ほのぼの生きますか

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此れは種族名ですか?

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スキル極楽浄土だと...グールは死んでしまいそうだから...何かいいスキルを考えたい。

「南無阿弥陀って、呪文か?」

念仏とか言うから、呪文の類いだと...思う。

唱えると幸せになるとか言うから、グールたちに教えてみるか?

「言ってくれるかなぁ?」



独り言を言いながら、会場に入る。

ココ選手が、舞台で待っていた。

試合は、速攻終わらせた。

意識を刈って、試合をさせずに終わる。

だって...子供たちにココさんのグロい戦いを見せたくはないので...




ココ選手を控え室に運ぶと、グールたちが待っていた。

翻訳機能が働き、話はスムーズに出来る。

ゆっくり長々と語る。

「...幸せになる呪文を教えてあげるよ?グールたちに広めてくれるかい?」

半信半疑の一人のグールが、やっとで、「南無阿弥陀」を発音して、念仏を唱える。

それを見て他のグールたちは、祈るように、「南無阿弥陀」と、念仏を唱えてくれた。

とても言いにくそうだが、かなり、良い感じだ。

すると、グールたちの姿が、ある種の乙女ゲームのキャラクターのような、美グールに変わる。






...我ながら、加護の力が凄すぎる件について...





腕が取れていても、醜い傷があっても、ある種のイケメン厨二病患者にしか見えない。

此れで、種族的な負のイメージが、改善されることを願う。





念仏はその後グール族に流行して、グール族の人気がアイドル的になる。でも、発音を気をつけないと、元に戻ります。些細な失敗が、返って評判を上げることになる。ドジ属性と言うらしいです。

グール族の種族は、みんな、「南無阿弥陀」を唱えているが、加護のない他民族には効果がないらしいです。獣人や幻獣、奴隷の身分のある人には、有効です。ただし、獣人や幻獣は、元からイケているので、肌や毛並みが良くなる程度です。

ココさんは、グール族と初めて結婚した他民族として、有名になる。

お手軽な呪文なので、グール族の信仰を永遠に約束されたようなものだ。

一気に、グール族の信仰を集めたが、種族的に人数が少ないので、信仰は、少しだけでした。

それでも、加護の種族の中で美容に気を使う者は、それなりに信仰を増やした。



でも、可哀想な種族を救えたことが嬉しいです。






「異世界からの阿弥陀様?これって...種族的に、神の名前なのか?」


変な種族名が増えて、疑問しか浮かばない。





名前・祭神
性別・男
種族・幻獣の神、薬師の神、獣人の神、奴隷の神、異世界からの阿弥陀様
属性・神・仏
信仰・49,275
スキル・創造(なんでもできます)、隠蔽、神の知識、神の五感、神の第六感、念仏
魔法・奇跡ミラクル神技ゴットスキル加護カゴ救済ヘルパー
加護種族・幻獣、獣人、グール
加護身分・病人、奴隷
個人加護・ミュート、ハクア、ミルク、ゼロ、デュランド、零夏、ショー、コハク、誉、ディーア





和洋折衷感がハンパないです。

「いつの間にか?病人に加護を与えていたみたいだ。薬師だからかなぁ?」

世界の声で、一番聞こえてくるのは...獣人の奴隷で、病気を患う者なのだ。重複すると加護の力も強くなるようだ。

ちなみに、家族にも加護を与えてみました。デュランドもおまけです。俺が居ない時は、デュランドが子供たちの父親役をしていることが多いので...もう、家族でいいでしょう。








「結局、英雄様と決勝かなぁ?」

エルフの王子は負けました。

「余裕がある発言は、勝ってからの方がいいのではないですか?」

俺の控え室に、ヅカヅカ入ってきたのは、貴族風の日本人でした。

「此れは此れは、英雄のヒイロ様直々に来ていただけるとは、嬉しいですね」

皮肉を混ぜて、ワザと媚びてみる。

「初めまして、緋色木 拓優ヒイロギ タスクです。500年ぐらい前に此処に召喚されました。貴方は、日本人ですよね?」

ヒイロではなくて、ヒイロギさんなのね~でも、いきなり本題ですか?  

「はい。日本から来た...マツリと言います。種族は進化して変わってしまい...もう、日本人ではないです。此処には、1年ぐらい前に来ました」

「...1年?!」

驚き、悩み出す英雄様?

「...では、聞いても無駄かもしれないですね。貴方では、日本に帰る方法は...わからない...」

失礼な!神に成った俺に...ちょっと、ムカつく。

「...わかりますよ?それが何か?」

「えっ?...!嘘はやめてくださいよ?こんな世界から帰る手段があるのに、日本に帰らない訳ないはず...」

勢い良く反応したのに、何かすぐに元気を失くす英雄様。反応が一々気に触るのは、何故かな?

「誰しもが召喚されてこの世界に来ている訳ではないのですよ?俺の場合は、色々準備してから、移住して来たので、帰る必要はないだけです」

「...帰りたいのだ。八百長でも財産贈与でも、何でもする!頼む!帰る方法を教えてくれ」

八百長??財産贈与??いらないし...本当にムカつく英雄様だよ!

「...じゃあ、英雄様を召喚した人もしくは、召喚時に会った神の名を教えて欲しい」

冷静に対応する俺。本心はすごく怒ってますが、目の前からすぐに消し去りたいのが、本音です。送り帰してあげるよ。無償で!

「...えっ?!召喚者は、500年ぐらい前に殺しました。名前も覚えてませんし、残ってないです。...召喚時に会った神々は、英雄に成った時に信仰を削って、滅ぼしました。一破片も残ってないです。...名前は忘れました」

語尾が小さくなる。
何?!お前なのか?神々が居ない原因は?

「...じゃあ、日本のいつの時代の何処の出身なのか?教えてください」

「えっ?!西暦2018年5月の連休はじめ...朝9時頃です。場所は品川区の一等地にある◯×番地の自宅です。家族が待ってます。当時俺は15でした」

「...はい。わかりました。ヒイロギさんたくに送りますよ?いいですね?」

「ちょっと!待って!」

英雄様が、マッタをかける。よい予感がしないのですが?

「...能力は?そのまま?!」

「...消すことも可能ですが?どうします?」

「...そのままでお願いします」

おお~~!不老のまま、戻るの?危険じゃないか?

「パラレルワールドとか?大丈夫だよね?」

「...召喚時に会った神々が居ないので、はっきりと大丈夫とはいいきれませんが?魔法がない科学の進歩した国ですよ」

何だよ。文句は俺に言うなよな?

「...一人では、不安なので...愛人たちを連れて帰りたいのですが?」

愛人たち??

「...国籍を取得してあげましょうか?今なら、その愛人たちには家付きにしてあげますよ?」

こいつモフラーか?獣人や奴隷が多いからね。加護のこともあるので、甘々ですよ?

「...お願いします」

ん?!イキナリ、大人しくなったなぁ?

「愛人たちが、移動を望まないならば、一人で帰ってくださいね?」

「...俺の愛人たちは裏切らないです」

本当に?愛人たちの心は、冗談ではないと聞こえてくるけど~?

ずらずらと俺の控え室に入ってきた愛人たちは、殆どが、違法奴隷だ。

主人に抱く尊敬の念はあるが、愛まで育っていない。

普通の奴隷なら、救われたことに感謝して、何も考えずに恋愛するだろうが、違法奴隷は、奴隷契約を解除しない限り、多少のわだかまりが残る。

英雄様の奴隷は、契約解除されていない。

それに、日本は重婚出来ませんよ?愛人たち連れて帰っても、不憫な事にしかならないのでは?

心の中で愛人さんたちに問う。

日本に着いて行くか否か。


殆どの愛人たちが、日本行きを拒否した。
他種族が居ない世界に行く恐怖があるのだろう。

人族の何人かだけが、同意したが、奴隷契約は解除してあげる。

日本に着いてから、愛人を続けるかは、選べるようにした。
少し、日本の知識も寄与してあげる。
此れで、異国人留学生に見えるだろう。

「...試合は、参加する。それでもいいか?」

いいも悪いもないですよ。
獣人達が喜びますね。



こうして、決勝戦が、始まる。


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