魔眼の復讐者

山﨑キョウ

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17話

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みんなの所に戻る。
テーオドルとラモンは顔を真っ青にして今にも吐きそうだけど外は変化なし。

「よし、じゃあこんな感じ…とまではいかない。今のはジンがすごいだけだ。お前たちは1対1でやってもらう」

2手に分かれることになって俺がリリーとルシア、ロートレックを連れて行くことになった。

「質問よろしいですか?」

歩いているとリリーが後ろから質問してきた。

「いいよ」

足を止めずに話していく。

「基本的にどこを狙えばいいですの?」

「ゴブリンの急所?出来れば頭、心臓と首だけど横腹でも…いた」

前方にゴブリンが2体見える。

「リリーさん、俺が1体倒すから走り出してね」

レッグポーチから投げナイフを2本取り出す。

「(エンチャント:攻4重、速4重)」

術式を省略して付与魔法をかける。
投げナイフを構え…投げる。ナイフはゴブリンの後頭部に2本とも刺さりゴブリンは倒れる。

「いきますわ!」

細剣レイピアを抜いてリリーが駆ける。

「ギャアアア!!!」

ゴブリンも相方をやったのがリリーだと思ったんだろう、棍棒を振り回して威嚇する。

ジリジリと間合いを詰めながらも隙ができれば刺突してゴブリンを攻撃リリーが結果的には勝ったけど、あまりいい戦いだったとは言い難い。

「はぁ…はぁ…勝ちましたわ」

それは俺や先輩冒険者から見るとそう思うだけでなりたて冒険者からしたら十分すごいことなのだけど。

「リリーさん、こっちに来て。回復魔法をかけてあげる」

ルシアが魔力を練りながらリリーに向く。リリーはそれに従いルシアのもとに行くと傷だらけだったリリーの体が淡い光に包まれる。

「温かい…」

光が収まると傷だらけだったのが綺麗な素肌となる。
まぁ見えているのが足と腕だけだから何も感じないけど。

「打撲や打ち身まで治せんのか…」

「そうよ、今の私でも軽い毒までなら治せるわ」

ルシアがリリーの怪我の治し残りがないか確認していく。

「今俺はリリーさん1人にやらせたけどお前らは2人同時で平気だろ」

索敵を開始しながら後ろにいるルシアとロートレックに言う。

「あら、なんでかしら?」

「お前らが魔物を殺ったことあるからだよ」

後ろを向いてそうゆうとリリーは驚いた顔をしてルシアは笑みを浮かべていた。
ロートレックは無表情のまんまだったけど。

「参考までになんでそう思ったか教えてくれないかしら」

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