままでいい……」
振り向いたまま口づけされて、舌を絡めながらゆるゆると雄が動き始めた。
「ん、っ……う」
優しく奥を小刻みに突かれて、すぐに硬く逞しいペニスにメロメロにされていく。
「……遠慮なく孕ませちまうぞ……良いのか」
「ん、いぃ……っ、もっと、オルファン……っ」
自分でも腰を後ろに押し付けて貪ると、益々中の怒張が大きくなった。
「んぁ……っ、あっ、凄い、奥まで来る……っ、はぅ……っ」
唇が外れるほど乱れる俺を、オルファンがしっかりと抱いて下半身を固定した。
「……お前の子宮が下がってんだよ……このまま、全部注ぎ込んでやる。孕め、イアン……」
奥まで強く突き込み、ゆっくりと抜き出される、焦ったい程ゆっくりとした抽挿が、水音と共に繰り返される。
精液と膣液でやわやわに崩れた入り口と、受け入れる奥とがその度にキュンと震えて悦び、孕まされる性を植え付けられた事を自覚した。
「はあっ……っ、気持ちい、もっと……早くぅ……っ」
強請っているのに、スローピストンは相変わらずのままだ。
焦れた蜜壺が勝手に細かい収縮を始め、絶頂が近くなり始めると、腹を撫でていた手が下りてきて、痛いほど張り詰めた花芯を柔らかく弄り始めた。
「あぅん……っ! くぅ……っ!」
「なるべくお前の締め付けだけで吸い取れ。……その方が孕みやすいだろ……」
「や、……はっ、……ンン~~ッ……」
直後に、ゆっくりと焦らされ続けた後の、脳が蕩けそうな程激しい絶頂が下半身を襲った。
キュウキュウと激しく締め付けるのに合わせ、オルファンが吐精し、俺の中を種で満たしていく。
暫くの間イくのが止まず、ぐったりと毛布に身体を投げ出していると、オルファンが腕の中に俺を閉じ込めたまま、囁いた。
「……イアン、お前はもう、俺のものだな……」
ふっと笑って、振り向く。
濡れた黒曜石の瞳に、俺は言い返した。
「そうじゃない。オルファンが俺の男になったんだろう……?」
□□□
――数日の後、マウラカは雨季に入った。
家畜が育ち、花の咲く季節だ。
毛皮を敷いた寝床で、静かに目が覚めた。
俺の快適なテントは引き払われ、無くなってしまったけれど、オルファンの腕の中はもっとずっと居心地がいい。
外から、遠く伸びる優しげな歌声が聞こえる。
うつらうつらとしながら、赤銅色の逞しい腕の下を這い出した。
テントの入り口を塞ぐ布をめくりあげると、眩しい朝日が広大な草原を白く焼き始めている。
遠くに腰の折れたジュマリの姿が見えた。
強い風と、光の中を歩きながら、途切れ途切れに歌っている。
……山の神にかいなに抱かれし赤い髪の子
眠れ、安らかに 星はお前のもの……
そのマウラカ語の断片的な単語から、急に気づいた。
……彼女の歌っているのは、子守唄だ。
……きっと、赤ん坊だった頃のオルファンも聞いたに違いない歌だ。
一体、どんな未来が見えているのかは分からない。
でも、坑道の中で初めて出会った彼女には、今の俺とオルファンが見えていたに違いない。
「ジュマリ。……その歌を、俺にも教えてくれ」
声を掛けると、珍しく、彼女はしわくちゃの顔に笑顔を浮かべ、頷いた。
気付くと、オルファンがいつの間に起きたのか、眩しい光に目を細め、背後に立っている。
肩から毛皮のコートを掛けられて、ぎゅっと強く抱き寄せられ、口元が綻んだ。
太陽が昇り、夜の向こうから戻ってきた群青色の空が大地を包む。
草のたなびく音に混じって、さざめくような幼い笑い声が、俺の耳にも聞こえたような気がした。
(終)
26
あなたにおすすめの小説
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
僕と教授の秘密の遊び (終)
325号室の住人
BL
10年前、魔法学園の卒業式でやらかした元第二王子は、父親の魔法で二度と女遊びができない身体にされてしまった。
学生達が校内にいる時間帯には加齢魔法で老人姿の教授に、終業時間から翌朝の始業時間までは本来の容姿で居られるけれど陰茎は短く子種は出せない。
そんな教授の元に通うのは、教授がそんな魔法を掛けられる原因となった《過去のやらかし》である…
婚約破棄→王位継承権剥奪→新しい婚約発表と破局→王立学園(共学)に勤めて生徒の保護者である未亡人と致したのがバレて子種の出せない体にされる→美人局に引っかかって破産→加齢魔法で生徒を相手にしている時間帯のみ老人になり、貴族向けの魔法学院(全寮制男子校)に教授として勤める←今ここ を、全て見てきたと豪語する男爵子息。
卒業後も彼は自分が仕える伯爵家子息に付き添っては教授の元を訪れていた。
そんな彼と教授とのとある午後の話。
〈完結〉【書籍化・取り下げ予定】「他に愛するひとがいる」と言った旦那様が溺愛してくるのですが、そういうのは不要です
ごろごろみかん。
恋愛
「私には、他に愛するひとがいます」
「では、契約結婚といたしましょう」
そうして今の夫と結婚したシドローネ。
夫は、シドローネより四つも年下の若き騎士だ。
彼には愛するひとがいる。
それを理解した上で政略結婚を結んだはずだったのだが、だんだん夫の様子が変わり始めて……?
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
愛人少年は王に寵愛される
時枝蓮夜
BL
女性なら、三年夫婦の生活がなければ白い結婚として離縁ができる。
僕には三年待っても、白い結婚は訪れない。この国では、王の愛人は男と定められており、白い結婚であっても離婚は認められていないためだ。
初めから要らぬ子供を増やさないために、男を愛人にと定められているのだ。子ができなくて当然なのだから、離婚を論じるられる事もなかった。
そして若い間に抱き潰されたあと、修道院に幽閉されて一生を終える。
僕はもうすぐ王の愛人に召し出され、2年になる。夜のお召もあるが、ただ抱きしめられて眠るだけのお召だ。
そんな生活に変化があったのは、僕に遅い精通があってからだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる