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王都にかかる虹
永遠の虹
「え……?」
事態がよく飲み込めていないラファトが、驚きと共にイドリスの紫の瞳を見つめる。
「ふっ……。こんなものを俺が穿いてみせて喜ぶ人間など、お前一人ぐらいしか俺は知らないが……?」
笑みながら種明かしをすると、ラファトがイドリスの太腿を乱暴に掴んで押し倒し、がばりと股の間に顔を埋めてきた。
「あっ……! 馬鹿、急にそんな……っ!」
慌てて股間を指で隠そうとしたが、間に合わず、ラファトの唇がイドリスのそこを口付け責めにする。
「あっ……! ア!」
陰毛に唇をうずめ、ようやく子種を作り始めた双玉をひとつずつしゃぶられ、竿の裏を丁寧に舌でねぶり上げられて、イドリスは仰け反りながら強い快感にびくつき、寝台の上でのたうった。
「あはぁあ……っ! 待っ、ラファト……お、俺の身体……っ、お、おかしい……っ!」
「何がおかしい……? こんなにも美しくて、淫らなのに……?」
喋る合間にも先端をねちねちと舌で細かく舐め回されて、イドリスはたまらず雄の性器を指で庇った。
「こ、ここの感度が……っ、も、戻ってない……っ、び、敏感すぎて……っ、す、少し舐められただけで今――」
ラファトはさらさらと落ちる白金の髪をかき揚げ、首を傾げた。
「……。ああ……なるほど? イドリス、それは心配ないぞ。単なる竜の器の置き土産だ」
「おっ、おきみやげ……だ……!?」
「後遺症ともいうな……」
「そっ、そんなものがあるとはお前、言っていなかったではないか……っ!!」
「感度がいいのは、いいことではないか。一生楽しめるぞ……」
怒り焦るイドリスの手を無理矢理に離して、ラファトが陰茎全体を含むように優しく唇で包み込む。
「ンアアアッ……!!」
ジュッ、ジュッと音を立て、包皮を上下させるようにそこを吸われると、恥ずかしいほどにのたうちながらイドリスはすぐに果て、ラファトの喉の奥に久々の精を漏らした。
「んっくぅ……うっ……」
達したのは雄の方のはずなのに、尻の方もひくひくと疼いて淫らな体液が溢れ、シーツをしとどに濡らしてゆく。
「もっ、あぁ……っ、せっかく……器がなくなったのにっ、身体が……まだっ、こんなことになるなんて……っ」
嘆く間にラファトはとっくにイドリスの精を呑み下し、筋肉質な太腿に舌を這わせ、口付けを施してゆく。
「……ふぁ……っ、果てたばかりでそれは……っ」
緩やかな愛撫にも余りに感じすぎてしまい、腰を浮かせて震えていると、不意にラファトが顔を上げ、片側の解かれたイドリスの下着の腰紐を両手で丁寧に結びだした。
「馬鹿、何でわざわざ……!?」
降り落ちる白金の髪を掴みながら咎める。
だが、相手は淫らに微笑むばかりだ。
「――お前も知っての通り、穿いている方が燃える性分でな」
かつて同じ城の中で交わった時の恥を思い出し、イドリスはかっと赤くなった。
「よ、余計なことを思い出させるんじゃない……っ」
動揺している内にも、淫らな唇が下腹に吸い付いてくる。
「あ、はぁ……っ!」
竜の器の印は消えてはいるが、イドリスの身体はまだ感じやすく敏感なままだ。
「んっ、は……っ、こら、なんでさっきから俺ばかり……っ」
「我が王はお疲れなので、わたくしがご奉仕をさせて頂こうかと……?」
臍に舌をねじ入れながら、ラファトはイドリスの膝を折って開かせてきた。
されるがままに脚を開くと、下着の紐をずらして、濡れそぼった後孔に指が奥深く入ってくる。
反らせた指で小刻みに中を刺激され、下腹部が蜜で満たされたようにとろけて、何も考えられなくなってゆく。
「あぁぁ……っ、指気持ちいい、ンんっ、ラファト……っ」
もっと奥まで誘うように、イドリスは自らの手で膝裏を持ちあげて尻を浮かせ、指を奥深くまで呑み込んだ。
その間にも、ラファトの舌が腹筋の溝をなぞり上げ、更に子を産んで敏感になったイドリスの乳首の周囲に、軽い口付けを落としてゆく。
「あぁぁ……っ、お願いだ、焦らさないでくれ……っ」
「ふふ、イドリス、腰が揺れているぞ……。私は指を動かしていないのに、淫らにしゃぶりついてくる……お前もよほど我慢していたのだな……?」
「おっ、お前ほどではないっ」
恥じ入りながらも、ラファトの指を飲み込んだ腰のうねりは止めることもできない。
そしてついに、望んでいた場所にラファトの口付けが降り、音を立てて吸われると、もはやイドリスは身も世もなく性感に乱れ始めた。
「あはぁあッ……!! ンンっ、ラファトっ、んあ、イく……っ、あっ、う……ッ!」
指を喰んだまま激しく腰を痙攣させ、乳首と中で達していく、久々の蕩けるような感覚を享受する。
生理的な涙をこぼしながら喘いでいると、すぐに唇を塞がれ、今度は深く舌を絡めて喉奥まで息を奪われた。
「ンンン……ッ!」
達したばかりで呼吸が欲しいのに、それを無理矢理制限され、頭がくらくらする。
苦しい筈なのに、それすらも強い病み付きの快感となって、イドリスは涙をこぼした。
ラファトが再び痙攣の強まったイドリスの後孔から指を抜き、自らのキュロットのホックを片手で器用に外してゆく。
名残惜しく唇が離れ、ラファトの舌はイドリスの耳元で睦言を囁いた。
「……我が愛しの王よ……。この私の欲望で、再び陛下の中に、無礼を働いてもお許し願えますか……?」
限界まで太く硬くなった男の証を、下着の合間から焦らすように擦り付けられて、イドリスはラファトの背をかき抱き、何度も頷いた。
「許す、許すからもう、早く……っ」
両脚を肩に担がれ、柔らかにほぐれた場所に血管の浮き出るほどに充血した硬い雄が徐々に潜り込み、中を開いてゆく。
完全に結合する前に、ラファトは息を荒げながらイドリスの身体を持ち上げ、その尻を膝に乗せるように抱き上げた。
「……あ……!」
足先は宙に浮いたままなので身体を自ら支えることもできずに、頼れるのは背を支えるラファトの腕だけだ。
自重でより深い場所までズブリと先端が嵌って、子宮を突かれる深い雌の極みに達っし、獣のような喘ぎを上げてしまう。
その淫らな声は、廊下を歩く警備の兵にも聞こえてしまいそうな程だが、久々の交合に夢中になった二人はそれどころではない。
ラファトは寝台のスプリングを軋ませながら、イドリスの引き締まった豊かな尻に自らを何度も打ち付ける。
「ああ、イドリス……っ、王となったお前も、なんと魅惑的で美しいことか……」
甘い言葉と律動に酔いしれながらも、イドリスは不意に腹筋に力を入れ、その勢いと自重でラファトの背中を寝台に押し倒した。
騎乗の体勢で主導権をやっと手に入れ、乱れる黒髪を指でかきあげ、淫蕩にイドリスが微笑む。
「ラファト、お前も皇帝にはならずとも、俺にとっては世界一の夫だ……っ」
指を繋ぎ合わせながら腰を振りたて、深く甘い口付けをかわして射精を促す。
その淫猥な腰と舌の誘いに堪えきれず、ラファトはすぐに精をほとばしらせ、イドリスの中を熱く満たした。
「……あぁ、ラファト……っ。もっと、中に……」
未だ竜の器の虜となっているイドリスは、ラファトの瞳をうっとりと見つめ、まだ飽くことなく濡れた肉壺をうねらせる。
――祝祭の夜は幸福の中に蕩け、ますます淫らに更けていった。
※ ※ ※
翌朝の夜明け、イドリスはラファトを束の間の遊覧飛行に誘った。
――アルスバーンの美しい景色を、空からラファトに見せるためだ。
城の竜舎を飛び立ち、雲ひとつなく晴れた夏の空を、イドリスはサキルに、ラファトはライラの背にそれぞれ乗って進む。
深い森と、その間に点在する、のどかな農村。
北の山々から流れる清涼な川の水面に、赤と黒のドラゴンの影が走ってゆく。
太陽の明るい光を浴び、川沿いに咲く美しい花々に目を楽しませながら、二人は豊かな水の流れるその先へと飛んだ。
「イドリス、どこへゆくのだ?」
イドリスが先導して飛んでいるため二人の間には距離があったが、互いの左耳に付けられた涙型のダイヤのイヤリングにより、声はしっかりと聞こえている。
イドリスが目指しているのは、固い岩盤に狭められて水の流れが早くなり、さらにそれが落差のある大地に勢いよく流れ落ちている場所だ。
「ラファト、あの場所だ。――降りてゆくぞ」
二頭のドラゴンが滝壺に向かい、急降下してゆく。
轟音と共に豊かな水の流れ落ちた先では、細かく白い霧状となった水煙が太陽の光を取り込み、泉の中に見事な七色の光の架け橋を作っていた。
風に髪を靡かせるラファトの唇から、感嘆のため息が漏れる。
「――ああ、なんと美しい虹……」
光のもとでは、決して消えることのない虹。
それはまさにアルスバーンの森と泉の賜物であった。
ドラゴンを並んで飛行させながら、イドリスとラファトは互いに視線を交わし微笑む。
――この美しい景色を、永遠に守ってゆく。
ドラゴンと共に虹に照らされた二人の心に、その日、また新たな愛と誓いが刻まれたのだった。
《終わり》
事態がよく飲み込めていないラファトが、驚きと共にイドリスの紫の瞳を見つめる。
「ふっ……。こんなものを俺が穿いてみせて喜ぶ人間など、お前一人ぐらいしか俺は知らないが……?」
笑みながら種明かしをすると、ラファトがイドリスの太腿を乱暴に掴んで押し倒し、がばりと股の間に顔を埋めてきた。
「あっ……! 馬鹿、急にそんな……っ!」
慌てて股間を指で隠そうとしたが、間に合わず、ラファトの唇がイドリスのそこを口付け責めにする。
「あっ……! ア!」
陰毛に唇をうずめ、ようやく子種を作り始めた双玉をひとつずつしゃぶられ、竿の裏を丁寧に舌でねぶり上げられて、イドリスは仰け反りながら強い快感にびくつき、寝台の上でのたうった。
「あはぁあ……っ! 待っ、ラファト……お、俺の身体……っ、お、おかしい……っ!」
「何がおかしい……? こんなにも美しくて、淫らなのに……?」
喋る合間にも先端をねちねちと舌で細かく舐め回されて、イドリスはたまらず雄の性器を指で庇った。
「こ、ここの感度が……っ、も、戻ってない……っ、び、敏感すぎて……っ、す、少し舐められただけで今――」
ラファトはさらさらと落ちる白金の髪をかき揚げ、首を傾げた。
「……。ああ……なるほど? イドリス、それは心配ないぞ。単なる竜の器の置き土産だ」
「おっ、おきみやげ……だ……!?」
「後遺症ともいうな……」
「そっ、そんなものがあるとはお前、言っていなかったではないか……っ!!」
「感度がいいのは、いいことではないか。一生楽しめるぞ……」
怒り焦るイドリスの手を無理矢理に離して、ラファトが陰茎全体を含むように優しく唇で包み込む。
「ンアアアッ……!!」
ジュッ、ジュッと音を立て、包皮を上下させるようにそこを吸われると、恥ずかしいほどにのたうちながらイドリスはすぐに果て、ラファトの喉の奥に久々の精を漏らした。
「んっくぅ……うっ……」
達したのは雄の方のはずなのに、尻の方もひくひくと疼いて淫らな体液が溢れ、シーツをしとどに濡らしてゆく。
「もっ、あぁ……っ、せっかく……器がなくなったのにっ、身体が……まだっ、こんなことになるなんて……っ」
嘆く間にラファトはとっくにイドリスの精を呑み下し、筋肉質な太腿に舌を這わせ、口付けを施してゆく。
「……ふぁ……っ、果てたばかりでそれは……っ」
緩やかな愛撫にも余りに感じすぎてしまい、腰を浮かせて震えていると、不意にラファトが顔を上げ、片側の解かれたイドリスの下着の腰紐を両手で丁寧に結びだした。
「馬鹿、何でわざわざ……!?」
降り落ちる白金の髪を掴みながら咎める。
だが、相手は淫らに微笑むばかりだ。
「――お前も知っての通り、穿いている方が燃える性分でな」
かつて同じ城の中で交わった時の恥を思い出し、イドリスはかっと赤くなった。
「よ、余計なことを思い出させるんじゃない……っ」
動揺している内にも、淫らな唇が下腹に吸い付いてくる。
「あ、はぁ……っ!」
竜の器の印は消えてはいるが、イドリスの身体はまだ感じやすく敏感なままだ。
「んっ、は……っ、こら、なんでさっきから俺ばかり……っ」
「我が王はお疲れなので、わたくしがご奉仕をさせて頂こうかと……?」
臍に舌をねじ入れながら、ラファトはイドリスの膝を折って開かせてきた。
されるがままに脚を開くと、下着の紐をずらして、濡れそぼった後孔に指が奥深く入ってくる。
反らせた指で小刻みに中を刺激され、下腹部が蜜で満たされたようにとろけて、何も考えられなくなってゆく。
「あぁぁ……っ、指気持ちいい、ンんっ、ラファト……っ」
もっと奥まで誘うように、イドリスは自らの手で膝裏を持ちあげて尻を浮かせ、指を奥深くまで呑み込んだ。
その間にも、ラファトの舌が腹筋の溝をなぞり上げ、更に子を産んで敏感になったイドリスの乳首の周囲に、軽い口付けを落としてゆく。
「あぁぁ……っ、お願いだ、焦らさないでくれ……っ」
「ふふ、イドリス、腰が揺れているぞ……。私は指を動かしていないのに、淫らにしゃぶりついてくる……お前もよほど我慢していたのだな……?」
「おっ、お前ほどではないっ」
恥じ入りながらも、ラファトの指を飲み込んだ腰のうねりは止めることもできない。
そしてついに、望んでいた場所にラファトの口付けが降り、音を立てて吸われると、もはやイドリスは身も世もなく性感に乱れ始めた。
「あはぁあッ……!! ンンっ、ラファトっ、んあ、イく……っ、あっ、う……ッ!」
指を喰んだまま激しく腰を痙攣させ、乳首と中で達していく、久々の蕩けるような感覚を享受する。
生理的な涙をこぼしながら喘いでいると、すぐに唇を塞がれ、今度は深く舌を絡めて喉奥まで息を奪われた。
「ンンン……ッ!」
達したばかりで呼吸が欲しいのに、それを無理矢理制限され、頭がくらくらする。
苦しい筈なのに、それすらも強い病み付きの快感となって、イドリスは涙をこぼした。
ラファトが再び痙攣の強まったイドリスの後孔から指を抜き、自らのキュロットのホックを片手で器用に外してゆく。
名残惜しく唇が離れ、ラファトの舌はイドリスの耳元で睦言を囁いた。
「……我が愛しの王よ……。この私の欲望で、再び陛下の中に、無礼を働いてもお許し願えますか……?」
限界まで太く硬くなった男の証を、下着の合間から焦らすように擦り付けられて、イドリスはラファトの背をかき抱き、何度も頷いた。
「許す、許すからもう、早く……っ」
両脚を肩に担がれ、柔らかにほぐれた場所に血管の浮き出るほどに充血した硬い雄が徐々に潜り込み、中を開いてゆく。
完全に結合する前に、ラファトは息を荒げながらイドリスの身体を持ち上げ、その尻を膝に乗せるように抱き上げた。
「……あ……!」
足先は宙に浮いたままなので身体を自ら支えることもできずに、頼れるのは背を支えるラファトの腕だけだ。
自重でより深い場所までズブリと先端が嵌って、子宮を突かれる深い雌の極みに達っし、獣のような喘ぎを上げてしまう。
その淫らな声は、廊下を歩く警備の兵にも聞こえてしまいそうな程だが、久々の交合に夢中になった二人はそれどころではない。
ラファトは寝台のスプリングを軋ませながら、イドリスの引き締まった豊かな尻に自らを何度も打ち付ける。
「ああ、イドリス……っ、王となったお前も、なんと魅惑的で美しいことか……」
甘い言葉と律動に酔いしれながらも、イドリスは不意に腹筋に力を入れ、その勢いと自重でラファトの背中を寝台に押し倒した。
騎乗の体勢で主導権をやっと手に入れ、乱れる黒髪を指でかきあげ、淫蕩にイドリスが微笑む。
「ラファト、お前も皇帝にはならずとも、俺にとっては世界一の夫だ……っ」
指を繋ぎ合わせながら腰を振りたて、深く甘い口付けをかわして射精を促す。
その淫猥な腰と舌の誘いに堪えきれず、ラファトはすぐに精をほとばしらせ、イドリスの中を熱く満たした。
「……あぁ、ラファト……っ。もっと、中に……」
未だ竜の器の虜となっているイドリスは、ラファトの瞳をうっとりと見つめ、まだ飽くことなく濡れた肉壺をうねらせる。
――祝祭の夜は幸福の中に蕩け、ますます淫らに更けていった。
※ ※ ※
翌朝の夜明け、イドリスはラファトを束の間の遊覧飛行に誘った。
――アルスバーンの美しい景色を、空からラファトに見せるためだ。
城の竜舎を飛び立ち、雲ひとつなく晴れた夏の空を、イドリスはサキルに、ラファトはライラの背にそれぞれ乗って進む。
深い森と、その間に点在する、のどかな農村。
北の山々から流れる清涼な川の水面に、赤と黒のドラゴンの影が走ってゆく。
太陽の明るい光を浴び、川沿いに咲く美しい花々に目を楽しませながら、二人は豊かな水の流れるその先へと飛んだ。
「イドリス、どこへゆくのだ?」
イドリスが先導して飛んでいるため二人の間には距離があったが、互いの左耳に付けられた涙型のダイヤのイヤリングにより、声はしっかりと聞こえている。
イドリスが目指しているのは、固い岩盤に狭められて水の流れが早くなり、さらにそれが落差のある大地に勢いよく流れ落ちている場所だ。
「ラファト、あの場所だ。――降りてゆくぞ」
二頭のドラゴンが滝壺に向かい、急降下してゆく。
轟音と共に豊かな水の流れ落ちた先では、細かく白い霧状となった水煙が太陽の光を取り込み、泉の中に見事な七色の光の架け橋を作っていた。
風に髪を靡かせるラファトの唇から、感嘆のため息が漏れる。
「――ああ、なんと美しい虹……」
光のもとでは、決して消えることのない虹。
それはまさにアルスバーンの森と泉の賜物であった。
ドラゴンを並んで飛行させながら、イドリスとラファトは互いに視線を交わし微笑む。
――この美しい景色を、永遠に守ってゆく。
ドラゴンと共に虹に照らされた二人の心に、その日、また新たな愛と誓いが刻まれたのだった。
《終わり》
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