ほのぼの生きますか

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監視人

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子育てに集中している中で、ヒデさんの記憶が、誉にあることがわかりました。

まだ、話も出来ないのに…何かやりにくそうな感情が見えます。

からかい半分で、これまでの経緯を話してあげました。

「何!?」

って、顔が赤ちゃんらしくなくて、可愛いです。


俺の容姿が変わっていたので、俺がマツリだと、わからなかったようです。

他の子供たちとかわらない愛情で接しています。

今日も、5人の娘と息子を連れて、抱き上げて庭をお散歩している。

前に3人、後ろに2人だ。

広いところに来ると、優しい芝生に子供たちを下す。

子供たちは優秀で、すぐにハイハイを覚えたので、広いところで遊びながら、運動をさせている。

うーむ、これで…ペットでも居れば完璧か?

そろそろ、モフモフ系をテイムしてくるか?


ヒデさんの記憶があるだけあって、誉れは一番元気で優秀だ。

ショーは、遅いが空をフヨフヨ飛んでいる。どこかのアニメのキャラのようだ。

それに、コハクが必死に追いかける。尻尾が可愛い。

零夏とディーアは、大人しく俺から離れずに見ている感じだ。俺から離れると泣くんです。可愛いでしょう?



音楽を聞かせて、精霊を呼ぶ。

子供たちも集まる。

ほのぼのと日々が流れる。



気配察知が、発展して…悪意察知なるスキルを手に入れました。

でも、手に入れたくは無かったです。

それまで、お世話になっていた人たちから、悪意が察知されました。


ミュートさん、ドガさん、イージスさんです。


色の感情に、悪いものは見えません。

でも、時々、3人から悪意が感知できるのです。



「…どうしたものか?」


3人が、何を悪巧みしているかは、わかりませんが…

お世話になっている3人に、恩返しはしても、悪いことはしたくないです。


日に日に悪意の回数は、増えていく傾向だ。



「内容次第だね」


俺は、その悪意の元を探ることにした。






覚えているだろうか?

神殿の司祭様のことを…

イージスが度々訪れている神殿で、悪意が察知されているのを知りました。

より、深く調べると…司祭様に謁見しているようです。


そこまで…調べたら、先手を打って、何を話しているか?探ることにしました。


イージスが不定期に、神殿に来た。

神殿には、話が通っているらしくて、スムーズに入っていくイージス。

俺は、隠密スキルを使って、中へ忍び込む。


2人の会話を聞く。

「イージス。今日までの様子を教えてくれ」

「はい。司祭様の言う通り、マツリは、第二次進化を遂げました。強さまでは…まだ、はかれていません」

「…はかれてないか…伝説の英雄のようにならないためにも、小まめな探査を頼む。貴重な精霊使いだ。…それと、子供たちの強さも属性も調べるように…今のうちに、手なずけておくのだぞ?」

「はい。畏まりました」

「…ドガからの報告は?」

「マツリは子育てで、まだ、ミュートのところに来ていないらしいです。その内、スキルロールを餌に招こうと思います。ミュートに心を許しているマツリは、個人情報を全て漏らしてくれますから…精霊つかいしか能のないミュートの使い道が、こんなにあるとは驚きですよ」

「…ふむ、本来は司祭である私がその役を担いたかったが…拒否されるとは…」

「悪意が見えると言っていました。お気をつけください」

「…心を読まれない魔道具を持つことにする。お前たちみたいに、心を隠す修行は、されてはいない。ただでさえ、スキルロールもバカにならん。その内にまた、紹介してくれ。…私が、小僧を手に入れる」

「了解しました。情報源が、遠いと不便ですしね。王都からの隠密に探られても困りますから…マツリをいいように使って、神殿に権威を取り戻しましょう」

「…異世界人は、神の遣わしたわしらの道具だ。慎重に扱えよ?神の加護は我々にある。神の信仰を増やして、我々に味方するように、仕向けていこう」

?!

フラーレン様がグルなのか?

黒い!イージス?!



俺は、広場に行き、フラーレン様に会いに行く。

白い部屋。

フラーレン様が悲しい顔をしている。

「…知ってしまいましたか?本音を言えば、マツリを含めた地球人には、私の信仰を復活させて欲しいと思って呼びました」

「…何故?初めから教えてくれないのですか?」

「先ほど聞いていた通り、神の信仰を守る司祭たちは、負の塊です。利益のために信仰をしている人たちを利用しているのも、私なのです。多くの神々が忘れ去られて、姿を消しました。私は、消えたくはないのです。その対策として、あのような人間たちを利用してきました。でも、健全な日本人の方々が、それを聞いて協力してくれますか?」

「…無理ですね」

「…マツリ…協力してくれませんか?私が忘れ去られてしまえば…この世界にどんな影響が出るかわかりません。マツリは、この世界の住民なのです。住むところを助けると思って、私を助けてください」

「…神殿には、協力しません。でも、住むところをだけは、どうにかします。…ダマしていたことには、呆れて何も言えませんが…今は、何もお約束はしたくないです」

「…マツリ…ダマしていてごめんない」


女神の謝罪とともに…元の広間に戻る。


どうしたものか?

考えがまとまらない。








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