117 / 262
第三章
[ 113 ] 緊張
しおりを挟む
修行を開始してから、三ヶ月が経過した。
「クラウンクロイツ・オルト・ヴェルト!」
「よし! そこで二割を上空旋回! 三割を地面スレスレで待機! 残りの三割でミーを攻撃! 最後の二割でロイを攻撃!」
「は、はい!」
驚いたことに、ルヴィドさんは一ヶ月で練度★6を解放した。それから毎日自身の最大呪文をコントロールに全力だ。
千を超える雷の剣を同時に操りつつ、僕らはそれに対応するという合同訓練を、最近はよくやっている。
「ザントフリューネルシルド!」
ミルトの前にある地面が、風で巻き上げながら盛り上がり、通常のザントシルドよりも大きな砂の盾が一瞬で現れた。これは、ザントシルドを唱えながらフリューネルを同時に唱えるという詠唱方法を発見したから出来たことだ。
風で舞い上がった砂もザントシルドに取り込むことで、通常よりも速い速度でより大きな盾が出せるようになった。ザントヴェルアシルドで、炎を纏った盾も出せる。魔法の組み合わせは多く、使い勝手の良い魔法を探している最中だ。
ミルトが巨大な砂の盾で飛来する二百の雷の剣を防ぐと、僕も飛んできた無数の雷の剣を、素早い足捌きで回避した。
「よっ! ふっ!」
避けきれない攻撃は宝剣カルネオールで受け止めて地面に刺して放出し、次の攻撃に備える。
僕は、三ヶ月間ずっと四倍重力の中で生活したおかげで、人一倍身体能力が向上した。
特に、足にかかる重力だけを軽くし速く走る技をレーラに教わった事と、宝剣カルネオールが対魔法防御の盾としても使えることに気付いたのは大きな進展だった。
重力のような範囲技は防げないけど、今みたいな単発的な攻撃ならある程度防げる。
「よーし! そこまで。ルー、連続で最大呪文を出せるようになってきたな。魔力総量もいい感じだ」
「ありがとうございます」
「ミー! もう少し自分を包み込むイメージでザントシルドを出してみよう。左右と背後がガラ空きだ」
「はーい!」
「ロイは、足にかかってる重力をセーブしろ、少し体が浮き過ぎてる」
「わかりました!」
みんな順調に強くなっているが、僕の練度はこの三ヶ月上がっていない。やはりそれなりの年月が必要なようで、少し焦った。
そんな修行が続き、さらに四ヶ月後。
ある日突然、星食いの第二陣がやってきた。
「この村に半年ほど前! ゾルダートという王国騎士が来たはずだ! 隠し立てすると容赦はせんぞ!」
「あぁ! リオっ!」
「ゾルダートを連れてこなければ……。この娘を殺す!」
「それが王国騎士団のすることか!」
「黙れ! 貴様らが隠し立てするからだろう! 皆殺しにされたいようだな!」
ピーと緊急用の笛の音が聞こえて村に向かうと、フィクスブルートの周りに馬に跨った王国騎士団が三人来ていた。あの黒髪の騎士はいないか。彼なら少しは話がわかるかもしれないと思ったんだけど……。
「あ、あれは……」
「どうしたんですか? ファレンさん」
「やばいです。あの青髪と水髪の二人、監査班です。見たことがあります」
ゾルダートと同じ監査班か。星食いとみて間違いないだろう。
「もうちょっと修行したかったんだけどな。しかたねーか。ファー、村人が逃げるまでの時間稼げるか?」
「……私もこの村の人には恩があります。やってみせましょう」
「頼んだぞ」
この日のための段取りは決めてある。村人は既に大多数が密かに避難所へ退避しているはずだ。
村長は代々フィクスブルートを守ってきた一族だ。「例えここがまた戦場になろうとも、フィクスブルートを守るために戦ってくれるなら我々の命は預ける」とまで言ってくれた。絶対にこの村を守りたい。
「ミー。お前が一番機動力が高い。ファーが騎士団の気を引くから、捕まってる女の子を助けて避難させてくれ」
「わかった! 私に任せてっ」
「俺があの赤い髪のリーダー格の奴をやる。ロイは水髪を、ルーは青髪をそれぞれ頼んだ」
作戦の再確認をしていると、ファレンさんがフィクスブルートの前に姿を現した。
「この村の者に危害を加えるのはおやめください!」
「貴様、ゾルダートと一緒にここにきた雑用兵だな。まだ生きていたとは……。ゾルダートはどうした」
「ゾルダート様は……。あのクソ野郎の骨は肥溜めに沈めました!」
「クハハ。いい度胸だ……。一撃で楽にしてやろう」
赤髪の騎士が剣を抜くと同時に、ファレンさんが手に持った粉を騎士達に向けてばら撒いた。
「なっ?!」
「喰らえ! ヴェルア・オルト!」
『ボォオン!』
粉塵爆発だ。ファレンさんの魔法の威力を少しでも上げるために用意していた。
「ちっ! 雑魚が! ヘルブランランツェ!」
「ザントヴァッサーシルド!」
粉塵爆発に紛れて、ミルトがフリューネルでファレンの前に飛び込み水砂盾で赤髪騎士の魔法を防ぐと、ぶわっとあたり一面に水蒸気が散った。
「くっ! ノルム! レールザッツ! 来るぞ!」
ミルトが捕まってた女の子を救出すると、一目散で退避するのが見えた。
ミルトが女の子を助けているのを見計らって、レーラが飛び出した。騎士団を全開で押しつぶす。
「ジオグランツ・ツヴァイ・ジオフォルテ・オルト・ヴェルト!」
「なっ! ぐううぅぅ! 重力使いか!!」
ゾルダートの時と同じく超広範囲の重力圧による先制。これで終わってくれれば最善だが……。
「ヒヒー……ンッ」
騎士団の乗ってきた馬が潰れた。
「むぅ。小賢しい……。メルクーアレッタ・オルト・ヴェルト」
青髪騎士の近くに無数の水玉が宙に現れると、レーラに向かって水のレーザーが次々と飛んでいく。ルーエさんと同じ魔法とは思えないほどの精密な射撃だ。一度に全部を打ち出すのではなく、無数の水玉から時間差で次々とレーラに向かってレーザーが照射される。
「ちっ! なんて精度だ!」
レーラもギリギリ回避しているが反撃する暇はなく、重力魔法は強制的に解除されてしまった。
「クラウンクロイツ・オルト・ヴェルト!」
ルヴィドさんの呼び出した千を超える雷の剣が青髪騎士を襲う……! 訓練に訓練を重ねた精密な動きは、青髪騎士にも負けてはいない。
逃げ場はない! 青髪騎士を捕らえた!とガッツポーズを取った瞬間、青髪騎士を氷の盾が守った。さらにルヴィドさんの足が凍っていく。
「カルトシルド・オルト・ヴェルト」
水髪騎士が氷の盾で青髪騎士を守りながら、同時にルヴィドさんを攻撃してきた。
「くっ!」
「ザントヴェルアシルド!」
「ジオグランツ・ツヴァイ・ジオフォルテ!」
ミルトが氷を溶かして破壊した隙に、僕は水色髪の騎士を軽くした。レーラさんの加重圧ですら耐えたのだから僕の魔法が効くわけない。軽くしてバランスを崩したところを取る!
水髪の騎士に宝剣カルネオールを振りかぶった。その瞬間、背後からヘルブランランツェが飛んできた。
「くっ!」
「ほぉ? 俺の魔法を防ぐとは中々の業物だな」
あれだけ魔法を打ったのに、彼らはほとんど無傷だった。ルーエさんやゾルダートとはレベルが違う強さだ……。
「なるほどな。お前らか……。ゾルダートを殺したのは。その首のぶら下げた魔吸石。返してもらうぞ?」
「クラウンクロイツ・オルト・ヴェルト!」
「よし! そこで二割を上空旋回! 三割を地面スレスレで待機! 残りの三割でミーを攻撃! 最後の二割でロイを攻撃!」
「は、はい!」
驚いたことに、ルヴィドさんは一ヶ月で練度★6を解放した。それから毎日自身の最大呪文をコントロールに全力だ。
千を超える雷の剣を同時に操りつつ、僕らはそれに対応するという合同訓練を、最近はよくやっている。
「ザントフリューネルシルド!」
ミルトの前にある地面が、風で巻き上げながら盛り上がり、通常のザントシルドよりも大きな砂の盾が一瞬で現れた。これは、ザントシルドを唱えながらフリューネルを同時に唱えるという詠唱方法を発見したから出来たことだ。
風で舞い上がった砂もザントシルドに取り込むことで、通常よりも速い速度でより大きな盾が出せるようになった。ザントヴェルアシルドで、炎を纏った盾も出せる。魔法の組み合わせは多く、使い勝手の良い魔法を探している最中だ。
ミルトが巨大な砂の盾で飛来する二百の雷の剣を防ぐと、僕も飛んできた無数の雷の剣を、素早い足捌きで回避した。
「よっ! ふっ!」
避けきれない攻撃は宝剣カルネオールで受け止めて地面に刺して放出し、次の攻撃に備える。
僕は、三ヶ月間ずっと四倍重力の中で生活したおかげで、人一倍身体能力が向上した。
特に、足にかかる重力だけを軽くし速く走る技をレーラに教わった事と、宝剣カルネオールが対魔法防御の盾としても使えることに気付いたのは大きな進展だった。
重力のような範囲技は防げないけど、今みたいな単発的な攻撃ならある程度防げる。
「よーし! そこまで。ルー、連続で最大呪文を出せるようになってきたな。魔力総量もいい感じだ」
「ありがとうございます」
「ミー! もう少し自分を包み込むイメージでザントシルドを出してみよう。左右と背後がガラ空きだ」
「はーい!」
「ロイは、足にかかってる重力をセーブしろ、少し体が浮き過ぎてる」
「わかりました!」
みんな順調に強くなっているが、僕の練度はこの三ヶ月上がっていない。やはりそれなりの年月が必要なようで、少し焦った。
そんな修行が続き、さらに四ヶ月後。
ある日突然、星食いの第二陣がやってきた。
「この村に半年ほど前! ゾルダートという王国騎士が来たはずだ! 隠し立てすると容赦はせんぞ!」
「あぁ! リオっ!」
「ゾルダートを連れてこなければ……。この娘を殺す!」
「それが王国騎士団のすることか!」
「黙れ! 貴様らが隠し立てするからだろう! 皆殺しにされたいようだな!」
ピーと緊急用の笛の音が聞こえて村に向かうと、フィクスブルートの周りに馬に跨った王国騎士団が三人来ていた。あの黒髪の騎士はいないか。彼なら少しは話がわかるかもしれないと思ったんだけど……。
「あ、あれは……」
「どうしたんですか? ファレンさん」
「やばいです。あの青髪と水髪の二人、監査班です。見たことがあります」
ゾルダートと同じ監査班か。星食いとみて間違いないだろう。
「もうちょっと修行したかったんだけどな。しかたねーか。ファー、村人が逃げるまでの時間稼げるか?」
「……私もこの村の人には恩があります。やってみせましょう」
「頼んだぞ」
この日のための段取りは決めてある。村人は既に大多数が密かに避難所へ退避しているはずだ。
村長は代々フィクスブルートを守ってきた一族だ。「例えここがまた戦場になろうとも、フィクスブルートを守るために戦ってくれるなら我々の命は預ける」とまで言ってくれた。絶対にこの村を守りたい。
「ミー。お前が一番機動力が高い。ファーが騎士団の気を引くから、捕まってる女の子を助けて避難させてくれ」
「わかった! 私に任せてっ」
「俺があの赤い髪のリーダー格の奴をやる。ロイは水髪を、ルーは青髪をそれぞれ頼んだ」
作戦の再確認をしていると、ファレンさんがフィクスブルートの前に姿を現した。
「この村の者に危害を加えるのはおやめください!」
「貴様、ゾルダートと一緒にここにきた雑用兵だな。まだ生きていたとは……。ゾルダートはどうした」
「ゾルダート様は……。あのクソ野郎の骨は肥溜めに沈めました!」
「クハハ。いい度胸だ……。一撃で楽にしてやろう」
赤髪の騎士が剣を抜くと同時に、ファレンさんが手に持った粉を騎士達に向けてばら撒いた。
「なっ?!」
「喰らえ! ヴェルア・オルト!」
『ボォオン!』
粉塵爆発だ。ファレンさんの魔法の威力を少しでも上げるために用意していた。
「ちっ! 雑魚が! ヘルブランランツェ!」
「ザントヴァッサーシルド!」
粉塵爆発に紛れて、ミルトがフリューネルでファレンの前に飛び込み水砂盾で赤髪騎士の魔法を防ぐと、ぶわっとあたり一面に水蒸気が散った。
「くっ! ノルム! レールザッツ! 来るぞ!」
ミルトが捕まってた女の子を救出すると、一目散で退避するのが見えた。
ミルトが女の子を助けているのを見計らって、レーラが飛び出した。騎士団を全開で押しつぶす。
「ジオグランツ・ツヴァイ・ジオフォルテ・オルト・ヴェルト!」
「なっ! ぐううぅぅ! 重力使いか!!」
ゾルダートの時と同じく超広範囲の重力圧による先制。これで終わってくれれば最善だが……。
「ヒヒー……ンッ」
騎士団の乗ってきた馬が潰れた。
「むぅ。小賢しい……。メルクーアレッタ・オルト・ヴェルト」
青髪騎士の近くに無数の水玉が宙に現れると、レーラに向かって水のレーザーが次々と飛んでいく。ルーエさんと同じ魔法とは思えないほどの精密な射撃だ。一度に全部を打ち出すのではなく、無数の水玉から時間差で次々とレーラに向かってレーザーが照射される。
「ちっ! なんて精度だ!」
レーラもギリギリ回避しているが反撃する暇はなく、重力魔法は強制的に解除されてしまった。
「クラウンクロイツ・オルト・ヴェルト!」
ルヴィドさんの呼び出した千を超える雷の剣が青髪騎士を襲う……! 訓練に訓練を重ねた精密な動きは、青髪騎士にも負けてはいない。
逃げ場はない! 青髪騎士を捕らえた!とガッツポーズを取った瞬間、青髪騎士を氷の盾が守った。さらにルヴィドさんの足が凍っていく。
「カルトシルド・オルト・ヴェルト」
水髪騎士が氷の盾で青髪騎士を守りながら、同時にルヴィドさんを攻撃してきた。
「くっ!」
「ザントヴェルアシルド!」
「ジオグランツ・ツヴァイ・ジオフォルテ!」
ミルトが氷を溶かして破壊した隙に、僕は水色髪の騎士を軽くした。レーラさんの加重圧ですら耐えたのだから僕の魔法が効くわけない。軽くしてバランスを崩したところを取る!
水髪の騎士に宝剣カルネオールを振りかぶった。その瞬間、背後からヘルブランランツェが飛んできた。
「くっ!」
「ほぉ? 俺の魔法を防ぐとは中々の業物だな」
あれだけ魔法を打ったのに、彼らはほとんど無傷だった。ルーエさんやゾルダートとはレベルが違う強さだ……。
「なるほどな。お前らか……。ゾルダートを殺したのは。その首のぶら下げた魔吸石。返してもらうぞ?」
0
あなたにおすすめの小説
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
異世界翻訳者の想定外な日々 ~静かに読書生活を送る筈が何故か家がハーレム化し金持ちになったあげく黒覆面の最強怪傑となってしまった~
於田縫紀
ファンタジー
図書館の奥である本に出合った時、俺は思い出す。『そうだ、俺はかつて日本人だった』と。
その本をつい翻訳してしまった事がきっかけで俺の人生設計は狂い始める。気がつけば美少女3人に囲まれつつ仕事に追われる毎日。そして時々俺は悩む。本当に俺はこんな暮らしをしてていいのだろうかと。ハーレム状態なのだろうか。単に便利に使われているだけなのだろうかと。
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる