魔眼の復讐者

山﨑キョウ

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8話

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ここに来てから3ヶ月だった。
寒冷時期も過ぎてきて少しずつあったかくなってきた。

ここ最近変わったことといえばマルクさんと仲が良くなって、アルスさんとロイドさんが遠征に行っている。

そして驚いたことは、ミーシャさんが18歳と思ってたよりも若かった。
ミーシャさんは背が高く、大人っぽいけど口調がちょっとって思ってたけどこんなに若いとは思ってなかった。
それをうっかりミーシャさんに話してしまい、その日は正座以外の行動が出来なかった。

「走り込み、終わりっと」

心の傷もだいぶ癒えてきた。
魔物を全て根絶やしにする…ではなく、害のある魔物を根絶やしにすることが俺の目標になった。
それをミーシャさんとマルクさんに話すと2人は涙目になるぐらい喜んでくれた。

「ジン!ちょっと相手してくれないか?」

マルクさんが歩いてくる。

「また?マルクさん容赦ないから嫌なんだけど」

「うるせー、お前の相手も俺ぐらいしか居ないだろ」

俺の武器を受け取る。

「もう、得物のリーチの差があるじゃん」

「お前がナイフ選んだからだろ!?」

「ハイハイ、行きますよっ!」

姿勢を低くして地面すれすれを走る。
マルクさんの得物は槍。俺はナイフ。
俺のペースで戦えば俺は有利…なはずなんだけど…

「ウィンドスライス!」

魔法があるからそれが出来ない。
俺は勢いを殺さず左手で体を上げる。

「ッシ!」

空中でマルクさんの槍のラッシュをパリィする。

「…お前のその常識外れの運動神経はやっぱすげーな」

「ギア上げるからしゃべる余裕なくなるよ!」

上手く俺の間合いギリギリにマルクさんを入れた。

左、右、右、上、下とどんどん切り掛かる。

「こらーーー!まーたやってる!」

数分攻防をくり返し、次で終わらせようと距離をとるとミーシャさんに見つかる。

「もう、2人は暇さえあればやり合ってるんだから」

「ごめん、ミーシャ。ジンはいい相手なんだよ」

「だーめ!何かお菓子買ってくれなきゃ許さない!」

「ええー?」

マルクとミーシャの仲もアルスさんと俺のやっか…手助けのお陰で恋人同士になれた事はいい。
けど目の前でいちゃつくな!

「うぉ!?あぶね!!」

「チッ!」

「なんで舌打ち!?ねぇ!なんでぇ?」

2人を放っておいて食堂へ行く。
どうせミーシャさんはご飯の時間だと呼びに来たんだろう。

「おばちゃん、いつもの」

「はいよ~!あんたもこれ好きね~?」

俺は朝はいつも果物を潰したドロドロフルーツジュースを飲む。

遠征に行ってたアルスさんとロイドさんが帰ってくる。
午後には魔法を教えてもらうから気合い入れなきゃな。







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