ほのぼの生きますか

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ダンジョン攻略

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「文献にのっていた古代ダンジョンはここか?」

始祖の吸血鬼を探して、今、古いダンジョンに来ています。

ここのダンジョンには、多くの宝が眠っているらしいのですが…余りにも、深いダンジョンに…攻略者は未だいないらしいです。

ダンジョン内にも街があるようなところで、かなりの人々が行き来している。

ぽっかり空いた穴の上に…空中庭園のように街ができている。

四方から橋が架けられている風景は、幻想的だ。



「アウ~」

誉はここにヒデさんの時に来たことがあるようだ。

懐かしそうに眺めている。

ショーとコハクは楽しそうに飛び跳ねている。

俺も正直なところ…日本より発展したところを見たことがないので、このダンジョン都市に…びっくりしている。

ダンジョン都市の中心になる種族は…淫魔族。

商売に長けた種族で、風俗にも手広く幅を広げて、不動のものとしている。

そんな…淫魔族とこの風景から、この都市を「夢と希望の国」と呼ぶらしい。

○ィズニーか?と、突っ込んでしまった俺を許してほしい。

ダンジョンには、この国から下に突き出たエレベーターみたいな乗り物に乗って入るらしい。



「夢と希望の国か?子供の教育には…悪そうだ。観光せずにダンジョンに潜ろう」


男だけで来たことが救いかもしれない。

健全に街を通り抜けて、中心部の建物に入る。

この建物は、ギルドの支部らしい。

ギルドの受付を通り、ダンジョンに潜ろうとする。


ところが、受付で問題が発生した。


「ダンジョンに潜るには、パーティーを作ってください。人数は、6人以上必要です。10歳未満は、人数に含めません。テイムモンスターも人数には含めません」





息子混ぜても…今、4人だ。しかも…10歳未満。人数に含められない。
テイムモンスターもダメだと言う。
ミュートさん以外の嫁たちを連れてきても…人数には足らない。

「困った」


「パーティーを募集するならば…彼方のカウンターへ。今ならば…1ヶ月先まで時間がかかると思います。それ以外でしたら、奴隷を購入することをオススメします」



また、奴隷かよ。

奴隷の神が、奴隷を買うことになるとは…


とにかく、パーティー募集のカウンターに…今すぐパーティーを組めそうな人が居ないか聞く。

「…今すぐ、パーティーを組める人は、2人います」

「その人達に会えるかなぁ?」

「…はい。そろそろお二方が来る時間です。彼方のテーブル席でお待ちください」



テーブル席に移動すると、周りが子持ちの俺に善意のちょっかいをかけてきた。

「…やめときなって、いきなりパーティーを組める人は、それなりにヤバイ評判の者しか居ない。特に、あの2人は…やめときなって」

「1人は…死神って呼ばれている。一緒にダンジョンに入ると…出てこれない。パーティー全滅しているのに…本人だけは生きて帰れるのだから…不思議だよ」

「もう1人は…脳筋ドジ娘だ。勝手に自滅しようと突っ込み、すぐ怪我をする。回復薬が幾らあっても足りないから、赤字になる」

なるほどね。有名人なのか?
よっぽど、可愛い子なのだろう。
よせと言うくせに、手を出すなと牽制しているようだ。

「…面白そうだな。レアなモンスターに会えそうだ。回復も自分で出来るから、回復薬もいらないですし…良いパーティーが組めそうだ」

「…あんたがいいなら…何も言わないさ」

「忠告はしたぞ!後悔しても遅いぞ!」

なんか、絶対組めと念押しされた感じがする。
なんだかんだ言っても…その子達を心配して言っていたのだろうか?



周りの忠告が終わったすぐ後に、ギルドの受付さんが、可愛い女の子を1人連れてきた。

「…このダンジョンのベテランになります。ステラです。初心者には…オススメの人ですよ。スベラさん、話をしてよければパーティーを組んでください。冒険者ランクは…高い方なので、スベラさんの足手まといにはならないですよ」

レベル差で、どうやら…周りがついていけなくて、死んだせいもあって、死神なのかもしれない。

「…ステラだ。種族は、吸血鬼。特技は、剣術と格闘、闇魔法を少々使う」

「…どうも、マツリです。こっちは息子です。ショーにコハク、誉。基本ダンジョンの戦闘は息子達が請け負います。俺はサポート専門です」

「…子どもたちが強いのは…よくわかる。だが…お前は何者だ?」

「そのセリフ…そのまま返しますよ。何者ですか?ステラさん?」

スベラのステータスは、神の目を持っていても…見えない。
隠蔽スキルが、神よりも高いなんて…もしかして…

「…もしかして、ステラさん?…伝説の始祖様??」

「…始祖?恐れ多いな。そう見えるなら有難いが、私はそんなに長生きしてはいないよ」

ステラさんは…39歳の若い吸血鬼らしい。

「…我が一族に子が生まれにくいのは…よく知っている。私は、ラストの子だろう」

「なぜ、この地に?」

「…始祖様の伝説を聞いてね。目指したくなったのさ。もちろん、一族からは期限付きで家を出された。100歳までには…家に帰ると言ってある。あと60年ぐらいだが…挑戦して損はないはずさ」

ステラさんカッコ良い。

「…俺も始祖様狙いなんだ。始祖様ならば…俺(神)の悩みを解決する糸口があるやもしれない。子どもたちは社会見学さ」

「…人数が足りていない。どうするつもりだ?」

「次来る人を見てから、奴隷を雇うことにするよ」

そう言った矢先に、もう1人がギルドの受付サンに連れられて目の前に来た。

「…ダンジョンの攻略も、冒険者としても新米のダイアリーネさんです。この街出身なので、ダンジョンの入り口付近を遊び場にしていただけあって、とても、初心者に見えませんが、よければパーティーを組んでください。こちらは、冒険者ランクの高い方ですよ」

「…初めまして、ダイアリーネです。リーネとお呼びください。前衛を得意としています。攻撃特化の戦士です。よろしくお願いします」

馴れ馴れしい接してくる。子どもの教育に悪いキャラだ。

「緊張しなくていいよ。俺は、マツリです。こっちは息子のショーとコハク、誉です。基本ダンジョンの戦闘は息子達が請け負います。俺はサポート専門です」

同じような会話をして、それぞれの目的について語る。

「…では、俺とステラさんは…始祖様攻略。息子達とダイアリーネさんは…当面レベル上げですね?」

「…リーネと呼んでください」

「妻がいる身なんでね。子がいる前でそこは遠慮したい」

「…そうですか…残念です」

周りが見えない突進型なのは…普段の生活からも見て取れるようだ。

「パーティーを組む事に異論はない。すぐ入るならば…奴隷商に出かけよう」

「レンタルですか?それとも購入ですか?…私は、普段はレンタルで済ませますが…」

「購入する予定ですよ。お金には…困っていませんしね。面倒を見る甲斐性もあるつもりですよ。だから、固定メンバーの方が良いでしょう。オススメはいますか?相性もあるでしょう?」




2人がいつもレンタルする奴隷に会いに行く。

ステラが連れてきたのは…吸血鬼ハーフダンピュールのイケメンだった。

「こいつは、ルギナス。探索が得意とするオールランダーだ。普段は、ナイフを持たせて、罠解除をしてもらっている。魔法剣士としても…使える男だ。私とダンジョンに潜っても…生きて帰れた唯一の存在だ」

ルギナスのステータスは、???が多い。どうやら、記憶喪失らしいです。種族も…恐らくそうだろう的な感じだ。薬では治らなかったらしい。

「この子は、フレディ。小さくても…とても良い働きをする小人族よ。普段は、雑用や荷物持ちとして働いているわ。道具使いなので、回復薬もたくさん作れるわよ?」

どうやら、ダイアリーネは自分のホローを連れてきたようだ。
俺と役目は被るが、面白い。…買ってもいいだろう。

でも、男ばかりだネ~~と、思っていたら…奴隷屋から大きな声が聞こえて来た。

「リーネ!?なんで、俺を呼んでくれない!」
「ポーラブ!今、貴方が…マツリに買われたら…私とは…一生別れることになるかもしれないもの…」
「いいですよ?ダイアリーネさんに買ってあげましょうか?契約は俺でなくてもいいですよ?」

「「はえ?いいの??」」

ステラも一緒に、素っ頓狂な声を上げた。

「いいですよ?契約は、ステラさんとダイアリーネさんがしてくださいね。俺は、元々、奴隷も従者も嫁も、子供も、たくさんいるので…不自由はないのです」

ダイアリーネは、フレディを諦めて、本命のポーラブを連れてきた。

ポーラブは、日本人風の鬼人だった。
刀と気を使うらしい。

ステータスは、転生者。

「…マツリさんは…同郷の人か?」

「…そうですね~見かけは…だいぶ変わりましたが…日本人ですよ?」

また、会いましたネ~!
このままいけば…同郷の15人…コンプリート出来そうだネ~!


フレディも面白そうなので、購入して働いてもらう。
こうして、パーティーメンバーが6人になった。

「出来れば…あと1人、欲しいところだ」

ベテランのステラさんが言うので、奴隷屋を一通り観察する。

誉が、指を指す。
誉の…ヒデさんの元メンバー??
長寿過ぎじゃねー?

ステータスは賢者。

名前は、月島岳ツキシマタケルさん。

日本人ですね?


「…珍しい…何年ぶりだ?親友…いや。悪友」

「…あーーう」

「…転生して、助けに来たのか?言葉分かんねーよ?通訳機能スキルが働いていないのか?」

物々しいぐらいに、魔法のかかった鎖に雁字搦めにされている。

「ヒデさんの知り合い?…俺は、誉の父親のマツリです。ダンジョンの攻略を手伝ってくれますか?」

「…いいが、あんたに俺の買い上げが出来るのか?たけ~ぜ!俺?」

スキルロール20個分くらいの値段を払いましたよ?
奴隷としては、破格な値段ですね。
まあ、それくらいどおってことないですが?


「…あーー!体が動くって、いいね~!」

のびのびと動くタケルさん。

チョッピリ、不安なメンバーでダンジョンの攻略をすることになりました。

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