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第2章.妖精王
026縫.怪し過ぎる謎の一団
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アカリとニックが、かぐら座のお姉さんと行動を共にして場所を移動をしてから僅か後のタッチ差で……
森の向こうにある小高い丘から、同じ大樹の洞を伺う一団があります。
ちょっと面白そうなので、覗いてみる事にしましょう……
「よし、行動を開始するゾッ!」
『おぉーっ!!!』×2
ズ……ズザザザ……ッ!
「突風が来ても仁王立ちで動じない、最高にクールな漢達!」
「突風が来てバタバタとたなびくレインボーマフラー!」
「繰り出せ鼻息!なびけマフラー!」
3人が格好良くポージングを決めて最後のキメ台詞、
「我ら、『ターキーズ』!!!」
シャキィィィンッ……!
どこからともなく “ 謎の効果音 ” が流れた瞬間、タイミングを合わせたかの様に緑色の爆薬が背後で炸裂します!
……豪快でクールな登場シーンです!
しかも、コンビネーションもバッチリです。
日頃から、相当練習しているんでしょうか。
その証拠に、全員同じレインボーマフラーを首に巻いています。
マフラーの端、一番バタバタする部分には団員の証、黒下地に緑のウサギのステッカーを縫い付けています。
しかも “ 手縫い ” で……
しかし、残念ながらバタバタたなびくせいで全く見えませんが。
まずは、今日のお仕事の依頼確認です。
「よし、今日の仕事は “ ビンゴブック ” に載っているブロンズリスト集団、盗賊団『メフィスト』の殲滅だぁ!」
3人組の赤いのが、号令をかけます。
「ブルー、グリーン、みんな散らばるぞ!
レディ・セ……」
青いのが右手をバッと横に広げて、慌てて静止して冷静に辺りを伺います。
「ちょ、ちょっと待てレッド!
何か様子がヘンだぞ……?」
緑いのが両手を腰に回し、のほほーんと答えます。
「コレは明らかに、誰かから襲撃を受けたって感じだよねー♪
ホラ、あそこに倒れているのは保護対象になっている “ 異世界民 ” じゃないかい?」
緑いのは、向こうで倒れている下っ端盗賊2人を指差してそう言います。
「あっ、こっちには “ ビンゴブック ” のブロンズクラス、闇討ち兄弟で有名な『辻斬りチーゼルズ』が泡吹いて寝ているぜ!」
青いのは、別の場所で2匹のリザードマンを見付けます。
「おいコイツ、ブロンズリストの『剛牙のディッツ』じゃないか!
確かに、盗賊団『メフィスト』が全員ノされてる……」
最後に、赤いのが大樹の根元で頭から血を流してノビている『メフィスト』の親分を発見します。
「つい最近もオレ達の同業者が返り討ちされたばかりの “ フダ付きのワル ” 共に、一体何があったんだ……?」
3人とも、今だに状況が呑み込めません。
激戦、劣勢を覚悟して、それでも負けは許されないと思い特にコンビネーションに重点を置いて特訓を積み重ねた上でこの戦場に来てみたら……
闘う前に、ターゲットはすでに全滅していたんですから。
数刻後……
また少し間を置いて、彼らの様子をもう一度覗いてみます。
あ、赤いのが夕日に向かって何か叫んでいます!
「おとーさん、頑張ってるぞー♡!」
どうやら赤いの、妻子持ちの熱血漢みたいです。
語尾に♡を付けているって事は、子供さんはたぶん娘さんなんでしょうか?
その光景をウンウンと温かく身守る青いのは、赤いのみたいな家庭を夢見る婚活男子だと思われます。
逆にその光景を冷めた目で見ている緑いのは、幼少の頃から両親の愛情を知らずに育った為に物事の事象をいつも斜め下からしか見れません。
ただ今『ターキーズ』の一員として、赤いのの元でヒトのココロを勉強中です。
しばらくすると全員で輪を囲み、律儀に反省会をし始めました。
当然議題に上がるのは、来た時にはもうすでに全滅していた盗賊団『メフィスト』の事かと思っていたら……
何と、最後のキメ台詞後の演出の時の緑の爆薬の量だったんです!
「マジでありゃあ、死ぬぞ……」
「すいませんっ、爆薬の配分量を間違えましたっ!」
裏方班が、赤いのにガミガミ怒られている様です。
裏方班との息が、まだ合っていないみたいですね。
「いいか、『ターキーズ』はフリーのハンターチームなんだ。
言わば、雇い主から要請があった時だけ裏活動部隊として契約しているんだよ。
そして、『ターキーズ』はオレ達 “ 現場班 ” とお前達 “ 裏方班 ” が揃ってこそのチームなんだ。
互いに息の合った連携が上手く取れねぇと、他のヤツらに仕事をみぃ~んな持ってかれちまうんだ、肝に銘じておけ!」
そして、これから言う事だけは決して忘れるな、と拳を振り上げて力説しています。
赤いの、アツいです!
「それに、この爆破シーンは言わば雇い主への『存在感アピール』なんだ!
オレ達みたいなフリーのハンターチームはな、他にごまんといるんだ。
だからアピールに手を抜いていたら、仕事がキッチリ出来るだけじゃあ他のヤツらに出し抜かれちまうんだ!」
「だからフリーのハンターチームって、何処もかしこも変なヤツらばっかなんだねー♪」
プププ……ククク……
辺りから、失笑が漏れます。
「だから裏方班、他の仕事も大切だが爆破シーンだけは絶対に手を抜くなよ!
“ 生き馬の目を抜かれる ” なんてな、ザラなんだからなっ!」
何やら、色々と檄が飛んでいる様です。
コンビネーション抜群なこのおもしろ集団、一体何者なんでしょうか……?
森の向こうにある小高い丘から、同じ大樹の洞を伺う一団があります。
ちょっと面白そうなので、覗いてみる事にしましょう……
「よし、行動を開始するゾッ!」
『おぉーっ!!!』×2
ズ……ズザザザ……ッ!
「突風が来ても仁王立ちで動じない、最高にクールな漢達!」
「突風が来てバタバタとたなびくレインボーマフラー!」
「繰り出せ鼻息!なびけマフラー!」
3人が格好良くポージングを決めて最後のキメ台詞、
「我ら、『ターキーズ』!!!」
シャキィィィンッ……!
どこからともなく “ 謎の効果音 ” が流れた瞬間、タイミングを合わせたかの様に緑色の爆薬が背後で炸裂します!
……豪快でクールな登場シーンです!
しかも、コンビネーションもバッチリです。
日頃から、相当練習しているんでしょうか。
その証拠に、全員同じレインボーマフラーを首に巻いています。
マフラーの端、一番バタバタする部分には団員の証、黒下地に緑のウサギのステッカーを縫い付けています。
しかも “ 手縫い ” で……
しかし、残念ながらバタバタたなびくせいで全く見えませんが。
まずは、今日のお仕事の依頼確認です。
「よし、今日の仕事は “ ビンゴブック ” に載っているブロンズリスト集団、盗賊団『メフィスト』の殲滅だぁ!」
3人組の赤いのが、号令をかけます。
「ブルー、グリーン、みんな散らばるぞ!
レディ・セ……」
青いのが右手をバッと横に広げて、慌てて静止して冷静に辺りを伺います。
「ちょ、ちょっと待てレッド!
何か様子がヘンだぞ……?」
緑いのが両手を腰に回し、のほほーんと答えます。
「コレは明らかに、誰かから襲撃を受けたって感じだよねー♪
ホラ、あそこに倒れているのは保護対象になっている “ 異世界民 ” じゃないかい?」
緑いのは、向こうで倒れている下っ端盗賊2人を指差してそう言います。
「あっ、こっちには “ ビンゴブック ” のブロンズクラス、闇討ち兄弟で有名な『辻斬りチーゼルズ』が泡吹いて寝ているぜ!」
青いのは、別の場所で2匹のリザードマンを見付けます。
「おいコイツ、ブロンズリストの『剛牙のディッツ』じゃないか!
確かに、盗賊団『メフィスト』が全員ノされてる……」
最後に、赤いのが大樹の根元で頭から血を流してノビている『メフィスト』の親分を発見します。
「つい最近もオレ達の同業者が返り討ちされたばかりの “ フダ付きのワル ” 共に、一体何があったんだ……?」
3人とも、今だに状況が呑み込めません。
激戦、劣勢を覚悟して、それでも負けは許されないと思い特にコンビネーションに重点を置いて特訓を積み重ねた上でこの戦場に来てみたら……
闘う前に、ターゲットはすでに全滅していたんですから。
数刻後……
また少し間を置いて、彼らの様子をもう一度覗いてみます。
あ、赤いのが夕日に向かって何か叫んでいます!
「おとーさん、頑張ってるぞー♡!」
どうやら赤いの、妻子持ちの熱血漢みたいです。
語尾に♡を付けているって事は、子供さんはたぶん娘さんなんでしょうか?
その光景をウンウンと温かく身守る青いのは、赤いのみたいな家庭を夢見る婚活男子だと思われます。
逆にその光景を冷めた目で見ている緑いのは、幼少の頃から両親の愛情を知らずに育った為に物事の事象をいつも斜め下からしか見れません。
ただ今『ターキーズ』の一員として、赤いのの元でヒトのココロを勉強中です。
しばらくすると全員で輪を囲み、律儀に反省会をし始めました。
当然議題に上がるのは、来た時にはもうすでに全滅していた盗賊団『メフィスト』の事かと思っていたら……
何と、最後のキメ台詞後の演出の時の緑の爆薬の量だったんです!
「マジでありゃあ、死ぬぞ……」
「すいませんっ、爆薬の配分量を間違えましたっ!」
裏方班が、赤いのにガミガミ怒られている様です。
裏方班との息が、まだ合っていないみたいですね。
「いいか、『ターキーズ』はフリーのハンターチームなんだ。
言わば、雇い主から要請があった時だけ裏活動部隊として契約しているんだよ。
そして、『ターキーズ』はオレ達 “ 現場班 ” とお前達 “ 裏方班 ” が揃ってこそのチームなんだ。
互いに息の合った連携が上手く取れねぇと、他のヤツらに仕事をみぃ~んな持ってかれちまうんだ、肝に銘じておけ!」
そして、これから言う事だけは決して忘れるな、と拳を振り上げて力説しています。
赤いの、アツいです!
「それに、この爆破シーンは言わば雇い主への『存在感アピール』なんだ!
オレ達みたいなフリーのハンターチームはな、他にごまんといるんだ。
だからアピールに手を抜いていたら、仕事がキッチリ出来るだけじゃあ他のヤツらに出し抜かれちまうんだ!」
「だからフリーのハンターチームって、何処もかしこも変なヤツらばっかなんだねー♪」
プププ……ククク……
辺りから、失笑が漏れます。
「だから裏方班、他の仕事も大切だが爆破シーンだけは絶対に手を抜くなよ!
“ 生き馬の目を抜かれる ” なんてな、ザラなんだからなっ!」
何やら、色々と檄が飛んでいる様です。
コンビネーション抜群なこのおもしろ集団、一体何者なんでしょうか……?
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