11 / 86
筆記試験と身体・体力テスト
しおりを挟む
筆記テストはすぐに行われた。
俺が筆記テストをしている間に、子供らは身体・体力テストを受ける。
初めの筆記テストは解体の仕方や、魔獣素材の価値と薬草採取の方法、基礎的語学、計算など、基本を押さえた問題だった。
しかも、四択なのだ。
簡単すぎますよ?
ドガさんの言う通り、スキルを使うこともない。
でも、後半は、それなりに考えさせられた。
人によって正解が違う様な…道徳の授業?そんな内容でした。
「魔獣に襲われている人がいます。誰から助けますか?」
「1 身分の高い王子、2 愛する妻、3 孤児の子供、4 歩けない老人」
こんな感じだ。
ちなみに俺は、3にした。知り合いは後回しだ。
王子も自分で、動けるだろう。
先行き短い老人は、未来ある孤児を助けるために、後回しだ。
だから、3。
正解が出たら、文句を言ってしまいそうだ。
筆記テストを終わらせて、身体・体力テストを受ける。
回復師のラクさんが…俺の身体測定をしている。
健康診断ではなくて、身体測定だ。
体重、身長、聴力、視力
この辺は、日本と変わらない。
嗅覚、魔力、肺活量、属性調査、スキル調査、
この辺は、異世界の仕様かな?
「…ミュートと戦った時に、水の中にしばらくいれたから、肺活量があると思ったけど……普通だね」
「…はあ…」
何だよ…わざわざ、俺が普通の人だと…言いに来たのか?
体力テストは、学生の頃にやったものに近いものが多い。
反復横跳び、ボール投げ、上体起こし、体前屈、幅跳び、垂直跳び、腕力測定、持久走
やった事ないものは、
属性魔法飛ばし、魔力永続時間、反射神経測定、属性耐性調べ、基本攻撃力、基本防御力
「…すごい耐性能力だね。防御力無いのに…」
何かの虐めか?さっきから…一言多いですよ?
最後に、健康診断ではなくて、魔法の体内透視を受けて、終わりだ。
「うん、健康だね」
もう、何も思うまい。
ステータスを、鑑定眼でいつでも見れる俺にとっては、身体・体力テストは意味の無い事かもしれませんが、やっていて損は無いだろう。
45歳の俺は、人間ドックに通っていた。
メタボだったよ?何か?
30代から肝臓が悪かったのを覚えている。
運動不足のせいだろう。
異世界に来てからは、その心配もなさそうだ。
「…目がとってもいいね~。属性もあるしね。もっと詳しく調べて見ていいかな?」
減るものでも無いので、了承した。
「…一言で言うと…すごい…だね」
ドン引きされた??何だろう。霊感のおかげで、何でも見れてしまうのが、理由か?
「精霊…みえるよね。精霊視は、エルフ族特有の固有スキルだよ。エルフの中でも選ばれた者しか見えない。すごい事なんだから…」
何か?ヤバそうだ。
「うん、色属性の効果で…魔力や人の感情が見えるの?…それって、国にバレたら、ある意味職には困らないね。ブラックな職場だろうけど……」
うん。…いけないものですね。
「ハア…ミュートが気に入る訳だよ。音属性もあるしね。聴力も尋常じゃない。そのうち、精霊の言葉も聞こえるかもね」
「えっと、聞こえたら…マズイものですか?」
「うん。精霊視でも、ミュートみたいに化け物になる。言葉が聞こえて、その言葉を理解したら…わかるよね?」
チョット待ってくださいよ?ラクさん…俺…その全て、スキルを多用したら、出来そうなのですが…
「顔に出てるよ?出来そうとか…言わないよね?」
無言なのに…俺って、本当に顔に出やすい性格だね。
「目をそらさないでね?…この際だ。やって見なさい」
有無を言わせない笑顔に…俺は、従うしかない。
聞き耳スキルを使う。感情を読み取りながら、通訳機能、世界知識、博識を重ねる。
絶対音感も発動。
ついでに、何も話していなさそうなので、腕の楽器で音楽を奏でる。
歌でも、歌ってくれないかなぁ?
俺の音楽にノリノリになってきた精霊らしきもの。
何か?集まってきたよ?
ワラワラと違う何かも集まる。
何でもいいや…歌えや。
感情の色は良好。
近くのミュートさんが、ビックリしている。
一際大きな何かが、歌い始めた。
「愛し子 可愛い 愛し子」
どうやら、ミュートさんは、愛し子と呼ばれている様だ。
「変わり種 女神の加護 神の使徒」
どうやら、コレは俺のことか?
「遊ぼう みんなで 一緒に」
遊んでくれる様だ。
この後、俺のスキルに精霊視と精霊使い、精霊歌が増えていた。
「…と、言う感じに、歌を歌ってくれました」
「あははは、やってくれるねー!あははは!」
ラクさんが…大笑いをしている。
ドガさんは、頭を抱えた。
ミュートさんは、優しく微笑む。
俺のテストは、こんな感じで過ぎて行きました。
俺が筆記テストをしている間に、子供らは身体・体力テストを受ける。
初めの筆記テストは解体の仕方や、魔獣素材の価値と薬草採取の方法、基礎的語学、計算など、基本を押さえた問題だった。
しかも、四択なのだ。
簡単すぎますよ?
ドガさんの言う通り、スキルを使うこともない。
でも、後半は、それなりに考えさせられた。
人によって正解が違う様な…道徳の授業?そんな内容でした。
「魔獣に襲われている人がいます。誰から助けますか?」
「1 身分の高い王子、2 愛する妻、3 孤児の子供、4 歩けない老人」
こんな感じだ。
ちなみに俺は、3にした。知り合いは後回しだ。
王子も自分で、動けるだろう。
先行き短い老人は、未来ある孤児を助けるために、後回しだ。
だから、3。
正解が出たら、文句を言ってしまいそうだ。
筆記テストを終わらせて、身体・体力テストを受ける。
回復師のラクさんが…俺の身体測定をしている。
健康診断ではなくて、身体測定だ。
体重、身長、聴力、視力
この辺は、日本と変わらない。
嗅覚、魔力、肺活量、属性調査、スキル調査、
この辺は、異世界の仕様かな?
「…ミュートと戦った時に、水の中にしばらくいれたから、肺活量があると思ったけど……普通だね」
「…はあ…」
何だよ…わざわざ、俺が普通の人だと…言いに来たのか?
体力テストは、学生の頃にやったものに近いものが多い。
反復横跳び、ボール投げ、上体起こし、体前屈、幅跳び、垂直跳び、腕力測定、持久走
やった事ないものは、
属性魔法飛ばし、魔力永続時間、反射神経測定、属性耐性調べ、基本攻撃力、基本防御力
「…すごい耐性能力だね。防御力無いのに…」
何かの虐めか?さっきから…一言多いですよ?
最後に、健康診断ではなくて、魔法の体内透視を受けて、終わりだ。
「うん、健康だね」
もう、何も思うまい。
ステータスを、鑑定眼でいつでも見れる俺にとっては、身体・体力テストは意味の無い事かもしれませんが、やっていて損は無いだろう。
45歳の俺は、人間ドックに通っていた。
メタボだったよ?何か?
30代から肝臓が悪かったのを覚えている。
運動不足のせいだろう。
異世界に来てからは、その心配もなさそうだ。
「…目がとってもいいね~。属性もあるしね。もっと詳しく調べて見ていいかな?」
減るものでも無いので、了承した。
「…一言で言うと…すごい…だね」
ドン引きされた??何だろう。霊感のおかげで、何でも見れてしまうのが、理由か?
「精霊…みえるよね。精霊視は、エルフ族特有の固有スキルだよ。エルフの中でも選ばれた者しか見えない。すごい事なんだから…」
何か?ヤバそうだ。
「うん、色属性の効果で…魔力や人の感情が見えるの?…それって、国にバレたら、ある意味職には困らないね。ブラックな職場だろうけど……」
うん。…いけないものですね。
「ハア…ミュートが気に入る訳だよ。音属性もあるしね。聴力も尋常じゃない。そのうち、精霊の言葉も聞こえるかもね」
「えっと、聞こえたら…マズイものですか?」
「うん。精霊視でも、ミュートみたいに化け物になる。言葉が聞こえて、その言葉を理解したら…わかるよね?」
チョット待ってくださいよ?ラクさん…俺…その全て、スキルを多用したら、出来そうなのですが…
「顔に出てるよ?出来そうとか…言わないよね?」
無言なのに…俺って、本当に顔に出やすい性格だね。
「目をそらさないでね?…この際だ。やって見なさい」
有無を言わせない笑顔に…俺は、従うしかない。
聞き耳スキルを使う。感情を読み取りながら、通訳機能、世界知識、博識を重ねる。
絶対音感も発動。
ついでに、何も話していなさそうなので、腕の楽器で音楽を奏でる。
歌でも、歌ってくれないかなぁ?
俺の音楽にノリノリになってきた精霊らしきもの。
何か?集まってきたよ?
ワラワラと違う何かも集まる。
何でもいいや…歌えや。
感情の色は良好。
近くのミュートさんが、ビックリしている。
一際大きな何かが、歌い始めた。
「愛し子 可愛い 愛し子」
どうやら、ミュートさんは、愛し子と呼ばれている様だ。
「変わり種 女神の加護 神の使徒」
どうやら、コレは俺のことか?
「遊ぼう みんなで 一緒に」
遊んでくれる様だ。
この後、俺のスキルに精霊視と精霊使い、精霊歌が増えていた。
「…と、言う感じに、歌を歌ってくれました」
「あははは、やってくれるねー!あははは!」
ラクさんが…大笑いをしている。
ドガさんは、頭を抱えた。
ミュートさんは、優しく微笑む。
俺のテストは、こんな感じで過ぎて行きました。
12
あなたにおすすめの小説
熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)
MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。
すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。
だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。
イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。
変わり果てた現実を前に、
夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。
深い後悔と悲しみに苛まれながら、
失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。
しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。
贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。
そして、母の心を知っていく子供たち。
イネスが求める愛とは、
そして、幸せとは――。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる