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決意
心変わり
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1月。
冬休みも開け、久々に学校に登校した。
休み中にたるんだ生活を送ったのと、学校が始まるという憂鬱で足取りは重い。
教室に入ると、そこかしこから「あけましておめでとう」だの「正月太りしたなお前!」とかわいわい騒いでいる。
そんな会話を無視して、俺は席に着き机に突っ伏した。
その日の放課後、休み明け1発目の面接練習があった。しかも1番最初だ。
俺は休み中に、面接の受け答えの練習をめっちゃした。
嫌になるくらいした。
なんならまじで、完璧と言っていいほどまで仕上げたので、自信満々に受け答えができ、先生からも高評価をいただいた。
すると先生が
「溝口、警察学校のオープンキャンパスが夏にあるんだけど、参加するか?」
と提案してきた。
ん?なんだ?オープンキャンパス?
警察学校の?大学じゃないんだぞ?
そう思った。
だが参加しないわけには行かない。
二つ返事で「行く」と答えた。
月日は流れて7月。
梅雨は終わったのにジメジメとした暑さが俺を襲う。
早くクーラーの効いた部屋に行きたい。
そんなことを考えながら歩いていると、目的地である場所が見えてきた。
「ここか…」
目の前にはまぁまぁ綺麗な施設がそびえ立っており、入るのに少し躊躇していると、案内の人が笑顔で対応してくれて、すんなり中に入れた。
なかなか早めにきたつもりだったが既に数人着席していた。
開始時刻になると、制服を着てピシッとした姿の現役警察官が教室に来て、警察学校や、卒業した後の流れを簡略して説明してくれた。
そこから校内の見学をしたり、体験授業をしたりしたのだが、ひとつ思った事があった。それは…
「堅苦しすぎる…」
やばい…俺にとってこの環境はただのストレスでしかないかもしれない、ここで初めて、警察官になるのが嫌と思ってしまったのだ。
家に帰り、母親に
「オープンキャンパスどうだった?」
と食い気味に聞かれたので
「ぼちぼちだよ」と適当に答え、友達にLINEをした。
『やばい、警察になるの嫌かもしれんわ』
するとすぐに既読がつき、メッセージが届いた。
『まじで?あんなになりたがってたのに?w』
『堅苦しすぎるんだよ…』
『じゃあさ、お前自衛隊興味ない?』
『は?自衛隊?無理無理、きついっしょ、俺には耐えらんねーよ』
『きついかもしんないけど、楽しいぞ?俺の親父も自衛官で、たまに家に自衛隊のひとくるけど、面白い人ばっかだぞ?』
『へー、考えとくわ』
そう返事をして、スマホを投げ、目を閉じる。
頭の中で自衛隊のことを考えてみた。
無理だ。きつすぎる。
そう思った時にさっきの友達からまたLINEがきた。
『俺も今度自衛隊受験するんだけど、広報官の人が自衛隊についていろいろ説明してくれるんだけど、お前も聞くか?』
少し悩んだ、だが断る理由もない。
『あぁ、聞いてみる』
この決断が、後に大きな決断になるとは
俺はまだ知らなかった。
冬休みも開け、久々に学校に登校した。
休み中にたるんだ生活を送ったのと、学校が始まるという憂鬱で足取りは重い。
教室に入ると、そこかしこから「あけましておめでとう」だの「正月太りしたなお前!」とかわいわい騒いでいる。
そんな会話を無視して、俺は席に着き机に突っ伏した。
その日の放課後、休み明け1発目の面接練習があった。しかも1番最初だ。
俺は休み中に、面接の受け答えの練習をめっちゃした。
嫌になるくらいした。
なんならまじで、完璧と言っていいほどまで仕上げたので、自信満々に受け答えができ、先生からも高評価をいただいた。
すると先生が
「溝口、警察学校のオープンキャンパスが夏にあるんだけど、参加するか?」
と提案してきた。
ん?なんだ?オープンキャンパス?
警察学校の?大学じゃないんだぞ?
そう思った。
だが参加しないわけには行かない。
二つ返事で「行く」と答えた。
月日は流れて7月。
梅雨は終わったのにジメジメとした暑さが俺を襲う。
早くクーラーの効いた部屋に行きたい。
そんなことを考えながら歩いていると、目的地である場所が見えてきた。
「ここか…」
目の前にはまぁまぁ綺麗な施設がそびえ立っており、入るのに少し躊躇していると、案内の人が笑顔で対応してくれて、すんなり中に入れた。
なかなか早めにきたつもりだったが既に数人着席していた。
開始時刻になると、制服を着てピシッとした姿の現役警察官が教室に来て、警察学校や、卒業した後の流れを簡略して説明してくれた。
そこから校内の見学をしたり、体験授業をしたりしたのだが、ひとつ思った事があった。それは…
「堅苦しすぎる…」
やばい…俺にとってこの環境はただのストレスでしかないかもしれない、ここで初めて、警察官になるのが嫌と思ってしまったのだ。
家に帰り、母親に
「オープンキャンパスどうだった?」
と食い気味に聞かれたので
「ぼちぼちだよ」と適当に答え、友達にLINEをした。
『やばい、警察になるの嫌かもしれんわ』
するとすぐに既読がつき、メッセージが届いた。
『まじで?あんなになりたがってたのに?w』
『堅苦しすぎるんだよ…』
『じゃあさ、お前自衛隊興味ない?』
『は?自衛隊?無理無理、きついっしょ、俺には耐えらんねーよ』
『きついかもしんないけど、楽しいぞ?俺の親父も自衛官で、たまに家に自衛隊のひとくるけど、面白い人ばっかだぞ?』
『へー、考えとくわ』
そう返事をして、スマホを投げ、目を閉じる。
頭の中で自衛隊のことを考えてみた。
無理だ。きつすぎる。
そう思った時にさっきの友達からまたLINEがきた。
『俺も今度自衛隊受験するんだけど、広報官の人が自衛隊についていろいろ説明してくれるんだけど、お前も聞くか?』
少し悩んだ、だが断る理由もない。
『あぁ、聞いてみる』
この決断が、後に大きな決断になるとは
俺はまだ知らなかった。
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