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番外編
ラファト皇子の着道楽2
店主の一人語りに突然現れたラファトの名に、イドリスはヒッと息を飲んだ。
こんな所で正体がバレてはまずい。
「そ、そうか。あの男はアルスバーン人だから、アルスバーンの血が流れている皇子とは近いものがあるのかも知れないな!」
どうにか誤魔化そうと、適当な相槌を打つ。
だが店主はこちらの言うことには聞く耳なしで、服の山から白い布の塊を引っ張り出した。
「私はあの時――もしも叶うなら、いつか帝都一の仕立て屋になって、ラファト皇子の目に留まり、彼の専属の仕立て屋になるのだと心に誓ったわ。けれど帝都では、いくら腕が立っても、ポッと出の田舎者が店を持つことなんて出来なくてね……。夢破れて、故郷のこの街に帰って来た。だけど諦めきれなくて、皇子を思いながらこの服を作ったの」
埃除けに被せられた布を剥がれたその服に、イドリスは目を見張った。
「服などは着られれば何でもよい」――長年そう思って生きてきたが、そんな考えすらも改めなければならないと思わせるほど、その衣装は目を見張るような美しい出来ばえだった。
絹の布地の全てが花と蔦と竜をあしらった繊細な刺繍で覆われ、胸元や高い襟、袖には何千個もの輝く銀のビーズが縫い込まれている。
彫金の美しい銀の肩章、そこから胸に向かって垂れる飾り紐……まるで御伽噺に出てくる妖精の王子の衣装のようだ。
「……最近、噂で聞いたわ。ラファト皇子は失脚なさって、追放先で蛮族に殺されたと。あの神の最高傑作のような人は失われて、もう二度とこの世には現れない……そう思ったら、絶望しかなかった。それなのに……ああ、ラファト皇子の身体だけはそっくりさんが私の店に来る……こんな日が来るなんて……!」
涙ながらに衣装を抱きしめた店主は、そそくさと店の奥の部屋に入っていく。
一人取り残されたイドリスはもはや何も言えなくなってしまった。
こんな所に意外な信奉者がいたとは、驚くばかりである。
――そして暫くののち、閉ざされていた扉を開けて仕立て屋の店の奥から出てきたのは、美しい礼服を着せられ、すっかり身なりを整えられたラファトだった。
「……!」
土埃で汚れていた顔は拭かれ、髪は丁寧に結われ整えられている。
冷たいほどに美しい切れ長の目、整った鼻筋、女神さえも嫉妬するであろう繊細な美を保った頬の曲線――。
憂いを含んだその眼差しと、うっすらと微笑む形の良い唇には、あの誰もが心を奪われてしまうかのような、抗い難い魅力が溢れていた。
まるで、記憶があった時の彼に戻ったかのような――。
その姿に、イドリスは喉を詰まらせた。
「っ、……ラファト……」
ラファトが美しい編み上げのブーツの踵を鳴らし、イドリスの前までツカツカと歩いてくる。
彼は目の前でせっかく着せて貰った素晴らしい上衣のホックを半ば無理矢理外し、悶えながら脱いで地面に叩きつけた。
「これじゃない!」
イドリスが口を開けたまま蒼白になる。
白い絹のシャツとキュロットだけの姿になったラファトはまたもや、工房の入り口近くにある真っ赤なマントを指差した。
「あれ!」
「おっ、おい。こんな高そうな服を粗末にするんじゃない」
慌ててイドリスが礼服のジャケットを拾うと、いつのまにかそばにいた店主がほろりと涙をこぼした。
「なんて可哀想な子なのかしら、こんなに美しい容姿に恵まれているのに、中身は赤ちゃんだなんて……天は二物を与えないのね」
「そ、そのようだな……ははは……」
イドリスは拾った服の埃を払い、素早く店主に手渡した。
「この哀れな男に煌びやかな服を与えるなど、豚に真珠というものだ。元の服を返してくれないか?」
なるべく穏便に頼んだが、店主は頑として首を振った。
「もう捨てたわ、あんなボロ雑巾は」
「そんな……」
イドリスが途方に暮れていると、後ろにいたラファトがいつの間にかあの赤いマントを手に取り、勝手にトルソから剥がして肩に掛けていた。
「おっ、おい。勝手に何してる」
慌てて咎めたが、彼は幸せそうに赤いマントに頬擦りして、にっこりと微笑んだ。
「サキルの色!」
その様子を見ていた店主がフッと笑う。
「よっぽどあのマントを気に入ってくれたのね。可愛い子……仕方ないわ、あの子の着てる服とマントは、譲ってあげる。ただし、お代はきっちり頂くわよ」
手を出してきた店主に、イドリスは諦めて頷き、懐から財布を取り出した。
一悶着ののちにやっと仕立て屋を出ると、二人は街中に戻った。
日が傾き、立ち並ぶ建物の漆喰の壁が、橙色に染まり始めている。
早く買い物を済ませなければとイドリスは焦り始めた。
隣を歩くラファトは新しいマントにご機嫌だ。
ただし、真っ赤なマントは目立って仕方がないので、説得し、裏返して黒地の方を表にさせてある。
本人は別にそれでもいいのか、マントをわざと翻しながら踊るように歩いていた。
「ふふっ、イドリスの色……」
ラファトが満面の笑みでこちらを振り向いて、イドリスの髪にキスしてこようとしてきた。
「こら。人前では駄目だ」
その唇をぐいと押しやって、ついでに腕を絡めてこようとする手も振り払う。
「イドリス」
泣きそうな声で名を呼ぶ相手を、わざと無視して足早に歩く。
身なりが整ったせいか、その美しい瞳で切なげに見つめられると、普通でいられなくなる。
流されてつい、キスに応えたくなってしまう……これ以上遅くなっては困るのに。
人目につかない場所で待たせているサキルが空腹を我慢できなくなって、近くの農家で飼われている羊や馬に手を出さないとも限らない。
イドリスは群衆を掻き分けるようにして歩き、ようやく肉を並べている店を見つけた。
だが――。
「ラファト、あの店に行くぞ」
後ろを振り向いて話しかけると、そこに彼の姿はなかった。
「――あいつ……!?」
すぐに通りを逆に戻り、彼の白金の頭を探す。
まさか失脚したはずの皇子の名を、街中で大っぴらに呼ぶわけにもいかない。
仕方なく、イドリスはあちこちの店で聞き込みを始めた。
「俺と同じくらいの背格好で、黒いマントを被って長い白金の髪をした、女みたいな顔の男を見なかったか!」
すると、やはり彼は目立っていたのか、すぐに行く先が知れた。
「そのお兄ちゃんなら、さっき、色っぽい黒髪の姉ちゃんに捕まって、そこの店にひっぱり込まれてったぞ」
金物屋の店主に教えてもらってやってきたその「店」の前で、イドリスは立ち尽くした。
人目につかない狭い裏路地の方に入り口があるのか、ドアらしきものは見当たらない。
その代わりに、通りに向かって大きく開いた窓――そこにかかった、淫靡なピンク色のカーテン。
その布の間から、外に身を乗り出して男たちに声を掛ける、肩もあらわな薄いドレスの若い女たち――。
「ヘイ、そこの背の高いハンサムなお兄さん! 寄っておいでよ!」
「あーん、男らしくてすごく好みのタイプ! 今晩はあたしとどう?」
どう見ても――この店は「娼館」だ。
「こんな所に一人で勝手に入っていったのか……?」
眩暈を感じながら、イドリスは怪しげな窓辺へと近付き、彼女たちに声をかけた。
「すまない、人を探している。プラチナブロンドの長髪をした、俺と同じくらいの背格好の男を見なかったか」
中にいた女たちは黄色い声を上げ、イドリスの前に群がった。
血のような赤いドレスの女が嬉しそうに返事をする。
「さっきアミーラが引っ張り込んだ、えらく美形なお客さんのことじゃあないかしら。お兄さんもお友達と一緒に入るなら、割引きするよ」
「……悪いが、妊娠中だ」
「……? 奥様が?」
「ちょっと失礼するぞ」
イドリスは窓枠を飛び越え、女達のいる部屋の中に無理やり押し入った。
こんな所で正体がバレてはまずい。
「そ、そうか。あの男はアルスバーン人だから、アルスバーンの血が流れている皇子とは近いものがあるのかも知れないな!」
どうにか誤魔化そうと、適当な相槌を打つ。
だが店主はこちらの言うことには聞く耳なしで、服の山から白い布の塊を引っ張り出した。
「私はあの時――もしも叶うなら、いつか帝都一の仕立て屋になって、ラファト皇子の目に留まり、彼の専属の仕立て屋になるのだと心に誓ったわ。けれど帝都では、いくら腕が立っても、ポッと出の田舎者が店を持つことなんて出来なくてね……。夢破れて、故郷のこの街に帰って来た。だけど諦めきれなくて、皇子を思いながらこの服を作ったの」
埃除けに被せられた布を剥がれたその服に、イドリスは目を見張った。
「服などは着られれば何でもよい」――長年そう思って生きてきたが、そんな考えすらも改めなければならないと思わせるほど、その衣装は目を見張るような美しい出来ばえだった。
絹の布地の全てが花と蔦と竜をあしらった繊細な刺繍で覆われ、胸元や高い襟、袖には何千個もの輝く銀のビーズが縫い込まれている。
彫金の美しい銀の肩章、そこから胸に向かって垂れる飾り紐……まるで御伽噺に出てくる妖精の王子の衣装のようだ。
「……最近、噂で聞いたわ。ラファト皇子は失脚なさって、追放先で蛮族に殺されたと。あの神の最高傑作のような人は失われて、もう二度とこの世には現れない……そう思ったら、絶望しかなかった。それなのに……ああ、ラファト皇子の身体だけはそっくりさんが私の店に来る……こんな日が来るなんて……!」
涙ながらに衣装を抱きしめた店主は、そそくさと店の奥の部屋に入っていく。
一人取り残されたイドリスはもはや何も言えなくなってしまった。
こんな所に意外な信奉者がいたとは、驚くばかりである。
――そして暫くののち、閉ざされていた扉を開けて仕立て屋の店の奥から出てきたのは、美しい礼服を着せられ、すっかり身なりを整えられたラファトだった。
「……!」
土埃で汚れていた顔は拭かれ、髪は丁寧に結われ整えられている。
冷たいほどに美しい切れ長の目、整った鼻筋、女神さえも嫉妬するであろう繊細な美を保った頬の曲線――。
憂いを含んだその眼差しと、うっすらと微笑む形の良い唇には、あの誰もが心を奪われてしまうかのような、抗い難い魅力が溢れていた。
まるで、記憶があった時の彼に戻ったかのような――。
その姿に、イドリスは喉を詰まらせた。
「っ、……ラファト……」
ラファトが美しい編み上げのブーツの踵を鳴らし、イドリスの前までツカツカと歩いてくる。
彼は目の前でせっかく着せて貰った素晴らしい上衣のホックを半ば無理矢理外し、悶えながら脱いで地面に叩きつけた。
「これじゃない!」
イドリスが口を開けたまま蒼白になる。
白い絹のシャツとキュロットだけの姿になったラファトはまたもや、工房の入り口近くにある真っ赤なマントを指差した。
「あれ!」
「おっ、おい。こんな高そうな服を粗末にするんじゃない」
慌ててイドリスが礼服のジャケットを拾うと、いつのまにかそばにいた店主がほろりと涙をこぼした。
「なんて可哀想な子なのかしら、こんなに美しい容姿に恵まれているのに、中身は赤ちゃんだなんて……天は二物を与えないのね」
「そ、そのようだな……ははは……」
イドリスは拾った服の埃を払い、素早く店主に手渡した。
「この哀れな男に煌びやかな服を与えるなど、豚に真珠というものだ。元の服を返してくれないか?」
なるべく穏便に頼んだが、店主は頑として首を振った。
「もう捨てたわ、あんなボロ雑巾は」
「そんな……」
イドリスが途方に暮れていると、後ろにいたラファトがいつの間にかあの赤いマントを手に取り、勝手にトルソから剥がして肩に掛けていた。
「おっ、おい。勝手に何してる」
慌てて咎めたが、彼は幸せそうに赤いマントに頬擦りして、にっこりと微笑んだ。
「サキルの色!」
その様子を見ていた店主がフッと笑う。
「よっぽどあのマントを気に入ってくれたのね。可愛い子……仕方ないわ、あの子の着てる服とマントは、譲ってあげる。ただし、お代はきっちり頂くわよ」
手を出してきた店主に、イドリスは諦めて頷き、懐から財布を取り出した。
一悶着ののちにやっと仕立て屋を出ると、二人は街中に戻った。
日が傾き、立ち並ぶ建物の漆喰の壁が、橙色に染まり始めている。
早く買い物を済ませなければとイドリスは焦り始めた。
隣を歩くラファトは新しいマントにご機嫌だ。
ただし、真っ赤なマントは目立って仕方がないので、説得し、裏返して黒地の方を表にさせてある。
本人は別にそれでもいいのか、マントをわざと翻しながら踊るように歩いていた。
「ふふっ、イドリスの色……」
ラファトが満面の笑みでこちらを振り向いて、イドリスの髪にキスしてこようとしてきた。
「こら。人前では駄目だ」
その唇をぐいと押しやって、ついでに腕を絡めてこようとする手も振り払う。
「イドリス」
泣きそうな声で名を呼ぶ相手を、わざと無視して足早に歩く。
身なりが整ったせいか、その美しい瞳で切なげに見つめられると、普通でいられなくなる。
流されてつい、キスに応えたくなってしまう……これ以上遅くなっては困るのに。
人目につかない場所で待たせているサキルが空腹を我慢できなくなって、近くの農家で飼われている羊や馬に手を出さないとも限らない。
イドリスは群衆を掻き分けるようにして歩き、ようやく肉を並べている店を見つけた。
だが――。
「ラファト、あの店に行くぞ」
後ろを振り向いて話しかけると、そこに彼の姿はなかった。
「――あいつ……!?」
すぐに通りを逆に戻り、彼の白金の頭を探す。
まさか失脚したはずの皇子の名を、街中で大っぴらに呼ぶわけにもいかない。
仕方なく、イドリスはあちこちの店で聞き込みを始めた。
「俺と同じくらいの背格好で、黒いマントを被って長い白金の髪をした、女みたいな顔の男を見なかったか!」
すると、やはり彼は目立っていたのか、すぐに行く先が知れた。
「そのお兄ちゃんなら、さっき、色っぽい黒髪の姉ちゃんに捕まって、そこの店にひっぱり込まれてったぞ」
金物屋の店主に教えてもらってやってきたその「店」の前で、イドリスは立ち尽くした。
人目につかない狭い裏路地の方に入り口があるのか、ドアらしきものは見当たらない。
その代わりに、通りに向かって大きく開いた窓――そこにかかった、淫靡なピンク色のカーテン。
その布の間から、外に身を乗り出して男たちに声を掛ける、肩もあらわな薄いドレスの若い女たち――。
「ヘイ、そこの背の高いハンサムなお兄さん! 寄っておいでよ!」
「あーん、男らしくてすごく好みのタイプ! 今晩はあたしとどう?」
どう見ても――この店は「娼館」だ。
「こんな所に一人で勝手に入っていったのか……?」
眩暈を感じながら、イドリスは怪しげな窓辺へと近付き、彼女たちに声をかけた。
「すまない、人を探している。プラチナブロンドの長髪をした、俺と同じくらいの背格好の男を見なかったか」
中にいた女たちは黄色い声を上げ、イドリスの前に群がった。
血のような赤いドレスの女が嬉しそうに返事をする。
「さっきアミーラが引っ張り込んだ、えらく美形なお客さんのことじゃあないかしら。お兄さんもお友達と一緒に入るなら、割引きするよ」
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