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第2章.妖精王
044縫.新しい能力、覚醒!
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ピンクゴールドの神気の帯を直接握る事で、全開の神気をモロに浴びる事になったイヌのきぐるみさんは……
みるみるうちに顔に赤みが差して、生気に満ち溢れて行くではありませんか!
『あ……え……?』×2
イヌのきぐるみさんも、突如自分の目で見える様になったピンクゴールドの帯にビックリしています!
「その帯、見えるんですか?」
イヌのきぐるみさんがピンクゴールドの帯を手放すと、パァ……っと泡の様に帯が消えてしまいます。
なので、帯が完全に消えてしまって場所が分からなくなる直前に慌ててもう一度握り直します。
再びピンクゴールドの帯が目視出来たのを確認してから、アカリの問いにコクコクと頷きます。
「この帯を直接握っている時だけ……
見えるみたいです!」
イヌのきぐるみさん、今や喋り方もしっかりしています!
「では、この帯を次の人に渡して下さい!」
イヌのきぐるみさんは、次にネコのきぐるみさんに神気の帯を渡します。
「アナタにはまだ見えないだろうけど、コレを握っているんですよ!」
イヤ、見えていないモノをコレって言われてもねぇ……とネコのきぐるみさんも、隣で見ていたヒツジのきぐるみさんも困惑顔。
「いえ、2人は見えていません!
なので、手に乗せるだけでも結構です!」
イヌのきぐるみさんは、ネコのきぐるみさんの手のひらにひょいと神気の帯を乗せてみます。
すると、見えない帯を手のひらに乗せていたネコのきぐるみさんも青白かった顔が活き活きと輝き出したではありませんか!
そして、最後に神気の帯をヒツジのきぐるみさんへ。
そして、数時間後……
3人とも再び立って歩ける様になった頃、今度はアカリが疲労困憊で逆に病室のベッドで横になるハメに。
「常に神気を全開で放出するから、疲れもハンパないです……」
この能力……実戦では使えないかも。
実戦での治癒回復方法は、また別の手段を考えないと行けなさそうです。
3人は試しに、お互いの肩や越しをモフモフしない程度に軽く触り合ってみました。
しかし、腰砕けの後遺症は全くありません!
みんな輪になり抱き合い、泣いて喜び合っています。
「良かったですね、腰砕けが治って。」
アカリが穏やかな顔をしてそう言うと……
3人ともビックリとした顔でアカリを見ています。
えっ、ナニを言ってるんですか?みたいな顔をして。
そして、まずヒツジのきぐるみさんが教えてくれました。
「アカリさん、アタシ達キュルミーの間では『モフモフ』されたら発症するこの一連の症状は、治す事が不可能で一生再起不能な “ 不治の病 ” になるっていう話があって、言わば常識なのよ?」
アカリもニックも、そのカミングアウトに腰を抜かす程ビックリしました!
『え~~~っ!??』×2
えっ、ナニ?
って事はこの致命傷を治せるのはこの地上界でたったひとり、ワタシだけしかいないって事ですか?
神気の帯で治癒が出来る様になったのも、ついさっきが初めてですし……
そして、ネコのきぐるみさんがニックと手と翼を取り合いキャッキャはしゃぎます。
この子、すっかりニックと仲良しです。
ウマが合うんでしょうか……?
「それなのに、そんな “ 不治の病 ” を治す事が出来ちゃうなんて……
アカリさん、スゴいよおっ!
なぁ、ニックちゃん!」
「そうそう、ボクのお姉ちゃんはスゴいんだよー!」
最後に、イヌのきぐるみさんが尊敬の眼差しでアカリを見つめ、こう聞いて来ました。
「一体アナタは、何者なんですか?」
そこまで言われて、アカリも悪い気はしません。
サービス、サービス!と言わんばかりに “
萌え袖 ” から気持ちはみ出ている2本の指をくの字にして、ピッと顎に当てました。
「『日本一アキラメの悪い女神』、です♡」
萌え袖で可愛さ倍増、それを見た3人も大ウケです!
アカリも女神としてこれから進化しますが、決めセリフだって一緒に進化するんです♡
みんな大喜びでアカリの首に細腕を巻き、キャッキャ喜び合ったんです♪
「みんな、く、首が痛いって……」
病室で、ニックと一緒に笑い転げる3人の娘さんを見て……
アカリはひとり、物思いに耽ります。
3人ともみんな、とっても根が素直な女の子達です。
さっきのアカリの言葉はあくまで “ 決めセリフ ” 、「『女神』みたいな女の子」という意味で受け止めてくれるのでしょう。
誰も『女神』なんて見た事無いので、なおさらです。
その方が、アカリもホッとします。
しかし、実際にアカリは「大天使」と「人間」の間に生まれた……
『女神』の血をリアルに受け継ぐ女の子。
ウソでも気付いて欲しかったな……と少し寂しくもあります。
正直、天界でも地上界でも無い日本生まれのアカリには女神がどんな姿をしているのか知る由も有りません。
しかし、そのうち自分の姿が女神に変わって行った時、今とは逆に自分がもともと人間だった事を誰にも気付かれなくなったらどうしよう……
そう、考えてしまったからです。
しかし、3人の娘さんみたいにアカリが女神になる事で助けられた命もあるんです。
これから先の旅路、どんな結末を迎えても女神になった事を後悔する事だけは決してしない……
改めてそう自分のココロに誓った、アカリなのでした。
みるみるうちに顔に赤みが差して、生気に満ち溢れて行くではありませんか!
『あ……え……?』×2
イヌのきぐるみさんも、突如自分の目で見える様になったピンクゴールドの帯にビックリしています!
「その帯、見えるんですか?」
イヌのきぐるみさんがピンクゴールドの帯を手放すと、パァ……っと泡の様に帯が消えてしまいます。
なので、帯が完全に消えてしまって場所が分からなくなる直前に慌ててもう一度握り直します。
再びピンクゴールドの帯が目視出来たのを確認してから、アカリの問いにコクコクと頷きます。
「この帯を直接握っている時だけ……
見えるみたいです!」
イヌのきぐるみさん、今や喋り方もしっかりしています!
「では、この帯を次の人に渡して下さい!」
イヌのきぐるみさんは、次にネコのきぐるみさんに神気の帯を渡します。
「アナタにはまだ見えないだろうけど、コレを握っているんですよ!」
イヤ、見えていないモノをコレって言われてもねぇ……とネコのきぐるみさんも、隣で見ていたヒツジのきぐるみさんも困惑顔。
「いえ、2人は見えていません!
なので、手に乗せるだけでも結構です!」
イヌのきぐるみさんは、ネコのきぐるみさんの手のひらにひょいと神気の帯を乗せてみます。
すると、見えない帯を手のひらに乗せていたネコのきぐるみさんも青白かった顔が活き活きと輝き出したではありませんか!
そして、最後に神気の帯をヒツジのきぐるみさんへ。
そして、数時間後……
3人とも再び立って歩ける様になった頃、今度はアカリが疲労困憊で逆に病室のベッドで横になるハメに。
「常に神気を全開で放出するから、疲れもハンパないです……」
この能力……実戦では使えないかも。
実戦での治癒回復方法は、また別の手段を考えないと行けなさそうです。
3人は試しに、お互いの肩や越しをモフモフしない程度に軽く触り合ってみました。
しかし、腰砕けの後遺症は全くありません!
みんな輪になり抱き合い、泣いて喜び合っています。
「良かったですね、腰砕けが治って。」
アカリが穏やかな顔をしてそう言うと……
3人ともビックリとした顔でアカリを見ています。
えっ、ナニを言ってるんですか?みたいな顔をして。
そして、まずヒツジのきぐるみさんが教えてくれました。
「アカリさん、アタシ達キュルミーの間では『モフモフ』されたら発症するこの一連の症状は、治す事が不可能で一生再起不能な “ 不治の病 ” になるっていう話があって、言わば常識なのよ?」
アカリもニックも、そのカミングアウトに腰を抜かす程ビックリしました!
『え~~~っ!??』×2
えっ、ナニ?
って事はこの致命傷を治せるのはこの地上界でたったひとり、ワタシだけしかいないって事ですか?
神気の帯で治癒が出来る様になったのも、ついさっきが初めてですし……
そして、ネコのきぐるみさんがニックと手と翼を取り合いキャッキャはしゃぎます。
この子、すっかりニックと仲良しです。
ウマが合うんでしょうか……?
「それなのに、そんな “ 不治の病 ” を治す事が出来ちゃうなんて……
アカリさん、スゴいよおっ!
なぁ、ニックちゃん!」
「そうそう、ボクのお姉ちゃんはスゴいんだよー!」
最後に、イヌのきぐるみさんが尊敬の眼差しでアカリを見つめ、こう聞いて来ました。
「一体アナタは、何者なんですか?」
そこまで言われて、アカリも悪い気はしません。
サービス、サービス!と言わんばかりに “
萌え袖 ” から気持ちはみ出ている2本の指をくの字にして、ピッと顎に当てました。
「『日本一アキラメの悪い女神』、です♡」
萌え袖で可愛さ倍増、それを見た3人も大ウケです!
アカリも女神としてこれから進化しますが、決めセリフだって一緒に進化するんです♡
みんな大喜びでアカリの首に細腕を巻き、キャッキャ喜び合ったんです♪
「みんな、く、首が痛いって……」
病室で、ニックと一緒に笑い転げる3人の娘さんを見て……
アカリはひとり、物思いに耽ります。
3人ともみんな、とっても根が素直な女の子達です。
さっきのアカリの言葉はあくまで “ 決めセリフ ” 、「『女神』みたいな女の子」という意味で受け止めてくれるのでしょう。
誰も『女神』なんて見た事無いので、なおさらです。
その方が、アカリもホッとします。
しかし、実際にアカリは「大天使」と「人間」の間に生まれた……
『女神』の血をリアルに受け継ぐ女の子。
ウソでも気付いて欲しかったな……と少し寂しくもあります。
正直、天界でも地上界でも無い日本生まれのアカリには女神がどんな姿をしているのか知る由も有りません。
しかし、そのうち自分の姿が女神に変わって行った時、今とは逆に自分がもともと人間だった事を誰にも気付かれなくなったらどうしよう……
そう、考えてしまったからです。
しかし、3人の娘さんみたいにアカリが女神になる事で助けられた命もあるんです。
これから先の旅路、どんな結末を迎えても女神になった事を後悔する事だけは決してしない……
改めてそう自分のココロに誓った、アカリなのでした。
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