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35話
しおりを挟む「迷宮はな、富、名声、金、女…自分次第で何でも手に入るらしい。兄ちゃんなら自分の気に入る武器が見つかるんじゃないか?」
「迷宮か…よし!おっちゃんいつもありがとう。また来るよ!」
おっちゃんに礼を言って、ギルドに向かって走る。
ギルドに入ると「あいつだ。3級に新しくなったやつ」だとか「手出すな。多分ここに居る冒険者の中でジンが1番強え」だとか聞こえるけど構わずメルさんの所に行く。
「あ、ジンくん。どう、良いナイフ見つかった?」
「いや、見つかりませんでした。だから迷宮に行こうかと思ってます」
「へぇー、迷宮…迷宮!?じゃ、じゃあジンくんダーングラウトから出てっちゃうの!?」
「いや、ナイフが見つかるまでですよ」
それから色々と話をして迷宮の説明が載った本を借りる。
「ジンさん。お帰りなさい」
ルルカさんから鍵を貰い部屋に入る。服を着替えて椅子に座り本を開く。
迷宮とは未知なる場所。何故存在しているのかすら未だ解明せれていない。
迷宮からは魔物が産まれる。
迷宮には様々なものが飲まれる。
飲まれるのは肉や骨、血のみ。よって魔物の素材や魔石、冒険者の装備がその場に残る。
また、それらも後から飲まれる。飲まれると宝箱の中身として保存される。
迷宮は地下奥深くまで存在する。
最奥地は願いが何でも叶う、別の世界への扉がある、など様々に騒がれている。
だが、最奥地に到達した者は誰1人といない。
後は迷宮に挑んだ英雄などの話がほとんどで、1番最後のページには『迷宮には何でも手に入る』と記載されていた。
「もうこんな時間か」
窓から外を見ると外はもう真っ暗になっていた。
1階に降りて飯を食べる。
「(魔石…か)」
アイテムボックスから俺が初めて苦戦した魔物の魔石を取り出す。
魔石とは、魔力を持ったている全ての生き物に存在する魔力の結晶。大きさは身体が大きければ魔石も大きくなる。
大まかな説明がこれ。人の身体にも魔石があって心臓のすぐ横にあるんだとか。
人間の魔石は死ぬとすぐに魔力になり空気中に消えていく。
一応生きたまま引っこ抜けば消えないらしいけどありえないほどの激痛が伴い痛みに耐えられず死んでしまう。
「迷宮か…楽しみだな」
飯を食べ終わり街へと出かける。
迷宮に必要な道具や待ち合わせのナイフを買いに。
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