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本妻扱いのミュートさん
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ミュートさんを連れて帰って来てから、俺の生活はより充実してきている。
家の中が、スムーズに回るようになってきている。
いつの間にか?俺の指示のフォローをミュートさんがしていてくれるため、気苦労もなく、ウチは平和だ。
妻たちも、ミュートさんを尊敬していて、妻がなんたるか?などを教わっているらしいです。
デュランドが、ミュートさんに嫉妬していたのは知っていたので…何か起こるかもしれないと、内心心配をしていたが…ミュートさんの手腕で、何事もなく終わっていた。
使用人達も、ミュートさんを客人とは思っていません。
「奥…ミュート様、夕食の味見をお願いします」
「うん、マツリくんの好みは、もっと塩分多めだわ。入れすぎないように、分量を見てあげましょう」
「ありがとうございます。…お…ミュート様」
お?…奥?…何を言いたいのかな?料理長。
「お…ミュート様、明日のお花はどれをお摘みいたしましょうか?」
「季節のフローギクが、咲きそうになっていたわね。明日の朝には、咲くかしら?」
「はい、明日の朝には、大輪が咲くでしょう。お持ちいたします。でも、良くご存知で…庭の片隅にある花ですのに…」
「ちょうど、散歩していて見つけたのよ。ここのお庭は綺麗ね。見ていて飽きないわ。ありがとう」
「…本当に…ミュート様が…奥様であったらいいのに…」
「あら、ありがとう。褒め言葉として受け止めますわ」
嬉しそうなミュートさん。
不穏なことを聞いてしまったような…庭師さんやめて…俺は、そんな趣味はないですよ?
もちろん、ミュートさんも…ないですよね?
何度か、ミュートさんが女だったら…と、思っていますが…男にそんな気持ちはないですよ?
「…ご主人様?子供もいますし…自分の気持ちに正直に生きてくれてもいいのですよ?私達は、ミュートさんならば、受け入れますから…」
何が言いたいのかな?嫁達の目線は…日本で言う「腐女子」のそれに似ている?
俺は、屋敷での癒しである子供部屋に行くことにしました。
子供達はみんな凄い勢いで成長をしています。
身体面だけではなく、能力的な面です。
ヒデさんの記憶のある誉は、言わなくてもわかる…特別能力は抜き出て高いです…
他の子達も…誉に及ばずながらも…自分の特性を生かして、成長をしていた。
子供達と遊ぶ内に…子供達の身につけたスキルを先行して身につけている俺が言える台詞ではないが…俺も…この世界に来て2年目に突入したばかりです。…成長期なのでしょう。
俺が、身につけたことで、子供達にもアドバイスしやすい。
特に、誉は俺より人生経験が、豊富だ。
アドバイスも、変わったものを紹介して、父親の尊厳を保っています。
日本の本が、とても役立っています。
そのことに気がついたのは、デュランドでした。
俺の書斎の本に興味を持ち、その重要性を語ってくれました。
ゲーム類も、それに該当する。
もっと、日本の本が欲しいと思っていたら…異世界通販スキルを手にしました。
異空間、異世界の門などのスキルとお取り寄せスキルを合わせたスキルみたいです。
電化製品は買えないだろうと思っていましたが…日本の原価で売っていました。
フラーレン様曰く、「サービスです」とのことです。
良いのか?
俺が電属性だから…電気を流せる。
バッテリーに毎朝、俺が充電して、電気を使えるようにしました。
お風呂やキッチンなどの水回り…特にトイレ・洗濯などが、劇的に進化して、家族は大喜びしています。
使用人も、フリーの時間が増えて、自分たちの能力向上を目指している。
誉は、俺なら何でもありだと、理解したようだ。
驚いてくれないのは…少しガッカリです。
「…マツリの能力あっての電化製品ですから…イージスも、別に報告しなくていいと、判断したようよ。ドガには言ってないわ。チームを抜けてこっちに来たから…連絡はとっていないの」
「…チームを抜けさせてしまって、すみません」
「大丈夫よ。長年生きていると、チーム替えなんて、慣れっこよ」
少し元気のないミュートさんに…ひとつだけ伝える。
「…俺は、進化をして…人族ではなくなったみたいです。女神様曰く、長生きになったらしいです。ミュートさんより長生きしますから、末長くよろしくお願いします」
「あらあら、盛大な告白ね~~ん。困ったわ~。マツリくんなら…アリかも」
「??…ところで、信仰の復興は、何を手伝えばいいのですかね?…こちら任せなら…勝手に動きますが…」
「いいんじゃない?勝手に動いても…悪用されたくないのでしょう?手柄を全て司祭様にとられたくなかったら、自由にやりなさい。そのための…私でしょう?」
ミュートさんは、嬉しそうに笑う。
幸せだと思う。
ちなみに、子供達と俺の能力成長は、秘密にしています。
子供達の能力は、スキルで隠蔽しています。
自分たちで、身を守れるようになったら、俺の手から離してあげようと思います。
それまでは、俺の保護下の元、ミュートさんにも許可を得て、隠します。
まあ、1人は…伝説の英雄です。
世界に出る頃には…世界最強になっていると思います。
王都の人間に負けないように、自分も含めて、心も体も鍛えて行こうと思って活動して行こうと思います。
まずは、信仰の回復かなぁ。
案外、この世界は問題だらけです。
すぐに、信仰も回復するでしょう。
でも、その信仰を維持するために…新しい未来の司祭をたくさん見つけて、教育しないといけません。
今の神殿は、正直…腐敗しています。
人材を教育して、少しずつ、確実に信仰を広めたいと考えています。
フラーレン様、待っていてくださいね。
少しずつですが、復興に協力します。
家の中が、スムーズに回るようになってきている。
いつの間にか?俺の指示のフォローをミュートさんがしていてくれるため、気苦労もなく、ウチは平和だ。
妻たちも、ミュートさんを尊敬していて、妻がなんたるか?などを教わっているらしいです。
デュランドが、ミュートさんに嫉妬していたのは知っていたので…何か起こるかもしれないと、内心心配をしていたが…ミュートさんの手腕で、何事もなく終わっていた。
使用人達も、ミュートさんを客人とは思っていません。
「奥…ミュート様、夕食の味見をお願いします」
「うん、マツリくんの好みは、もっと塩分多めだわ。入れすぎないように、分量を見てあげましょう」
「ありがとうございます。…お…ミュート様」
お?…奥?…何を言いたいのかな?料理長。
「お…ミュート様、明日のお花はどれをお摘みいたしましょうか?」
「季節のフローギクが、咲きそうになっていたわね。明日の朝には、咲くかしら?」
「はい、明日の朝には、大輪が咲くでしょう。お持ちいたします。でも、良くご存知で…庭の片隅にある花ですのに…」
「ちょうど、散歩していて見つけたのよ。ここのお庭は綺麗ね。見ていて飽きないわ。ありがとう」
「…本当に…ミュート様が…奥様であったらいいのに…」
「あら、ありがとう。褒め言葉として受け止めますわ」
嬉しそうなミュートさん。
不穏なことを聞いてしまったような…庭師さんやめて…俺は、そんな趣味はないですよ?
もちろん、ミュートさんも…ないですよね?
何度か、ミュートさんが女だったら…と、思っていますが…男にそんな気持ちはないですよ?
「…ご主人様?子供もいますし…自分の気持ちに正直に生きてくれてもいいのですよ?私達は、ミュートさんならば、受け入れますから…」
何が言いたいのかな?嫁達の目線は…日本で言う「腐女子」のそれに似ている?
俺は、屋敷での癒しである子供部屋に行くことにしました。
子供達はみんな凄い勢いで成長をしています。
身体面だけではなく、能力的な面です。
ヒデさんの記憶のある誉は、言わなくてもわかる…特別能力は抜き出て高いです…
他の子達も…誉に及ばずながらも…自分の特性を生かして、成長をしていた。
子供達と遊ぶ内に…子供達の身につけたスキルを先行して身につけている俺が言える台詞ではないが…俺も…この世界に来て2年目に突入したばかりです。…成長期なのでしょう。
俺が、身につけたことで、子供達にもアドバイスしやすい。
特に、誉は俺より人生経験が、豊富だ。
アドバイスも、変わったものを紹介して、父親の尊厳を保っています。
日本の本が、とても役立っています。
そのことに気がついたのは、デュランドでした。
俺の書斎の本に興味を持ち、その重要性を語ってくれました。
ゲーム類も、それに該当する。
もっと、日本の本が欲しいと思っていたら…異世界通販スキルを手にしました。
異空間、異世界の門などのスキルとお取り寄せスキルを合わせたスキルみたいです。
電化製品は買えないだろうと思っていましたが…日本の原価で売っていました。
フラーレン様曰く、「サービスです」とのことです。
良いのか?
俺が電属性だから…電気を流せる。
バッテリーに毎朝、俺が充電して、電気を使えるようにしました。
お風呂やキッチンなどの水回り…特にトイレ・洗濯などが、劇的に進化して、家族は大喜びしています。
使用人も、フリーの時間が増えて、自分たちの能力向上を目指している。
誉は、俺なら何でもありだと、理解したようだ。
驚いてくれないのは…少しガッカリです。
「…マツリの能力あっての電化製品ですから…イージスも、別に報告しなくていいと、判断したようよ。ドガには言ってないわ。チームを抜けてこっちに来たから…連絡はとっていないの」
「…チームを抜けさせてしまって、すみません」
「大丈夫よ。長年生きていると、チーム替えなんて、慣れっこよ」
少し元気のないミュートさんに…ひとつだけ伝える。
「…俺は、進化をして…人族ではなくなったみたいです。女神様曰く、長生きになったらしいです。ミュートさんより長生きしますから、末長くよろしくお願いします」
「あらあら、盛大な告白ね~~ん。困ったわ~。マツリくんなら…アリかも」
「??…ところで、信仰の復興は、何を手伝えばいいのですかね?…こちら任せなら…勝手に動きますが…」
「いいんじゃない?勝手に動いても…悪用されたくないのでしょう?手柄を全て司祭様にとられたくなかったら、自由にやりなさい。そのための…私でしょう?」
ミュートさんは、嬉しそうに笑う。
幸せだと思う。
ちなみに、子供達と俺の能力成長は、秘密にしています。
子供達の能力は、スキルで隠蔽しています。
自分たちで、身を守れるようになったら、俺の手から離してあげようと思います。
それまでは、俺の保護下の元、ミュートさんにも許可を得て、隠します。
まあ、1人は…伝説の英雄です。
世界に出る頃には…世界最強になっていると思います。
王都の人間に負けないように、自分も含めて、心も体も鍛えて行こうと思って活動して行こうと思います。
まずは、信仰の回復かなぁ。
案外、この世界は問題だらけです。
すぐに、信仰も回復するでしょう。
でも、その信仰を維持するために…新しい未来の司祭をたくさん見つけて、教育しないといけません。
今の神殿は、正直…腐敗しています。
人材を教育して、少しずつ、確実に信仰を広めたいと考えています。
フラーレン様、待っていてくださいね。
少しずつですが、復興に協力します。
応援ありがとうございます!
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