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8話
しおりを挟む「よーし、じゃあジン君の適性から調べようか」
アルスさんとロイドさんが1ヶ月ぶりに帰ってきた。
ロイドさんは帰ってすぐに俺に魔法を教えようとしてくれている。
「休まないでいいんですか?」
「うん、魔物はほとんどアルスが倒してたし。僕は書類を書いてただけだからね」
と、ロイドさんは大きなバックをゴソゴソしながら言った。
「何探してるんですか?」
「水晶だよ、魔法の適性を調べられる…っとあった」
バックの中から布に包まれた大きな、大人の頭ぐらいの大きさの水晶をロイドさんが出した。
「この水晶は持ってる人の魔力を吸い込んで自分で光るんだ」
基本属性:赤=火、青=水、水色=氷、茶色=地、黄色=雷
上位属性:白=光、黒=闇
特殊属性:紫=付与、緑=回復
「この基本5属性と上位2属性、特殊2属性の計9属性、魔法にはある。ちなみに僕は地属性で、アルスは雷属性ね。よしっ!じゃあジン君!これをもってごらん」
恐る恐る俺は水晶を手に取る。
すると水晶は淡く紫に光る。
「付与…母さんと同じ」
「ジン君…」
俺は今どんな顔をしているんだろう?
ロイドさんが何を言えないくらいの顔なのは分かる。
「…もう…大丈夫、です。付与は母さんも使ってました。いろんな特性を武器とかにエンチャントするんですよね。防寒のエンチャントとか」
「…うん。付与属性の使い手はあまりいなくて珍しいんだ。すごいじゃないか!ジン君!」
ロイドさんは自分の事のように喜んでくれた。
そのあとは騎士団には付与属性の使い手が居ないからと付与属性の魔導書をくれた。
「付与の極意?」
部屋に戻って魔導書を開く。
付与属性とは、武器や防具などの装備品にさらなる力を与える魔法。
武器などに攻撃力上昇のエンチャントをかけた場合、効果時間は短い、などと使い勝手が悪い魔法だが、極めたらこの魔法はどの魔法よりも強くなるであろう。
付与属性の種類は[攻][防][速]などの基本種、[防寒][防熱]などの生活種の2種類ある。
基本種は戦闘などを目的としたエンチャントで、生活種は生活の中での便利さを目的としたエンチャントだ。
付与魔法は一朝一夕で出来るようなものじゃない。ただ、長く険しい道の先に待っているのはお前の望む強さが手に入るであろう。
魔導書はまだまだ続いていて、攻の付与とは、みたいに細く説明が載っている。
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