22 / 431
五歳記の祝い③ 聖堂
しおりを挟むイバニェス邸からの馬車は聖堂の裏側につけられた。侍女を置き、侍従長だけが伴い馬車から降りる。人目につく表門ではなく、裏門から中に入るらしい。
何も後ろ暗いことなどないのに、なぜ裏から入るのだろうと思ったのが顔に出ていたのか、隣に立つカミロが小声で「五年後は表から入って頂けますよ」と告げた。
それはそれで、どうして五年後なら表から入れるのかという疑問が湧くのだが、雑談に興じる雰囲気ではないため黙ってうなずくに留める。
門扉まで進むと白いローブを纏った長身の女が出迎えた。左右に立つ女官よりも装いに布地と装飾が多い分、位が高いのだろう。
三人とも目から下を薄布で覆っており、露わになっている目元だけでは年齢も見当がつかない。これが聖堂の女官服なのだろうか。
「本日はようこそおいで下さりました。歓迎いたします、リリアーナ様。五歳記の祈念を心よりお慶び申し上げます」
布から覗いた目は全く笑っていないまま、長身の女は朗らかに挨拶を述べた。そして何かを検分するように、リリアーナの頭の先から足元までをじっとりと見つめる。
余計なことを言うのもまずいだろうと、挨拶には首肯ひとつで返す。面倒なやり取りは立場上仕方のないことかもしれないが、できることなら簡潔に済ませてさっさと帰りたい。
幼子のそんな様子を人見知りとでも取ったらしく、女官は満足そうに一礼すると門の先へと促した。
「祭祀長様がお待ちです、こちらへどうぞ」
案内され、足を踏み入れた聖堂の中は、概ねリリアーナが想像した通りの造りをしていた。
石造りの内装は簡素でありながら、そこかしこに細かなレリーフが透かし彫られて外光を取り入れている。照明が少なくても日中であれば薄暗さを感じないだろう。
廊下を歩いて扉をふたつばかり越えた先は、天井の高い空間が広がっていた。幾何学模様の窓枠から陽光が差し込み、床に幻想的な影絵を描いている。日の高さによって様相を大きく変えるのだろう。
そして正面の入口から入った際の突き当りに、白い女体像が立っていた。
宙をたゆたう波のような髪、布を巻き付けた豊満な肢体。肌も露わだが全て白色のためか、いやらしさは感じない。腕のある職人が精魂込めて掘り上げたのだろう、波打つ布も髪も本物を石膏で固めたかのようななめらかさ。
愁いを帯びた伏し目がちの瞳が見下ろす先で、今、リリアーナは像を見上げている。
――もしかしなくても、おそらくこれが『精霊女王』の像なのだろう。
似ていると言えばまぁ似ていなくもないが、とんだ詐欺である。
リリアーナが横目で本人を見てみると、何を張り合っているのか、胸元をせり上げるように腕を組んだ格好で彫像を眺めていた。
〘ふふん、ワタシのほうが胸囲あるわね!〙
<胸囲どころか体重以外の全てが大きく上回っているのでは>
〘いやーん、キミは羽根のように軽いってやつよね儚げ美人だなんてストレートすぎるわありがとう!〙
<……どういたしまして?>
半透明の精霊と、カミロの上着のポケットに収められたアルトが他愛のない会話をする横で、リリアーナは改めて白い彫像を見上げた。
精妙に造られた美しい像ではあるが、現物を知っていると性別の違いを置いても面差しの淡白さが物足りない。
旧き大精霊であるパストディーアーの姿を見たことのあるヒトなど稀だろうから、それも仕方のないことか。
何だか癪だから決して口にはしないが、実物は像なんかと比較にならないほど完璧な造形をしている。石を彫った程度で表すのは土台無理な話だろう。
「パストディーアー様の像がお気に召しましたか?」
「やはりこれがそうなのか」
「ええ、我らが崇め奉る精霊女王様でございます」
ぼんやりと像を見上げるリリアーナを、精霊像に魅入られているとでも思ったのだろう。女官は気を良くした様子で銀の盆を差し出した。
「こちらの清水を一口含み、枝を手に取ってお祈りを捧げて頂きます。……色々ございましたから、今回に限り、清水は器を持ち上げて頂くのみで結構です」
淀みなく説明をしながら、ちらりと後ろに控えるカミロへ視線を向ける女官。
色々とは何かと考えて、先日の官吏に関するものだろうと当たりをつける。それくらいしか聖堂と関わった記憶もない。
言われた通りに小さな器をわずかに持ち上げて、また元に戻した。水面に波紋が浮かぶ。清水と呼ばれているが、一見ただの水のように見える。
次いで、同じ盆に載せられている木の枝を手に取った。葉がいくらか残っているが、手元にアルトバンドゥスもなく植物には詳しくないため、何という木なのかも、枝を手に持つ謂れも分からない。
「では、聖句の詠唱を。共に精霊様へお祈りをいたします、よろしいかな?」
いつからそこにいたのか、四角い帽子を被った老人が彫像の隣に立ち、木製の杖を掲げていた。
……もしかすると最初からいたのかもしれない、像に気を取られて全く気がつかなかったが。
官吏や女官と同じような白いローブを纏い、首飾りを下げるなどして長身の女官よりもさらに装飾が増している。おそらくこの老人が祭祀長なのだろう。
とりあえず覚えさせられた聖句をここで諳んじれば良いらしい。
細い枝を両手で持ち、祭祀長の老爺と同じように像へ向けて掲げた。枯れかけの葉が揺れてしゃらりと鳴る。
唇を開き、唱うはヒトの組み立てた構成未満の詞。
意味を持たない音の羅列。
『うたえ うたえ ひかりのこうえ――』
――ヒトの間で聖句と呼び習わされているのは、遥か昔に大陸北部で使用されていたという古言語だ。
言語を解さない汎精霊たちへも音階を通して意図を伝えるそれは、古くには精霊語とも呼ばれた。
『まわえ まわえ よむのきざはし――』
リリアーナが口ずさむたび、空気中に潜んでいた精霊たちが活性化して淡い光を放つ。
知覚できないほどに小さく、それ単体では大した力を持たない汎精霊たちは、心地よい音につられて現出しくるくると回り始める。
パストディーアーが顕現した際に現れる燐光と同じものだ。名もない力の破片たちの煌めき、自分たちへかけられた音階に喜び、舞い、踊る。
『かけう かけう ふうむのしい――』
精霊語を解するリリアーナからすれば、聖句というのはまるで効果を成さない詞の羅列だ。耳触りのよいものを並べて、その音階で汎精霊たちを喜ばせる以外に用途はないように思える。
だからこそ、よく知っている旧友への中身のない美辞麗句を延々と聞かされ、貴重な時間を浪費してまで意味のない精霊語を何度も繰り返させられる聖句の授業が退屈で仕方がなかった。
期待したのはもっと実りのある授業、精霊信仰の歴史だとか経緯だとか、崇敬によるヒトの精神への働きかけなど、そういうものを知りたかったのに。書斎に収められているという関連書籍に期待するより他ない。
そんな脇道に思考が逸れながらも、教えられた聖句を一通り最後まで唱え終えた。
リリアーナの眼には、手にした枝は花束と見紛うほどに光が集まり、周囲の空間や彫像は汎精霊の燐光に覆われ、眩く輝いているように視える。光の粒が舞い踊りながらキラキラと瞬く様は中々に美しい。
それらは全て精霊眼を持つ者のみの視界だ。
意味を与えていない精霊の集い程度では、紋様の描かれた眼を持たないヒトには知覚することができない。「発光しながら飛散しろ」など、唱える聖句へ意味を込めて、わずかにでも命じていれば別だろうが。
……と、一息ついたリリアーナは枝を下げて、背後に控えるカミロや女官たちを振り返った。
「なんと、いうことでしょう……」
大きく目を見開いた長身の女官が戦慄きながら呟く。赤く塗られた唇が震え、それ以上の言葉は出てこないといった様子だ。
少し離れた位置で見守っていたカミロは、片手で眼鏡を押さえているため表情がうかがえない。
何か失敗でもしただろうか。やや不安になりながら再び像の方を振り返ると、祭祀長が口を大きく開け、声にもならない声で喘いでいた。
「お……お、おぉ……あぁ、……精霊様の恩寵じゃ……、パストディーアー様のご加護ぞ、なんと、なんと眩い輝きか……」
輝き、と言った。汎精霊の光が視認できたということは、祭祀長を務めるこの老人はその立場ゆえ、それなりに強い精霊眼を持っているのだろうか。
リリアーナがそう思いかけたところで、すぐ横に浮かんでいるパストディーアーが悪戯な笑みを浮かべていることに気づいてしまった。悪戯どころではない、唇で大きく弧を描くその様は「してやったり」という顔だ。
それを見てようやく、女官やカミロまで様子がおかしい理由を察する。
「領主様のお嬢様……、お、お名前は何と申されましたかの」
「リリアーナだ」
「お、おぉぉ……、長らく祭祀を務めて参りましたが、五歳記の祈祷でこれほどまでの加護の輝きを目の当たりにしたのは、初めてのことでございます」
今にも感涙にむせび泣きそうな雰囲気で迫る老人を見上げながら、何とかごまかせないかと言い逃れの弁を探す。これは決して自分が引き起こしたことではない、冤罪だ。濡れ衣も甚だしい。
どうやらパストディーアーが悪戯をして、汎精霊たちの輝きを視認化したようだ。この場にいた者たち全てに今の光が見えていたのだろう。
「いや……たまたま、ではないかと思うな?」
「たまたま?」
「そう、精霊女王の機嫌が良かったとか、そういう……ほら、像を見よ、気まぐれそうな顔をしているだろう?」
我ながら苦しい言い訳だとは思うが仕方ない。彫りの浅い淡白な石像の顔を枝で指し示しながら、視線を上げた。
「――――」
――……白。
一瞬のまたたきすら挟まぬ間に、辺りが一面、真っ白に染まる。明るいも暗いもない、ただ白色だけが埋め尽くす空間。
つい今しがたまで自分は立っていた。聖堂の中で像と祭祀長を前に両の脚で立っていたはずだ。なのに、そこに『居る』という感覚が全くない。
足元を見下ろしてみるが、自分の両足どころか体が見えない。意識してみれば触覚や嗅覚が何も働いておらず、感じ取れるのは今こうして眼前に広がる白、視覚のみだ。
(……?)
明らかな異常事態にさすがのリリアーナも少しばかり戸惑った。こんなおかしな状態は今までに起きたことがない。生前は全ての状態異常に完全耐性があり、今生でもひとまず健やかに生きてきた。
自身に原因があるとすれば何らかの体調不良に見舞われているか、そうでないなら外部から精神または肉体へ不測の干渉を受けている。
自身を護る盾が何もないこと、脆弱なヒトの幼子であることは重々理解して生活してきたつもりなのに、屋敷の外へ出た途端こんな目に遭うとは。もう少し自分の身を守る手立てを考えなければ、寿命を全うするのも難しそうだ。
嘆息しようにも呼吸器や口がない。視覚しか働いていないのであれば、何か手がかりになるものを見つけなければと視線を巡らせる。
すると、眼前の白色がまるで霧のように細かな粒子となって晴れていく。ぼやけた視界の先に、白以外の色がついたもの……何かが視える。
(……誰だ?)
霧の晴れた先の景色も、ほとんどが白っぽい。レリーフのようなものが見えるから白塗りの壁なのだろう。
そこに、ひとりの少年がいた。
不明瞭な後ろ姿からは性別まで判るはずもないのに、不思議とそれは少年なのだと思った。今の自分よりも歳はいくつか上だろうか。
金で縁取られた白いローブを纏っているようだが、着丈が合わないのか絨毯の敷かれた床に引きずっている。その細やかな刺繍の施された衣装に、ふと既視感を覚える。
(……あぁ、聖堂の者たちが着ているローブに似ているな。やはりここは聖堂の中か?)
羽織った衣などよりも余程白い髪は無垢な輝きを放つ。指先や耳など、わずかにのぞく肌も透けるように白い。生まれつき色素を持たないのかもしれない。
こちらへ背を向けたまま、じっと佇み窓の外を見ているようだ。何が見えるのか、何を見ているのか、ここからは窓と真紅のカーテンまでしか見て取ることができない。細い蔦を模した窓枠には澄んだガラスが嵌っているのに、絡みつく模様のせいか牢の格子を思わせる。
白い壁に囲まれた清潔な部屋のようだが、どこか息の詰まるような閉塞感が拭えない。こんな場所で彼は一体何をしているのだろう。
こちらに気づいてほしい、訊きたいことがある、話がしたい。だが何か声をかけようにも、今の自分は見ていることしかできない。
次第にその後ろ姿が不明瞭になっていく。晴れていた不可視の白い霧が濃くなり、見えている範囲が全て白に包まれる。
少年に呼びかけたい、消えてしまう前に誰なのかを知りたい。声を出すすべもないまま、名も知らぬ少年を見つめた。
風が吹いたのか、無機質めいた髪が揺れる。その拍子に何かを察したように、ゆっくりと、白い少年がこちらを振り向く――――
0
あなたにおすすめの小説
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる
街風
ファンタジー
「お前を追放する!」
ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。
しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
悪役令嬢として断罪? 残念、全員が私を庇うので処刑されませんでした
ゆっこ
恋愛
豪奢な大広間の中心で、私はただひとり立たされていた。
玉座の上には婚約者である王太子・レオンハルト殿下。その隣には、涙を浮かべながら震えている聖女――いえ、平民出身の婚約者候補、ミリア嬢。
そして取り巻くように並ぶ廷臣や貴族たちの視線は、一斉に私へと向けられていた。
そう、これは断罪劇。
「アリシア・フォン・ヴァレンシュタイン! お前は聖女ミリアを虐げ、幾度も侮辱し、王宮の秩序を乱した。その罪により、婚約破棄を宣告し、さらには……」
殿下が声を張り上げた。
「――処刑とする!」
広間がざわめいた。
けれど私は、ただ静かに微笑んだ。
(あぁ……やっぱり、来たわね。この展開)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
没落ルートの悪役貴族に転生した俺が【鑑定】と【人心掌握】のWスキルで順風満帆な勝ち組ハーレムルートを歩むまで
六志麻あさ
ファンタジー
才能Sランクの逸材たちよ、俺のもとに集え――。
乙女ゲーム『花乙女の誓約』の悪役令息ディオンに転生した俺。
ゲーム内では必ず没落する運命のディオンだが、俺はゲーム知識に加え二つのスキル【鑑定】と【人心掌握】を駆使して領地改革に乗り出す。
有能な人材を発掘・登用し、ヒロインたちとの絆を深めてハーレムを築きつつ領主としても有能ムーブを連発して、領地をみるみる発展させていく。
前世ではロクな思い出がない俺だけど、これからは全てが報われる勝ち組人生が待っている――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる