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起きた時には…
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何やらうるさくなったので、おきてみると、近衛兵が私たちを呼びに来てました。
「こい!」
なんて失礼なやからなのでしょうか?
一言だけ言って、部屋を出て行く近衛兵。
あまりの横柄さに…絶句していると…
「なぜ来ない!王様がお呼びだ!魔族なんぞ…どうして会ってくださるのか?ありがたく思え!」
客人にたいする対応ではない。
仕方無しに着いて行くと…
我々が連れてきた聖女は、いつの間にか?解放されていて、豪華なドレスを着ている。
「ファンタンクス国王。説明を求む。何故にこちらが捕虜として捉えていた聖女が、あの様な姿で同じところに立っているのか?国を代表して来ている我々を…ぞんざいな扱いにする理由。まだまだあるが…先ずはその二点に答えよ」
堂々としたナギ様が、国王に呼びかける。
「ファンタンクス国の聖女を捕虜にするなど、神に対した冒涜だ。罪人が、王に会えただけ、良かったと思え」
王の隣にいる宰相が答えた。
どうやら、息子を瞬殺されたことに腹を立てている様だ。
「ファンタンクス国のそれが答えか?」
ナギ様が国王に問う。
「魔の国の宰相ナギリス殿、我々にも信ずる神がおる。信じる神の使いである聖女を捕虜にするなど…我々に対する宣戦布告か?」
「おかしな事を言う。かの聖女とそこの宰相息子が先日、魔の国に兵を挙げて攻めてきた。それを我々は払ったまでのこと。…和平条約を先に無効にして来たのを、元ジモデンズ伯爵令嬢ミーシャに仲を無理矢理取り持たせて…わざわざ、負けた聖女を捕虜にして返しに来ると…冒涜だと?殺しても文句は言えないはず。…その行為がいらないというのであれば、喜んでこの場で殺しても差し上げようか?」
「お待ちを?!…聖女様は…神からの預かり物。傷をつけたくはない」
本気の威圧を感じた王様が、ナギ様を止める。
「…ならば…何故に戦争の道具に聖女を使ったのだ」
「魔王がいる以上、人間が贖うのは…世の決まり。聖女が現れたならば…魔王討伐に行くのは当たり前であろう?何を言っているのだ!」
宰相が訳のわからない自論を言って来た。
「国の法を守る宰相が、自己中心的なその考えなのか?ならば…和平条約を無効にしよう。全面戦争を喜んで受けようではないか」
ナギ様が不敵な笑みを浮かべた。
うん。死んだね~此処の人達。
「お待ちを?!宰相は黙れ!どうか、宰相の戯言を間に受けないで欲しい!我々は、魔の国と戦う気はない」
なんだか、もめていますね~
宰相の言葉を聞かせたくないならば、サッサと退出させればいいのに…
「王様が弱気でどうするのです?我々には、神がついているのですよ?」
「王様は、わかっておられない。我々の力は、神の加護の元にある」
王様が、可哀想ですね。
洗脳なのか?
王様以外の人は、まともではない。
言ってやりたいわ。私も加護がありますってね。
でも、この人たちは…加護をもらっているの?
私には、ハッキリと神の加護の力が備わっている。
ナギ様からも、グルセポネ…ハデルス様からも、別々の神の加護の力が備わっていることが見て取れる。
でも、この人たちからは…何も感じない。
ふと、聖女を見ると目があった。
ジッと見ていると、目を泳がせる。
聖女が何かやらかしていますね。
「本当に加護はあるのかしら?神の加護は…こんな力よ?わかっているの?加護は人間にはない。魔族のものです。聖女様が、何をおっしゃったかはわからないですが…聖女様には、聖女の力はあっても、神の加護の力はないですよ。神の使いとは、神獣の事を言うのです。人型ではいないのですよ?」
優しく解く。
精神異常の回復…それが、私がもらった加護の力だ。
それまで、凄んでいた人間たちの顔が、緩和されて行く。
「聖女様?これ以上人を操って、自分の立場を無くすのはやめたほうがいいですよ。この世界で生きていくためにも、自身の信用回復に努めたほうが良いですよ」
聖女様が泣きそうな顔をしている。
「私が主役なのに…それが、地味な伯爵令嬢に…こんなことになるなら…家に帰してよ~!」
あーぁ、泣いちゃった。
イキナリ連れてこられたのは、同情する…デモ、人を操るのは…よくない。
聖女様を捕獲し直して、聖女様には牢屋で反省しててもらう。
同時に…他の偉い方々が、正気を戻して行く。
「こい!」
なんて失礼なやからなのでしょうか?
一言だけ言って、部屋を出て行く近衛兵。
あまりの横柄さに…絶句していると…
「なぜ来ない!王様がお呼びだ!魔族なんぞ…どうして会ってくださるのか?ありがたく思え!」
客人にたいする対応ではない。
仕方無しに着いて行くと…
我々が連れてきた聖女は、いつの間にか?解放されていて、豪華なドレスを着ている。
「ファンタンクス国王。説明を求む。何故にこちらが捕虜として捉えていた聖女が、あの様な姿で同じところに立っているのか?国を代表して来ている我々を…ぞんざいな扱いにする理由。まだまだあるが…先ずはその二点に答えよ」
堂々としたナギ様が、国王に呼びかける。
「ファンタンクス国の聖女を捕虜にするなど、神に対した冒涜だ。罪人が、王に会えただけ、良かったと思え」
王の隣にいる宰相が答えた。
どうやら、息子を瞬殺されたことに腹を立てている様だ。
「ファンタンクス国のそれが答えか?」
ナギ様が国王に問う。
「魔の国の宰相ナギリス殿、我々にも信ずる神がおる。信じる神の使いである聖女を捕虜にするなど…我々に対する宣戦布告か?」
「おかしな事を言う。かの聖女とそこの宰相息子が先日、魔の国に兵を挙げて攻めてきた。それを我々は払ったまでのこと。…和平条約を先に無効にして来たのを、元ジモデンズ伯爵令嬢ミーシャに仲を無理矢理取り持たせて…わざわざ、負けた聖女を捕虜にして返しに来ると…冒涜だと?殺しても文句は言えないはず。…その行為がいらないというのであれば、喜んでこの場で殺しても差し上げようか?」
「お待ちを?!…聖女様は…神からの預かり物。傷をつけたくはない」
本気の威圧を感じた王様が、ナギ様を止める。
「…ならば…何故に戦争の道具に聖女を使ったのだ」
「魔王がいる以上、人間が贖うのは…世の決まり。聖女が現れたならば…魔王討伐に行くのは当たり前であろう?何を言っているのだ!」
宰相が訳のわからない自論を言って来た。
「国の法を守る宰相が、自己中心的なその考えなのか?ならば…和平条約を無効にしよう。全面戦争を喜んで受けようではないか」
ナギ様が不敵な笑みを浮かべた。
うん。死んだね~此処の人達。
「お待ちを?!宰相は黙れ!どうか、宰相の戯言を間に受けないで欲しい!我々は、魔の国と戦う気はない」
なんだか、もめていますね~
宰相の言葉を聞かせたくないならば、サッサと退出させればいいのに…
「王様が弱気でどうするのです?我々には、神がついているのですよ?」
「王様は、わかっておられない。我々の力は、神の加護の元にある」
王様が、可哀想ですね。
洗脳なのか?
王様以外の人は、まともではない。
言ってやりたいわ。私も加護がありますってね。
でも、この人たちは…加護をもらっているの?
私には、ハッキリと神の加護の力が備わっている。
ナギ様からも、グルセポネ…ハデルス様からも、別々の神の加護の力が備わっていることが見て取れる。
でも、この人たちからは…何も感じない。
ふと、聖女を見ると目があった。
ジッと見ていると、目を泳がせる。
聖女が何かやらかしていますね。
「本当に加護はあるのかしら?神の加護は…こんな力よ?わかっているの?加護は人間にはない。魔族のものです。聖女様が、何をおっしゃったかはわからないですが…聖女様には、聖女の力はあっても、神の加護の力はないですよ。神の使いとは、神獣の事を言うのです。人型ではいないのですよ?」
優しく解く。
精神異常の回復…それが、私がもらった加護の力だ。
それまで、凄んでいた人間たちの顔が、緩和されて行く。
「聖女様?これ以上人を操って、自分の立場を無くすのはやめたほうがいいですよ。この世界で生きていくためにも、自身の信用回復に努めたほうが良いですよ」
聖女様が泣きそうな顔をしている。
「私が主役なのに…それが、地味な伯爵令嬢に…こんなことになるなら…家に帰してよ~!」
あーぁ、泣いちゃった。
イキナリ連れてこられたのは、同情する…デモ、人を操るのは…よくない。
聖女様を捕獲し直して、聖女様には牢屋で反省しててもらう。
同時に…他の偉い方々が、正気を戻して行く。
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