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プロローグ?
しおりを挟むあー!
死ぬんだ?
私は結局…何もせずに、死ぬんだ?
小さい頃から、病弱で…両親には、ずっと心配かけてきた。入院費もバカにならないから…父はずっと働きっぱなしで…
お兄ちゃんたちが…お母さんに甘えたい時も…お母さんを独占して…ろくに妹らしいことも出来なかったのに…兄たちは私を可愛がってくれた…
結局…親孝行も、恩返しも出来ないまま…18年も長生きして…こうして、役に立たないままに死んでいくんだよね?
あー!つまらない人生!
どうせなら、お兄ちゃんがくれたゲームみたいに、色々なことが出来ればいいのに!
こうして…死ぬはずだった。
「やあ!君は、医療界には欠かせないぐらいの偉業を成し遂げたよ!」
「は?」
「僕は、神!!良いことをした魂の願いを叶える神さまだよ!」
「ハァ?」
声だけの世界…真っ白な世界…
「君が、実験体として、体を無償で提供してくれたから…地球の医療が100年は進んだよ!…まぁ、君が知らないところで取引された内容だから、家族も知らないけどネ!家族にも、幸運という恩恵を与えておくね!君に秘密で実験をした医者は、富を得た後…没落予定ですよ!」
「はぁ。それで?」
「君は死んでじまったから、異世界転生して…好きなように生きれるようにしてあげるよ?何がイイ?魔力?富?名誉?」
ゲームや小説みたいに?異世界転生⁇
「イイよ?ゲームみたいに、小説みたいに、生きてみたい?」
「ん?心をよんだ?」
「まぁ…神さまだし!それでどうする?」
「ゲームみたいに色々できるようになるの?」
「なるよ!何かのゲームを元にする?それとも、全部⁇」
「全部⁈出来るの?いいの⁇」
「イイよ!」
「それは、楽しそう!」
「じゃあ!行ってらっしゃい!」
「えっ?」
「今度は、幸せになってネ?」
神様の最後の声が聞こえた。
「ウエーーーン!」
「生まれましたよ!」
「元気な女の子ですよ奥様!」
私は、産湯につけられている。
くすぐったいんですけど~!
ヤーメーテ!?
「ハァハァ…残念ネ…跡継ぎではないのね」
は?
母親のセリフに…場が静まり返る。
「キャサリン!よくやった!よくぞ元気な子を産んだ!」
父親らしき人がきて、場が…元に戻る。
「旦那様、可愛い女の子ですよ!」
お産婆さんが、私を父親に渡す。
恐る恐る、抱き上げる父親は、私を歓迎しているようだ。
目はあまり開かないが、顔を寄せてグリグリするからチクチクのお髭が痛い!
「旦那様ごめんなさい…私しとしたことが…男子を産めず…」
母親が場の雰囲気をよまずに…また、何かを言ったが、父親は…「ハァ」と、ため息を吐きながら、私を母親から離すように、その場から連れ出す指示を出した。
母親がこの先…どうなったかは知らない。
でも、次に目覚めた時に会った母親は生みの母親ではなく、義母になっていた。
義母は若いが、ハツラツとした笑顔の淑女で、印象はとてもよい。
この義母はのちに…弟と妹を産んだ。
うちの家族は、父親、母親、私、弟と妹の5人家族だが…
かなりの裕福な貴族らしく…乳母や執事にメイド…コック、庭師、傭兵など…家には多くの人が働いていて、家の敷地内にそれぞれ住んでいた。だから、働き手の家族も含めて…ぜーんぶ私の家族になりました!
私はその中で、とーてもわがままに育つ。
だって、お父様が私に甘々なんですもの!
欲しいものはなんでも手に入った!
父親は…私の財布となった!
それに義母は何も言えない。
弟と妹は、私の言いなりだ!
使用人たちもわたしには逆らわない。
ハッハー!
わたしの天下だ!
やりたい放題!
こうしてわたしは!欲望のままに生きていきます!
クローリア・デスレント公爵令嬢とは!
私のことよ!
ホーホほほほほほ!
ーーーーーーーー
執事視点
お嬢様は、可哀想な方だった。
旦那様が王弟であることから、公爵の地位にいる。
奥様はその地位にいる旦那様に引けを取らない辺境伯の娘であった。
だけど、旦那様とはウマが合わない。
わがままな奥様は、お嬢様をお産みになって…しばらくすると、自分の愛人と逃げてしまう。
生まれてすぐに母親を無くされたお嬢様のために、旦那様は再婚をなされたが、本当の母親ではないことを薄々気づいているようでした。
聡明な方であったお嬢様には、新しい母親は必要ではなく…旦那様の慰めになった事は別の話です。
お嬢様は、幼い頃から…全てを理解していたように思います。
教育も簡単に覚えてしまい…魔力の才もお持ちでした。
馬乗りも堪能で、剣も自由に扱える。
マナーも見よう見まねで、やってしまうのだから、教師もお手上げだ。
だから、同じ年代の子とは、別の高い教育を受けたため交流も無く。
本で知識を得る毎日を送っていられました。
お一人で可哀想なお嬢様…
そんなお嬢様に、旦那様はなんでも買い与えましたが…
お嬢様が欲しがるものは、本ばかり。
時には、魔法の師匠とか、一から育てる専属のメイドと執事を求めたりしましたが…
必要なもの以外は強請らないお嬢様に、旦那様は…不憫に思っていました。
「私って、なーんてわがままなのかしら!」
お嬢様の独り言に、使用人たちが、一斉に「何処が⁇」と、叫び出しそうになったこともありました。
義理のご弟妹にもお優しいお嬢様は、甘い旦那様と義母の奥様の代わりに、厳しく躾けをされ、健全な子たちに育てました。
孤児からお嬢様が、拾って育てたメイドと執事は、護衛も務まるほどの働きをする。
お嬢様の聡明さが広まり、お嬢様が8歳になる頃には、王家の皇太子様との婚約が決まり、お妃教育を受けることになって…尚更のこと…自由がなくなってしまって、不憫さが募りました。
しかし、お嬢様はその合間にも…農村を助ける魔道具開発や極貧層に仕事を与えるための職業訓練所などを作り、民たちを助ける偉業を次々と行って来ました。
民には…お嬢様を、聖女と崇める者まで現れているくらいです。
まぁ、屋敷の使用人たちは、女神だと思っていますが…
救いなのが、皇太子様が、聡明な方であったこと。そして、お嬢様をこよなく愛しているところだ。
私たち使用人は、いつでもお嬢様の味方です!如何様にも使って下さい!
それが我々の思いです。
だから、どうか。
幸せになって下さい。お嬢様!
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