ほのぼの生きますか

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迷宮攻略を目指す(準備)

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「迷宮の情報をください」

ギルドのカウンターで、受付に話しかける。

ウサギ耳の獣人。可愛い尻尾が、ピコピコ動くのを見ずには居られない。

「あっ!マツリさん!最新情報はこちらの紙に書いてあります。自由にお持ち帰りください!…あと、ランクが上がりました。A級ランクです。おめでとうございます」

いつの間にか、A級ランクですか?

実感がない。


仲間を探そうか、どうしようか?考えているところだ。

昨夜、ミュートさんに連絡がてら、お取り寄せスキルを使った。

仲間問題を持ちかけると、奴隷を進められる。

正直奴隷は懲り懲りだ。

お金はかなり溜まっているので、高額奴隷を何人も買えそうだが…ミレンの時みたいになりかねない。

鑑定もあるので、自分にあった相棒を見つけられるだろうが…性格までは見れない。

結果が出ないまま…

ミュートさんお手製のマフラーを買って、戻った。

迷宮は少し寒いのだ。

でも、これで…見かけは完璧なリアルな○ナフキンですよ。


もう、いっそう一人で攻略してみるか?


決断できないままなので、ギルドマスターを探す。


イージスさんが出没するのは、朝方の薬屋さんだ。

薬屋の娘さんに惚れているらしい。

薬屋さんは、ダークエルフだ。

ダークエルフは種族的に薬草だけでなく、薬剤に詳しいらしい。




「…いらっしゃい!マツリさん!今日は新しい商品を見て行ってください!」

声をかけてくれたのは、ここの息子さんだ。

ギルドマスターの意中の人の弟だ。

「…新しい商品?興味あるなぁ~!…イージスさんが来るまで、待っている間…見せてくれる?」

「さすが!…イージスさん待ちに薬屋を使わないで欲しいけど、あの人の邪魔は多いに嬉しいよ。どんどん邪魔してください。アッと、新しい商品だけど、調合で作れる商品だよ。火薬っていうらしいです」

「おお~!火薬??どうやって手に入れたの?凄いなー!」

「その反応は、知っているってこと??…マツリさんは、博識だね」

薬屋に火薬は解せないけれど…欲しいかも、俺は作り方を知らないんだよね!

「作り方は知らないよ?でも、燃える粉だろう?」

「…そうだよ。何でも、東方に現れた貴族が、作ったものらしいよ。最近出回り始めた感じです。鑑定があれば、材料や分量がわかるだろう?マツリさん、現物見せるから、レシピを売ってくれない?」

「…薬にはならないよね?何に使うの?」

「小遣い稼ぎ…そんなに多くは作れないらしいし、ねっ!お願い!」


「火のある場所では、使っちゃダメだからね?あと、クリフトさんの許可はもらうよ?」

クリフトさんは、この薬屋の店主だ。つまり、この目の前の子の親だ。

「わかった…親父!」

店を放り出して、店内に消える。



少しして、クリフトさんが出てくる。

線の細い長髪の知的な美人だ。男なのに…

エルフもダークエルフも、美人率高い。

「マツリさん、いつも済まないね。レシピもタダ同然で、いつも提供してくれて…何か申し訳ありません」

「いいえ、好きでやっていることです。知り合いが、俺の作ったクリームなんかを欲しがるのに…頻繁に提供できませんから…こちらで作っていただいて助かってます」

踊り子さんに提供していた商品を、この薬屋の店主に作ってもらって、販売してもらっている。

少しだけど、アイデア代をもらっている。

「今回の火薬は、人の命も取れるものです。そんなもののレシピを、息子さんに提供してよいものか?俺にはわかりません。どうか、親の立場から、判断してください」

「…もう、こいつも30になります。そろそろ、大人の分別を知っても良いでしょう。どうか、責任を学ばせてあげてください」

「…わかりました。火薬のレシピを売ります」

「やったー!ありがとう!」

無邪気に喜ぶ息子さんに、ちょっと早過ぎないか?と、疑問に思った事は言わない。



火薬を見せてもらい、鑑定する。

日本の場合は、硝石を使ったはずだけど、この世界には硝石はないようだ。

硝石の代用品のレシピが、かなり細かい。

メモを取り、よーく観察する。

世界の知識で、この世界の材料を照らし合わせる。


「かなり複雑で、材料も多種にわたっているみたいだね。元を取れるかわからないな」



レシピを渡す。レシピ代は、商品が売れた時の1%だ。普通のレシピ代は10%もとるらしい。


「ありがとう!色々工夫してみるよ!」

商売人の顔をしている。

クリフトさんもいるのだ。大丈夫だろう。

俺のレシピは、記憶しているので、大丈夫です。

そのうち、ナイフで足りない敵が現れた対策に、爆破系武器を開発をしてみようと思う。


「いらっしゃい!って、イージスさんかよ!」

「おいおい客に対して、その態度はないだろう?」

イージスさんがやっとで現れた。

「イージスさんを待って、マツリさんが来ているよ」

「マツリ??ギルドにくればいいのに…どうした?」


ギルドに行けば、マスター室に通される…そんなところに私的な用事で行けません。

俺は、本音を言えずに、話を変えて仲間問題の相談に乗ってもらう。

クリフトさんも一緒に聞いてくれた。

「なるほど、俺も、ミュートに賛成だ。奴隷を買って、育てろ」

「マツリくんが、奴隷で痛い目にあったのはわかるよ。だからね?イージスさんにいい奴隷商人を紹介してもらえば?オークションみたいな衝動的な感じで、買わなくて済むんじゃないかなぁ?」

クリフトさんが、いい提案をしてくれた。

「そうだなぁ。紹介状を出してやろう。俺のオススメの奴隷商人を紹介してやるぞ?」

こうして、俺はまた奴隷を買う事になった。



奴隷商人を紹介してもらい、俺は、郊外地区に向かう。

なぜか?正規の奴隷商人を紹介してもらえませんでした。

「何で?違法奴隷商人を??」

イージスさんは、中々裏の世界にも精通したギルドマスターみたいですね。

オススメの奴隷商人が、その人なのだから…しょうがない。

俺は、無理矢理自分を納得させて、郊外地区に向かう。


郊外地区は、まだ、人が帰って来ていないようで…静まり返っている。

絡まれることもなく、商売女性にも声をかけられずに…まっすぐ、奴隷商人のお店まで来れた。

「お店…だよな?」

マンションの様な、集合住宅っぽいところに着いた。

「すみません。ギルドマスターの紹介で、奴隷を買いに来ました」

建物に入ると、銀行の窓口の様な、パチンコ屋の換金所の様な、受付がある。

「へい、紹介状を提示くだせい」

眼鏡の燕尾服の男が、受付に言われて出てきた。

笑うと牙が見える。吸血鬼??

「どうも、イージス様のご紹介ですね。ここのマネージャー兼、オーナーのハンスと申します」

丁重な男に連れられて、奥の客間に来る。

「戦闘奴隷ですね?値段の上限なし??…凄く稼いでいられるのですね。Aランクの冒険者。迷宮同伴者希望ですか?オススメのをお出ししましょうか?それとも、ご自分で選びますか?」

「俺は、一度奴隷選びに失敗してまして…才能があるに越した事はないのですが、裏切りはチョット…」

「…絶対服従の奴隷に裏切られたのですか?何ですか…その奴隷は?…教育がされていなかったのでしょう。高額奴隷ですかねー?あれらは、ダメですよ。高飛車で、プライドが高く、主人より自分の考えを優先します。よい商品を紹介しましょう。奴隷商人のプライドが疼きますね」

奴隷商人に連れられて、地下に降りる。

「鑑定持ちだと聞きました。気になる奴隷がいましたら、10人くらいをまずは選んでください」

牢屋の様な部屋に、一人一人の奴隷がいる。

しかも、死んだ目をしていない。

かなり衛生的で、臭い匂いはない。

みんな俺を見るなり、檻の近くに立って見やすい様にしている。

「怪我人が多いね」

「お金さえあれば、欠損回復ポーションを出します。病気も同じですね」

なるほど、俺は選びたい放題という訳か?

鑑定と観察をして、世界知識と博識も使う。

気になった者は、記憶しておき、どんどん見ていく。

「ここに居るので全員?」

まだ、奥に何人か居るのを知っていて、商人に確認する。

「…奥にも何人かいますが…病気がうつる可能性がありますよ?高度の呪いの者もいます」

「浄化も耐性があるので、このまま見せて貰っても良いですか?」

「わかりました。どうぞ、此方へ…」

二重扉になっている奥は、流石に匂いが立ち込めていた。

俺は手早く見ていく。



ア!この子??

後は、あっちも…

メモをとりながらまわる。

外の檻の奴隷より、興味深い奴隷がたくさんいた。

「…気になるのは、この部屋の127番と190番、248番と257番、569番、669番、723番の7人かな」

「…お目が高い。少々お待ちを…先ほどの控え室にご案内します。浄化の魔法はお忘れなくかけて出てください」


控え室に戻り、お茶をもらい飲む。

「…お待たせいたしました。まだ、病気や呪いが解けた状態では有りません。お触れにならない様に気をつけて、お話しください」

127番は、獣人。銀狼種というらしい。身体能力が身体欠損と呪いが無ければ、俺に匹敵する。俺とは違う属性を3つも持っている。スキルも魔法も、戦闘に使えるものばかりだ。何より…可愛い。ふさふさの尻尾を揺らして、チョット上がり目の目で上目遣いは、反則だ。

190番は、種族が魔族になっている。スキルに魔王の子孫がある。魔力が凄まじい。俺の300倍はある。呪いのせいで、すべてのスキル・魔法を封印されている。男だが…俺の大好きなミュートさん系の美人だ。そばに居ても、不快感はない。

248番は、いないと思っていたミノタウルス系巨乳女子だ。でかい。全てが。角が上向きに生えていて、一本折れている。顔は童顔…力任せの身体能力。知能が弱いせいで、魔獣扱いなのか?テイムもあるので、病気が治れば…側にいて欲しいかもしれない。

257番は、記憶喪失とある。全てを忘れていて、純粋無垢な状態だ。でも、この人…先の英雄に似ていますよ?本屋で肖像画を何度も見ました。年齢の?マークが五つあります。五桁…の年齢なの?呪いがあり、記憶の封印がされている。

569番は、欠損が多すぎる。きっと美人だろうけど…純粋の剣士…いや、騎士だった様だ。正式名称は聖騎士。神殿の最高ランクの騎士だ。何で、こんなところに居るのか?不明だが…聖魔法を使う。自分には、何故使わないのか?疑問だ。

669番は、淫魔ちゃんです。チョーエロい。見た目が、半端じゃなくエロい。爆乳、くびれ、細い足、プリケツ、妖艶な顔、エロい。かなり重い病気になっているらしい。性病ではないです。
どうやら、テイム系の奴隷が異空間にいるらしい。奴隷の奴隷…なんだかなぁ。

723番は、どう見ても…ドラゴン。種族は、人間でした。ドラゴンになる呪いで変化してしまった模様です。
そんなこともあるのか?奴隷商人曰く、呪いを解いても、人間には戻れないらしいです。しかも、ドラゴンは鱗も血も素材として有用なので、見た目ズタボロです。

それぞれに、呪い・怪我・病気の理由経緯を聞く。

127番は、迷宮探索中の呪いアイテム事故らしい。メンバーは全員死んだ。自分だけ助かったものの、呪い解除の高度な聖魔法治療費を出せずに…奴隷落ち。

190番は、幼い頃から…呪い付きらしい。封印系呪いなので、誰も助けてはくれなかった。忌子として、ずっと奴隷をしている。何度か、見た目だけで買われたから、教育はそこそこ受けているようです。

248番は、変なものを食べて、奴隷商人に捕まったらしい。食物アレルギーだったのか?毒だったのか?わからないが、自己申告によると…それ以来体調が悪い。一般的な薬では治らないですって…可哀想に。

257番は、話も出来ない。赤ちゃん?幼児の様だ。ボーっとしていたり、ずっとこっちを見ながら、指をしゃぶっている。
…記憶がないって、大変だね。

569番は、話せない。感情の色は怒り。何か深い因縁でもありそうだ。あまり深入りしたくはない。教会も神殿も怖いところに感じます。

669番は、貴族の恨みをかったのだと言っていた。あまり関わりたくないな。…でも、テイムの奴隷が気になる。テイム奴隷はゲージ的には、隠魔ちゃんよりも恐ろしく強い。どうやってテイムしたのだ?

723番は、人間には戻れない。何故こうなったのかわからないと言った感情が見える。言葉は話せないようです。


「どうですか?気に入った者はいますか?」

「お金を出すから、話せないものの病気や呪いを解くことは可能?どうしても吟味して選びたい」

「…257番、569番、723番ですか?257番と723番は、戻るかわかりませんよ?」

「…お願いします」

257番は、頭を抱えて叫びだした。落ち着くまで、話は無理そうだ。

569番は、顔周りの欠損を治した。すると、神殿への恨みがあり、迷宮には、入りたくないらしい。

723番は、龍人並まで、人間化した。それだけでも嬉しいようだ。言葉が話せるようになり、恩返しがしたいという。背中の翼と鱗がセクシーだ。ドラゴンの目も…綺麗だし、スキルがドラゴン系で、身体能力も高い。買いかもしれない。

127番は、迷宮をよく知っている。意欲も高い。買いだね。

190番は、魔王の子孫なのに…真面目そうで、優しい。魔力は魅力的だね。買いだ。

248番は、初のテイムに挑戦してみる。ペット扱いでもいいならば…買いだね。

723番も、裏切りは無さそう。買いだろう。

問題は、257番だ。

叫ぶのが収まり、声をかける。

「…俺は?ここは何処だ??」

混乱しているけれど…喋れたね。

鑑定をすると…




名前・マサカド・ヒデオ
性別・男
年齢・8253
種族・人間
状態・混乱
属性・聖・光・炎・熱・色
腕力・7000
知能・1000
防御・8000
体力・10000
魔力・20000
俊敏・2000
幸運・10
スキル・通訳機能、アイテムボックス、身体能力向上、剣聖、回復魔法使い、炎使い、テイム、主人公、魅力、英雄、精霊視、精霊使い、王の名、政治、内政、経済学
魔法・復活リジェネ全治療費フルポーション光の剣ライトソード浄化クリーン熱風ヒートウエーブ魅了チャーム強炎ハイフレア



強い…


まさかの英雄?!

しかも、移転者セット付きのスキルがある。

日本人ですか?

日本人離れの顔つきは、進化の影響か?


買わない訳にはいかないよね。

だって、英雄のテイム聖霊をテイムしに行くのに…

でも、スッキリしたステータスですね。

俺より、少ないスキル…

英雄色を好むっていうくらいだから、色属性ありですか?



長くなったけど、5人買って帰ろう。

装備を整えて、迷宮に挑む準備が必要だね。


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