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誉の1日(英雄視点)
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俺は、英雄でした。
何の罰なのか?
俺を最後に殺した男の息子に転生してしまいました。
男は、俺が転生していることを知っている。
女神が、俺をよろしく頼んだらしい。
…今度会ったら…例え女神でも…殴る。
俺より弱いはずの男は、いつの間にか、強くなって、初めは誰だかわからなかった。
強い親が、目の前にいることで…俺は、チャンスを与えられたと、喜びもした。
目標は、遥か高みにいる父親だ。
でも、その父親は…弱い時でも、遥かに強い英雄を倒した男だった。
その英雄が俺だ。
英雄のヒデオの名はもうない。
今は、誉だ。
いつか、遥か高みにいる父親を倒して、この世界を手に入れる。
でも、こんなに強い親が、こんな小さなところで、のほほんと暮らしていて良いのか?
男ならば、大志を抱くものだろう?
父親観察が、その日から始まった。
俺には、同じ年の兄弟がいる。
腹ちがいと三つ子の兄弟たちだ。
子煩悩な父親は、俺たちの世話を率先してやっている。
特に、昼間の散歩兼運動の時間と入浴は、父親の役目だと言って、面倒を見た。
5人も赤ちゃんがいるのに…特に疲れた様子もなく、楽しそうにしている。
いつ?金を稼いで来ているのか?…金は、無象に出てくる。
ギルドに行っているみたいだから、そのうち、ついて行こうと思う。
いつか、父親を倒すために、父親の戦う姿を見ておく必要がある。
前もそうだったが…持ちスキルが多すぎる。
何個か教えてもらったが…多すぎて忘れた。
属性も、多かったような気がする。
俺も…多い方だったのだが…??
対策を練るためにも、知っておく必要があるだろう。
最後に俺を倒したスキルは、何だったのか?
一番に警戒すべきだろう。
経験は、俺の方が上だ。
隙を見て、攻撃をすれば…勝てるだろう。
先ずは、体力をつけて…父親に追いつこうと思う。
まだ、言葉も話せないのだ。
色々、やるべきことはあるだろう。
それにしても、兄弟たちの能力が…凄まじい。
ショー兄さんは、空を飛ぶ。
コハク兄さんは、動物的で、動きが速い。
レーカ姉さんは、優雅な感じで、赤ちゃんとは思えないほどに冷静だ。
妹のディーアは、精霊使いとして…もうすでに頭角を現している。
負ける訳にはいかない。
俺も、父親の才能も受け継いでいるはずだ。
英雄だった時と、現在の俺がいれば…さらなる高みを目指せるだろう。
今日は、父親が朝からいない。
母親たちと、デュランド、メイドたちをかわして、隙をついて、屋敷探検に出た。
屋敷はとっても広い。
歩けば歩くほど(はいはい)、そのスケールがわかる。
先ずは、父親のことを調べる。
書斎に入ると…本棚に入っている本を見る。
日本の本じゃないか?
こんなにどうやって持ってきたのだろう?
不思議だ。
興味は既に違うものになる。
カーテンも、ソファーも日本のもの…
父親の寝室に行くと…一部畳が敷かれている。
「…床暖房?」
思わず、声が出た。
畳に近くと…日本のボートゲームやカードゲームがある。
懐かしい…。
1人で遊べる、トランプをしていたら…寝ていたらしい。
「あれ?誉はこんなところにいるよ?…みんなが探しているのに…呑気だね」
父親が帰って来た。
寝ている俺を抱き抱えて、連れて行くらしい。
「…誉が気にいったなら、子供部屋に同じスペースを作ってあげるよ。ゲーム類も誉がみんなに教えてあげるといい」
薄っすらとした記憶の中で、父親が話している。
次の日起きると、部屋には畳スペースが出来ていた。
色々なゲームが置いてある。
赤ちゃんには、早すぎると思うのだが…
兄弟たちは、すんなりやり方を覚えた。
話が出来ないのに…なぜ?
そのうち、レーカ姉さんが、カードで占いを覚えた。
言葉がわからないので、何を占ったか?よくわからないが…スキル習得を父親が褒めている。
ショー兄さんが、透視能力を手に入れる。
ババ抜き最強だ。トランプゲームは敵なし…父親が褒めていた。
コハク兄さんが、戦略を覚えた。
将棋、囲碁、チェスなどで、勝つことは不可能だ。…父親が褒めている。
俺は、ルールを決めて仕切っていたら、指揮者なるスキルを習得。
父親が褒めてくれた。
妹のディーアは、起用さと芸術才能が高い。カードを積み上げて、バランス良く抜ける部分を抜いていく。…これには、父親は驚いていた。ディーアは、スキルを覚えなかったが、起用さは、スキル習得を早めるらしい。父親が褒めていた。
おかしいことに…父親は、日本の本の読み方を兄弟に教えた。
レーカ姉さんは、星の難しい本を好んだ。宇宙の原理とか?1歳にもならない姉が…転生した俺より…頭がいいのは?どうしてだろうか?
「凄いね。零夏は、もう星読みスキルがついたんだね。そのうち、博識や努力家スキルが身につくかもしれないね」父親が褒めてくれると…頑張ってしまう。レーカ姉さんも、そうみたいだ。
ショー兄さんが、超能力を覚えた。物を自由に操るので、見たい本をすぐに見れる。ショー兄さんが、次に見始めたのは、気象・天候の本だった。
「ショーは、風属性だから、気象をコントロール出来るかもしれないね。応用のきくスキルだよ。いいところに興味を持ったね」父親は、褒めるのが上手い。活発でやりたい放題のショー兄さんが、落ち着いて本を読むようになった。
コハク兄さんは、写真付きの格闘系の本を見ている。文字は苦手らしい。本を見て動いている。きっと、一番に歩き始めるだろう。身体能力は、一番に凄い。
「コハクは、目がいいから、目から覚えるのだね?ならば、図鑑もオススメするよ。いっぱい、美味しいものが載っているはずだ」父親は、コハク兄さんの食欲に訴えながら、勉強を促す。コハク兄さんは、それにまんまとハマっている。
俺は、父親に勧められて、科学の本を読む。俺の属性の使い道や幅が広がっていいらしい。熱をコントロールすると、風も操れること。光を屈折させると、幻想魔法が使えそうなことなど…転生前では考えられないことを学んでいる。父親のスキルの多様性は…どうやら、こんなところからきているようだ。医学の本も勧められている。回復魔法の進化を期待しているらしい。
妹のディーアは、お絵描きが好きらしい。でも、赤ちゃんの絵ではない。かなり…いや…おかしいくらい上手い。しかも、精霊が見えることもあり、幻想的な絵になっている。
「ディーアは、画家スキルと想像スキルを習得したね。のびのび育っていて、父さんは嬉しいよ」どうやら、想像スキルはスキルの多様性を広げるらしいです。なんで、そんなことを知っているのだ?父親のスキルは、どんなものがあるのだろう?
父親の興味は増すばかりだ。
兄弟たちは、父親が大好きで、俺も少なからず…好きなのだろう。
おかしな話だ。
自分を殺した人物を…今は、尊敬すらしている。
この父親の元なら、俺はもっと強くなれるに違いない。
俺の目標が、世界制覇から…父親に変わっていることに…今は気がついていない幼い俺だった。
何の罰なのか?
俺を最後に殺した男の息子に転生してしまいました。
男は、俺が転生していることを知っている。
女神が、俺をよろしく頼んだらしい。
…今度会ったら…例え女神でも…殴る。
俺より弱いはずの男は、いつの間にか、強くなって、初めは誰だかわからなかった。
強い親が、目の前にいることで…俺は、チャンスを与えられたと、喜びもした。
目標は、遥か高みにいる父親だ。
でも、その父親は…弱い時でも、遥かに強い英雄を倒した男だった。
その英雄が俺だ。
英雄のヒデオの名はもうない。
今は、誉だ。
いつか、遥か高みにいる父親を倒して、この世界を手に入れる。
でも、こんなに強い親が、こんな小さなところで、のほほんと暮らしていて良いのか?
男ならば、大志を抱くものだろう?
父親観察が、その日から始まった。
俺には、同じ年の兄弟がいる。
腹ちがいと三つ子の兄弟たちだ。
子煩悩な父親は、俺たちの世話を率先してやっている。
特に、昼間の散歩兼運動の時間と入浴は、父親の役目だと言って、面倒を見た。
5人も赤ちゃんがいるのに…特に疲れた様子もなく、楽しそうにしている。
いつ?金を稼いで来ているのか?…金は、無象に出てくる。
ギルドに行っているみたいだから、そのうち、ついて行こうと思う。
いつか、父親を倒すために、父親の戦う姿を見ておく必要がある。
前もそうだったが…持ちスキルが多すぎる。
何個か教えてもらったが…多すぎて忘れた。
属性も、多かったような気がする。
俺も…多い方だったのだが…??
対策を練るためにも、知っておく必要があるだろう。
最後に俺を倒したスキルは、何だったのか?
一番に警戒すべきだろう。
経験は、俺の方が上だ。
隙を見て、攻撃をすれば…勝てるだろう。
先ずは、体力をつけて…父親に追いつこうと思う。
まだ、言葉も話せないのだ。
色々、やるべきことはあるだろう。
それにしても、兄弟たちの能力が…凄まじい。
ショー兄さんは、空を飛ぶ。
コハク兄さんは、動物的で、動きが速い。
レーカ姉さんは、優雅な感じで、赤ちゃんとは思えないほどに冷静だ。
妹のディーアは、精霊使いとして…もうすでに頭角を現している。
負ける訳にはいかない。
俺も、父親の才能も受け継いでいるはずだ。
英雄だった時と、現在の俺がいれば…さらなる高みを目指せるだろう。
今日は、父親が朝からいない。
母親たちと、デュランド、メイドたちをかわして、隙をついて、屋敷探検に出た。
屋敷はとっても広い。
歩けば歩くほど(はいはい)、そのスケールがわかる。
先ずは、父親のことを調べる。
書斎に入ると…本棚に入っている本を見る。
日本の本じゃないか?
こんなにどうやって持ってきたのだろう?
不思議だ。
興味は既に違うものになる。
カーテンも、ソファーも日本のもの…
父親の寝室に行くと…一部畳が敷かれている。
「…床暖房?」
思わず、声が出た。
畳に近くと…日本のボートゲームやカードゲームがある。
懐かしい…。
1人で遊べる、トランプをしていたら…寝ていたらしい。
「あれ?誉はこんなところにいるよ?…みんなが探しているのに…呑気だね」
父親が帰って来た。
寝ている俺を抱き抱えて、連れて行くらしい。
「…誉が気にいったなら、子供部屋に同じスペースを作ってあげるよ。ゲーム類も誉がみんなに教えてあげるといい」
薄っすらとした記憶の中で、父親が話している。
次の日起きると、部屋には畳スペースが出来ていた。
色々なゲームが置いてある。
赤ちゃんには、早すぎると思うのだが…
兄弟たちは、すんなりやり方を覚えた。
話が出来ないのに…なぜ?
そのうち、レーカ姉さんが、カードで占いを覚えた。
言葉がわからないので、何を占ったか?よくわからないが…スキル習得を父親が褒めている。
ショー兄さんが、透視能力を手に入れる。
ババ抜き最強だ。トランプゲームは敵なし…父親が褒めていた。
コハク兄さんが、戦略を覚えた。
将棋、囲碁、チェスなどで、勝つことは不可能だ。…父親が褒めている。
俺は、ルールを決めて仕切っていたら、指揮者なるスキルを習得。
父親が褒めてくれた。
妹のディーアは、起用さと芸術才能が高い。カードを積み上げて、バランス良く抜ける部分を抜いていく。…これには、父親は驚いていた。ディーアは、スキルを覚えなかったが、起用さは、スキル習得を早めるらしい。父親が褒めていた。
おかしいことに…父親は、日本の本の読み方を兄弟に教えた。
レーカ姉さんは、星の難しい本を好んだ。宇宙の原理とか?1歳にもならない姉が…転生した俺より…頭がいいのは?どうしてだろうか?
「凄いね。零夏は、もう星読みスキルがついたんだね。そのうち、博識や努力家スキルが身につくかもしれないね」父親が褒めてくれると…頑張ってしまう。レーカ姉さんも、そうみたいだ。
ショー兄さんが、超能力を覚えた。物を自由に操るので、見たい本をすぐに見れる。ショー兄さんが、次に見始めたのは、気象・天候の本だった。
「ショーは、風属性だから、気象をコントロール出来るかもしれないね。応用のきくスキルだよ。いいところに興味を持ったね」父親は、褒めるのが上手い。活発でやりたい放題のショー兄さんが、落ち着いて本を読むようになった。
コハク兄さんは、写真付きの格闘系の本を見ている。文字は苦手らしい。本を見て動いている。きっと、一番に歩き始めるだろう。身体能力は、一番に凄い。
「コハクは、目がいいから、目から覚えるのだね?ならば、図鑑もオススメするよ。いっぱい、美味しいものが載っているはずだ」父親は、コハク兄さんの食欲に訴えながら、勉強を促す。コハク兄さんは、それにまんまとハマっている。
俺は、父親に勧められて、科学の本を読む。俺の属性の使い道や幅が広がっていいらしい。熱をコントロールすると、風も操れること。光を屈折させると、幻想魔法が使えそうなことなど…転生前では考えられないことを学んでいる。父親のスキルの多様性は…どうやら、こんなところからきているようだ。医学の本も勧められている。回復魔法の進化を期待しているらしい。
妹のディーアは、お絵描きが好きらしい。でも、赤ちゃんの絵ではない。かなり…いや…おかしいくらい上手い。しかも、精霊が見えることもあり、幻想的な絵になっている。
「ディーアは、画家スキルと想像スキルを習得したね。のびのび育っていて、父さんは嬉しいよ」どうやら、想像スキルはスキルの多様性を広げるらしいです。なんで、そんなことを知っているのだ?父親のスキルは、どんなものがあるのだろう?
父親の興味は増すばかりだ。
兄弟たちは、父親が大好きで、俺も少なからず…好きなのだろう。
おかしな話だ。
自分を殺した人物を…今は、尊敬すらしている。
この父親の元なら、俺はもっと強くなれるに違いない。
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